門田隆将のレビュー一覧

  • 疫病2020

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    少し前の本にはなるが…
    あの時「?」と思ったことの真相が時系列で並べられていて、なるほど、そういう動きだったのか…と納得した。
    第3波襲来といわれている昨今、政権は交代したが、本質的には何も改善されていないような…
    政権、というより、官僚の問題か。
    そして、中国の問題かな…

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    2020年11月14日
  • 疫病2020

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    レビューを拝見して知った本です。ありがとうございます。

    週刊誌は最近全く読んでいませんが、今までに読んだ、コロナ関連の新書数冊より、週刊誌寄りの本の気がしました。
    ただ、2020年6月27日の刊なので、古い情報が多かったです。

    まず、中国に対する批判が多くを占めていました。
    中国政府の感染者の隠ぺいによって対応が遅れ感染が拡大していきました。
    日本の安倍政権の政策が「原発事故時の民主党政権と同じだ」と筆者は感じたそうです。
    中国からの入国禁止措置をもっと早い時点で採ることができていたら安倍首相は歴史に残る宰相となっていたであろうと述べています。
    中国から入国を禁止できなかったのは習近平国賓

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    2020年11月10日
  • オウム死刑囚 魂の遍歴 井上嘉浩 すべての罪はわが身にあり

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    大作。読後感は一言では言い表せない。しかしマスコミの世論の煽りやそれに乗っかる法務大臣とか。自分が傍聴で感じた司法の怖さは間違いじゃなかった。
    もっと多くの人に読まれていい本。他の死刑囚と同列に扱うネット記事は見たくない。

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    2025年01月09日
  • 疫病2020

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    100年に一度と言われる新型コロナウイルス禍にあって、はからずも暴露されることになった日本の危機管能力の欠如。著者は、それを憂え、また、中国の体制維持のための弾圧、情報統制、隠蔽などの実態にも目を向け、様々なツィートを発信し、警鐘を乱打してきた。本書では、武漢での患者発生に遡り、中国人入国をなかなか停止できなかった日本政府、それに比して素早かった台湾による完全制御、武漢病毒研究所の驚くべき杜撰な体質などをつぶさにリポートし、解説、批判する。巻末には年表も添付され、世界におけるコロナの感染推移や各国の対応状況の振り返りができるようになっている。以下に主な内容をビックアップ。
    ・1月18日、米国は

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    2020年11月06日
  • 疫病2020

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    2019年12月に中国・武漢で発生した新型コロナ感染~2020年5月の日本の緊急事態宣言解除まで、コロナ騒動を時系列で追った門田隆将さんによるノンフィクション。門田さんのツイッター発言も交えて時系列で語られるコロナ騒動の模様はこれまで読んだコロナ本の中でも一番密度が濃く勉強になった(特に日本・中国・アメリカ・台湾などの国と国家間の状況が詳細に描かれていたのがよかった)。日本の医療機関は世界でCTスキャンを最も多く所有しているとか、最近の中国国内の状況などなど知らない事も多く書かれていたのも◎。

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    2020年10月08日
  • オウム死刑囚 魂の遍歴 井上嘉浩 すべての罪はわが身にあり

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     井上嘉浩はオウム幹部の中で飛び抜けて若く、有名大学出ではなかったのに、麻原に重用されていった。中学生の時に密教、修行や解脱というものに関心を持ち、阿含宗へ入信して修行をするようになったが、そこで自分の疑問に応えてくれる人や教えとの出会いが無かったことが悔やまれる。ここで良い出会いがあれば、彼はオウムへと進むことはなかっただろう。
     また、唯一、無期懲役から死刑に、二審で判断がかわった人で、再審請求中に死刑執行という司法の不条理には驚いた。
     門田さんのように取材を丹念にすると信頼できる人は本当に貴重だと思う。500頁超の作品もそれを感じさせなかった。




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    2020年10月06日
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日

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    衝撃・絶望・感動の作品。

    東日本大震災により福島第一原発で何が起きていたのか、現場で起こっていたことを生々しく描くノンフィクション。

    今まで日本がここまでの危機に瀕していたことを認識出来ていなかった。そして果敢に命を賭して対応した吉田所長以下の現場の人々に焦点を当てた物語に感動。

    放射線量が上昇する中、電気が途絶えた中央制御室に踏みとどまった人達。最後の際まで「死」と隣り合わせで踏ん張った人達。

    現場で自らの使命の元、仕事を全うする人々。

    それと対比して、官邸、東電幹部のやり取りの虚しさ。十分な意思疎通がなされないまま、菅首相の現場に投げかけた残念な言葉。その言葉を振り返ったコメント

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    2020年09月24日
  • 疫病2020

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    疫病2020
    まぁよくもコレだけ情報を集めたもんだと思います。コロナウイルスが取り沙汰され始めた頃、世界中の誰もこんな事になるなんて想像していなかったでしょう。それでも危機管理意識が有ったか無かったかで、こうも違うもんかと思い知らされた。何で台湾みたいに出来なかった?色々と事情があるのは分かる。けれど日本の政府がここまでダメだなんて思いもよらんかった…正直そんな気持ちでした。だから大東亜戦争当時の政府や軍部がどれ程ダメだったか…もよく分かった気がする。これではアカンよね!誰もがそう思ったろ、誰もがそう感じたよね。だからこそ、知る必要があると思う。何がどんな風に起こってどう進んだのか。しっかり知

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    2020年09月21日
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日

