門田隆将のレビュー一覧

  • 記者たちは海に向かった 津波と放射能と福島民友新聞

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    「記録者であり、同時に人間であること」の難しさ…新聞記者の苦悩、葛藤が痛いほど伝わってくる。あとがきにある後日譚も胸を打った。

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    2021年03月09日
  • 新聞という病

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    ■著者が扱っているメインテーマ
    日本の新聞は、なぜ今、「国民の敵」となってしまったのか?

    ■筆者が最も伝えたかったメッセージ
    ファクトと根拠を示して読者に判断を委ねるのが新聞の本来の使命。
    現実は、事実そっちのけのイデオロギーに固執しそれを読者に押し売りしているだけ。

    ■学んだことは何か
    読書自身も、読んでいる新聞が、イデオロギーに固執したものなのか
    しっかりと取材を行って客観的事実をとどけるものか判断する必要ある。

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    2021年03月06日
  • 米中“文明の衝突” 崖っ淵に立つ日本の決断

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    タイトルと著者お二人をみれば内容はもうわかったも同然で、その通りの内容。門田氏はほぼ全部読んでるので、あまり新しい情報はなかったが、古森氏の取材逸話等は面白かった。私にとっては当然なことを書いてあるだけ。

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    2021年01月03日
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日

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    ネタバレ

    来年2021年は東日本大震災から10年。節目の年を前に原発事故の本を読んでみた。当時の状況はテレビ、新聞で見ていましたがこの本を読んで全然分かってなかったなと感じた。東電の若い社員が二人お亡くなりになった事。その二人に酷い誹謗中傷があったこと。東電の社長が言葉足らずに政府に状況に伝えた為緊急会議が開かれたこと。そもそも政府が良く東電に聴けよとか思い馬鹿馬鹿しいとすら思った。又菅首相の東電への心無い発言。現場で懸命に作業している東電社員の心が折れそうになるかと思う。迷惑このうえない電撃訪問。その結果東電や他の人が被爆したかもしれないこと。それに引き換え吉田所長をはじめとして自衛隊や名もない人々の

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    2020年11月29日
  • 疫病2020

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    2019年末から2020年6月あたりまでの時系列に書かれている。
    内容は著者のその当時のツイートをメインにしている。そこに取材した事実関係等を加えている。
    今からではあるが当時を整理し考えるのに良いと思う。
    そして今と比較して考えると当初の厚労省と政府のの考え方政策は基本的に今も変わっていないことがわかる。
    なぜ早期に入国を禁止しなかったのか、なぜ強制的な措置を取らないのか。
    なぜ今GOTOでアクセルとブレーキを同時にするようなことをして無意味な感染拡大を促しているのか。
    根本的には疫病への危機感のなさ、政府厚労省の無責任体質が根本にある。

    著書の少し気になった点は著者が日本人の現場の底力を

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    2020年11月21日
  • オウム死刑囚 魂の遍歴 井上嘉浩 すべての罪はわが身にあり

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    自分も陥っていったかもしれない物語として読む。
    再審請求中に死刑が執行されていることには戦慄。もし自分が無実の罪で捕まったら?こわ。

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    2020年10月13日
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日

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    時間が経ったので改めて。
    本当にギリギリの状態だったんだなと。現場の皆さんには敬意を表したい。
    でも、その一方で津波のリスクについては指摘が事前にあったことも知られている。
    私は反原発ではないけれど、どうすればこの事態を回避できたのか、検証がきちんと終わっているのかが気になる。全てを稼働停止にして蓋をするのは、なんだか違うよなと。

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    2020年10月11日
  • 疫病2020

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    この手の新書は普段はあまり読まなかったが、真意と熱のこもった著者の一ファンとして、この時期だからこそ一気読みしなくてはと思い、家族と一緒に読み始めた。
    この一連の情勢を考える上で、一つのアプローチを明確に示した良書だと思う。

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    2020年10月07日
  • 疫病2020

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    ネタバレ

     新型コロナに対する政府、霞が関の対応の甘さや平和ボケっぷり、それからコロナが蔓延し始めた段階での武漢の様子などを詳細に知ることができた。
     この度のコロナ対応で安倍政権の危機管理の甘さにコアな支持層が失望したと言うのは確かだと思う。給付金の当初のケチりようも財務省の圧力があるにせよ腹立たしかった。しかし、桜とか言ってる野党しかないのはもっと残念かも。
     ただ結果論としては死者数、死亡率は奇跡的に低く抑えられた。確かな原因はわからないが日本の衛生観念や医療現場の底力のおかげではなかろうか。
     これからもっと強毒なウィルスが出てきた場合など日本は然るべき対応ができるのかは一抹の不安がある。自分も

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    2020年10月04日
  • 疫病2020

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    コロナ禍において、日本が世界がどういう状況で対策を取りどういう状況になったか、時系列でまとめられているので、整理して理解が出来る。報道だけでは分からないことまで、良く調べていると思います。ツイッターの抜粋も、当時の危機感や緊張感が伝わりました。

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    2020年09月24日
  • 新聞という病

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    新聞ジャーナリズムがいかに凋落してしまっているか、と言うことを実際の新聞記事から論評している一冊。

