門田隆将のレビュー一覧
-
ネタバレ 購入済み
正しく「反省」「学習」する事。
著者のあとがきにも有りましたが、「3・11」の悲劇を、只管に悲しんだり嘆いたり、悪者探しする事だけではなく、
「二度と同じことを繰り返さない為に、現実的に何が必要か、何を準備すべきなのか」を、冷静且つ実務的に事態を改善しなければ、いつか又同じことの繰り返しが起きてしまう可能性が有ること、この点が一番恐ろしいと思うのです。どれだけ「反省」して「お詫び」しても、その後に「学び」が残らなければ意味が無いのです。
電力会社は、政府は、メディアは、そして私達国民全体は、「喉元過ぎて熱さ忘れる」雰囲気に成っていないと言い切れるのでしょうか?!
今現在も、日本の好きな場所へ向けてミサイルを発射 -
Posted by ブクログ
終戦の数ヶ月前、零戦パイロットとして米艦艇に特攻して亡くなった、米国籍をもつ日系2世の青年、松藤大治。彼の家族や親戚、友人からの聞き取りをもとに、彼の足跡を辿るノンフィクション。
この本を手に取ったのは偶然だったけど、あとがき・文庫版あとがき・解説という、普段読まない部分まで読破してしまうほど、心を揺さぶられる読書体験だった。
例えば442連隊のように、当時、日系米国人たちがアメリカ人、米軍人として誇り高く戦ったという記録がよく知られているが、彼らとの対比で松藤氏に思いを馳せずにはいられなかった。
どちらも、米国や日本が憎かったわけではないのだろう。どちらも、戦わずにいたいと思えば逃れられ -
Posted by ブクログ
あの「Fukushima 50's」を日本で初めてその
存在を日本国民に知らしめた「死の淵を見た
男」の著者で知られる門田隆将氏の最新刊です。
ちなみに「Fukushima 50's」は海外メディアで
しか当初は扱われておらず、朝日新聞に至っては
は真逆の誤報を出す始末だったのはよく知られて
います。
この本では、新型コロナウィルス発生からその
対策、そして1回目の緊急事態宣言までを追っ
た骨太のノンフィクションです。
読み終えての第一の感想は、「(まだ収束して
いないですが)よくあの程度で済んだなあ」と
いうものです。
政治家の迷走ぶり、官僚のお気楽さ、縦割り
行