柞刈湯葉のレビュー一覧

  • 横浜駅SF【電子特典付き】

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    横浜駅、Suika、改札、キセル同盟、、、。

    駅をモチーフにここまでイメージが拡張された世界に圧巻でした。

    ディストピアな世界観も相まってとても妖しい奇妙な話でとてもおもしろかった。

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    2025年05月11日
  • 幽霊を信じない理系大学生、霊媒師のバイトをする(新潮文庫nex)

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    あらすじを書いてしまうと、理系の大学生が、霊媒師の女性と出会って、その手伝いをし、その街に過去にあった出来事を吐き出すと言う、タイトル通りの話なのだが、軽い筆致の割に、予想外の展開が続き、この作家の本領発揮と言うところだと思う。

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    2025年04月29日
  • 横浜駅SF【電子特典付き】

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    ネタバレ

    着想と設定がすごい
    リアルタイムで読んだ時はピンと来なかったところが、現在の技術に照らし合わせるとなるほどとなった。
    回収して欲しい伏線が多い。
    エキナカにいられる5日間だけで数百年の真相に辿り着けちゃう主人公の運が良過ぎる。

    今回のオチ:
    本州全土に増殖したAI横浜駅だったけど、元々自己崩壊プログラムを用意していた。主人公は幻の42番出口に辿り着きそのスイッチを押す。日本はもう横浜駅なしでは生きられない状態だったが、行末には触れず終了。

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    2025年04月28日
  • SF作家の地球旅行記

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    ネタバレ

    SFの嗜みがないのでどんなもんだろうと思っていたけれど、過度にSF的なところはなく、淡々としていて読みやすい。
    ところどころに挟まれる「笑い所」も自分的には許容範囲だ。
    元々旅行が好きという作家さんのようなので、続刊が出るようなら読んでみたい。

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    2025年04月13日
  • 幽霊を信じない理系大学生、霊媒師のバイトをする(新潮文庫nex)

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    タイトルからしてよくわからないまま読み始めて、ああ、青春小説かなと思っていたら、さらに知らないところに連れて行かれる。そんな読書でした。

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    2025年02月09日
  • 幽霊を信じない理系大学生、霊媒師のバイトをする(新潮文庫nex)

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    柞刈湯葉大先生の最新作、今更ながら、遅ればせながら、読みました。軽やかに、でも面白く、しっかりとの作風にいつものように安心して楽しみながら読んだ。やっぱ好きだなあ

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    2024年12月30日
  • 横浜駅SF 全国版

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    横浜駅sfを再読したくなりました。
    個人的にはこちらの方が世界観がある程度わかっていたので、話がわかりやすかったです。

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    2024年12月17日
  • 幽霊を信じない理系大学生、霊媒師のバイトをする(新潮文庫nex)

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    初めて読む作家さん。面白かった。終盤失速気味だったのは残念だが途中までは文句無し。会話の内容が、主人公の理屈っぽくて少し醒めたキャラを反映して、良い感じなのだ。

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    2024年12月03日
  • 幽霊を信じない理系大学生、霊媒師のバイトをする(新潮文庫nex)

    H

    購入済み

    「幽霊存在を信じない理系大学生」というと、単純に信じていないように思われるのですが、所謂「幽霊と考えられること」を論理的に捉えることで、幽霊でないと思っている大学生を主人公とする小説です。
    オカルトでもないし、単純な青春小説でもなく、心理小説的なもので、楽しく一気に読みました。

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    2024年10月12日
  • 幽霊を信じない理系大学生、霊媒師のバイトをする(新潮文庫nex)

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    柞刈湯葉マラソン三冊目。
    今作もおもしろかった!
    最後まで幽霊がいるいないではなく、"ハルさんを信じている"、で紡がれるのがいい。ジェントル・ゴースト・ストーリーという紹介文が素敵で、かつゴーストの本質が死者そのものでなく街の記憶、人の記憶、人と人のあいだで蓄積される記憶、として現れているのが良かった。
    幼なじみとのエピソードのひとつひとつが愛らしく、子ども時代の思い出でしかなかった"埋蔵金"が物語に絡み訪れる終幕のなんとも爽やかなこと。
    柞刈湯葉は男と男書くの上手いですね。

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    2024年09月11日
  • 幽霊を信じない理系大学生、霊媒師のバイトをする(新潮文庫nex)

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    面白かった。推定100歳以上だけど40歳くらいにしか見えない霊媒師のハルさんと、その仕事を手伝う理系大学生の話。主人公は幽霊については全く信じてないんだけど、ハルさんを真っ向から否定するわけではなく、自分なりにロジックに落とし込もうとする。その過程が面白い。
    途中霊媒の仕事を目撃された女性が登場するんだけど、その彼女と主人公の会話が抜群に面白かったです。

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    2024年09月07日
  • 幽霊を信じない理系大学生、霊媒師のバイトをする(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    「幽霊」を信じない理系大学生の主人公が、幽霊は普通に存在するという価値観を持つ霊媒師と出会い、「幽霊」について考えるなかで、人というものの存在、人と人の社会的関係について考えを巡らせる物語。

