門田隆将のレビュー一覧

  • 日本、遥かなり エルトゥールルの「奇跡」と邦人救出の「迷走」

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    1890年のエルトゥールル号から時を経て、1980年代以降のイランイラク戦争、クウェート、イエメン等での日本駐在員の脱出に日本政府が現地へ助けを出すことができなかったことが非常に情けなく感じた。特にテヘランではトルコが日本人脱出に大きく貢献してくださったが、日本政府ではなく、豊田通商の方がおきく貢献していたのには驚きだった。日本国民であれば誰もが知るべき事実だろう。

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    2023年04月26日
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日

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    映画「Fukushima 50」がなかなか興味深かったので、その原作である本書を読んでみました。

    ちゃんと確認できていないのですが、本書の中での原子炉内の圧力の値(キロパスカル単位での表記)は、おそらくすべて間違っていると思いますので(正しくは、もう1桁大きい値になると思います)、原子炉内の圧力については「設計圧力の○○倍」といった記述のみを拾えばよいと思います。

    上記の数値の件からも推察できると思うのですが、理系的な観点からは物足りない部分がありますし、この本の内容のすべてが真実だとは限らないものの、東北地方太平洋沖地震により、福島第一原発でどのようなことが起こっていたか(起こった現象と

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    2023年04月13日
  • リーダー3つの条件 世界でリーダーシップを発揮した安倍総理に学ぶ

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    ネタバレ

    リーダーの3つの条件は、「目標を明確に示す」「その目標を達成する強い意志を持つ」「結果に対して責任を取る」。

    杉原千畝より早い時期にユダヤ人を助けたり、
    ポツダム宣言受諾後に占守島にソ連軍が侵攻してきた時に「敵を撃滅すべし」という相当な勇気が必要な命令を出し北海道を守った樋口季一郎中将。
    終戦後も攻撃をやめないソ連軍から張家口の在留邦人を救った根本博中将。
    リーダーシップのある政治家として石原慎太郎氏と安倍晋三氏、将来を託せる明日のリーダーとして高市早苗氏と萩生田光一氏が挙げられている。

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    2023年04月05日
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発

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    物語形式の小説だと思って読み始めたら、事実がひたすらに書き連ねてあって少しばかり読みづらいと感じてしまった。でも、あとがきを読んで記者の方が書いたと知り、この本を書くに至った筆者の想いを想像してこの書き方が最適だったのだと納得した。
    あの時起こった事実を、世間の皆が知りえなかった真実を、出来うる限り読みやすい形に整えて世界に提示することが目的だったのだから、こういう作品になったのだな、と思った。
    筆者の並々ならぬ使命感が、当時現場にいた方々への丁寧な取材と筆致から伺えた。
    吉田所長含め、当時現場で奮闘された方々と、今も現場で作業を進められている方々に、改めて感謝の思いが溢れてきた。
    この本を読

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    2023年02月23日
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発

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    すごくリアル…でも話し言葉が主な証言とと状況説明が織り交ぜられていて読みやすい。

    p.184 「現場で作業を終えて帰ってきて(検査を受けるべく)待っている作業員の前で、“なんで俺がここに来たと思ってるんだ!“ってどうなったんです。一刻の総理が、作業をやっている人たちにねぎらいの言葉ではなく、そういうことをしたわけでね。これはまずい、と思いました」

    p.275 吉田屋現場の人間が戦ったのは、会社のためでも、自分のためでもない。世の中で1番、大切なものを「守るため」ではなかっただろうか。それは「命」である。原子炉が暴走すれば、多くの命が失われる。福島の浜通りに住む人、そこを故郷としている人

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    2023年01月25日
  • 新聞という病

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    本当に朝日と毎日はひどいなぁ。という私も数年前までずーっと朝日読者だったんだけど。これだけSNSでフェイクニュースとか暴かれてくると時間の問題だろうね。

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    2023年01月04日
  • 新・階級闘争論 暴走するメディア・SNS

