あらすじ
数字がすべてではない。ただ、数字を無視して成長した人は誰1人としていない。
6年で2000社以上が導入した「いま、もっとも人を成長させるマネジメント法」の識学。そのエッセンスの中でも特に「伸びる人」に共通する考え方を紹介。
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Posted by ブクログ
若い頃は「何でも数値化できると思うなよ…」って思っていたが、説明責任を伴う立場になると数値化できていると説得力が増すことに気づく今日このごろ。
無理矢理でも数値化していると(あっているかどうかは別として)、PDCAを回しやすいのも事実
Posted by ブクログ
「言葉は過剰、数値は不足」。この一文に、現代の組織が抱える病理が凝縮されています。
言葉で巧みに言い逃れをする癖がついたプレイヤーは、成長が止まる。その冷徹なまでの指摘に背筋が伸びる思いでした。
本書を読んで得た最大のパラダイムシフトは、**「数値化ができると、失敗しなくなるのではなく、失敗を認められるようになる」**という一節です。
以前読んだ『失敗学のすすめ』とも共鳴する内容ですが、数値を直視することは、自分の現在地を正しく把握することと同義です。正しく失敗を認められるからこそ、次の「真の変数」を見つけ、改善に繋げられる。このプロセスこそが、真の意味で「失敗しない組織」を作るのだと確信しました。
実務に即して特に役立つと感じたのは、以下の視点です。
「確率のワナ」と「分母」の重要性: パーセント表示に惑わされず、分母と分子を分解して見る。「負けたことがない(=挑戦もしていない)」という停滞を暴くための数値化は、マネジメントに不可欠です。
KPIはあくまで手段: KPIをクリアしているのに目標に近づかないなら、KPIの設定自体を疑う。この「視座の高さ」こそが、リーダーに求められる解像度なのだと気づかされました。
変数の絞り込みと「やらないこと」: やるべきことが膨れ上がる中で、何に注力し、何を捨てるか。短期的な数字に追われるだけでなく、長期的な視点から逆算して「今、動かすべき変数」を特定するステップは、役職が上がるほど重要度が増すはずです。
もちろん、現場では数値を突きつけるだけでやる気を失う人もいます。『リーダーの仮面』同様、すべてを機械的に当てはめるのではなく、組織の状態に合わせて「劇薬」として使い分けるバランス感覚は必要でしょう。
しかし、感情や精神論に逃げず、事実ベースで淡々と役割をこなす。そのための「数値化」は、真面目に向上心を持って働く人間を守るための、最もフェアな仕組みであると感じました。
Posted by ブクログ
本の厚さの割に読みやすい。
1〜2時間くらいで読破できると思う。
刺さったポイント
評価軸について、現状維持を作らない方がいい。プラスかマイナスか。成長し続ける制度設計にしようと決意できた。
KPIの正しい用法、PDCAのあるべき姿も即実践できる。
Posted by ブクログ
自分に足りなかったところを全てさらけ出してくれた書籍でした。
長期の目標を考えながら、何クソ精神でいった先に自分を愛すことができるんじゃないかなと思いました。
Posted by ブクログ
物事を数字で考える。変数が何かを考える。
今後の仕事で参考になる事ばかりでした。
「数字だけで判断するな」と不満を持ってたのですが、「数字が全て」になりました。笑
リーダーの仮面も読みましたが、非常にビジネスの考えとして、参考になる作品ばかりです。
残りの2冊も読んでみます。
素敵な考えの著者です。
勉強になる
営業職場の管理者として、大変参考になる本でした。安藤広大さんの本はいずれも読み応えがあります。数値化は冷たく思えてしまいそうですが、この本を読むとそうでないことが分かります。
Posted by ブクログ
あいまいな基準とおさらば 働かないおじさんの出来上がり方には
非常に納得した。
あいまいな目標は、
あいまいな基準を生み
あいまいな成果すらも出てこなくなる
・自分に言い訳を許さない基準。
・どう達成するかの、「変数」の見つけ方
・「変数」をどう、更新していくのか
簡単に読めるのに、めちゃくちゃ深い
数字の大切さがわかる
