柞刈湯葉のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
ずっと工事中
開業100年超えるのに、いまだにどこかは工事中。
このままの調子でいけば、本州覆い尽くすくらいの事はするかもしれない。
SUICAのチップを体内に埋め込めば、現金なんて使う必要もない
近い将来そんな未来はありそうな気がする。
でも、貧乏旅行の強い味方、18切符は残しておいてもらいたい!
そういえば、駅は拡張し続けてるけど、肝心の電車はどこ行ったんだろう…
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Posted by ブクログ
重力を司る重素の発見により、現実とは似て非なる発展を遂げた世界。大塚大学理工学部重素工学科に進学した僕は、一人暮らしを楽しんだり、友人とひと夏の冒険旅行に出たりする日常の中、一冊の本との出会いをきっかけとして、重素を用いないで空を飛ぶという「飛行機」なるものを作ることを決意する。
重素の過剰採掘により膨張化する地球や反重力を使用した航空機といった、かなり綿密に構築された世界観を、大学生の一人称の中で小出しにしながら明らかにしていくスタイルのSF長編。青春小説としても歴史改変SFとしても楽しめる作品。
時にユーモラスでありながらも、あくまで淡々とした筆致は青春の過剰さを強調しすぎない、平熱青春 -
Posted by ブクログ
たまにSuicaのタッチがうまく反応せず、自動改札機に引っかかることがある。
サッと体を止められた瞬間、「お前、本当に運賃を払っているのか?」と改札機に問い詰められている気分になる。
あの瞬間は自動改札機が意思を持っているかのように感じられる。
だから「横浜駅が人間を支配する」というこの物語にもすんなり納得して、設定には一気に引き込まれた。
設定にはすごく惹かれたんだけど、心理描写が淡々としていたせいか、人物には最後まで感情移入できず、世界にも入り込めなかった。
世界観があまりにも壮大で、自分の頭の中ではうまく映像化できず残念。
もっと理解できたら、きっと何倍も面白かったんだろうなと思う -
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Posted by ブクログ
人間たちの話
いすかり湯葉
イラスト、あらゐけいいち
早川書房
●人間たちの話
まず、生命が生まれるっていうのは、とてつもなく複雑な化学反応なんだ。
こう分子がきっちりと並んでいると、隣同士の原子でしか反応が起きないので、とても生命が生まれるような複雑なことは起きそうにない。
いってみれば、学校の授業中だ。
液体の水ができる。これは休み時間だ。
宇宙生命よりも難題じゃないか、と境平は思った。居場所を失った子供がどこに行くかなんて、境平は人生において一度も考える機会がなかった。
ちゃんと家族をやろう。とりあえず、そこから、始めよう
●宇宙ラーメン重油味
温度は体温よりやや高い。
なお彼 -
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Posted by ブクログ
SF作品集
短い話がたくさん収録されているのでサクサク読めた。文章にもクセがなく、読んでて引っ掛かりを感じるような小難しい文体ではないように思う。
「犯罪者には田中が多い」はテーマ性と、主人公の哀愁のあるキャラクターが親近感を覚えて良かった。結末も好き。
「数を食べる」は冒頭で示された『数と夢の話』という情報から思いもよらないほど、不思議におもしろく読めた。前半で出てきた何気ない文言がラストで効いてくる展開が好きなので、この本の中で一番好きかも。
「家に帰ると妻が必ず人間のふりをしています。」はタイトルの元ネタを知ってるので、それだけでクスッとしてしまった。話自体も、短いながら不穏さとおか -