門田隆将のレビュー一覧
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著者のあとがきにも有りましたが、「3・11」の悲劇を、只管に悲しんだり嘆いたり、悪者探しする事だけではなく、
「二度と同じことを繰り返さない為に、現実的に何が必要か、何を準備すべきなのか」を、冷静且つ実務的に事態を改善しなければ、いつか又同じことの繰り返しが起きてしまう可能性が有ること、この点が一...続きを読む -
書店で見た時に仰々しいタイトルと厚みにたじろぐも直感で購入。オウム事件の調書ではなく一人の人間、一つの家族としてオウムにどう向き合って来たかのかが井上死刑囚の手記と家族の話、実際の証拠を基に紡がれていく。ひた向きな家族の想いと、ワンマン組織の極地であるオウムの狂気が描かれているPosted by ブクログ
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-2021/04/30
今話題の「中国の電撃侵略」。1997年7月に英国から返還された香港に対し、中国は外交・防衛を除く分野で高度の自治を50年間維持すると約束した。いわゆる「一国二制度」である。2047年を待たずしてこの制度を破棄したわけ。それは ①「百年の恥辱 イギリスの軍門に下った香港許すまじ...続きを読むPosted by ブクログ -
私自身も近隣県で被災し、長年関連のメディアや書籍は意識的に触れる事を避けていました。大変な記憶しかなくて、一部記憶も曖昧で、思い出すということ自体をしてこなかった、というのが正しいかもしれません。
先日ニュースで地震から10年と聞いて、そんなに時間が経ったんだと、やっと当時何が起こっていたのか振り返...続きを読むPosted by ブクログ -
多くの国民、身近な部下の命がかかる非常事態で命がけで責任を全うした吉田氏の苦闘と決断。
エピソードが具体的で、吉田氏の立場になったと想像するだけで苦しい。
官邸からの命令に表向き従うふりをしながら、自らひとりの責任で自分の信念を貫くエピソードに痺れました。Posted by ブクログ -
終戦の数ヶ月前、零戦パイロットとして米艦艇に特攻して亡くなった、米国籍をもつ日系2世の青年、松藤大治。彼の家族や親戚、友人からの聞き取りをもとに、彼の足跡を辿るノンフィクション。
この本を手に取ったのは偶然だったけど、あとがき・文庫版あとがき・解説という、普段読まない部分まで読破してしまうほど、心...続きを読むPosted by ブクログ -
門田隆将「死の淵を見た男」ー吉田昌郎と福島第一原発ー、2012.11刊行、2016.10文庫化。現場で最後まで命を賭けて奮闘した人たち、福島第一原発所長・吉田昌郎氏はじめ東電の社員、協力企業の人々、自衛隊員・・・。放射能汚染の真っ只中で踏ん張った彼らの行動を描いたノンフィクション作品です。Posted by ブクログ
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東日本大震災、福島第一原発事故から10年になります。さまざまな情報が飛び交う中、命をかけて立ち向かった方々を忘れてはいけないと改めて感じます。Posted by ブクログ
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映画「FUKUSHIMA 50」を見たので、ノンフィクションのこの本も読んでみる。改めて衝撃だし、こんな事態に命を懸けて立ち向かった皆さんに改めて頭が下がる。しかし、この教訓、絶対に生かされてない国だよな。たとえ30mの堤防があっても絶対に安全なんてことはないし、いつテロの対象にされるかは分からない...続きを読むPosted by ブクログ
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東日本大震災から10年が経とうとした今、改めて沢山の人に読んで欲しい本です。震災後でしたが、福島県に住んでいた時の光景が思い出されます。Posted by ブクログ
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あの時現地で何が起きてきたのか。
地震、津波、そして原子力を前に、いかに人間がちっぽけな存在かを痛感。
一方で、絶望的な状況下で懸命に働く人々の姿に人間の持つ可能性を感じる。仲間との絆や家族への想い、強烈な使命感には、大きく心を揺さぶられる。
あの事故を風化させないためにも、ぜひ読むべき一冊。Posted by ブクログ -
ノンフィクションをちゃんと読むのは初めてだった。自分が小学生の時、故郷、日本を守るために命をかけて闘っていた人たちがいたという事実に気付かされた。原発に関して素人でも読みやすい本だった。Posted by ブクログ
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すでに231人もの方々から感想が書かれている事に現れている通り、私にとっても衝撃の内容でした。
上梓から年月も経っていますが1人でも多くの方に手にとっていただきたい本でした。
著者に、取材に協力された方々に、あの当時懸命に取り組んでくれた方々に感謝申し上げます。Posted by ブクログ -
物語としてみれば面白かったけども、著者の日常的な発言を見ていると、かなり偏った内容である可能性は極めて高い。書かれている内容が全て事実と思わない方が良いと思う。Posted by ブクログ