あらすじ
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ベストセラー『東大読書』の著者・西岡壱誠氏による「勉強×ChatGPT」の授業!ビジネスでは広く使われているChatGPT。ところが、学校の授業では活用が進んでいません。そこで本書では、◎ChatGPTを使った「ウソ当てゲーム」って?◎ChatGPTを宿題で使うのはアリ?◎数学ではChatGPTに「ヒント」をもらう◎読書感想文でChatGPTをどう使う?◎「答えのない問題」の答えは自分で見つけるなど、ChatGPTで学力を伸ばす使い方を伝授!さらには、◎数学を勉強する意味って?◎東大生が教える「英単語帳ババ抜き&神経衰弱」◎英語の長文を速く読むためには「動詞」に注目!◎国語で大事なのは「要約力」といった「勉強のコツ」も紹介!「考える力」と「自分で学ぶ力」が身につく!大人にも知ってほしいChatGPT勉強法!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
時間がなかったので飛ばし読みです。でも、わかりやすくて良い本だった。Chat GPTの使い方から最後はこの時代に勉強をする意義まで書かれていてとても参考になった。またじっくり読んでみたい。
Posted by ブクログ
いかに学ぶか、いかに生きるか。
ChatGPTとの付き合い方について、ショウタとアイと西岡先生との会話で考えていく。勉強法にも言及。
ChatGPTに宿題を任せてはダメである。まず間違うことがあるから。そして意図からズレた答えとなるから。このふたつをクリアすれば、宿題をChatGPTに助けてもらってよい。すなわち、出て来た答えを確認すること、自分で「芯」を見抜いたうえで質問すること、である。
英作文や読書感想文などはなぜChatGPT丸投げにしてはいけないのか。それはそもそもその課題に批判的思考力を養うとか、読んだ内容に対する自分の解釈を述べるとか、身に付けておくべき力の練習が含まれるからである。
お出しされる情報を正確に読み解き、その「芯」を見つけること。与えられた情報をそのまま受け取らずに、確かめてみること。事実を自分がどのように解釈し、そこからどのような行動を取るか。それはChatGPTに限らず誰かに任せてしまうのはダメだし、この先どんなに技術が発達しようと自分の頭で考えるべきことである。
ただChatGPTに限らず便利なものがあれば、人は易きに流れて怠惰な使い方に走るよな、とも。目先の楽につられて、考えることを放棄しない人がいなくなりませんように。
Posted by ブクログ
本書は、ChatGPTを中高生がどのように活用して学びを深めていくかを、東大生の視点から具体的に紹介している。「ChatGPTで宿題はしていいの?」「読書感想文でどう使える?」といった素朴な問いから始まり、AIとの関わり方や、問いを立てて自分で学ぶ姿勢の重要性まで、幅広く解説されている。
人生100年時代を生きる私たちにとって、学び続ける力こそが最も重要であること、そして「答えのない問い」に向き合い、自分なりの答えを見出していく姿勢がこれからの学びの本質であることを改めて実感した。
AIを「答えを出す道具」としてだけでなく、「問いを見つけ、考えを深めるパートナー」として捉える視点は、学校教育でも活かされるべきだと感じた。中高生だけでなく、教育に携わる大人にとっても多くの気づきがある一冊だった。
Posted by ブクログ
自分は最近chatGPTを使い始めた。
便利な反面、もし子どもが使うなら、どこまでAIにやらせて良いのか。
子どもに読んでほしいのもあり、本書を購入してみた。
めちゃくちゃ読みやすかった!
