門田隆将のレビュー一覧

  • オウム死刑囚 魂の遍歴 井上嘉浩 すべての罪はわが身にあり

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    ジャーナリストさんの著書をはじめて読んだ。オウム関連の事件は、私の中でなぜか心から離れない事件。当然 許されるものではないにせよ、井上さんの生き様は 興味深く 誰もが陥る可能性のあるものであったと切に感じた。

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    2022年04月30日
  • オウム死刑囚 魂の遍歴 井上嘉浩 すべての罪はわが身にあり

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    幹部受刑者の手記等を元にした著作物です。一般に報道されていたイメージとは随分異なる人物像で少し驚きました。(真実は現時点では分かりませんが)また事実が明らかになっていない事が多々あることが指摘され、司法当局の在り方にも戸惑いを覚えます。犯罪は許されることではありませんが、文言を正面から見た悔悟の記録として共有されて、繰り返されないための教訓として残っていけば良いと感じました。

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    2022年04月03日
  • 日本、遥かなり エルトゥールルの「奇跡」と邦人救出の「迷走」

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    海外で日本経済の尖兵として働いている日本人の安全をどう守るか、救援機を飛ばすことが出来ない日本政府の実情はイーイ戦争時の邦人救出劇から湾岸危機、イエメン内戦、アラブの春のリビア政変に至る年月を経ても変わっていないと訴え、国と国民に問い掛けている。著者の問題提起は正に正鵠を射ている。イラクで人間の盾にされた者としては、湾岸危機で大使館の地下に避難したクウェイト在留邦人が救援機の到来を信じて脱出訓練を繰り返していたが、無駄になった経緯に記述がなかったことは残念であった。当時、人質であった私は外務省本省と出先の大使館が国の方針と役人の建前を邦人の命に優先させることがあることを思い知らされました。クウ

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    2022年01月20日
  • 疫病2020

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    ネタバレ

    コロナウイルス発生から、約半年間の記録。

    日本の初動の違和感。
    なんだかうやむやにされたままですけど、忘れたらいけないと思います。
    国によって、わたしたち日本国民の命は危機に晒され続けたんですから。

    その後の対応も、結局国の面子を守ることに終始して、国民の生活に寄り添ったものとは言い難いですよね。
    現場力、国民の規範意識頼りは相変わらずだと思います。

    ぜひ続編をと望みます。

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    2021年12月12日
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日

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    東日本大震災の時の福島第一原発の様子を所長への取材を通して描く話です。次から次へと困難が襲うなか、命懸けで闘った人々の感動のドキュメンタリーです。オススメ!

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    2021年12月01日
  • オウム死刑囚 魂の遍歴 井上嘉浩 すべての罪はわが身にあり

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    今年いちばん面白かった。
    筆者が割と井上嘉浩寄りなところはあるが、それをあらかじめ理解した上で読むと良い。それ以上に、松本智津夫の生い立ちからオウム真理教がどう成り立ち、事件を起こしていったのか詳しく書いてあった。井上嘉浩は16歳でオウムに浸かり、青春を知ることなく26歳で死刑囚となり48歳で死んでいった。もし、あの時オウムに出会わなければもっと社会のため人の為に生きていたはず。

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    2021年11月14日
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発

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    3.11であった原発事故のこと、この本を読む前は恥ずかしながらテレビで見る情報くらいしか知りませんでした。本を読みあの日何があったか、どれだけたくさんの人が尽力したかを知ることができた。吉田さんを始めたくさんの人にインタビューをしたからここまでリアルになったのだと思う。しかし、今もまだ事故は収束していない。未だ尽力している方がいる事を忘れずにいたい。

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    2021年10月02日
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発

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    二号機のサブチャン圧力がゼロになったこと、何が起こって何故鎮静化できたのか?自衛隊ヘリによる水投下の話がやや唐突な気がする。これらを除いて非常にわかりやすく、そして読みやすい。感動できます。

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    2021年09月15日
  • 疫病2020

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    厚労省、医師会、中国が癌ですね。
    中国の隠蔽、情報統制は猛烈に非難されるべきなのだけど、治療に対するスピードは確かに評価せざるを得ないな。ぐぬぬ

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    2021年09月05日
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発

    ネタバレ 購入済み

    正しく「反省」「学習」する事。

    著者のあとがきにも有りましたが、「3・11」の悲劇を、只管に悲しんだり嘆いたり、悪者探しする事だけではなく、
    「二度と同じことを繰り返さない為に、現実的に何が必要か、何を準備すべきなのか」を、冷静且つ実務的に事態を改善しなければ、いつか又同じことの繰り返しが起きてしまう可能性が有ること、この点が一番恐ろしいと思うのです。どれだけ「反省」して「お詫び」しても、その後に「学び」が残らなければ意味が無いのです。

    電力会社は、政府は、メディアは、そして私達国民全体は、「喉元過ぎて熱さ忘れる」雰囲気に成っていないと言い切れるのでしょうか?!

