無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
----------------------------------
孤独と傷を抱えた
〝ふたり〟が出会った夜。
優しい涙が溢れ出す、
感動の青春小説。
こんなにも
切ない秘密
があるのだろうか
(神木隆之介)
----------------------------------
Xのタイムラインで偶然知って、
タイトルと表紙に惹かれて購入しました。
デビュー作。
最近、よくデビュー作に出会ってる気がします。苦笑
日々、世に生み落とされていく物語。
本屋さんの本棚にも限りがあって。
ネットで知れる今はありがたいなあと。
キーンと寒いこの季節に、
この表紙がぴったりで、
三連休に読みたいと思っていた一冊です。
主人公の夕作は、
顔にある痣を隠して生きている。
新聞配達をしている夕作が、
ある日の夜明け、
公園でクラスメイトに偶然出会う。
公園で煙草を吸っていたクラスメイトの槙野。
彼女の不思議で魅力的な性格が、
夕作を変えていく。
と言うと、よくある青春小説っぽいのですが。
ですが!
誰にだって話したくない過去や秘密はあるし、
それを負い目に感じる必要はなくて、
だけど自分自身のことは許せなかったりして、
都合よく相手に甘えたくなったりする。
槙野の交友関係が夕作にも影響を与えていくのが、
とても良かったです。
変に恋愛になったりせず、
大切だとか大好きだとかありがとうが
とても誠実でした。
もうすぐ40の私ですが、
まだまだ知らない物語に出会えるんだなって。
三連休中日、良い読書でした。
Posted by ブクログ
第9回ポプラ社小説新人賞特別賞を受賞したデビュー作。読書好きの友人から、おすすめされて読みました。
男子高校生の夕作まことは、顔にある痣をコンプレックスに思っている。彼は、両親と離れて祖母と暮らしており、祖母から化粧で痣を隠すための方法を教えてもらった。
夕作は、自分の秘密が露見することを恐れ、人と関わることを避けている。
“静かに暮らしたかった。凪いだ海のようにどこまでも何もない、透明な三年間を送りたい“
という彼の言葉からは、諦めと寂しさが感じられます。
ある日、新聞配達のアルバイトの帰りに夜明け前の公園でクラスメイトの女子・槙野と出会い、徐々に親しくなる。夕作は友人學できることに戸惑い筒も、完全には心を許していません。
“君は自分を心配してくれている人のこと、ちゃんと考えたことある?“
学校で唯一夕作の事情を知っている保健室の先生・野原の言葉は夕作の心に深く響きます。
夕作と槙野はそれぞれの秘密の深層部は知らずに、適度な距離を保ちながら交流する。槙野が学校を休みがちになっても、その理由は、友人や夕作には話さない。
物語は、甘酸っぱくて寂しい青春の感情を巧みに書き出しています。
“なんていうのかな…どれだけ深く繋がっていても、どうしようもなく分かち合えないものっていうのは、誰もが持っているものだよ“
この野原の言葉が、私の心にスッと入ってきました。
。
繊細で透明感ある文章は、心を温めてくれます。夕作や槙野たちと異なる悩みを持っていても、作品の一文一文に心が救われる感覚が得られるでしょう。
切なくて苦しいけど救われる青春小説が読みたい人におすすめ!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。