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    マスコミの報道しない自由、結論ありきでそちらへ誘導するための報道、本当に腹立たしい。右でも左でもそれは自由だと思うけれど、日本人として守らなければいけない事、譲れない事ってあると思う。以下、本文より。 『ジャーナリズムの崇高な使命とは無関係に「政治的な主張」や「自分が理想とする主義」が先行する人たちがいつの間にかマスコミで大勢を占めてしまった。日本のマスコミの特徴は、「権力の監視」などと格好の良いことを口にし、"自己陶酔"することだ。』

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    2022年12月30日
  • 原発事故に立ち向かった 吉田昌郎と福島フィフティ

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    あれから10年以上が経ったが、この災害、事故は歴史から消えることはないだろう。

    そんな歴史の現場に居た吉田所長と福島フィフティ(実際は69人)始め、現場員の方々の生々しい物語。

    特に印象的だったのはベント(圧力容器の爆発を防ぐために弁を開けて圧力を外に逃がすこと)の突入シーンだった。

    核放射線が充満する"死の現場"に誰が、どんな想いで行ったのか、是非読んでもらいたい。

    また、有名な"海水注入中断"も触れられていた。
    その判断、予想、決断はめちゃくちゃ恰好良いが、真似は出来んと感じた。

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    2022年12月05日
  • この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡

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    やっっっと、読み終わったぁー!

    ブク友、hibuさんのおすすめ。
    『この命、義に捧ぐ 〜台湾を救った陸軍中将、根本博の奇跡〜』

    台湾の歴史も根本博さんがどんな方かも知らなかったけれど、只々、hibuさんの感想に共感と感動で手に取った本です。

    根本博陸軍中将
    諜報、情報分析に長けた戦略家、そして残虐な戦争の中で命の大切さを忘れなかった奇跡の人。

    第二次世界大戦敗戦直後、内蒙でソ連軍との戦闘状態にあった根本は、武装解除命令が出たにも関わらず、戦闘解除せずに戦いを続けた。
    何としても4万の残留邦人と生き残った35万の兵士たちの命を守る為に。

    そして国府軍、蒋介石の庇護のもと、1年をかけて多

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    2022年07月11日
  • 世界を震撼させた日本人 心を奮い立たせる日本の偉人

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    まあ面子で内容は推し量れるかと。7割ぐらいは既知の内容で2割ぐらいは事実を歪曲した賛同し兼ねる内容があるが、まあ朝日新聞のような出鱈目さはないので最後まで興味深く読める。まあある程度左右両方の言説を勉強した上でなら参考になる本。

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    2022年03月23日
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日

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    慢心、安全対策の節約
    起こらないだろう
    でも起こってしまった
    誘致で街は栄え立ち入り禁止となった
    まだ終わっていない 大きい犠牲と損失
    美談ではない

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    2021年11月24日
  • 新聞という病

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    ここで槍玉に挙げられている朝日新聞を20年以上読んできた。新聞にはもう一度 言論機関としての矜持と使命を取り戻してほしい、との思いは著者と共通する。ただ著者が持ち上げている産経、読売も朝日と似たり寄ったりだ。今や新聞とその記事を配信するネットニュースが日本人を分断する最大の推進力になっている。そりゃそうだ。自社の思想に共鳴する読者を繋ぎ止めて利益を出すためには、顧客(読者)や広告主に迎合することは止められない。そういう構造なのだから、もう期待する方がどうかしている、と思う。
    それにしても同じニュースでも新聞によってこんなに取り上げ方が違うのかと驚いた。朝日だけを読んでいたのでは自分がどんどん愚

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    2021年11月15日
  • 疫病2020

    ネタバレ

    中国と云う脅威。

    2021年8月読了。

    実はもう一年以上前に本書を購入していたのだが、何故だか怖くて手が出せずに放置していた。最近、著者の作品を立て続けに読む機会があり、その勢いを借りて一気に読んでしまった。

    確かに一年以上前の出来事までしか書かれていないので、情報のギャップは否めないが、逆に時間を置いたことで当時の世間の右往左往振りや、訳も分からず「PCR検査をもっと大々的に拡充しろ!」等と一知半解の知識で喚いていた(いる)ワイドショーのコメンテイター等を思い出し、一歩引いた視点で読み終える事が出来た。

