門田隆将のレビュー一覧

  • 疫病2020
    レビューを拝見して知った本です。ありがとうございます。

    週刊誌は最近全く読んでいませんが、今までに読んだ、コロナ関連の新書数冊より、週刊誌寄りの本の気がしました。
    ただ、2020年6月27日の刊なので、古い情報が多かったです。

    まず、中国に対する批判が多くを占めていました。
    中国政府の感染者の隠...続きを読む
  • 疫病2020
    100年に一度と言われる新型コロナウイルス禍にあって、はからずも暴露されることになった日本の危機管能力の欠如。著者は、それを憂え、また、中国の体制維持のための弾圧、情報統制、隠蔽などの実態にも目を向け、様々なツィートを発信し、警鐘を乱打してきた。本書では、武漢での患者発生に遡り、中国人入国をなかなか...続きを読む
  • 疫病2020
    2019年12月に中国・武漢で発生した新型コロナ感染~2020年5月の日本の緊急事態宣言解除まで、コロナ騒動を時系列で追った門田隆将さんによるノンフィクション。門田さんのツイッター発言も交えて時系列で語られるコロナ騒動の模様はこれまで読んだコロナ本の中でも一番密度が濃く勉強になった(特に日本・中国・...続きを読む
  • オウム死刑囚 魂の遍歴 井上嘉浩 すべての罪はわが身にあり
     井上嘉浩はオウム幹部の中で飛び抜けて若く、有名大学出ではなかったのに、麻原に重用されていった。中学生の時に密教、修行や解脱というものに関心を持ち、阿含宗へ入信して修行をするようになったが、そこで自分の疑問に応えてくれる人や教えとの出会いが無かったことが悔やまれる。ここで良い出会いがあれば、彼はオウ...続きを読む
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
    衝撃・絶望・感動の作品。

    東日本大震災により福島第一原発で何が起きていたのか、現場で起こっていたことを生々しく描くノンフィクション。

    今まで日本がここまでの危機に瀕していたことを認識出来ていなかった。そして果敢に命を賭して対応した吉田所長以下の現場の人々に焦点を当てた物語に感動。

    放射線量が上...続きを読む
  • 疫病2020
    疫病2020
    まぁよくもコレだけ情報を集めたもんだと思います。コロナウイルスが取り沙汰され始めた頃、世界中の誰もこんな事になるなんて想像していなかったでしょう。それでも危機管理意識が有ったか無かったかで、こうも違うもんかと思い知らされた。何で台湾みたいに出来なかった?色々と事情があるのは分かる。けれ...続きを読む
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
    吉田所長以下福島第一原発の現場でまさしく死を覚悟して最悪の事態(格納容器爆発して放射性物質飛散で北海道、西日本以外居住不可)に陥るのをギリギリのところで食い止めた東電社員、協力業者、自衛隊の人達の知られざる激闘の様子が、本人達の証言を基に時系列で語られていく。不眠不休の対応が続く地震から4日目の3月...続きを読む
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発【映画カバー版】

    感動して。。。

    映画「Fukushima 50」を観て感動し原作を読んでみました。
    それぞれの仕事に命を懸けた人たちの生き様、家族とのつながり、映画で涙を流してしまいましたが、原作でも同じでした。
    通勤電車の中で読んでいたので、涙をこらえるのが大変でした。お勧めです。
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発【映画カバー版】

    それぞれの心のうち

    わかりやすいのは映画や映画の小説版ですが、インタヴューして事実を書いているのはこちらなので一緒に読むと胸が苦しくなりました。
    現場やその時の事を詳しく描いているので、それぞれの人の背景を知っておきたい方にはオススメです。
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日

    感謝

    今もって最悪の事態であるとも感じていましたが、今の状況で済んでいる事への感謝。そして今の状況で済んでいるのは多くのヒーローがいる事を初めて知り本当に感謝です。但しこのような事故が起きなければ不要なヒーローです。事故を回避出来なかった事に関しては東電、政府、関係委員会等々猛省し今後の回避に向け対応が必...続きを読む
  • 新聞という病
    産経新聞掲載コラムと月刊「正論」寄稿集。難しい所もあるが非常に為になります。★5
    昔の新聞記者は夜掛け朝駆けでネタを取りによって良い記事を書くという執念がありましたが、今は深堀という意味では週刊誌の記事にも負けています。ネットで誰もが情報を得られる時代になって、日本を貶めるような記事を書いていては読...続きを読む
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発
    東日本大震災の直後は、津波の映像に衝撃を受け、福島原発の放水などに関しては、あんなの意味があるのかなと呑気に見ていました。
    しかし、現実は「チェルノブイリ×10」以上の被害が出て、東日本が壊滅してしまう可能性がある事態に直面していました。
    そして、それを救うために命懸けで日本を守ってくれた人たちのこ...続きを読む
  • 汝、ふたつの故国に殉ず 台湾で「英雄」となったある日本人の物語
    台湾と日本の深い繋がりを感じさせてくれる。日本統治時代に、内地から台湾に渡り台湾に尽くした日本人の物語を多く読んできた。が、坂井徳章、湯徳章は日本人であり台湾人だ。ニニ八事件で犠牲にとなった徳章の台湾人の自由と人権を求める闘いは、白色テロの闇を経て、民主化を成し遂げた李登輝、中国共産党に対峙する蔡英...続きを読む
  • この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡
    第二次世界大戦後の中国大陸で繰り広げられた国共内戦を舞台に、ある日本人が今の台湾を台湾たらしめる戦績を収めた話。廈門からはたったの2km、台湾からは180kmも離れているのに台湾領である金門島。国共内戦はこの地で決する。台湾駐在員、必読の書。おすすめ致します。
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
    現場の方々には 何をやらねばいけないのか
    また 行うことの困難さについて
    驚くほど的確にわかってらっしゃった ということに
    私は驚きと尊敬を感じました
  • 日本、遥かなり エルトゥールルの「奇跡」と邦人救出の「迷走」
    戦争や紛争で自国民が窮地に陥ったら、どの国も同胞を救おうとする。それなのに、日本はそれができないし、する努力もしない(ように思える。)。日本人を救ってくれたトルコに感謝するとともに、日本人は自国のあり方を問い直さなければならないと感じた。
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日

    角川文庫版の方が価格が安いです

     内容は、お勧めなので星5つにしましたが、2016年に再版された角川文庫版「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」の方が、文庫本のため新しく価格が安いです。
     本レビューのPHP研究所版(2012年)が1600円、角川文庫版(2016年)が924円です。
    更に値引きで646円(3/26まで)に...続きを読む
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発
    福島原発に関する本は、当時の菅総理による現場介入や、その後の吉田調書を曲解した朝日のでっち上げ記事など、政治的なきな臭さが漂う物が多いが、その時現場で起きていた本当の事を知るのに最良の一冊。今後の教訓としてもこのようなドキュメンタリーがあって良かった。
  • この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡
    派手な戦歴がないので知名度はあまりありませんが、それだけに敗戦処理という難しい局面で自ら考え、動いて満州のような悲劇を回避した名将の敗戦後から台湾への救援までをメインに描かれています。
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日
    福島原発の3.11を書いたもの。
    当時は毎日出てくる情報を探しながら、ハラハラしていたが、上辺の情報だけしか知らなかったなと改めて思う。
    必死に最悪のケースを回避しようと、自らの生死を顧みずに奔走する現場と、情報伝達がまずく、イライラする上。
    最悪のケースも有ったのだなと思うと共に、現場での奮闘は心...続きを読む