    なんとなく印象操作よな、と感じていた某紙の記事、それが事実やったんやなぁと痛感の連続でした。

    日本を貶め続ける某紙、なぜ貶め続けるのか、何故某国を利することに繋がる記事しかけないのか、裏付けも取らずに…

    吉田調書に関する論評も読んでて驚きの連続でした。某紙は取材の裏付けもロクに取れないんやなぁって、ホンマにビックリです

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    2020年09月24日
  • 疫病2020

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    日本の政治家も役人たちも「新型コロナウイルス」の脅威に如何せん無知すぎ、対策の遅れについては情けないほどだ。そんなコロナ禍の状況を作者の門田氏は、自らのツイッターでその都度書き込み、提示してきた。今回そのツイッターを個別に紹介し、この「疫病」の真の姿を暴いた。

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    2020年09月23日
  • 疫病2020

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    今年流行した新型コロナウイルスにまつわる国内、国外の内情、実情を知る上で、また今後どう向き合うのかについても考える機会となった"参考書"的な書物。

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    2020年09月20日
  • オウム死刑囚 魂の遍歴 井上嘉浩 すべての罪はわが身にあり

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    井上嘉浩は他の手記では積極的に犯行を手伝ったと記載されることが多く
    これ以外、例えば江川紹子の裁判傍聴記あたりも読んだ方が彼本人がどういう振る舞いをしていたのかについてはニュートラルな視点を持てると思う。

    とはいえ一番の弟子がどのようにしてオウムにのめり込み、またその洗脳から正気に戻って自分自身の信仰を取り戻したのかが丁寧に書かれてるのは非常に面白かったし、何より裁判の結果を覆す証拠が出ている再審請求中の死刑執行でこの国の司法制度に疑問を持つきっかけを与えてくれた。世間一般の視点からすると死刑やむなしなのかもしれないが、真相を明らかにしないまま闇に葬られてしまったものがあったことを教えてくれ

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    2020年09月09日
  • 疫病2020

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    現状を見ると取材はこれが精一杯なのかな。
    それでも日本で大々的に取り上げられる3月以前の事は自分も無知で危機感が足りなかったから、そこら辺を知る事が出来ただけでも充分だった。
    中国の隠蔽体質、傲慢さに比べ、日本政府は何と弱気で危機管理能力が足りないのだろう。
    コロナの発生は天災でもパンデミックに至ったのは人災に他ならない。

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    2020年08月13日
  • 疫病2020

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    中国湖北省武漢市の病院に勤める医師らのグループチャットにSARS患者が発生していると流れた2019年12月30日から2020年5月末までの、新型コロナウイルスによる感染症にまつわる情報を整理し、著者独自の取材・発信と考察を加えたノンフィクション。

    感染症というテーマの特性上、現場で発生したことはもちろん、国家の特性(各国の危機管理能力、国民性など)、国家・国際社会(国賓、WHO、オリンピックなど)の動き、歴史的な考察(SARSの教訓、中国にP4ラボを導入した際の懸念など)ととにかく幅広い領域に踏み込んでいます。

    幅広すぎて一つ一つをここであげることはできませんが、恥ずかしながら、こんな大事

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    2020年08月08日
  • 疫病2020

    購入済み

    コロナ禍の現時点での振り返り

    この本を読んだ時点でコロナ禍の真っ只中であることもあり、目先の情報に踊らされがちでここ半年ほどの大きな出来事も記憶が薄れている。この本によって時系列に沿って何が起きたのかが改めて整理ができた。日本の危機管理、政治家と官僚の関係、現行憲法の制約、台湾のリーダーシップ、中国共産党の力学など多くの問題に気づかされる。大きな変化点や事件発生時の作者のツイートも多く引用されており、臨場感や生々しさも点で迫力もあり興味を持って最後まで読むことができた。

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    2020年07月27日
  • 疫病2020

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    今回の新型コロナ騒動について、ノンフィクション作家の門田隆将氏が早期から中国発信のネット情報を拾い上げてTwitterで情報発信していたが、本書はその内容と経緯を一冊の本にまとめたものになる。

    ジャーナリストらしい嗅覚の良さで深刻になる前からTwitterという形でうまく噛んでいた。専門家ではないので、躊躇するところもあるかとは思うが、今回に関しては専門家が正しいのかどうかもよくわからない。情報や統計に関するセンスが非常に問われた事態だったと思う。

    中国陰謀説に関する言及にはもう少し公平さを感じさせる書き方もあるように思うが、中国政府の居丈高な対応と日本政府の無策さは十分わかる。アベノマス

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    2020年07月26日
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日

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    菅元総理が現地に行って批判されたり東電幹部が無能な事や福島原発の所長以下現場社員が頑張っていた事は記憶があるけど、福島のみならず東日本全体が危機に陥っていた事はあまり知られていない。
    福島の方には気の毒だけど、よくそれだけで済んだのは東電の現場社員たちのお陰だと思います。

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    2020年06月30日
  • 記者たちは海に向かった 津波と放射能と福島民友新聞

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    取材の最前線で命を喪った24歳の新聞記者がいた、福島民友新聞記者・熊田由貴生だ。彼は何故死んだのか?そしてその死は、仲間たちに負い目とトラウマを遺した。「福島民友新聞」を舞台に広げられた壮絶な闘い、「命」とは何か、「新聞」とは何かを問うノンフィクション。

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    2020年05月18日