    今現在ワクチン接種に対して「ヒステリックな拒絶派」や「何だかとにかく不安な方々」にも、落

    #ダーク #深い #アツい

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    2021年08月20日
  • 新・階級闘争論 暴走するメディア・SNS

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    門田先生の論調は簡潔な切り口でとても理解しやすいです。私も最近特に 日本人の矜恃 について考える、論じることが多くなってきましたので非常に共感してしまいます。本当の日本人がおかしくなってきているのか、非日本人が増えているのか、嫌な世の中になってきています。我々 本当の日本人が自分の頭で考え、あるべき日本人として判断して毅然と発言、行動を起こしていくことが大事ですね。 まずはメディアを疑う(逆の角度から検証)、真実を見つめることから始めましょう。そのことに改めて気づかせてくれる一冊です。

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    2021年07月15日
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発

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    福島第一原発事故の現場では何が起こっていたのか、関係者の証言をもとに書かれたノンフィクション。

    線量が徐々に上がっていくギリギリの状況の中、死ぬ覚悟で事態収束にあたった人々には頭が下がる。

    この有事に対し、冷静に現場を動かした今は亡き吉田所長と、冷静さを失い現場に恫喝する首相の姿は、対照的に描かれており、どちらがリーダーとして相応しいのかということがよく分かる。

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    2021年07月08日
  • 新・階級闘争論 暴走するメディア・SNS

    購入済み

    偏向報道に惑わされないように

    一部のマスコミ勢力による思想の押しつけや切り取り報道による世論の誘導などが、これでもかとばかりに実例が挙げられていて気分が暗くなる。おかしな報道や歪んだ正義をトピックごとに暴いて説明してくれている。切り取り報道で無視された事実などを知ることで、ナイーブにSNSやニュースを信じることなく立ち止まって考えることの一助となるだろう。

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    2021年06月04日
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発

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    3.11 から10年、福島原発事故は風化され私たちの記憶から忘れ去られようとしています。

    東日本大震災は巨大地震と大津波により、世界最悪レベルの原発事故を引き起こしました。

    最も震撼した最悪の事態はかろうじて回避されましたが、福島第一原発では命を懸けて必死に戦い、世界からFUKUSHIMA50 (フクシマ·フィフィティ) と呼ばれた原発スタッフの驚愕の真実がありました。

    登場人物はすべて実名。吉田所長をはじめ東電や協力企業、自衛隊、政治家、科学者、地元住民など多岐にわたり、多くの関係者の取材をもとに事実に忠実に再現されていると言われています。

    現場パニックは凄まじく想像を絶するものでし

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    2021年05月22日
  • 疫病2020

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    表現が扇情的で多少右寄りの部分はあるが、当時の状況を非常によく調べていて、示唆に富んだ本。
    国民の生命を軽視する政治家と官僚の傲慢さ、政府の危機管理能力の欠如、コロナ対策の個人情報管理を通じて習近平の独裁が強化された中国の怖さが印象に残った。

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    2021年04月27日
  • 疫病2020

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    「死の淵を見た男」同様、豊富な取材に基づく読み応えある内容。新型コロナに対する日本政府の対応が余りにも薄く「何故何もしないのか」と日々苛つかされていた2020年1Q当時に推察していた要因(対応の中心たる厚労省の役人達は有事の経験が無く動けない・安倍総理の取巻き補佐官も現場感なくズレている等々)は、「やっぱりね」であった(木村もりよ氏談他)。その他、武漢病毒研究所やP4ラボの話を読むと、トランプさんが"China Virus"と呼んでた事を笑えなくなって来たり、国の対応成功例としてよく挙げられる台湾との違いや、最初にSNSで警鐘を鳴らしあらゆる意味で犠牲になった武漢の医師と中

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    2021年04月09日
  • 疫病2020

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    とにかく厚労省のクソっぷりがよくわかりました。
    いつから我々日本国民の命の重さはこれほど軽くなったのか

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    2021年03月25日