安藤広大のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「言葉は過剰、数値は不足」。この一文に、現代の組織が抱える病理が凝縮されています。
言葉で巧みに言い逃れをする癖がついたプレイヤーは、成長が止まる。その冷徹なまでの指摘に背筋が伸びる思いでした。
本書を読んで得た最大のパラダイムシフトは、**「数値化ができると、失敗しなくなるのではなく、失敗を認められるようになる」**という一節です。
以前読んだ『失敗学のすすめ』とも共鳴する内容ですが、数値を直視することは、自分の現在地を正しく把握することと同義です。正しく失敗を認められるからこそ、次の「真の変数」を見つけ、改善に繋げられる。このプロセスこそが、真の意味で「失敗しない組織」を作るのだと確信 -
Posted by ブクログ
人間は弱いものである(性弱説)」という前提に立ち、組織がいかに属人化の罠を回避し、継続的に成果を出し続けるか。そのための「仕組み」の重要性を説いた一冊です。
読み始めて早々、Appleの成功要因を「アイディアだけでなく貫徹力にある」とする著者の主張に、一瞬「やっても無いのに語る資格があるのか」と斜に構えてしまった自分もいましたが、読み進めるうちにその「貫徹させるための仕組み」こそが本書の核心であると気づかされました。
特に印象に残り、実務に照らして考えさせられたのは以下の点です。
「暗黙知の形式知化」という使命
組織を放っておくと必ず属人化します。自分自身が持つ暗黙知を言語化し、自分と同 -
Posted by ブクログ
ネタバレ気になったフレーズ
1マネジメントで気にすべきは5点だけ
ルール 位置 利益 結果 成長
2感情は横に置いておくべき、出していいのは結果が出たあと。基本は褒めない、子育てとは違う
3識学では優秀とは能力と組織適応能力が半々。能力だけでは半分しかアウトプットが出せない
感想
マネジメントをするにあたってこれまで知っていたような一般的な考え方ではなくある方式に則ってマネジメントするという再現性のあるやり方に驚いた。参考にできる部分がとても多く最近読んだ本の中では最も自分に刺さった。
識学のメリットだけを推すポジショントークというかやや強引なところが散見されたが、組織を成長させるためには感情 -
Posted by ブクログ
マネージャーになる前となった後で2回読みました。
1回目は正直、仕組みという概念が理解できず何かを得られた感覚がありませんでした。
しかし、実際にマネージャーとなってマネジメントの難しさに直面した際に再度手に取ってみると、非常に的確な内容であることが読み解けました。
自分の思い通りにならない部下を言葉だけで動かそうとしていた自分が如何に愚かだったか痛感させられます。
まっさらな荒原で違う方向に向かって歩く相手の手を取って正しい方向に導くのではなく、あらかじめ正しいベクトルに向いたレール(仕組み)を敷くといった感覚です。
書かれている内容を実践できるかはともかく、そうした考え方があるということを -
Posted by ブクログ
これまでいかに自分が曖昧な表現を多用してきたか、本書を読んで身に染みました。特に「形容詞」や「形容動詞」、そして便利に使っていた「〇〇力」という言葉が、いかに具体性を欠いていたかを痛感しています。
本書は、社会人なら誰もが遭遇する場面を事例にしているため、非常に納得感がありスムーズに読み進められました。主なテーマは「数値化の重要性とその思考法」です。基本的にはプレイヤー向けの内容ですが、チームを導くマネージャー層にとっても、組織内の曖昧さを排除するために必読の一冊だと感じました。
特に印象的だったのは、序盤から一貫して語られる「目標設定」「KPI」「変数」というキーワードです。営業視点の事例を -
Posted by ブクログ
リーダーの仮面
「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法
著:安藤広大
出版社:ダイヤモンド社
優秀なプレイヤーは、必ずしも、優秀なリーダ―になるとは限らない
ペルソナ、人間は、いくつも、ちがった顔をもっている
優秀なリーダーとなるためには、「リーダー」としての仮面をかぶれといっています。
ただ、仮面をかぶったリーダーとして嫌われても、それは、その人の人格を否定されたことではない
そして、本書は、若手リーダのために、マネジメントのノウハウを伝えるための書である
安藤氏の4書の第1作目、棚卸で、感想を書いていなかったので、今回読み返してみました。
リーダーの仮面 2020