安藤広大のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「言葉は過剰、数値は不足」。この一文に、現代の組織が抱える病理が凝縮されています。
言葉で巧みに言い逃れをする癖がついたプレイヤーは、成長が止まる。その冷徹なまでの指摘に背筋が伸びる思いでした。
本書を読んで得た最大のパラダイムシフトは、**「数値化ができると、失敗しなくなるのではなく、失敗を認められるようになる」**という一節です。
以前読んだ『失敗学のすすめ』とも共鳴する内容ですが、数値を直視することは、自分の現在地を正しく把握することと同義です。正しく失敗を認められるからこそ、次の「真の変数」を見つけ、改善に繋げられる。このプロセスこそが、真の意味で「失敗しない組織」を作るのだと確信 -
Posted by ブクログ
人間は弱いものである(性弱説)」という前提に立ち、組織がいかに属人化の罠を回避し、継続的に成果を出し続けるか。そのための「仕組み」の重要性を説いた一冊です。
読み始めて早々、Appleの成功要因を「アイディアだけでなく貫徹力にある」とする著者の主張に、一瞬「やっても無いのに語る資格があるのか」と斜に構えてしまった自分もいましたが、読み進めるうちにその「貫徹させるための仕組み」こそが本書の核心であると気づかされました。
特に印象に残り、実務に照らして考えさせられたのは以下の点です。
「暗黙知の形式知化」という使命
組織を放っておくと必ず属人化します。自分自身が持つ暗黙知を言語化し、自分と同 -
Posted by ブクログ
社長みずから現場に入るのをやめる。、決めるのは社長。
社長はトップセールスマンでなくていい。
社員に愛社精神を持たせるのをやめる。
経営理念を社員全員に理解させるのやめる。(立場によって見ている景色が違う)なぜなら各自が理念に基づいて意思決定を始めてしまうからだ。
社員のモチベーションを上げなくて良い。
誰が評価をもらう存在なのか、評価を得るには何をいつまでにやらなければいけないのかを伝える
数字、事実で判断できない評価基準を伝えるのをやめる。
頑張っている姿を見るのやめる。プロセスを評価すると、個人的見解・感情が入ってしまう。
個人的な能力の高い人間にだけルールを守らなくても -
ネタバレ 購入済み
リーダーの役割がよくわかる
半年ほど前に1度読み、実践してみて再読。
もともと一プレーヤーとして好き勝手に動いていたが、そろそろリーダー、マネージャーとしての役割も期待されるようになり、試行錯誤していたところだったのでモヤモヤがスッキリした。
ポイントは、リーダーの仮面をかぶり、ルール、位置、利益、結果、成長の5つに集中。
なるほどそれっぽい考え方や行動を意識するようになってきた。
仮面(役割)というものにフォーカスすることでシンプルに考え行動できる。
仮面をかぶるとルール、位置、利益、結果、成長と自身にも厳しくする必要があり、成長につながっている。
当面、本の通り行動し、自分のものにしていきたい。 -
30人以上の規模のリーダーに
現場経験のある方の意見で非常に勉強になる。
ただ、数人のチームリーダー向けというよりは、会社の社長やプロジェクトチーム並みの規模があるリーダーの思考に近い気がする。
コミュニケーションが1対1に近づくほど感情の影響力は大きくなるので、仮面やドライという表現は少し語弊を招きそうな表現ではある。
そこを履き違えなければとても素晴らしい教科書となるだろう。