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人間の器量は、土壇場でこそ発揮される――。
ホンモノのリーダーとは、肩書きや年齢ではなく、本来の使命、すなわち「本義」に忠実に生きる人たちだ。
登場するのは、2011年東日本大震災による原発事故で事態収拾に奔走した吉田昌郎・福島第一原発所長、終戦時、邦人の帰国に力を尽くし、
戦後は「台湾」を救った根本博・陸軍中将、光市母子殺害事件で裁判を闘った遺族「本村洋さん」を支えた会社の上司や検事、イラン・イラク戦争で多くの邦人を救った商社マンらだ。
ひたすら自らの「本義」に従ったリーダーたちがとった「行動」とそのときの「心理」を克明に描き、リーダーの本来あるべき姿を描いた。著者初のビジネス書。
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Posted by ブクログ
弟の店「はちごう」にプレゼントしてもらったようです。
僕も読ませていただきました。
「本義」
存在意義とか使命とかになるでしょうか。
ここに挙げられた取材に基づくエピソードはどれも心打つものでした。
残念ながら東電や民主党政権や三菱等々「本義」を弁えない態度をとるリーダーを排出もとい輩出してしまう組織もあるわけですが、そこは反面教師として役立つことと思います。
内容は紙面に譲りますがリーダーとは部下の多寡ではないと思います。
人は家族であったり小さな組織でもリーダーたり得ます。
自分がリーダーとしてどれだけ組織に貢献できているか今一度自省したいと思います。
娘もあと少し部長職にあります。
これからもリーダーの立場に就くことも多いと思います。
子供達にも伝えたい内容でした。
Posted by ブクログ
組織のリーダー達が窮地に立たされた時の苦悩、その時に本義に基づいての決断に感動しました。
本義とは、本来持っている「存在意義」だと著者は解釈している。
東電の吉田所長、駐蒙軍 司令官 根本陸軍中将、伊藤忠の商社マンでありながらイランにいる日本人を助け出した森永さん、プロ野球のコーチで中間管理職としての本義を全うした高畠コーチ、こうした方々にスポットをあて、それぞれがどのような本義のもと、苦悩し、決断し、行動したかが描かれています。
特に、今のサラリーマン社会の中で、東電の吉田所長の部下達が述べた言葉には、感動しました。
「あの人となら一緒に死ねる」
原発が爆発しかねない壮絶な状況下、共に死を覚悟して挑んで、防いでくれたのは、あの上司と部下の信頼関係がなしえた偉業だったた思いました。
私も部下から信頼される上司になれるかな⁈
Posted by ブクログ
これまでの門田隆将のノンフィクション本に登場する人物のダイジェスト編のような作品ですが、これまで取り扱われた人物それぞれがいかにリーダーシップを発揮したのかを己の本義にのっとって人間として正しく躊躇なく行動することの大事さと重ねて表現されていました。
また、何事も1人では対処できず周りからのサポートも必要となるが、このようなリーダーには、周りからの賛同・信頼も得られやすいため結果、良いサポートを得られるということで、他人を尊重するという姿勢というのが共通しているリーダー像でした。
このようなリーダーは有事対応時にこそ覚悟をもって逃げずにぶつかっていき力を発揮するのだと感じさせられました。
その中でも特に上杉謙信のエピソードが面白かったです!
Posted by ブクログ
わが師(とこちらが勝手に思ってるだけだが)・日下公人先生も認める、日本の至宝のノンフィクション作家の門田隆将先生の新書がでた。それもビジネス書として。
タイトルは「リーダーの本義」
「本義」とは難しく言うと、「存在意義」のようなもので、家庭なら「お父さん」の本義は働きに行って、お金を稼いでくること。またその姿を見せること。
「お母さん」なら料理を作り、子供に善悪の価値判断を(これは「お父さん」も同じだが)植えつけることだ。
門田先生曰く、人にも「本義」があるように、組織にも「本義」はある。そしてその組織内には、さまざまなリーダーがいて、さまざまな「本義」を抱えている。
この著書は、そんな「本義」を全うした日本人をまとめたものである。
門田先生は、作品を書くとき必ず「その場に身を置いて」考えられるのだそうだ。
大東亜戦争や、凄惨な殺人事件などのノンフィクション作品を上梓してきた門田先生さえも、東日本大震災の時の福島原発の事故の時は「その場に身を置くこと」は恐怖だった。
なぜなら、テレビから「全電源喪失」「注水不能」「線量増加」「原子炉建屋への突入」などが報じられてきたからだ。
例えば「全電源喪失」とは、懐中電灯一本で過ごさないといけないことを意味する。「注水不能」と「線量増加」は炉心溶融(メルトダウン)が起こっていることを意味する。まさに阿鼻叫喚を思い起こさせるものだ。
門田先生のテーマは「毅然として生きた日本人像」であり、本書の一章と二章の福島第一原発元所長吉田昌朗氏も上記の対象になるのだ。
つまり本書はどう意思表示していいかといったという、組織のリーダーに「本義を守る日本人像」を提供しているのである。
そのような事に触れたかったら、ぜひ、本書の購入をお勧めします。
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