門田隆将のレビュー一覧

  • 甲子園への遺言 伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯

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    日本プロ野球全盛期を支えた男の生き様は、プロ野球人気という観点からも、人と人のつながりの希薄さという観点からも、今の時代だからこそ多くの人が読み、知るべき物語であった。
    門田氏の作品には、故人を題材としたものが少なからず存在するが、読者がまさにその人と同時代体験をしているかのように描き出す筆力は圧巻だと思う。

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    2013年01月03日
  • 尾根のかなたに 父と息子の日航機墜落事故

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    『慎太郎、男はなくもんじゃない。でも、今日だけは••••••一緒に泣こう』本文引用
    最愛の人を突然に失ったとき、人は泣きじゃくるのか?
    それとも、何かに苛立ちをぶつけるのか?
    ぼーぜんとし思考が遮られるのだろうか?
    そこから立ち上がるのにどれだけの時間がかかるのか?
    それともいつまでも引きずりつつ生きるのか?
    最愛の人の思い出と共に前向きに生きるのか?
    本作は最愛の人を失った人々がいかに乗り越えたのかを読み手に伝える。

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    2012年11月21日
  • 尾根のかなたに 父と息子の日航機墜落事故

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    忘れもしない1985年8月12日。
    単独機による事故としては、最大の犠牲者を出した
    日本航空123便墜落事故の、遺族のその後を描いた本。
    この事故の衝撃は大きく、「日航機墜落事故」と言えば、
    この事故のことを指すほどになってしまいました。
    その中でも特に本書では、数少ない男性遺族(息子)に
    焦点をあてたものになっています。

    本が書かれたのは、事故から丁度25年を経た2010年。
    事故当時の少年は成長し、自分の家族を持ち、
    人によっては、事故で失った父親と同い年になっている
    人物も居ます。

    いやぁ、涙なしには読めないですね。
    外出の最中、電車の中や、カフェとかで読んだんですが、
    うっかりする

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    2012年10月08日
  • 甲子園への遺言 伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯

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    60歳で突如ガンで亡くなった伝説の打撃コーチの話。凄いヒトがいたもんだと。いくつになっても夢をあきらめない、平凡なことを諦めないで続ければ非凡になる、そして人を褒めて伸ばし、思いやりのあるヒトだったみたい。

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    2011年02月04日
  • 甲子園への遺言 伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯

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    プロ野球名打撃コーチにして、50代半ばから高校の教員免許を取得し、高校球児たちを甲子園へ導くことを夢見たひとりの男性のおはなし。
    生き様というか、他人への接し方がかっこいいです。怒るでもなく諭すでもなく、ただ見守ることができるのは強さだとつくづく実感。口出ししないで見てるって、互いの信頼があってこその関係だと思います。

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    2009年10月07日
  • 甲子園への遺言 伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯

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    1).目次
    省略

    2).筆者の主張
    省略

    3).個人的感想
    ・高畠氏の生涯がよく分かり、物事に対して、一生懸命、一心不乱になる姿勢が感じられに感銘を受けた。
    ・コーチとして、ほめて伸ばす姿勢というのが勉強になった。
    ・野球の解説が長く、もう少し野球の内容ではなく野球人と高畠氏の人格的交流の箇所にページを割いてもよいのではないかと思った。
    ・高校野球の指導者になればどうなったんだろうかと思い大変残念。

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    2009年10月04日
  • 媚中 その驚愕の「真実」

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    読んでいて気持ちいい。

    気持ちいくらいの、外務省のクソっぷり。

    媚中がテーマでそこは外務省だけではないのだが、本来国益を背負って外国と対峙すべき部署の、仲良くなりたい、嫌われたくない、外交とはこちらが譲ること、なんでもあげるから嫌いにならないで、「私を」好きでいて的な言動の数々。

    財務省ほど解体しろとは言わないが、ガラガラポンする必要があるという。
    ほんまそんな感じ。
    引くばかりで相手に合わせるのは、もはや、相手国の外交官である。
    出世もわかる。
    自分の生活もわかる。
    だけど、ここでそんな奴がいたらあかん。しかも、帰化人かなんか知らんが、半島統一のために頑張りますとか言ってる奴もいるって

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    2025年11月11日
  • 媚中 その驚愕の「真実」

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    半分以上は門田氏の別作品で既読内容ではあったが、まあアップデートされた内容もあり、まあまあ良かった。余りにも右の言動なので話半分ではあるが、中国のやり方はまさにそのまんまなので、いつもながら参考にはなった。

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    2025年07月25日
  • 「左翼革命」と自民党崩壊 政界大動乱同時ドキュメント

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    ネタバレ

    <目次>
    はじめに
    第1章高市早苗のありえない敗北
    第2章異例だらけの総裁選
    第3章号砲は鳴り響いた
    第4章激しい駆け引き
    第5章政策の鬼登場
    第6章謀略渦巻く総裁選
    第7章女系天皇、靖国参拝をめぐる攻防
    第8章高市を叩いても
    祭9章最終盤の激戦
    第10章どんでん返しの裏
    第11章唖然とする石破内閣
    第12章凄惨な衆院選
    第13章メルトダウンする日本
    第14章日本国、在立の道
    おわりに

    2024/12/13初版発行

    2024/9/27の自民党総裁選をその前後の模様の
    ドキュメント。選挙当日に、ジャーナリストの山口さん
    のYouTubeチャンネルのライブ配信を見ていたし、
    前後の様子も知って