この本を読んだ後に思ったのは、日常会話でいかに数字を意識せず会話してたんだと思いました。
例えば「少し→何個」「たくさん→何十個」など数字使う事で話が具体的になり、話し相手の認識ズレがなくなりました。
この本をきっかけに苦手意識を持っていた数字が好きになりました。
Posted by ブクログ
ぎゅっとすると、すごいあっさりするんだけど、それだけにこの本を通した筆者の主張は明快。
簡単なことだけど、完璧に実践できている人は少ないのかもしれない
Posted by ブクログ
仕事をしていると、同じ場面を見ているはずなのに、人によって受け取り方がまるで違う、ということが起きる。
「あの件、うまくいってますよ」「いや、全然ダメだろう」——どちらも嘘をついているわけではない。
ただ、判断の基準がバラバラなのだ。
この本は、その「認識のズレ」こそが、職場のあらゆるコストとストレスの根源だと言い切る。
著者の答えはシンプルだ。
数字を共通言語にしろ、ということに尽きる。
感覚や経験則ではなく、誰が見ても同じ意味に受け取れる客観的な事実、それが数字だ。
評価も、進捗も、目標も、数字に落とし込むことで初めて「認識のズレ」がなくなる。
言われてみれば当たり前のことだが、これを徹底している職場がどれほどあるだろうか。
そのうえで本書は、行動量・割合・変数という順に話を展開していく。
なかでも「割合で評価すると行動量が落ちる」という指摘は、管理する立場として冷や汗が出た。
10件中8件の成果(80%)を褒めることで、部下が分母を増やすことを恐れるようになる。
そんな評価を、自分はずっとやっていたかもしれない。
数字を使っているつもりで、肝心な数字を見ていなかったのだ。
この本が面白いのは、数字を「管理ツール」ではなく「共通言語」として捉えている点だ。
数字があれば、「自分に何が足りないか」が誰の目にも明確になる。
評価する側もされる側も、同じ地図を持って仕事ができる。
それは、余計な摩擦を減らすことでもあるし、言い訳の入り込む余地をなくすことでもある。
50代ともなると、長年の勘と経験が自分の判断基準になっている。
それ自体は悪くないが、問題はその基準が他人と共有されていないことだ。
この本は、そのことを静かに、しかし確実に突いてくる。
読み終えて、自分の言葉がいかに主観に頼っていたかを思い知らされた。
Posted by ブクログ
成果を出す為の思考法が詰まった本
営業職以外でもいろんな分野に活かせることができる為、新卒社員や新たな分野に挑戦しようとしている人、現状の結果に不満を持っている人には是非読んでほしいと思います
Posted by ブクログ
社会人になる前、社会人の間にもう一度読みたい、社会で、会社の中で数字を意識することの重要性、数字の中でも気をつけないといけないものがあったり、それを基にどうPDCAサイクルを回すか、社会人として成長するため、仕事ができる人になるために必要な数字の要素、重要性を知れる本であった。
Posted by ブクログ
1 行動量を増やす
2確率のワナに気をつける
3変数を見つける(変えられないものを理解する)
4真の変数に絞る(変数を減らす、ときとして変数は定数になる。不変ではない)
5長い期間から逆算する(長期目線での変数も理解して短期目線の変数を数値化)
数字のあとに「自分らしさ」が出てくる
学校や会社での評価は、別に「人間としての点数」や「人としての価値」を表しているわけではなく、仕事上の「機能」として切り分けて考えないといけない
誰が見ても公平で明らかな評価を、上司は部下に対して下す必要がある
仕事ができる人というのは、評価者からの評価を得られる人(上司と部下の間で認識のズレのない評価を得られる人)
仕事の「変数」を見つけ、さらに過去の「変数」を疑い、捨て、新しく仮説を立てる
終章(まとめ)
順番を間違えない
数字の成果→自分らしさ
数字の根拠→言葉の熱量
まずやってみる→理由に納得する
チームの利益→個人の利益
行動量を増やす→確率を上げる
長期的に考える→逆算して短期的に考える
Posted by ブクログ
数字が大事、とわかってはいるけど向き合ってこれてないな〜って人にはぜひ読んで欲しい。
数値化する際の方法や注意点もそうだけど、自分に曖昧な評価を下さないぞ!と前向きな気持ちになれる。