    今現在も、日本の好きな場所へ向けてミサイルを発射

    #深い #切ない #感動する

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    2021年08月16日
  • オウム死刑囚 魂の遍歴 井上嘉浩 すべての罪はわが身にあり

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    書店で見た時に仰々しいタイトルと厚みにたじろぐも直感で購入。オウム事件の調書ではなく一人の人間、一つの家族としてオウムにどう向き合って来たかのかが井上死刑囚の手記と家族の話、実際の証拠を基に紡がれていく。ひた向きな家族の想いと、ワンマン組織の極地であるオウムの狂気が描かれている

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    2021年06月08日
  • 中国の電撃侵略 2021-2024

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    -2021/04/30
    今話題の「中国の電撃侵略」。1997年7月に英国から返還された香港に対し、中国は外交・防衛を除く分野で高度の自治を50年間維持すると約束した。いわゆる「一国二制度」である。2047年を待たずしてこの制度を破棄したわけ。それは ①「百年の恥辱 イギリスの軍門に下った香港許すまじ」である。②「華夷秩序」思想。中華思想に基づき周辺未開の蛮族が中国に朝貢することによって正しい秩序が保たれるという思想。▶︎これらの思想に囚われている14億人と付き合う危うさに気付かされる。

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    2021年05月06日
  • 蒼海に消ゆ 祖国アメリカへ特攻した海軍少尉「松藤大治」の生涯

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    終戦の数ヶ月前、零戦パイロットとして米艦艇に特攻して亡くなった、米国籍をもつ日系2世の青年、松藤大治。彼の家族や親戚、友人からの聞き取りをもとに、彼の足跡を辿るノンフィクション。

    この本を手に取ったのは偶然だったけど、あとがき・文庫版あとがき・解説という、普段読まない部分まで読破してしまうほど、心を揺さぶられる読書体験だった。

    例えば442連隊のように、当時、日系米国人たちがアメリカ人、米軍人として誇り高く戦ったという記録がよく知られているが、彼らとの対比で松藤氏に思いを馳せずにはいられなかった。
    どちらも、米国や日本が憎かったわけではないのだろう。どちらも、戦わずにいたいと思えば逃れられ

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    2021年04月10日
  • 疫病2020

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    非常に内容の濃い本です。世界中を震撼させているコロナ禍について、中国・武漢から発生した1年近く前から約半年間の2020年5月末までの、世界そして日本の対応についてがかなり詳細に記されています。ツイッターの抜粋も、当時の危機感や緊張感が伝わりました。特に日本と中国・アメリカ・台湾などの国と国家間の状況が詳細に描かれていたのがよかったです。日本の政治的判断不足/施策混乱、中国では習近平体制強化となることと言及されています。本当だと恐ろしい。注目していきたいです。

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    2021年03月24日
  • 疫病2020

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    あの「Fukushima 50's」を日本で初めてその
    存在を日本国民に知らしめた「死の淵を見た
    男」の著者で知られる門田隆将氏の最新刊です。

    ちなみに「Fukushima 50's」は海外メディアで
    しか当初は扱われておらず、朝日新聞に至っては
    は真逆の誤報を出す始末だったのはよく知られて
    います。

    この本では、新型コロナウィルス発生からその
    対策、そして1回目の緊急事態宣言までを追っ
    た骨太のノンフィクションです。

    読み終えての第一の感想は、「(まだ収束して
    いないですが)よくあの程度で済んだなあ」と
    いうものです。

    政治家の迷走ぶり、官僚のお気楽さ、縦割り

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    2021年03月08日
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日

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    映画「FUKUSHIMA 50」を見たので、ノンフィクションのこの本も読んでみる。改めて衝撃だし、こんな事態に命を懸けて立ち向かった皆さんに改めて頭が下がる。しかし、この教訓、絶対に生かされてない国だよな。たとえ30mの堤防があっても絶対に安全なんてことはないし、いつテロの対象にされるかは分からない。過去は変えようがないが、未来は変えられるんだけどなあ・・・

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    2021年02月27日
  • 記者たちは海に向かった 津波と放射能と福島民友新聞

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    東日本大震災から10年が経とうとした今、改めて沢山の人に読んで欲しい本です。震災後でしたが、福島県に住んでいた時の光景が思い出されます。

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    2021年02月07日
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日

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    あの時現地で何が起きてきたのか。
    地震、津波、そして原子力を前に、いかに人間がちっぽけな存在かを痛感。
    一方で、絶望的な状況下で懸命に働く人々の姿に人間の持つ可能性を感じる。仲間との絆や家族への想い、強烈な使命感には、大きく心を揺さぶられる。
    あの事故を風化させないためにも、ぜひ読むべき一冊。

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    2021年01月23日
  • 疫病2020

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    非常に内容の濃い本だった。世界中を震撼させているコロナ禍について、中国・武漢から発生した1年近く前から約半年間の2020年5月末までの、世界そして日本の対応についてがかなり詳細に記されている。いろいろな考えがあるだろうが、非常に参考になった。筆者の取材力は相当なもので読み応え十分。この短期間で書物にまとめ上げることは、大変なことだったと思う。その行動力には脱帽する。初動がいかに大切だったか。初動が失敗してもリカバリーしだいだろう。この本に書かれていることが、きちんと政府、省庁に伝わってほしいと切に思った。

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    2021年01月06日
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日

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    ノンフィクションをちゃんと読むのは初めてだった。自分が小学生の時、故郷、日本を守るために命をかけて闘っていた人たちがいたという事実に気付かされた。原発に関して素人でも読みやすい本だった。

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    2020年12月29日