門田隆将のレビュー一覧
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著者のあとがきにもあるが、「海外で危機に陥った時、外国人は、「心配するな。必ず国が助けに来てくれる」と信じており、日本人は「絶対に国は助けてくれない」と思っている」ということだ、というか、事実としてそういうなっている、ということが本書を読むといやというほど思い知らされる。
ここで外務省や大使館の腰の引けた役人根性を批判するのは簡単だが、他国では普通におこなわれている、状況が危険になるほど軍隊が自国民の保護、救出にあたる、ということが自衛隊の他国での武力行使に当たるとして、議論すら許そうとしないマスコミや政治勢力の存在が根本的な要因となっていることは間違いない。
それにしても100年以上前に -
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トルコの人々に対して、感動したことが二つ。
日本人のために救援機を飛ばしてくれただけでなく、空軍の護衛をつけてくれたこと。護衛機が守っていたのが日本人乗客であってもトルコ人スタッフであっても、感動は変わらない。トルコという国が、罪なく殺されかけている命を守ろうとすることに、救援機を飛ばせない日本の民として、感動せずにはいられない。
そしてもう一つはトルコの人々が、日本人ボランティアの名前を忘れずに覚えていること。トルコのために働いて命を落とした故人を悼んで、ミヤザキという名が冠されたストリート、公園、病院が出来ていると聞くと、頭が下がります。
しかし自衛って何なのか。命が危ない無辜の同胞を、 -
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著者の「死の淵を見た男」の補足版のような話で、福島第一原発事故の陣頭指揮にあたった当時所長の吉田氏の「吉田調書」という報告書に込められた真実(事実)を著者が亡くなった吉田氏に代わり、訴えかけるような内容であった。
マスコミ(ジャーナリズム)のあり方に関しても考えさせられる内容であったが、伝え手も聞き手もゴシップ的な内容を欲する部分があるが、そういうのに迎合することなく、客観的な事実を、きっちり伝える難しさというのが伝わってきました。
改めて、日本を未曾有の危機から救ってくれた吉田所長をはじめとする、福島第一原発の事故対策にあたった現場作業員の方々に感謝したいと思いますし、事実を正確に伝える著者 -
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福島第一原発事故の発生から、
その収束のための指揮を執った吉田昌郎所長が病気で退くまで、
その原因となったマグニチュード9.0の地震が起こったところから
綴られていくノンフィクション。
どうやって、あの原発事故は最悪の被害を免れたのか、
福島第一の現場の状況は当時どう流れていっていたのか、
そこでどんな人々がどう闘っていたかがわかる本。
どうしても、東電や政府は悪いものだというイメージがあったりする。
10mを越す津波はこないとする想定の甘さといい、
マスコミによる政府や東電側の「対処の遅さや悪さ」
を強調する報道などが一面的になされたからだ。
しかし、本書を取ってみると、
現場で働く東 -
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忘れもしない1985年8月12日。
単独機による事故としては、最大の犠牲者を出した
日本航空123便墜落事故の、遺族のその後を描いた本。
この事故の衝撃は大きく、「日航機墜落事故」と言えば、
この事故のことを指すほどになってしまいました。
その中でも特に本書では、数少ない男性遺族(息子)に
焦点をあてたものになっています。
本が書かれたのは、事故から丁度25年を経た2010年。
事故当時の少年は成長し、自分の家族を持ち、
人によっては、事故で失った父親と同い年になっている
人物も居ます。
いやぁ、涙なしには読めないですね。
外出の最中、電車の中や、カフェとかで読んだんですが、
うっかりする