余計な成功エピソードが散りばめられていなくて、数値化の重要性と方法論がわかりやすくまとめられているのが◎
ただ、「気合いで頑張る」では仕事のパフォーマンスは上がらない、とあったけど、「とことん厳しく数値化する」こと自体、自分への厳しさがないとできないことだから(気を抜くといつでも目をそらすことができる)、どうしても気合いは必要だよなーとは思った。
人間は「計画を立てるとき」がもっともテンションが上がる、という言葉は計画立てるけども予定通りいかない自分に刺さりまくりました。。。痛い。。。
株式会社識学の会社風土は外資系みたいだな〜と思った。
「上司は部下の結果だけを評価してプロセスは評価しない」「評定にマイナス評価を取り入れて、一度上がった給料でも下がる仕組みにすることで、現状維持はやばいと思わせ行動量に繋げる」とか。
【 自分用メモ 】 ───────────────
●他人の成功論はすべて「仮説」
・すべては「個人体験」に過ぎない
・その方法を自分で試してみて、自身の目標達成に数字的な変化があってはじめて「仮説」が「変数」になる
・上司の成功法則もおなじ
●出世しておかないと「評論家」になってしまう
・「あれはやめたほうがいい」といわゆる口だけの「働かないおじさん」まっしぐら
・割合ではなく分母の行動量にフォーカスし続ける
●「働かないおじさん」を出さない企業制度
・「マイナス評価」を取り入れる
・一度上がった給料でも下がる = 0はない
・「現状維持はやばい」と思わせ行動量に繋げる
●短期的には損だけど、長期的には得なことがあることを忘れない
・「5年後はどうか」をセットで考える
●数値化は安心材料ではない
・不足を見るためのもの
・日々数値を意識・把握する
・変化にいちはやく気付けるようになる
●数字に表れない「やりがい」や「達成感」は、数字を追いかけた先で、ふと振り返るとついてきているもの。そして、その逆はありえない。
●「仕事のどこを変えればいいのか」について
・これを作るのが、いわば仕事の醍醐味
・仕事の結果を変えうる変数(行動)を見つける
・目標につながる変数をまず信じる、行動する、振り返って確認する、もっと成果につながる変数はないか探し続けることを忘れない
・そして「変えられないこと」を言い訳にしない/させない
●「やらないこと」を先に決める
・「やりたいこと」を10個書き出す
・上位の3つを「今すぐやるべきこと」、残りの7つを「やらないこと」にする
Posted by ブクログ
これから社会人になる上で大事にしたい考え方がいくつも書かれていた。主なものを以下に示す。
・数字が全てではないと言いつつも、まず重要なのは目標の数字に向かって努力をすることで、そのためには行動量が必要。
・仕事を評価する際、目標未達成をゼロではなくマイナスと評価することで、未達成への危機感をもって仕事を行うことが出来る。
・問題解決のためには、結果に影響を与える変数を見つける事が肝要。結果とは結びつかない定数は置いておく。変数を見極めるべく試行錯誤。
・未来の自分から逆算して行動量を決定。目標達成できそうかを逐一確認。
目の前のことに取り組むだけでなく、心を鬼にして現状を数字で把握し、目標達成のために行動を積み重ねていきたい。
Posted by ブクログ
未来の姿と今日のKPIは繋がっている、という言葉がとても良かったので、大事にしたいです。
KPI(Key Performance Indicator)「目標を達成するために数値化させた指標」というのをきちんと説明されていて、かなりとっつきやすかったです。
そしてPDCAでいうDの、軸となるような部分を言語化してもらえた気がします。Pのために数値化されたDにこだわる。その変数を探す作業を苦しみながらやる。それが、基本だけど真髄なんだなと思いました。
以下、要点を箇条書きます。
◆数値化の本質について
・PDCAで、Dの行動量を数値化して上げることが重要で、そこに正解は問わないでOK。
・行動しないと評論家になってしまう。それは失敗を恐れて何もできなくなった恐ろしい末路だ。
・数値化といっても割合で考えない。分母を常に大きく。やっぱり行動量が全て。行動量にフォーカス。
◆数値化すべき対象選択