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    吉田所長以下福島第一原発の現場でまさしく死を覚悟して最悪の事態(格納容器爆発して放射性物質飛散で北海道、西日本以外居住不可)に陥るのをギリギリのところで食い止めた東電社員、協力業者、自衛隊の人達の知られざる激闘の様子が、本人達の証言を基に時系列で語られていく。不眠不休の対応が続く地震から4日目の3月15日、遂に吉田所長から「各班は、最少人数を残して退避!」の指示が出される。最少人数とは?何の基準も無い中、思い浮かぶ家族や故郷と自らの役割との間で残るべきか退避するか、一人一人が壮絶な葛藤を強いられた筈。残った69人。海外ではこの人達をFUKUSHIMA50と呼んで称賛されていた事を映画「FUKU

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    2020年08月23日
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日

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    感謝

    今もって最悪の事態であるとも感じていましたが、今の状況で済んでいる事への感謝。そして今の状況で済んでいるのは多くのヒーローがいる事を初めて知り本当に感謝です。但しこのような事故が起きなければ不要なヒーローです。事故を回避出来なかった事に関しては東電、政府、関係委員会等々猛省し今後の回避に向け対応が必要で、こちらは今もってできているのか不安です。

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    2020年05月31日
  • 新聞という病

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    産経新聞掲載コラムと月刊「正論」寄稿集。難しい所もあるが非常に為になります。★5
    昔の新聞記者は夜掛け朝駆けでネタを取りによって良い記事を書くという執念がありましたが、今は深堀という意味では週刊誌の記事にも負けています。ネットで誰もが情報を得られる時代になって、日本を貶めるような記事を書いていては読者も離れますね(反日姿勢の朝日、毎日の批判が随所に出てきて共感)。

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    2020年05月10日
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発

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    東日本大震災の直後は、津波の映像に衝撃を受け、福島原発の放水などに関しては、あんなの意味があるのかなと呑気に見ていました。
    しかし、現実は「チェルノブイリ×10」以上の被害が出て、東日本が壊滅してしまう可能性がある事態に直面していました。
    そして、それを救うために命懸けで日本を守ってくれた人たちのことが書かれています。
    彼らの働きのおかげで、今暮らしていけています。
    感謝です。

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    2023年11月15日
  • 汝、ふたつの故国に殉ず 台湾で「英雄」となったある日本人の物語

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    台湾と日本の深い繋がりを感じさせてくれる。日本統治時代に、内地から台湾に渡り台湾に尽くした日本人の物語を多く読んできた。が、坂井徳章、湯徳章は日本人であり台湾人だ。ニニ八事件で犠牲にとなった徳章の台湾人の自由と人権を求める闘いは、白色テロの闇を経て、民主化を成し遂げた李登輝、中国共産党に対峙する蔡英文に通じているだろう。1月に総統に再選された蔡英文の片腕は、かつて台南市長時代に湯徳章の命日を台南市の「正義と勇気の記念日」に制定した頼清徳だ。湯徳章の闘いは彼等には受け継がれ、今も脈々と続いていると思う。本編と共に、おわりに、あとがき、解説、も味わい深い。

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    2020年04月04日
  • この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡

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    第二次世界大戦後の中国大陸で繰り広げられた国共内戦を舞台に、ある日本人が今の台湾を台湾たらしめる戦績を収めた話。廈門からはたったの2km、台湾からは180kmも離れているのに台湾領である金門島。国共内戦はこの地で決する。台湾駐在員、必読の書。おすすめ致します。

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    2020年03月23日
  • 日本、遥かなり エルトゥールルの「奇跡」と邦人救出の「迷走」

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    戦争や紛争で自国民が窮地に陥ったら、どの国も同胞を救おうとする。それなのに、日本はそれができないし、する努力もしない(ように思える。)。日本人を救ってくれたトルコに感謝するとともに、日本人は自国のあり方を問い直さなければならないと感じた。

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    2020年03月17日
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日

    匿名

    購入済み

    角川文庫版の方が価格が安いです

     内容は、お勧めなので星5つにしましたが、2016年に再版された角川文庫版「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」の方が、文庫本のため新しく価格が安いです。
     本レビューのPHP研究所版(2012年)が1600円、角川文庫版(2016年)が924円です。
    更に値引きで646円(3/26まで)になっています。
     また、ネット情報では「角川文庫版の方が朝日新聞の虚偽報道のあとがき」もあるそうで内容的にも加筆されているかも知れません。
     電子書籍では単行本や文庫本は関係ないのと思うので、特にこだわりがない方は角川文庫版をお勧めします。

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    2020年03月08日
  • この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡

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    ネタバレ

    派手な戦歴がないので知名度はあまりありませんが、それだけに敗戦処理という難しい局面で自ら考え、動いて満州のような悲劇を回避した名将の敗戦後から台湾への救援までをメインに描かれています。

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    2020年02月26日
  • 記者たちは海に向かった 津波と放射能と福島民友新聞

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    新聞記者とはなんと因果な商売なのだとつくづく思いました。『何かを伝えようとする使命と責任、人々と触れ合うことで逆に生じてしまう軋轢や重荷、人間の喜びや哀しみと向き合う覚悟……そこにあるのは、一体、何なのだろうか。』(414ページ)もうすぐ震災から9年、門田隆将さんのこの本に出会えて良かった。

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    2020年02月17日
  • 新聞という病

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    一部野党や一部マスコミの報道には、最近、非常に腹だしさを感じていたので、とても共感できる内容でした。

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    2019年11月15日
  • この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡

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    改めて台湾海峡を地図で見ると、廈門に隣接する金門島が台湾領であることに驚かされる。元日本陸軍根本博中将が台湾に密入国し、古寧頭戦役における国府軍の顧問となりその勝利に貢献していた。日台両国民にもっと知って貰いたい。60年を経て埋もれた史実を掘り起こす著者の取材力に圧倒された。

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    2019年10月08日