柞刈湯葉のレビュー一覧

  • 人間たちの話

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    あらゐけいいちの表紙だったのでなんとなく読みやすそうだと思ったが、予想通り読みやすく面白かった。「宇宙ラーメン重油味」の印象が強い。

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    2026年03月13日
  • 横浜駅SF 全国版

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    前作の続編というより、スピンオフ作品がたくさんな感じでした!
    JR北日本のアンドロイドであるハイクンテレケが出会った人間は「キセル同盟」がどうして出来たのかを語る。そして「キセル同盟」のリーダーケイハの父親の話。
    他にも熊本での横浜駅との攻防のなかで起きる殺人事件やネップシャマイの仲間たちアンドロイドの話。各キャラクターの深掘りなところが良かったです。あとがきも好き。

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    2026年03月12日
  • 横浜駅SF【電子特典付き】

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    横浜市民となってから、横浜駅は日本のサグラダファミリアだという話題は良く聞いていた。確かにずーっと工事してたし、待ち合わせ場所も全然定まらないし。そんな横浜駅がついに『完成』してしまったらしい。サグラダファミリアも完成するし時代の流れを感じずにはいられない。
    そんな時にSF作品紹介動画でこちらの作品が出ていた。柞刈湯葉先生の作品は読んだことがあり、めちゃくちゃ面白かったからこの作品もタイトルだけは知っていた。けれど紹介動画で話されるあらすじが余りにも面白そうすぎてすぐに手を付けていました。もっと早くに読んでいたら良かったな。横浜駅が自己増殖を繰り返し国土のほとんどが横浜駅になるとか、何言ってる

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    2026年02月28日
  • まず牛を球とします。

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    大学大学院と物理やってたので、タイトルに惹かれて。 15編入ったSF短編集。 表題作はまず発想がすごい。球形の牛からこの発想にいくのかー!という。 短編集は、全部読んだ後タイトルを見返しても、これはなんだったかな?と忘れてしまう話が出てくるのが常なのだけれど、この本はタイトルみたらくっきりはっきり全て思い出せました。 それくらい各話特徴的で楽しく読めます。おすすめ!

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    2026年02月16日
  • 横浜駅SF 全国版

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    うっかり本編より先にこちらを読んでしまい、背景を理解するのにすごく時間がかかった。にもかかわらず、設定が分かってしまえば物凄い面白い。作者がストーリーテラーだと感じました。本編を読んだ後の感想としては、こちらの方が密度が濃いと感じました。

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    2026年01月31日
  • まず牛を球とします。

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    一編一編、ギュッと面白い。薄めの文庫本、しかも短編集なのに読み終わるのに非常に時間がかかった。そして、読み終わるのが勿体ないと感じた。ファンになりました。

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    2026年01月06日
  • 横浜駅SF 全国版

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    「プロローグ」は青函トンネルの作業現場から始まる。そこはJR北日本が「横浜駅」と戦っている前線。

    この本は2017年12月24日に販売された「横浜駅SF」の後、2018年8月10日に発売された番外編の短編集。収録内容のタイトルは以下の7つ。

    ●プロローグ
    ●瀬戸内・京都編 A Harash Mistress
    ●群馬編 Self-Reproduce ENGINE
    ●熊本編 Confectionery 451
    ●岩手編 Scabbers Live in Your Brain
    ●エキナカ都市案内
    ●あとがき

    自己増殖を繰り返して日本全土を覆いつくさんばかりの横浜駅だけれど、海中を侵略することは

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    2025年11月28日
  • 人間たちの話

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    短編集
    ジョージオーウェルの1984を彷彿とさせる現代版監視社会の作品やルネマグリットの記念日を題材にした作品など、好きなものがテーマになっている作品がありとても好きな小説でした。

    タイトルになっている人間たちの話も大好きです。

    とても読みやすくどの年齢層にもオススメできそうです。

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    2025年11月27日
  • 横浜駅SF【電子特典付き】

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    横浜駅が無限増殖するSFです。奇想天外摩訶不思議。

    超高度文明から100年以上経った未来の日本が舞台です。

    リニアモーターカーが走っていた頃が「超高度文明」と呼ばれる時代でした。しかし、その後の100年で世界戦争を経験し、文明は大きく後退します。社会の活気は失われ、人々の生活は圧倒的な生産力を誇る横浜駅にすっかり掌握されてしまいました。

    つまり、日本全国大体横浜駅。

    物語の冒頭は主人公が富士山を眺めて、あー、今年も横浜駅のエスカレーターが斜面を覆って富士山が黒く見えるなー、と季節感を感じているところから始まります。エスカレーターで山肌が黒く見える富士山は夏の訪れなんだそうです。

    この

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    2025年11月23日
  • 人間たちの話

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    柞刈湯葉の空想世界を巡る旅。

    SFはジャンルとして初読だった。凝りすぎたSF設定、インテリうんちく、長尺の小賢しい自分語りに「やれやれ…」と思っていると、人間社会への風刺に加えて心に響かせる文学性が隠れている。

