門田隆将のレビュー一覧

  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日

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    震災当時福島第一原発所長だった吉田氏の名前がサブタイトルに含まれているが、登場するのは吉田氏だけでなく、震災直後に現場で奮闘した東電職員のインタビューをもとに構成されている。現場にいた人たちが、津波で電源を失ったあと、どのようにして最悪の事態を回避しようとしていたかが臨場感を持って理解することができる。原発事故については、民主党の福山氏の著書や検証委員会の報告も読んだが、現場の内実を知るという意味では、段違いに理解を深められた。
    原発内で津波の犠牲となった、当時21歳の東電職員のご両親のことばも掲載されていたのだが、いたたまれない気持ちになった。原発内にいるに違いないのに、行方不明になってから

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    2021年08月08日
  • 『週刊文春』と『週刊新潮』 闘うメディアの全内幕

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    週刊文春の元編集長と週刊新潮の元副部長の対談本。プロレスなのかシュートなのか分からない応酬だけで面白い。ファクトを捻じ曲げ本質を報じずに政権を叩くだけの新聞・週刊誌への危機感には納得。古巣贔屓や個人の思想が見え隠れしている面もあるが、それも含めてメディアリテラシーなんだと思った。

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    2018年02月09日
  • この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡

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    知らなかった歴史を学ぶことが出来た。蒋介石から根本に贈られた花瓶を見に、もう一度、中正記念堂へ行ってみたい。前に訪れた時より、感慨深く見学出来ると思う。この話は台湾国民党の内部や金門島の村民の視点、歴史を知った日本人の視点から語られるが、他方で中国共産党や台湾在来の人から見た時に、また違った感想が持たれるように思う。但し、著者は蒋介石が打算から日本人と接していたことも記述しており、冷静に見ているとも思う。

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    2017年08月05日
  • この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡

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    「ようし、それなら釣りだ」  根本のいいところは、決して悲観的にならないことだ。いつも前向きに事態を捉えて、部下たちを不安にさせずにやってきた。総指揮官が頭を抱えたり、不機嫌になったりすれば、部下の士気は落ち、心理的にも不安定になる。

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    2016年09月22日
  • あの一瞬 アスリートが奇跡を起こす「時」

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    ノンフィクションライターとして私が最も好きな一人である門田氏によるスポーツノンフィクション集。取材対象となっている競技は、マラソン、ソフトボール、柔道、体操、高校野球、ラグビーなど多岐に渡り、全10編が収録されています。もともと雑誌に連載された記事をもとにしているので、一つ一つの章はそれほど長くなくて読みやすいですので、長編が苦手という方にもお勧めできます。
    ただ私は、折角素晴らしい取材対象の方からいろんなエピソードを取材されたのであれば、それを短編としてまとめてしまうのは惜しいなぁ、という気がしました。本書に登場するマラソンの瀬古選手、ソフトボールの宇津木選手、柔道の遠藤選手などは、それだけ

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    2016年07月21日
  • 神宮の奇跡

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    昭和45年生まれの私にとって昭和33年と言われてもあまりピンと来なかったのですが、昭和という時代を振り返ると非常に意義深い年であった事が本書から分かります。
    東都リーグで現在に至るまでたった一度の優勝を学習院大野球部が達成し、その直後に皇太子殿下のご婚約発表がこの年でした。
    高校時代に甲子園出場経験などない選手が死闘を制して優勝するプロセスに皇太子殿下とその侍従であった方が深く関与していたという事実はこの本を読むまで全く知りませんでした。
    しかも、そのチームのエースピッチャーであった井元氏は戦時中に朝鮮からの帰還途中にソ連兵による略奪や暴力を生き抜いたという経験をされた方でした。その井元氏が実

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    2016年02月17日
  • 日本、遥かなり エルトゥールルの「奇跡」と邦人救出の「迷走」

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    海外の邦人救出についてのお話。
    日本の法制のなかで、海外における邦人救出が
    できていない現実がある。とのこと。
    確かにそうなのだと思います。そこで苦労や
    不幸を背負うことになった人々も多くいる事実も
    確かにあるのだと思います。

    でも、これも『普通の国』と『奇跡の国』どちらを
    目指すのかということだと思います。
    なので、あまりにも感情に流されてしまうのもいかがな
    ものかと思ったりします。

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    2016年01月31日
  • 日本、遥かなり エルトゥールルの「奇跡」と邦人救出の「迷走」

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    国家が「命」を守るとは、いかなることか。そして、「エルトゥールルの奇跡」が教えてくれるものは何か。イラン・イラク戦争でのテヘラン脱出など、4つの大きな「邦人救出」をめぐる物語。

    退職した知人が、トルコ機でイランから脱出した内の1人でした。トルコがとっても近く感じる本でした。
    海外の在留邦人の救出が、堂々とできる日が早く来るようになって欲しい。

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    2016年01月20日
  • この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡

