小説「安楽死特区」

小説「安楽死特区」

1,540円 (税込)

7pt

死にたい、と願うのはエゴですか?
生きていて、と望むのは愛ですか?
~死と向き合っている医師だから書けた、現代人のエゴイズム、そして愛と情~
このごろ、「早く日本でも安楽死を認めてほしい」という人が増えた。
その先にどんな未来が待ち受けているのか、書きたかった。(著者)

あらすじ:2024年、オリンピックで疲弊した東京はすっかり元気を失っていた。
人気女流作家の名をほしいままにしていた澤井真子はアルツハイマー型認知症と診断をされ、
小説が書けなくなる前に死にたいとある決断をする。一方、補助人工心臓手術の名医として
名を上げた尾形紘は、緊急搬送された大手自動車メーカー会長の手術執刀を拒否し、心臓移植
待機中の少女の手術に向かったため、大学病院内外から批判の矢を浴びる。失意の中、医師を
辞める決意をした彼に下されたミッション。それは、安楽死特区の主治医となり自殺幇助に
加担せよ、という受け入れがたいものであった。さらに、かつての東京都知事、池端貴子は
日本初の孤独担当大臣に国から任命されると、末期がんであることを明かし、
「私が、安楽死特区の第一号として死にます」と記者会見を行う…
女と男、それぞれの「死にたい」物語が交差したとき、前代未聞の事件は起きた。

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小説「安楽死特区」 のユーザーレビュー

3.5
Rated 3.5 stars out of 5
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    Posted by ブクログ

    この本は2019年12月21日に発行された、2024年、2025年の未来を描いた本でした。偶然その本と、2025年の私が出会ったことに何かの縁を感じます。

    安楽死をテーマにした本で、18歳の私にとってあまり身近ではなかった「死」について考えるきっかけになりました。1番驚いたのは、死を望む人の多さ。

    0
    2025年02月15日

    Posted by ブクログ

    最初あまり文章が入ってこなかったけど、だんだん読み進めるうちに一気読み。最後の著者の「この物語が近い将来、現実にならないことを祈っています」との余韻がすごい。どう生きるか、どう旅立つか、日々の暮らしの中にこそ答えがあると感じた。

    0
    2025年02月26日

    Posted by ブクログ

    2025年、東京五輪の跡地に作られた、安楽死を法的に認める特区の話。
    作品自体は2019年に書かれていますが、実在の人物であったり、それを想起させるキャラクターであったり、また著者がお医者さんということもあり、全てがリアル。まるで新聞記事を読んでいるかのように、物語がするすると脳内に入ってきました。

    0
    2024年12月21日

    Posted by ブクログ

    本書は、東京の一角で試験的に行われた「安楽死特区」という制度にまつわるお話。もちろんフィクションであるのでご安心を。

    どストレートに、安楽死について改めて考えさせられる内容で「理想の死に方とは?」「終末期をどう生きたいか」という命題に沿って物語が進んでいきます。

    それだけじゃなくて安楽死を与える

    0
    2024年09月23日

    Posted by ブクログ

    2024年に安楽死特区ができるという小説。末期がんの絶望感や認知症の不安感が伝わる物語でしたが、安易な死の選択や国の政策への疑いが提示された物語でもありました。深刻なテーマなのにテンポよく、妙にドキドキする展開でした。

    0
    2024年05月07日

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