登場人物は中学生だが、きっとchatGPTを使いこなすような小学生なら理解できるだろう。
知りたかった「宿題をAIにやらせてもいいの?」みたいな疑問にも、わかりやすく答えてくれている。
他にも数学や英語といった教科別の有効な使い方も書いてあり、勉強になりました。
Posted by ブクログ
タイトルこそ学生向けだが、大人の自分が読んでも十分刺さる内容だった。特に「VUCAの時代を生き抜くために、学び続ける姿勢が欠かせない」というメッセージは、日々技術の変化が激しいエンジニアという立場に強く響いた。
学ぶことを単なる作業としてではなく、「どう楽しむか」「どう自分の未来に活かすか」という観点で考えさせられる点が本書の魅力だと思う。
また、読んでいて特に印象に残ったのは、AI時代における“学び方そのものをアップデートする必要性”。自分は近いうちに若手育成を任される可能性があり、ChatGPTのようなAIをどう学びの味方にするかを伝える機会も増えそうだ。本書の内容は、そのヒントになる部分が多く、学び方を言語化して人に説明するときの助けになると感じた。
全体として文章は軽やかで読みやすく、短時間でさらっと読める。それでいて、これからの時代をどう生きていくか考えるきっかけを与えてくれる一冊だった。
Posted by ブクログ
数学ができなかった理由がわかった
高校時代まで、というか大人になったら今でも数学には苦手意識がある。
単純な計算ならできるんだけど、応用問題とかになったらお手上げ。
しかも、なんでできないのか、これがわからない。他の科目だったら単純に単語を覚えてないとか、論理が読み解けないとかわかるんだけど、数学はずっとよくわからなかった。
で、本書をAIのリサーチで読んでると見つけたのが、この「数学よくわからん」に対する答えだった。
それは、応用問題が解けるかは、「基礎問題の組み合わせに分解できるか」にかかっているということ。
例えば、三角形の合同を証明する問題で、2組の辺とその間の角が等しいことを示さないといけない。なのにそのために必要な辺と角の大きさがわからない。
となると、この問題は、辺と角を求める問題+2組の辺とその角が等しいことを示す問題に分解されるというわけ。
単純化すると、ゴールから逆算して、その過程をどこまで具体化できるかが試されていたんだなと。
この言葉は好かないけど、ほんとに高校生の時の自分に教えてあげたい。教えても絶対響かなかったとは思うけどw
今社会人の自分に響いたのは、ビジネスの現場で日々「この成果を出すためには、何が必要?」という逆算思考をして具体的なタスクに落とし込むということをしてるけど、これが応用問題の解き方そのものだからなんだろうな。
そういや『なぜあなたの仕事は終わらないのか』って本でも、仕事は数学の応用問題みたいなものだって書かれてた気がする。読み返してみよう。
なんにせよ、仕事も数学も、逆算して過程を具体化できるかどうかが、課題解決のキモである
Posted by ブクログ
ChatGPTをこれから使いこなしていこうと思っている中高生に適した本。AIの発達によって必要とされる人間の力に気づくことができる本でもある。
Posted by ブクログ
chatgptを学生に理解してもらうためには非常にいい本だと思った。
chatgptの専門の本が増えている中、基本に立ち戻るのに適していると思う
Posted by ブクログ
chatGPTが世の中にある以上、上手に使う術を身につけなくてはならないですね。。ということでジュニア向けのこの本を手に取りました。
本書は、2人の中学生に先生がchatGPTに対する心構えを説く形で、「ずるくなく、本当に役にたつ、身につくような使い方」を導いてくれています。
数学や英語の勉強への利用法や、中学生が読書感想文に利用するためにはこんなふうに使えば良い、という提案もあって、なるほどと思いました。
最近『#100日チャレンジ』(大塚あみ著)を読んで、本人のポテンシャル× chatGPTのすごい可能性(本人の可能性ともいえる?)を知って感心しました。ただし、chatGPTを使いこなして何かを成すには、本人もレベルを上げていかないと結局は欲しいような回答に辿り着かないのですね!
なので、chatGPTはこちらにも工夫・成長・忍耐が必要ですが、うまく使えば、仕事や勉強の心強い伴奏者となってくれるような気がしました。
Posted by ブクログ
中学生向けとは知らずに入手。基本的な事が講義形式で書かれていて読みやすかった。今後の世の中がどうなるかわからないが、チャットgptを使いこなせる人と、そうでない人とで大きな差が出そうというのはわかる。ただ、チャットgptにかぎらず、本を読む人と読まない人でも差があるし、プログラミングできる人と出来ない人ととでも差がある、というように知的なツールは開かれているけれど使いこなせるかはその人次第というのは今までと変わらない。どちらかというと生成AIによってより今までリーチできなかった層まで学習機会を届けることが可能になったのかもしれない。いずれにしろ高度に知的になっていう現代社会においては、高度な情報処理、抽象概念を取り扱える事が優位になるのだろう。