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    ネタバレも無意味な題名通りのノンフィクション。
    戦後、職のなくなった軍人のリクルート活動といえなくもない。しかし、ある人への借りを返すために、地獄に飛び込んでいく根本博の職業軍人としての心意気には、読む人間の心を震わせる。
    帰国するシーンで、ジョークが微笑ましいのだが、主人公以外に戦後、使命感や責任感のみで闘い続けた不遇の職業軍人はいたのであろうと思わせる作品。
    作者の文章表現は、少し苦手な感があったので、星3
    台湾の置かれていた状況を理解するために「ハルバースタムの朝鮮戦争 文春文庫」を事前に購読をお勧めいたします。

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    2014年02月23日
  • 尾根のかなたに 父と息子の日航機墜落事故

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    日航機事故の被害者側から見た作品。

    家族が被害にあって、どん底の状態から
    事故後四半世紀がたって、力強くいきる家族の物語。

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    2013年11月17日
  • 尾根のかなたに 父と息子の日航機墜落事故

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    1985年8月12日。あの日航機事故から四半世紀が経つ。男たちが語るにはそれだけの「時間」が必要だった―。群馬県・藤岡市。変わり果てた家族と対面した体育館で遺族は茫然とし、うろたえ、絶望した。息子たちはそれでも目を背けたくなるような肉塊と向き合った。時は流れ、やがて、彼らも自身も父親になった。愛する者を突然亡くした体験を家族たちはどう乗り越えたのか。ノンフィクション作家・門田隆将が日航機事故で父を失った息子たちを訪ね、描き出した遺族たちの不屈の物語。

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    2013年10月20日
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日

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    福島第一原発事故が大惨事なるのを体を張って食止めた壮絶な戦いの物語。
    このまま生まれ育った故郷を更には国を捨てるか、それとも自分の命を懸けて事故現場に突入して、これ以上の災害を食止めるかの究極の選択となる。
    その中で強い使命感の下、吉田昌郎氏、伊沢郁夫氏、消防員、自衛隊員のリーダシップと使命感に脱帽するばかり。
    もし、自分が吉田あるいは伊沢の立場になった時に同様な命を賭けるような行動が取れるだろうか。

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    2026年01月16日
  • 尾根のかなたに 父と息子の日航機墜落事故

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    日航墜落は当時17才の私は衝撃だった。
    事故を知ったのは、オレゴン州だった。
    ホームステイ中だった。
    ホストの父親さんから知らされた。
    新聞にはJALとかかれた翼があった。
    四半世紀もたつのに、関連図書を見つけると
    気になるのは、やはり衝撃の強さの
    影響だろう。

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    2012年11月21日
  • 尾根のかなたに 父と息子の日航機墜落事故

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    たしかに壮絶。たしかに凄惨。
    ただ、各被害者遺族の視点から見ると、全ての事件・事故で突然命を奪われることは等しく悲劇であり、唐突なものでもある。
    その意味で、日航機墜落事故や大震災の悲惨さや当局の対応のまずさを指摘する目的で書かれた本はその事故・災害の特殊性を殊更に強調しようとするものが多い中で、この本はそうではなく、被害者遺族に寄り添い、それぞれの家族の物語を掘り起こしていく点で大きな独自性があった。

    著者の門田氏は他にもすばらしいノンフィクション作品があるが、遺族の物語を紡いでいくための取材力は相変わらず図抜けている。

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    2012年11月11日
  • 甲子園の奇跡 斎藤佑樹と早実百年物語

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    早実野球は、ここしばらくはあまり派手さがなくて、そんなに好きなタイプではなかった。

    しかし、これまでの歴史や各試合でのそれぞれの選手の気持ち・行動を細かく追った本書を読み、高校野球全体を見る目が少し変わった。

    どんな高校でも必死に練習に取り組み、それをすべて試合にぶつけるべくレギュラーも控えも補欠も一丸となる姿を裏側から知ると、これからの高校野球をより思い入れをもって観戦できると感じた。

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    2011年05月22日
  • 甲子園への遺言 伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯

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    甲子園、自分にとってみれば春高といっしょなんだなとおもいました。やっぱり、全国へ行く思いは大きくて、時に負けそうになったり、悩んだり、ほとんど
    同じようなことで悩むんだなと思いました。自分がとても悩んでいるときそうだったなとか、今になってその気持ちが
    わかります。全国に行くことへのおおきな不安や期待。それを持つことがいちばん大切だと思いました。これからもバレーを頑張っていきたいと思いました

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    2009年10月04日
  • 甲子園への遺言 伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯

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    日曜日(1/25)から出張で日本に帰国していて、今日の午後、時間があったので八重洲ブックセンターに行って買い、帰りの飛行機の中で読んだ本。2時間くらい八重洲ブックセンターの中をうろうろして、かなりの数の本を買った。本屋の中をうろうろすると時間が経つのがあっという間。2時間くらいだと全く足りない。この本の感想とは全く関係がないけれども。

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    2011年07月25日