柞刈湯葉のレビュー一覧

  • SF作家の地球旅行記

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    面白かった!!
    いま一番好きな日本人作家は、と聞かれたらこの人かも。
    旅行記はそんなに好きなジャンルじゃないけど、ご本人にとても興味があるので読んでみた。

    予想をはるかに上回って面白かった。普通の日常エッセイも読みたい。ものすごく読みたい。有料でそういうのを配信されているらしいけれどできれば本でまとめて読みたい。

    全部おもしろかったけど、やっぱりカナダ編、モンゴル編の海外ものが特におもしろかったな。
    旅先でユニークな体験をした、とかいうことよりも、その体験についての考察がコテコテの理系目線なので、私には思いもよらない方向に深掘りされていて楽しい。一緒に旅行して、延々と喋りを聞けたらいいのに

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    2024年08月11日
  • SF作家の地球旅行記

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    SF作家、柞刈湯葉の旅行記。

    国内、海外問わず、さまざまな場所を旅行するエッセイ集。というとよくある旅行記に聞こえるが、そこはSF作家。

    目的は観光地化された遺跡でも美食でもなく、国境だったり地磁気逆転の記録された地層だったり、電車に乗ること自体だったりと常軌を逸している。鉄道だけに。
    氏の小説と同じ軽妙な語り口でのあてのない旅の記録をみていると、自分も特に無意味にアイスランド行ってトナカイでも食べるか…とか、思えてくる。たぶんいかないけど。インドア派なので。

    インドア派だけど旅には憧れる、けど観光地にはそんな興味無いあなたへの一冊。

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    2024年08月06日
  • 横浜駅SF【電子特典付き】

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    無限に広がる横浜駅。管理される人間。駅の外からエキナカに侵入したヒロトは、ある使命を託される。
    面白い。あれがこうだったらどうなるか。そんな思考の実験遊戯が、SFの面白さなのだろう。
    あちこちに物語の種を残したままなので、そこから想像の芽も伸びます。

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    2024年06月23日
  • 横浜駅SF 全国版

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    ネタバレ

    前作と作りは同じ、話の補完がメインなので目新しい感じが少ないのが残念。
    でも面白い。
    1つだけものすごく期待したけどガッカリしたのは岩手編、ネップシャマイがサマユンクルとヤイエユカルの捜索をしていると遂に見つけ出し…という話。これがもし仲間のボディをツギハギし、話し方までコピーしてなりすましていたなんて話だったら最高なのに!と思っちゃった、途中までそう思ってたけど案外普通。
    期待通りというか、普通です

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    2024年06月17日
  • 横浜駅SF【電子特典付き】

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    ネタバレ

    いやー!面白い!
    ラノベ枠なのが信じられない、キャラの性格とかがそうなのかな。
    キノの旅っぽいなと感じる部分もあるし、バイクに銃も出てくるし。
    主人公以外の行きつく先を終わりまで描かないのもよかった。全部にオチをつけられても困るというか、先が広がってていい。
    続編の全国版もあるのでそっちも楽しみ

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    2024年06月11日
  • 紙魚の手帖Vol.12

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     全部は読んでいない。GENESISが雑誌になって、ノリの良さが前面に出た感じ。これもまた良いな。
     ゲラゲラ笑った青崎有吾さんのメカくらりは別枠として、高山羽根子さん、笹原千波さん、の作品が特に好きだった。

    ■笹原千波『手のなかに花なんて』
    肉体を捨てて情報人格として生きることを選べる世界。花と料理と。
    ■柞刈湯葉『記憶人シィーの最後の記憶』
    あれ、なんかいまいちだった。
    ■宮西建礼『冬にあらがう』
    いつもの宮西さんの、高校生が静かに世界を救うモノなのだが、AIが絡んできた。私いまいちまだ人工知能なるもののすごさがわかってなくて。やっぱ人間その程度のことも考えるのやめちゃだめじゃない?検索