    現実とは広く乖離した世界の中に妙に現代的でリアルなテーマが隠れている。胸を撃つ言葉がある。

    難易度はそこそこ高い。彼の世界を楽しみながら漂流して「これって実は…」を発見して欲しい。

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    2025年11月14日
  • 未来職安

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    「そんな馬鹿な!」と思いつつ、「実際にこうなるのかもしれない」と思わせられる。生きている間に途轍もなく大きなパラダイムシフトがあるのだろうな……。

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    2025年11月13日
  • まず牛を球とします。

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    牛は食べたいが、動物は殺したくない。そんな人類の夢が実現した未来を描く表題作『まず牛を球とします』他、全15作品収録のSF作品集。


    心に刺さるSF短編集です。
    「世界を幸福にする仕事」をする科学者の話や、現代の箱男の話、田中という姓が差別される世界の話など、どの話も現実の延長線上や、ほんの少しズレた未来の話のように思えて、奇妙で落ち着かない気分になります。

    好きだった話は、先述の世界を幸福にする科学者のはなし、『ボーナス・トラック・クロモソーム』。淡々としていてちょっと疲れていて、でも前向きな一人称語りが癖になる。

    退屈な話の代表といえば数学と他人の夢、を合わせた話『数を食べる』も面白

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    2025年11月09日
  • 人間たちの話

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    短編集。収録作品は以下の6編。

    ●冬の時代
    ●たのしい超監視社会
    ●人間たちの話
    ●宇宙ラーメン重油味
    ●記念日
    ●No Reaction

    この中で元々読んだことがある作品がある。2025年4月に読んだ『ベストSF2021』(竹書房)というアンソロジーに『人間たちの話』が入ってた。この短編を単独で読んだとき「火星に生命がいるかというSF的な話の合間に、人間関係が希薄な30歳独身男性と12歳少年が家族になろうとする。いいはなし。」という印象を持った。でも、この作品は元々アンソロジーのためではなく2020年に出版された『人間たちの話』というこの短編集のために書き下ろしされた作品だったらしい。

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    2025年10月26日
  • まず牛を球とします。

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    読んでいる最中は面白さを自分で言語化できていなかったが、小川哲さんによる解説「柞刈湯葉の面白さは、『フィクションを見つけてくる』ことにある」という言葉がとてもしっくりきた。

    ひとつの仮定・設定を定め、あとは現実的な思考で組み立てた非日常を描き出すことで、日常の価値を再確認する、というのがSFの真骨頂だと思う。まさにそんな1冊だった。

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    2025年10月05日
  • まず牛を球とします。

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    表題作のインパクトを受けて購入したが、それ以外も面白い。
    また、小川哲の解説がまたすごい。柞刈湯葉の面白さを言語化するとともに、SFというジャンルの根幹を見事に言い表していると思う。

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    2025年09月30日
  • まず牛を球とします。

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    柞刈湯葉の世界観が炸裂する短編集。

    「まず牛を球とします」
    「犯罪者には田中が多い」
    「スコットランドの黒羊」
    「数を食べる」
    「石油玉になりたい」
    「東京都交通安全責任課」
    「天地および責任の創造」
    「家に帰ると妻が必ず人間のふりをしています」
    「タマネギが嫌い」
    「ルナティック・オン・ザ・ヒル」
    「大正電気女学生~ハイカラ・メカニック娘~」
    「令和二年の箱男」
    「改暦」
    「沈黙のリトルボーイ」
    「ボーナス・トラック・クロモソーム」

    タイトルからもう面白い。
    そして深さもある。

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    2025年09月22日
  • 人間たちの話

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    ネタバレ

    『記念日』はカフカ『変身』と村上春樹『TVピープル』と似た香りがする。といっても、冒頭の不条理さと巨大な石を他人が意に介さない挙動にそれを感じただけであるが。

    『変身』は10代に読んだことあまりにも有名な書き出ししか印象に残っておらず、結末の方向性(ハッピーorダイ)も覚えていないにもかかわらず引き合いに出す豪胆さ。
    『TVピープル』は直近に読んでいるし、あるPodcastでも話題に出ているのを聴いてる。ラストの不穏さが不気味である。

    翻って『記念日』はなぜか前向き。明らかな不条理に巻き込まれているのに、最後には親近感すら感じておりなんだかハッピーな終結。岩の存在によって正気のない世捨て人

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    2025年08月20日
  • 横浜駅SF【電子特典付き】

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    作者カクヨムより、『横浜駅が自己増殖して日本列島を覆い尽くす未来小説。』とのこと。
    マジでその通りだった。

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    2025年07月07日
  • 幽霊を信じない理系大学生、霊媒師のバイトをする(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    幽霊は信じてないけど霊媒師を信じてるのがいい。

    豊君の人の基準が西田君っていうのがなかなか。

    西田君は最後誰をみたんだろうか。
    一番の可能性あるのは今野勲さんだったりしますかね。

    まさか霊媒師のバイトから凄いシステムの作成に繋がるなんて。

    豊君は凄いと思ってたけど周藤君も凄い。
    行動が的確といいますか。利益を出すのが上手といいますか。

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    2024年10月16日
  • 幽霊を信じない理系大学生、霊媒師のバイトをする(新潮文庫nex)

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    絶対面白いと思って買って、大事に積読してたのに、つい読みきってしまった。
    あー記憶無くして、も一回読みたい

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    2024年09月12日