西岡壱誠のレビュー一覧
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ネタバレ【日常の解像度が頭の良さを決める】
頭の良い人は日常を高解像度で観察しており、身の回りのあらゆる事象から学べる「高性能カメラ」を持っているような状態である。だからこそ、同じ景色を見ていても学べる人と学べない人に差がつく。特定の場面だけでなく、日常の全てを学びに変換している点が決定的な違いである。
【学問とは日常の解像度を上げる営み】
学ぶ人は知識を吸収し続け、日常をより細かく・深く見られるようになる。日常の解像度が高い人は、観察・気づき・理解の速度が圧倒的に速い。
【記憶力は“変換力”で決まる】
覚えやすい・覚えにくいの差は「対象の見方の違い」によって生じる。身近な事象と関連づけたり、概念 -
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2浪した東大の人が、大学受験に必要は暗記ではなく考える力が必要であると述べ、そこから本を利用して、以下に考える力を養っていくかにフォーカスした本でした。東大生含め頭のいい人の本の読み方として、能動的に本を読んでいると述べていた。例えば、見る前から本の内容を類推したり、本に対してわからないとこは質問を自分の中で問いかけたり、疑問に思ったとこを追求するなど。他にも、要約やレトリックに注目してその先を見据えたりするとのこと。ただ読んで、理解した気になる受動的な本のやめ方は辞めたいなと思った。そして本の中身をここの場でアウトプットしているけど、これも能動的な本の読み方らしい。早速試しています笑。こうや
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Posted by ブクログ
ネタバレいかに学ぶか、いかに生きるか。
ChatGPTとの付き合い方について、ショウタとアイと西岡先生との会話で考えていく。勉強法にも言及。
ChatGPTに宿題を任せてはダメである。まず間違うことがあるから。そして意図からズレた答えとなるから。このふたつをクリアすれば、宿題をChatGPTに助けてもらってよい。すなわち、出て来た答えを確認すること、自分で「芯」を見抜いたうえで質問すること、である。
英作文や読書感想文などはなぜChatGPT丸投げにしてはいけないのか。それはそもそもその課題に批判的思考力を養うとか、読んだ内容に対する自分の解釈を述べるとか、身に付けておくべき力の練習が含まれるか -
Posted by ブクログ
本書は、ChatGPTを中高生がどのように活用して学びを深めていくかを、東大生の視点から具体的に紹介している。「ChatGPTで宿題はしていいの?」「読書感想文でどう使える?」といった素朴な問いから始まり、AIとの関わり方や、問いを立てて自分で学ぶ姿勢の重要性まで、幅広く解説されている。
人生100年時代を生きる私たちにとって、学び続ける力こそが最も重要であること、そして「答えのない問い」に向き合い、自分なりの答えを見出していく姿勢がこれからの学びの本質であることを改めて実感した。
AIを「答えを出す道具」としてだけでなく、「問いを見つけ、考えを深めるパートナー」として捉える視点は、学校教 -