安藤広大のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本書は、「個人の力ではなく、仕組みで組織を動かす」というリーダー論を、非常に実践的かつわかりやすく解説した一冊です。リーダー自身が頑張り続けるのではなく、誰がリーダーになっても回る仕組みを作ることが、人の上に立つ者に求められる本質だと繰り返し説かれます。
組織を仕組みで動かすことの理由が分かりやすく語られており、目から鱗でした。
特に印象的なのは、「属人的な管理では限界がある」というメッセージです。リーダーのカリスマ性に頼らず、行動ルールや評価制度、権限移譲などを仕組み化することで、組織は自走し、リーダーは“現場のプレイヤー”ではなく“仕組みの設計者”に徹するべきだとしています。
また、 -
Posted by ブクログ
社長みずから現場に入るのをやめる。、決めるのは社長。
社長はトップセールスマンでなくていい。
社員に愛社精神を持たせるのをやめる。
経営理念を社員全員に理解させるのやめる。(立場によって見ている景色が違う)なぜなら各自が理念に基づいて意思決定を始めてしまうからだ。
社員のモチベーションを上げなくて良い。
誰が評価をもらう存在なのか、評価を得るには何をいつまでにやらなければいけないのかを伝える
数字、事実で判断できない評価基準を伝えるのをやめる。
頑張っている姿を見るのやめる。プロセスを評価すると、個人的見解・感情が入ってしまう。
個人的な能力の高い人間にだけルールを守らなくても -
ネタバレ 購入済み
リーダーの役割がよくわかる
半年ほど前に1度読み、実践してみて再読。
もともと一プレーヤーとして好き勝手に動いていたが、そろそろリーダー、マネージャーとしての役割も期待されるようになり、試行錯誤していたところだったのでモヤモヤがスッキリした。
ポイントは、リーダーの仮面をかぶり、ルール、位置、利益、結果、成長の5つに集中。
なるほどそれっぽい考え方や行動を意識するようになってきた。
仮面(役割)というものにフォーカスすることでシンプルに考え行動できる。
仮面をかぶるとルール、位置、利益、結果、成長と自身にも厳しくする必要があり、成長につながっている。
当面、本の通り行動し、自分のものにしていきたい。 -
30人以上の規模のリーダーに
現場経験のある方の意見で非常に勉強になる。
ただ、数人のチームリーダー向けというよりは、会社の社長やプロジェクトチーム並みの規模があるリーダーの思考に近い気がする。
コミュニケーションが1対1に近づくほど感情の影響力は大きくなるので、仮面やドライという表現は少し語弊を招きそうな表現ではある。
そこを履き違えなければとても素晴らしい教科書となるだろう。 -
Posted by ブクログ
ほとんど、自分がやっていたことは正に真逆だった!というかページをめくって読むたびに自分の今までを完全否定された感が増していきます。社長って……自分の気持ちよさを求めるのか、成果をあげることに注力するのか。この部分が私にはごちゃ混ぜになっています。すべてをやっていくことは相当いばらの道です。だって孤独なんですもん、深いですね〰️この本は!成果を出しやすく組織としてのルールを浸透させるには良い本です。軍隊的組織の強さを説明しています。現代の個々の能力を自由に発想することでその力を活用している会社もありますが、最後は結果を出した方の成功が成功であると私は思います。結果をだすための目的、ゴールがあるの
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Posted by ブクログ
ネタバレ一見、リーダーであれば大体やってるでしょ。と個人的に思っていたものがかなりの割合で否定されていて、ほんとかよ〜と思うわけですが…
一つ一つの解説を読むと、あぁ確かにそうだなぁと妙に納得して一気に読んでしまう様な面白い本でした。
改めて思ったのは、いまだに社員に好かれようとか、会社がうまく回るようにと顔をつっこんだりしてると再認識できた(してしまった?)ことでした。今まで読んだ本でも同じような事は書かれているけど、この本ではもっとズバッと書かれている気がしてすごく刺さった感がありました。
社員の声に耳を傾ければ良いというものではない。これはそうすればいいと思っていたトップのことなので、や -
購入済み
面白かった
リーダー論というと、部下のモチベーションをどうするかという論点になりやすいですが、この本はリーダーとしての仮面をかぶり、組織運営に徹することが書かれていて、面白かったです。実際に現場で使える実践的な本だと思います。
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Posted by ブクログ
組織運営方法として流行りとは真逆の発想。これで上場企業のコンサルに入ったり、自身の会社も上場しているから説得力はある。
人気取りやモチベーションを上げることは必要ない。
理念なんて皆が見ている景色が違うのだから浸透しない。
率先垂範は仕事をしている感があるから充実感を得やすい。
とか、今までの行動と真逆な印象を受けました。
そもそも、そのようなことに逃げていたのは、社長の仕事が組織の発展に責任を持つ、というただ一点であることを忘れていたからかもしれません。
その一点を絶対に約束するから、多少は不器用でも無愛想でも許してね、というスタンスです。
これを極論として、従来の組織運営にミックスしてい