門田隆将のレビュー一覧
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プロジェクトXでオウム真理教と対決した監察官の話を興味深く観ていました。その流れでこの一冊を手に取った。
今更ながら驚くことが多かった。オウム死刑囚と一括りに思い込んでいましたがこんな純粋で心の綺麗な人がいたとは!
この人の詩とか手記には心を揺さぶられるものがあります。
又再審への流れがあったにもかかわらず唐突な死刑執行を指示した上川法務大臣。前夜は懇親会に参加していたそうですが本当に考え抜いて死刑執行書にサインしたのでしょうか?又サリンを撒いた林郁夫は無期懲役なのに井上嘉浩はなぜ死刑なのか?1審は無期懲役なのに2審は死刑で最高裁は控訴棄却は何故なのか?
日本の司法にも疑問を感じた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「アンパンマン」の歌は大人になってその意味を考えると、とても胸に迫るものがあります。
それは作者やなせたかしさんの戦争体験に由来するものと知り、歌詞に込められた本当の意味に近づけたような気がします。
夏、終戦記念日が近づくと何か戦争関連の本を読もうと決めていて、今年はこちらを手に取りました。
戦争を経験した2人の人生を追う形で進んでいく本書は、歴史に埋もれていった当時の若者たちの存在をリアルに感じさせてくれます。
そして、それはその後ろにある無数の犠牲のほんのひとかけらであることも
失われた若者たちは、戦争がなければきっと日本の発展に大きく寄与してくれる優秀な人たちがほとんどだったろうと -
Posted by ブクログ
あのときの現場の人達が何を考えてどう行動したのか
文字通り命懸けで闘ってくれたことが分かった
ただただ感謝
以下メモ
地震の揺れを感じている時にスクラム(欣喜停止)すると直感をした
実際に揺れのあとすぐスクラムした
ちゃんとスクラムして逆に安心した
地震による停電で電源がなくなってしまった
しかし 非常用電源があったので活用した
そういう場合の訓練は頻繁に行っていたので 落ち着いて対応できた
非常用電源は海抜10m のところにあった
10m あれば絶対大丈夫と思われていた
なぜなら 過去1000年以上 そんな大津波が来たことはなかったから
しかし 津波はそこに来て なんと非常用電源も -
Posted by ブクログ
ネタバレ今もなお、尖閣諸島周辺の日本領海に中国海警局の船舶が侵入し続けている。(2023.12.18現在、2023年に入り42日)
中国によるこの領海侵犯の状況に何らの排除行為も取らない自公政権がいる。
許すまじ、覇権主義中国共産党、習近平、親中自公政権。
「魚を捕るのではないから許可は出ません、などと言われて「はあ、そうですか」と、引き下がれるはずがなかった。
そもそも日本人が「日本の領土」に上陸できないなどと誰が決めたのか。髙吉は「ふざけるな」という思いだったのである。」(245頁)
という状態は今も続いているのだ。
「「ひとのことはいくらでもしなさい」
珍吉は息子にそう教えていた -
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ネタバレアメリカ国籍を持ちながらも、日本海軍の少尉として特攻に加わり、戦禍の中でその命を蒼海に散らした松藤大治のドキュメンタリー。
まさに外交官になるべき生まれ育ちと、その思想。
本人もそのために文武に励み次々と結果を残していきます。
エリート中のエリート。
その上、朗らかで面倒見もよく、偉ぶったところが一切ない。
時代が違えば…と思わずにはいられません。
しかし、戦争中はこのような大きな志を持った有望な若者が、使い捨ての駒のように最前線へ送られて行きました。
彼らが生き残っていたら、戦後の復興はまた違ったものになっていたかもしれません。
歴史に『たら』『れば』はありません。
わたしたちにで