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    2025年03月20日
  • 奇跡の歌~戦争と望郷とペギー葉山~

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    胸に迫るストーリーが展開されて、良い本を読むことができた。ただ、「南国土佐を後にして」の曲調がどうにも肌に合わなくて、こればかりはしょうがない。豹のハチ公の話は感動的だった。

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    2024年04月11日
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発

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    3.11に発生した福島第一原子力発電所での大規模な事故。この事故がとんでもなく被害が尋常で、福島が放射性物質で汚染された、ということは(当然ではあるが)知っていた。もはや国民であれば知っている事故だと思う。原子炉建屋が爆発したことも知っていた。
    しかし、「事故が起きた」ことは知っていても、「なぜ事故が起きたのか」「どこに異常があったのか」「事故後にどのような対応を行い、事故終息へと向かったのか」はほとんど知らなかったので、本作を読んだ。
    とてもわかりやすい内容だったし、チェルノブイリのドキュメンタリードラマを見たり「チェルノブイリの祈り」を読んだりしていたので、「チェルノブイリ×10」という最

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    2023年09月27日
  • リーダー3つの条件 世界でリーダーシップを発揮した安倍総理に学ぶ

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    時代なのかリーダーもぬるま湯にいるのかもしれません。
    こういった昭和の視線での本を読むと改めて新鮮な気持ちになります。

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    2023年07月11日
  • 日中友好侵略史

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    門田さんの本は、事実ベースで書かれているけど、物語みたいに読めるのが面白い。
    日中の蜜月が歴史的にどういう経緯で培われたのか、背景がなんとなく分かった。

    しっかり理解するには、自分の勉強が足りなかった、、、

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    2023年02月14日
  • 日中友好侵略史

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    政治家の、功名心と、贖罪意識が怪物を育てた。
    かの異形を育てたのは、我が国と、最強の勘違い国家米国に違いない。
    RPCの戦略は、特段緻密でもないように思うが、極めて効果的あり、長期を視野に入れた工作が実を結んで来ている。

    薄寒い。軽々に平和を語れないが、少なくとも、我が国の「平和」は未来にあるのだろうか。
    我が国は、将来に位置があるのか。

    本当に、ギリギリの崖っぷち。
    安倍元首相の暗殺は、ちゃんと裏取って調べろよ。タイミング良すぎるんだ。

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    2023年01月07日
  • 新聞という病

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    産経系の方なので当然こうなる、という本。ただし筆者による新聞記者全体の取材力の低下への説明は、ああ、だからそうなのか、との思い。読む価値はある。
    新聞記者がイデオロギーに縛られている、というのも、現代においては本当か?とは思ったが、こう同書での説明を読むと、少なからず残っているとしか思えない。確かに「権力を監視すること」は絶対に必要、でもそれに自己陶酔されても・・・と思う。
    一方で、そもそもさまざまな権力や圧力団体に対して、新聞やテレビといった大メディアは本当に弱いそうだし。残念な日本の報道の実態を改めて認識。

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    2022年12月11日
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日

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    福島第一原発に関する報道で、東京電力のイメージはあまりよくありませんでしたが、前線の社員の方々は、血尿が出るような極限の状態で、死の恐怖と戦いながら、事故を最小限に食い止めようとしていたことを初めて知りました。

    その方々の頑張りがないと最悪、青森を除いた東北と関東の全部、新潟の一部という莫大な範囲が避難対象になる可能性があったと知り、そこまで深刻だったのかと、今更ながら、背筋が凍る思いでした。

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    2022年07月09日
  • 尾根のかなたに 父と息子の日航機墜落事故

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    ドラマを先に視聴。
    やはりドラマより良い。

    父と息子の観点から、故人の人となりを詳細に見つめた作品。

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    2022年07月10日
  • 新・階級闘争論 暴走するメディア・SNS

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    「たとえ小さく些細なものでも、そこにある差異をことさら強調することによって”差別の被害者”を生み出し、それに対する不満を利用して、本来はありえない一種の階級闘争に持っていく」
    敗退した共産主義者の戦略だ。SNSあってこそ。後、くそいマスコミ。実感あり過ぎて嫌になるね。

    この本自体は門田さんの色んな切り口と提言を、コンパクトにまとめてある感じで、読みやすく、視点が変わる。

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    2022年03月19日
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発

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    3.11のことを忘れたくないと思い、読んでみることにしました。
    原子力発電所で必死に働く人々と政府のすれ違いなど、様々な事情があったことを知りました。
    葛藤や国民からの非難がある中、最後まで戦い続けた人がいることを忘れてはいけないと感じました。

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    2022年02月25日
  • 慟哭の海峡

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    ネタバレ

    戦時中、旧日本軍の輸送船が米軍の潜水艦に数多く沈められ、十万人以上の日本人が犠牲となったバシー海峡の存在を本書を読んで初めて知ることができた。
    この魔の海峡で、中嶋秀次氏は十二日間も漂流した。漂流の描写は壮絶であった。
    また、日本人にはお馴染みのヒーロー「アンパンマン」の生みの親である、やなせたかし氏には、戦時中バシー海峡で亡くなった千尋という弟がいたことも初めて知った。
    千尋は幼いころは丸顔で、優しく、京帝大卒で海軍将校になり、前途有為にもかかわらず国のために犠牲になった。千尋は「アンパンマン」のモデルなのだろうと自分も思った。

    本書は、埋もれていた歴史事実を教えてくれた。
    当時の国家体制

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    2021年10月17日