門田隆将のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ戦時中、旧日本軍の輸送船が米軍の潜水艦に数多く沈められ、十万人以上の日本人が犠牲となったバシー海峡の存在を本書を読んで初めて知ることができた。
この魔の海峡で、中嶋秀次氏は十二日間も漂流した。漂流の描写は壮絶であった。
また、日本人にはお馴染みのヒーロー「アンパンマン」の生みの親である、やなせたかし氏には、戦時中バシー海峡で亡くなった千尋という弟がいたことも初めて知った。
千尋は幼いころは丸顔で、優しく、京帝大卒で海軍将校になり、前途有為にもかかわらず国のために犠牲になった。千尋は「アンパンマン」のモデルなのだろうと自分も思った。
本書は、埋もれていた歴史事実を教えてくれた。
当時の国家体制 -
Posted by ブクログ
今更ながらにこういう本を読むと朝日と毎日を筆頭に日本中のたくさんのマスメディア/新聞/放送局/は反日なんだって気づかされますよね。
大体、中国や韓国やの味方ばっかりしているのも意味不明だし、どうしてそんなに日本や日本人を悪者にしたい、しておきたいのかな…
そこが全然意味不明ですよね。
結局、一般人には分からない所で中国とか韓国の反日工作活動に浸食されて、お金掴まされたりとかハニトラに引っ掛かったりとかして弱み握られてるんですかね。
反日コメンテーターや新聞やメディアを見ていると、やっぱり仕事としてやっていそうで、お金稼ぐ手段としてやってそうな人たくさんいそうですもん。反基地活動家なんてお金のた -
Posted by ブクログ
新聞記者には手厳しい本。
特に、朝日や毎日などのいわゆる「左派メディア」をやり玉に挙げ舌鋒鋭く批判しています。
「朝鮮半島危機に何を報じたか」
「報道は歴史を直視しているか」
「『謝罪』後の主義主張」
「命より憲法という観念論」
「なぜ『現実』を報道できないか」
「〝ビラ〟になった新聞」
「自ら放棄する言論の自由」
と章立てを書けば、内容はだいたい想像できるはず。
想像した通りの内容でした。
ぼくは、新聞記者の第一の使命は権力監視だと思っています。
それは全国紙でもローカル紙でも、基本的には変わりません。
記者は権力に媚びたりへつらったりしてはいけないのです。
媚びたりへつらったりするフリはし -
Posted by ブクログ
震災当時福島第一原発所長だった吉田氏の名前がサブタイトルに含まれているが、登場するのは吉田氏だけでなく、震災直後に現場で奮闘した東電職員のインタビューをもとに構成されている。現場にいた人たちが、津波で電源を失ったあと、どのようにして最悪の事態を回避しようとしていたかが臨場感を持って理解することができる。原発事故については、民主党の福山氏の著書や検証委員会の報告も読んだが、現場の内実を知るという意味では、段違いに理解を深められた。
原発内で津波の犠牲となった、当時21歳の東電職員のご両親のことばも掲載されていたのだが、いたたまれない気持ちになった。原発内にいるに違いないのに、行方不明になってから