門田隆将のレビュー一覧

  • 甲子園への遺言 伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯

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    「覚悟に勝る決断なし」
    高畠さんのこのワードが頭から離れない。難しいことは言っていない。覚悟を持って、地道に努力することの大切さが痛いほど伝わる。
    読む前は存じ上げなかったが、人間力溢れた高畠さんがなぜ伝説のコーチで数多の人に愛されてきたのかわかる。この人に出会えた人がいかに幸運なことか、、でもちょうど自分が節目の時に父の勧めで本書を読むことができたのもものすごい幸運な気がする。この本は何度でも、何度でも読み返したい。

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    2024年11月26日
  • オウム死刑囚 魂の遍歴 井上嘉浩 すべての罪はわが身にあり

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    プロジェクトXでオウム真理教と対決した監察官の話を興味深く観ていました。その流れでこの一冊を手に取った。
    今更ながら驚くことが多かった。オウム死刑囚と一括りに思い込んでいましたがこんな純粋で心の綺麗な人がいたとは!
    この人の詩とか手記には心を揺さぶられるものがあります。
    又再審への流れがあったにもかかわらず唐突な死刑執行を指示した上川法務大臣。前夜は懇親会に参加していたそうですが本当に考え抜いて死刑執行書にサインしたのでしょうか?又サリンを撒いた林郁夫は無期懲役なのに井上嘉浩はなぜ死刑なのか?1審は無期懲役なのに2審は死刑で最高裁は控訴棄却は何故なのか?
    日本の司法にも疑問を感じた。

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    2024年11月12日
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日

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    2011.3.11の日に福島第一原発では何が起こっていたか、詳細な内容が書かれていた。
    震災から10年以上が経ち初めて知る内容であった。

    東電の社員、自衛隊、消防士の方々は命懸けで日本を救ってくれた。いま、日本が、、東北が住める状態なのは、極限の精神状態の中、命懸けで頑張ってくれていた東電の職員や協力会社の人それぞれの勇気ある行動考えのお陰という事が分かる内容の本であった。
    いろいろな立場の人の視点でストーリーが書かれていて、それが想像出来る内容であった。
    読んでいて何度も胸が熱くなった❗️

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    2024年11月04日
  • 慟哭の海峡

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    ネタバレ

    「アンパンマン」の歌は大人になってその意味を考えると、とても胸に迫るものがあります。
    それは作者やなせたかしさんの戦争体験に由来するものと知り、歌詞に込められた本当の意味に近づけたような気がします。

    夏、終戦記念日が近づくと何か戦争関連の本を読もうと決めていて、今年はこちらを手に取りました。

    戦争を経験した2人の人生を追う形で進んでいく本書は、歴史に埋もれていった当時の若者たちの存在をリアルに感じさせてくれます。
    そして、それはその後ろにある無数の犠牲のほんのひとかけらであることも

    失われた若者たちは、戦争がなければきっと日本の発展に大きく寄与してくれる優秀な人たちがほとんどだったろうと

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    2024年08月19日
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日

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    あのときの現場の人達が何を考えてどう行動したのか
    文字通り命懸けで闘ってくれたことが分かった
    ただただ感謝


    以下メモ

    地震の揺れを感じている時にスクラム(欣喜停止)すると直感をした
    実際に揺れのあとすぐスクラムした
    ちゃんとスクラムして逆に安心した

    地震による停電で電源がなくなってしまった
    しかし 非常用電源があったので活用した
    そういう場合の訓練は頻繁に行っていたので 落ち着いて対応できた

    非常用電源は海抜10m のところにあった
    10m あれば絶対大丈夫と思われていた
    なぜなら 過去1000年以上 そんな大津波が来たことはなかったから
    しかし 津波はそこに来て なんと非常用電源も

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    2024年08月08日
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発

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    あの日、あの時、あの場所で何が起きていたのか。原子力の賛否に関わらず、知って欲しい。もし自分がそこに居たら…。多くの事を考えさせられます。

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    2024年03月27日
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日

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    当時の現場状況がよく分かリました。
    筆者が指摘している慢心、日々の仕事でも教訓としたいと思いました。

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    2024年03月16日
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日

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    こんなことがあったなんて。
    想定外で済ませてしまうけど、原発は一度事故を起こしたら、国が滅ぶかもしれない。
    こんなのはやめなくてはいけない。

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    2024年02月07日
  • 尖閣1945

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    久しぶりに門田氏の真骨頂ノンフィクションを堪能できた。中国との関係云々は抜きにしても、尖閣にまつわる歴史的事象を全く知らなかったので、とてもとても興味深く拝読させていただいた。太平洋戦争関連の史実で沖縄戦は詳しくてもこの内容を知らない読者は多いと思うので、門田氏を狂信的右翼と思っている方にも是非読んでもらいたい。

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    2023年12月31日
  • 尖閣1945

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    戦争の酷さ、表に出ていないところでこのような悲劇がある事を改めて認識したとともに、その中で懸命に生き抜く為に決死の覚悟で動いた英雄がいることを。
    そして、尖閣についての歴史をこのドキュンメントを通して知ることができた。
    尖閣の危機を他人事に見ることなく、日本国民として、先人が命をかけて守ったこの土地を守ることが必要だ。
    こういった文献で後世に伝える形を作る門田隆将さんの功績は大きい。