・変えることのできないものは定数と考えて、変えることのできる変数が何かを考える。基本これ。センスや要領がいい、と言われるのはこの変数を見つける速度が速いという意味。
・変数を見つける作業は、自分の行いが間違っていたことを認める作業なので、基本苦しい。間違いを認めた人が成長できるカラクリはこれ。
・定数や、重要度の低い変数は捨てる。センスのいい人になれ。確かな真の変数は1つありそれを信じてやってみる、そういう感覚でOK。
・数値化の鬼にならないと捨てるべき変数が見えてこない。がんばろう。
◆数値化の実践のコツ
・行動量を数字化して、なぜ成功しないかを問い、間違いを認める。
・「やった気になる」ことを排除するのがコツ。
意味を後付けして足さず、当初のPに対して効果があったかを評価する。
・基準が高くないと生ぬるいリターンになる。
Posted by ブクログ
定期的に読み返したくなります。数値化がなぜ必要なのか、どうやって取り組むのか?仕事だけではなく、プライベートでも使える。特にPDCAは知っていたがDの数が圧倒的に足りないと思った。いかに行動するか。そして変数を見つけるのか。これが肝
Posted by ブクログ
何が変数で何が変数でないのか、
変えるべきところはどこなのか
仕事を数値で評価することの基本手法が書かれていた。
これを読んで、転職先は評価が数値において明確なところが良いと思った。
Posted by ブクログ
日々の業務において数値化にこだわってPDCAを回すことの重要性を説いた本。
雰囲気や感覚ではなく定量的に評価可能な目標に落とし込む。数値目標に向けて行動量を増やす。
その数値について、XX%改善のようにパーセンテージに惑わされないこと。分母が小さければ、改善効果の数が少なくてもたくさん改善したように見えるから。
やみくもに行動するのではなく、結果に対する施策を変数として考える。どんな施策をしたら結果がよくなったのかを常に考える。効果がないものや、自分では変えられない変数にこだわってはいけない。
変数は勝手に増えていくもの。もっとも効果が高いものに注力してそうじゃないものを削ぎ落とすのがリーダやマネージャーの努め。
定量的なKPIだけを見ていると短期的な視点になりがち。長期的な5年、10年スパンで考えて、それを逆算して短期的な目標を定める。
Posted by ブクログ
数値化の鬼、本の真っ赤な色とネーミングに惹かれて、購入。
いい意味で、初文から「しっかりしろ!」と、頭を叩かれた気分。ビジネスの基本は、数をこなす、行動量、PDCAのD(行動)が大事。
定数と変数という表現がわかりやすい。読後、自身の業務の定数、変数はなんだろう、とよく考えるようになった。20代で読みたかった。これからの仕事に絶対活かそう。
Posted by ブクログ
サクッと読めた!
KPIの考え方をよくわかってない人におすすめ。
目標は行動レベルのKPIに分解して行動量を追うことの重要性は認識していたけど、実際にMBO評価や副業をKPI化できていなかったので、改めてKPI化したいと思う。
優先順位の高いもの1つに絞るというのも難しいが大事。MBOの最重要目標を決めたい。
Posted by ブクログ
社会人1〜3年にはおすすめ。
①%に逃げない
②変数を突き止める
特に上記2つを意識して、数字で検証していく。
日頃からPDCAを行い、数字で語る癖をつけていきたい。
Posted by ブクログ
これまで数字に対して苦手意識があったけれど、
苦手意識を持たずにやるしかないと思えた。
なぜなら、数字は客観性を持たせてくれて公平な評価をする材料になるし、質を求める前に数をこなさないと意味がないから。
Posted by ブクログ
数字を曖昧にして評価などをしていたので、その曖昧さが部下に不安を与えていることに気づくことができた。しっかり指標を持つことはお互いのためにも大切。また、%で物事を見ることは母数などによって捉え方が大きく変わるので危険であることを学んだ。
Posted by ブクログ
自分の1日の行動を、迷いがなくなるレベルまで数値化、KPI化すること。
変数が何かを常に考える。変数=自分の力で変えられること。変数は時間が経つと定数に変わることがあるので常にブラッシュアップする。
真の変数とは、人の魅力や人間性でなくルールや仕組みにある。