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    2024年05月18日
  • 横浜駅SF【電子特典付き】

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    面白かった。Wikipedia ではこの作品はライトノベルとされているけどそうなのかな。普通にロードムービー的SFとして楽しめた。設定の緻密な馬鹿馬鹿しさの面白さとなんとなく寂しさを感じる文体というか雰囲気が好き。短編集の人間たちの話の中の「冬の時代」と通じる人気のない荒野(この場合はそれがエキナカだったり四国の無法地帯だったりするわけだけど)をいく感じがよい。色々と回収されていないキャラクターや伏線が多いところが気になる。

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    2024年05月17日
  • 未来職安

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    ▼近未来の「職安」を舞台にしたSF連作短編。「働く」ということの意味合いが「エリートであること」になってしまっているなど、格差社会が突き抜けた設定で、一方で生活保護的セーフティーネットは「一応行き届いている」という設定なので、それほど胃液が逆流せずに読めます。

    ▼目黒さん、というのが「普通の常識」を持っている女性で語り部で、言ってみればワトソンさん。副所長の大塚さんというのが奇妙奇天烈な変人、中年男性キャラクターで、言ってみればホームズ役。

    ▼読み終わってしばらくすると、細部はともかくこのふたりのやりとりがとにかくほのぼのと面白かった、という後味だけがはっきり残っています。とっても好印象で

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    2024年04月14日
  • 横浜駅SF【電子特典付き】

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    自分たちで管理をしていた人工的な環境が、拡大して世界そのものになり、自分達の脅威となる。
    自分が毎日利用している駅という施設だからこそ身近に感じ、18切符など知っているアイテムがうまくその世界に落とし込まれている事に感心した。
    毎日の駅内を歩く時間が少し楽しくなった。

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    2024年03月24日
  • 横浜駅SF【電子特典付き】

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     AIの暴走する未来の世界を描いたSF、といえばよくある設定なのだが、なんと暴走しているのは横浜駅。自己増殖する横浜駅が本州のほとんどを覆い尽くし、青函トンネルと関門海峡ではそれぞれJR北日本とJR福岡が徹底抗戦中(四国は陥落)(JRはJapan Rulersの略)。翔んで埼玉…ほどのご当地ネタはないまでも、身近な、あまりにも身近な題材で形作られるとんでもSFはパワーワードの嵐。

    ・スイカ=人体埋め込み式のID認証チップ。横浜駅(エキナカ)に住む六歳以上の人間はこれが無いと自動改札によって強制退出させられる。名称は「誰何」に由来する。

    ・直交座標偽装システム Imitation of Co

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    2024年02月17日
  • 横浜駅SF【電子特典付き】

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    横浜駅が自己増殖して本州を覆い尽くすとか、エキナカにはSuicaを頭に埋め込まれた人間達が住んでて自動改札が歩き回ってるとか、山にはエスカレーターが生えてくるとか、まずそんなトンデモ設定に驚くが、その世界観がとてもよく出来ていて面白い。終わり方がちょっとあっけなくて消化不良なので続編に期待。

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    2024年01月21日
  • 横浜駅SF(2)

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    横浜駅が増殖し日本全体を覆った世界の小説、のコミック版

    主人公がレジスタンスの女性と出会い今後の対策をする
    そして九州側の対抗組織から出てきた単独行動のキャラの活躍
    ハイクンテレケとの出会い

    ほんと最高な作品なので映画化して欲しい…

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    2023年11月06日
  • SF作家の地球旅行記

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    「行ったことのない場所に、特に理由もなく行きたくなる」
    なんとなく移動したい人、および、そういう人の思考過程に興味がある人のためのエッセイである。

    と、“はじめに”に書かれている。
    もうここから笑えるんだけどwww
    読者を面白がらせる文章ではなく、むしろ淡々としているのだけど、それがいちいち面白い。