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    2023年12月27日
  • 尖閣1945

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    ネタバレ

     今もなお、尖閣諸島周辺の日本領海に中国海警局の船舶が侵入し続けている。(2023.12.18現在、2023年に入り42日)
     中国によるこの領海侵犯の状況に何らの排除行為も取らない自公政権がいる。
     許すまじ、覇権主義中国共産党、習近平、親中自公政権。

    「魚を捕るのではないから許可は出ません、などと言われて「はあ、そうですか」と、引き下がれるはずがなかった。
     そもそも日本人が「日本の領土」に上陸できないなどと誰が決めたのか。髙吉は「ふざけるな」という思いだったのである。」(245頁)
     という状態は今も続いているのだ。

    「「ひとのことはいくらでもしなさい」
     珍吉は息子にそう教えていた

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    2023年12月24日
  • 尖閣1945

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    戦前、魚釣島には鰹節工場があり、そこで働く人々が暮らしていたことは知っていたけれど、戦時中の石垣島住民の台湾疎開、その最終の疎開船に乗る人々に起こった「尖閣戦時遭難事件」の事は全く知らなかった。沖縄以外ではまったく、沖縄ですら知っている人がほとんどいなくなっているらしい。生死をかけた壮絶な出来事、内容は本著を読んでもらいたいが、この時に亡くなった方のご遺骨がいまだに魚釣島に残されているのに、引き取ることも、手を合わせに行くことすら出来ないなんて。尖閣は日本固有の領土なのに。

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    2023年12月17日
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日

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    フォローしてる方のお勧めで。Netflixでもやってるドラマの原作。
    ただ、ここに描かれてるのは事実、とてつもなく重い事実と言う事で読み進めるのが怖くなる程。
    放射能との戦いだけでなく、無策な政府、東電の幹部、、、命を賭して福島を守った男達に感謝。

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    2023年11月28日
  • 神宮の奇跡

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    ネタバレ

    小説より奇なり、という人生がいくつも出てきます。それが、学習院大学野球部の初優勝の場面に行き着きます。初優勝の場面の後も、後年の話が続きます。この後年の話が、この本でとても大事だと思いました。

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    2023年11月26日
  • 記者たちは海に向かった 津波と放射能と福島民友新聞

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    記事を毎日提供しなければならない新聞記者であると同時に1人の人間であるが故の苦悩。
    災害時にはこの両者の行動は相反するものとなり、そこでの経験が葛藤を生んでしまう。特に地域に根ざしている地方新聞だからこそ、そのスケールは等身大である。
    しかし、行動や結末は違えど、1秒1秒が運命を分ける瞬間に各々が導き出した答えは決して間違いではないと感じた。誇りを持ってこれからも活躍して頂きたい。

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    2023年10月18日
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発

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    3.11直後の凄絶な様子が冷静に綴られた一冊。
    現場第一線で決死の覚悟で復旧に携わった人たちの証言は貴重だ。特に、吉田所長の証言はこの時にしか取れなかったものだけに、より貴重で重い。
    過剰に科学的、工学的、感情的、政治的にならない絶妙な内容となっていて、また人に焦点を当てて描かれているので、読みやすくて緊張感の絶えない一冊でした。

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    2023年09月21日
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発

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    ドラマを見て、読みました。
    門田氏作は、初めてではないが原発を、難しいものだと、無理かな?と、感じて読んでいなかった。
    でも、ドラマを見ていなくても分かりやすくて、もっと早く読むべきだったな!
    で、実際当時此の様な事になっていた事に、驚愕!
    津波で流される家々の映像と、地震速報と、揺れ。
    自分自身に起きている、わかる事にしか、思いを寄せる事が出来ていなかった。
    本当に本当に、原発に携わっていた方々に、頭が下がります。

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    2023年09月08日
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発

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    「THE Days」を見て、もっと詳しく知りたいと思って読む。福島でこんな状況になっていることを当時はまったく知らず。自分の無知さに愕然とする。

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    2023年08月08日
  • 記者たちは海に向かった 津波と放射能と福島民友新聞

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    メインの登場人物で、東日本大震災の津波で亡くなった福島民友新聞社の熊田由貴生さんは、私の高校の後輩でした。
    今まで知らなかったことが恥ずかしいし、こんな素晴らしい後輩がいることを誇りに思います。

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    2023年07月28日
  • 蒼海に消ゆ 祖国アメリカへ特攻した海軍少尉「松藤大治」の生涯

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    ネタバレ

    アメリカ国籍を持ちながらも、日本海軍の少尉として特攻に加わり、戦禍の中でその命を蒼海に散らした松藤大治のドキュメンタリー。

    まさに外交官になるべき生まれ育ちと、その思想。
    本人もそのために文武に励み次々と結果を残していきます。
    エリート中のエリート。
    その上、朗らかで面倒見もよく、偉ぶったところが一切ない。

    時代が違えば…と思わずにはいられません。

    しかし、戦争中はこのような大きな志を持った有望な若者が、使い捨ての駒のように最前線へ送られて行きました。

    彼らが生き残っていたら、戦後の復興はまた違ったものになっていたかもしれません。

    歴史に『たら』『れば』はありません。
    わたしたちにで

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    2023年07月26日