頭のなかで一瞬でも数字で考え、納得できない時は数字で詰める。
わかったふりをしないのも大事だな
Posted by ブクログ
数字を伴わない目標と評価には意味が無い。
数字を突き詰めた先にあるのが「数字が全てでは無い」ステージ。
PDCAのDを増やす。
定数と変数を見極める。
目標設定と正しい努力について分かりやすく書かれてる。イシューからはじめよも同じような事が書いてあった気がするが、本書は具体的で分かりやすいところが◎
定期的に目次だけでも読み返して、
自分のものにしたい。
Posted by ブクログ
「リーダーの仮面」に続いて著者の本を読むのは2冊目。
タイトルに惹かれて読むことに。
数値化するメリットは、客観的な物差しを得ることで意識のズレが無くなると著者は言う。
さらに、「仕事が出来る人」は物事を「数字で考えられる」、そしていかなる時も「数字」で考えると。
確かに数字にすればズレは起きにくい。
しかし、ここで疑問が。
著者も「仕事が出来る人」の定義は十人十色だと言っている。そのてんでバラバラのものをどうやって数字化するのだろう?すべてを数字化できるなら、この点においても数字化できないとおかしいことになる。
まあ、そこはさておき、大まかな内容については納得できる。
PDCAを回すとき、具体的にしているつもりが、よく考えてみるとずいぶん感覚的にやっていることがある。
感覚が悪いのではなく、あとから評価や比較ができないならせっかくのPDCAも効果が半減してしまう。
また、確率の問題も躓きがち。2人の成約率50%と60%と聞けば60%の方が良さげだが分母によって成約数は変わる。20人中の50%なら10人成約、10人で60%なら6人にしかならない。
当たり前のことだが、ついつい見落としそうになるのは私だけだろうか?
著者はどんなプレーヤーにも当てはめられるというが、やはり営業職と経理のような事務職、人相手の看護職などでは人の評価として同じように当てはめるのは無理がある。
この辺りをちゃんと「こういう業種に向いている」と言ってくれるといいんだけど「どんな場合でもこれが正解」的に言われるとちょっとなあ・・・
Posted by ブクログ
本書を通じて数値化の重要性がわかる。しかし数値化する上で重要な要素を見極める能力も重要であることが分かる。例えばパーセントや平均値は恣意的に印象操作することが出来るため、ニセモノの数値化に騙されないよう注意する必要があると気づくことが出来る一冊となっている。
Posted by ブクログ
本書は、『リーダーの仮面』に続き、識学流マネジメントの根幹を成す「数値化」の重要性を説く一冊である。
数値化の真の目的は、感情や曖昧さを排した徹底的な合理化により、仕事のスピードを最大化し、最短で成長することにある。その具体的なプロセスは、PDCAサイクルに「変数」という概念を組み込み、定量的な行動目標(KPI)の立案と検証を繰り返す手法として提示されている。
著者の説く「変数」とは、目標と現状のギャップを解消するための「真の課題」に他ならない。重要となるのは、無数にある要素を「変えられるもの」と「変えられないもの」に峻別する視点である。変えられないものを「定数」として切り捨て、変えられる変数の中でも最もインパクトの大きい要素に注力する。この冷徹な取捨選択が成果を分けるのだ。
変数を特定し、その数値の改善にのみ全力を注ぐ。この思考の徹底こそが、個人の停滞を打破し、組織を成長へと導く確実な手段であると再認識させられた。
Posted by ブクログ
リーダーの仮面を読んで、識学に興味を持ったので手にした本。
数字的な根拠がない場合、具体性がなく抽象的になりがち。個人の主観で物事をみたり測ったりするよりも、客観的な視点で捉えて、数値に変換していくことで、評価する側も、してもらう側も効果測定がしやすいよな。
数字は裏切らないということは分かるのだけど、定量的には測りきれない大切な部分もあるから、考え方の好みは分かれてきそうかなって思う。
PDCAのすすめ
数値化を意識し、PDCA をしっかり回す。本書は一貫して、その事を説いておると思った。その通りとは思うが、実践できる人は少ない。なぜできないか、どうすればできるかについて、より突っ込んだ内容が欲しいと感じた。