    青春18きっぷを使った「大人の18きっぷ旅行」が楽しそう。
    コンセプトは「単なる正月の帰省」らしい。
    貧乏学生ではなく大人だから、必要に応じて新幹線や飛行機も使うし、駅ナカで地ビールを飲んだりもする。
    このゆるい感じが好きだなぁ。

    湯葉さんは県境マニアらしい事や、バイク移動が好きな事も分かっ

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    2023年10月29日
  • 未来職安

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    ネタバレ

    所長は猫(スコ)。実質は副所長が経営している職安。働いている人は「生産者」、そうでない人は「消費者」と呼ばれる近未来で、ほとんどの仕事はAIが担い、人間は何の仕事をするかといえば妙なところに需要がある。ブルシットジョブとも言い切れない。ベーシックインカムのような制度が完全普及した社会は、主人公が働く理由を考えると、自立する権利という面で大いなる不安を覚えるが、小説としては楽しく読めた。

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    2023年07月09日
  • SF作家の地球旅行記

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    SF作家柞刈湯葉さんが2019年から2021年にかけてブログで書き溜めた旅行記エッセイ

    本書を読んで湯葉さんって旅行好きなんだなぁと知りました

    湯葉さんの旅行三大原則は「急がない」「頑張らない」「適度に地元に金落とす」だそうです

    で、そんな旅行好きの湯葉さんがまえがきに書いてます
    この旅行記は、観光ガイドには適さない
    旅先での笑えるトラブル話や心温まるエピソードも期待しない方がいい

    なので、湯葉ファンでなければ読まなくていいと思いますw
    けど、もし湯葉ファンなら読んでおくべきでしょう!
    エッセイでも湯葉ワールド炸裂ですよ!w

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    2023年06月30日
  • 横浜駅SF【電子特典付き】

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    ということで一Qさんドハマリの柞刈湯葉さんを初読

    まずは、デビュー作『崎陽軒SF』です

    シュウマイ弁当販売を繰り返す〈崎陽軒の売店〉が、ついに自己増殖を開始。
    それから数百年ーーー横浜駅の99%が崎陽軒化した。

    〜巻末のあらすじより抜粋〜

    まぁ、あくまでこれはSFですのでね
    特に関東圏でお住まいでない方が誤解するといけませんので補足すると
    実際には崎陽軒の売り場面積は横浜駅全体の20%、横浜市全体の3%にすぎません
    まぁ、よく言う「聞くと見るとは大友康平」ってやつですね

    それにしても柞刈湯葉さん
    ものすごい妄想力です

    みなさんも経験ありませんかね〜
    小さい頃のひとり遊びで目の前にあ

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    2023年04月24日
  • SF作家の地球旅行記

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    広告か書評かでこの本を知ったときに、全てが架空旅行記かと思いこんでいたため、実際の旅行記がスタートして戸惑った。とはいえ独特な面白さがあって好き。国内外編を経ての架空編はますます面白かった。

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    2023年01月31日
  • SF作家の地球旅行記

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    著者のTwitterのノリで小ネタ満載でサクサク読める旅行記。最後の二つは架空の旅行記で、こんなにスラスラと嘘つけるのすごいなと思ったが、小説家なのでむしろそれが本業なので当たり前だと気づいた。

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    2023年01月17日
  • SF作家の地球旅行記

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    非常に楽しく読ませていただきました♪

    文体が軽口をたたく感じで小気味よい。
    SF作家さんて、こんな感じなのかな?
    この人の他の本も読んでみたいかも。

    旅に対して身構えずに、軽やかなところが素敵だと思う。

    p204
    とにかく気負わない、頑張らないことが大事だ。

    私もそんな風に生きて、そんな風に旅をしたい。

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    2022年12月15日
  • 横浜駅SF 全国版

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    横浜駅SFのキャラクターや世界観が好きだったので楽しめた。スピンオフ的な位置付けなので、単体としては消化不良なところも残るけれど。

    ハイクンテレケ、シドウ、ケイハ、二ジョー、青目先生、ミイカ、大隈などが活躍。

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    2022年11月30日