    真面目で勉強はできるけれど、そのせいもあってか自分の世界観や思考の軸がハッキリとしている主人公は、どこか他者の心情を読み取るのが下手で、「人の気持ちの分からないやつ」と友人に言われてしまうほど、、、

    そんな主人公が「霊媒師のバイト」として雇われるなかで、亡くなった人と今生きる人との関係に考えを巡らせ、

    『人はみんな、誰かとの関係、会話の中で、自分の存在を社会に刻み込んできたのだ。』

    と腹落ちしていく。

    今まで亡くしてきた人、今生きている人たちに想いを巡らせることのできる一冊。

    とても読みやすく3時間もかからずに一気に読んでしまいました。読後感はさっぱり、夏の少し涼しい風が吹く日にピッタリ。

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    2024年09月02日
  • 幽霊を信じない理系大学生、霊媒師のバイトをする(新潮文庫nex)

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    さて、豊とハルさん、どっちが実数軸でどっちが虚数軸なのか、と思ったりした。
    普通ならハルさんが虚数、なんだろうけど、人情が判らない豊が虚数という見方も無くはない、かな、と。
    で、続編があるなら、90度回転したりするのかな、と。(回転させるマトリクスがサクラになるのか、それとも、高野さんになるのか)

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    2024年08月30日
  • SF作家の地球旅行記

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    面白かった!!
    いま一番好きな日本人作家は、と聞かれたらこの人かも。
    旅行記はそんなに好きなジャンルじゃないけど、ご本人にとても興味があるので読んでみた。

    予想をはるかに上回って面白かった。普通の日常エッセイも読みたい。ものすごく読みたい。有料でそういうのを配信されているらしいけれどできれば本でまとめて読みたい。

    全部おもしろかったけど、やっぱりカナダ編、モンゴル編の海外ものが特におもしろかったな。
    旅先でユニークな体験をした、とかいうことよりも、その体験についての考察がコテコテの理系目線なので、私には思いもよらない方向に深掘りされていて楽しい。一緒に旅行して、延々と喋りを聞けたらいいのにと思う。
    あと、乗馬大好きなのでモンゴルに行きたくなった。ギャロップとかしてみたいよ。

    研究職と作家業の両立が時間的に不可能となり、作家業を選んだ、とあったが、「本当は兼業を続けたかった」と書かれていて、なんとなく哀しい気持ちになった。
    状況は全然違うが、私も夫の転勤により、辞めたくない仕事を何度も辞めてきたので、自己都合じゃないけど自己都合としか言いようのない理由で仕事を辞める悲しみが心の中に何重もの地層をなしていて、その上に無理やり蓋をして鍵をかけて開かないようにして生きているので、研究職を辞める決意をしたことについて、柞刈さんの控えめな(だけど、何度か繰り返し出てくる)表現が逆に胸に刺さった。人に話してもどうしようもない話だし、本当の悲しみは分かってもらえないので、ふだん話題にしないが、こういうのを読むとふっと表に出てきてしまう。

    ところで、架空編になると、とたんに興味が失せた。自分でも不思議なくらいに。この架空編の二編、だるーと思いながら読んだ。
    小説だって架空の話なのに、こうならず面白く読めるのはなぜなのかしら。両者の違いは何?!と自分でも謎だった。

    あと、やけに誤字の多い本だった。柞刈さんと編集さん、忙しかったのですかね。
    研究者らしく、事実に関してやけに厳密な人なだけに、余計タイプミスみたいなものが気になったかも。
    好きなので、評価には全然影響しないけど。

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    2024年08月11日
  • SF作家の地球旅行記

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    SF作家、柞刈湯葉の旅行記。

    国内、海外問わず、さまざまな場所を旅行するエッセイ集。というとよくある旅行記に聞こえるが、そこはSF作家。

    目的は観光地化された遺跡でも美食でもなく、国境だったり地磁気逆転の記録された地層だったり、電車に乗ること自体だったりと常軌を逸している。鉄道だけに。
    氏の小説と同じ軽妙な語り口でのあてのない旅の記録をみていると、自分も特に無意味にアイスランド行ってトナカイでも食べるか…とか、思えてくる。たぶんいかないけど。インドア派なので。

    インドア派だけど旅には憧れる、けど観光地にはそんな興味無いあなたへの一冊。

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    2024年08月06日
  • 横浜駅SF 全国版

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    ネタバレ

    前作と作りは同じ、話の補完がメインなので目新しい感じが少ないのが残念。
    でも面白い。
    1つだけものすごく期待したけどガッカリしたのは岩手編、ネップシャマイがサマユンクルとヤイエユカルの捜索をしていると遂に見つけ出し…という話。これがもし仲間のボディをツギハギし、話し方までコピーしてなりすましていたなんて話だったら最高なのに!と思っちゃった、途中までそう思ってたけど案外普通。
    期待通りというか、普通です

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    2024年06月17日
  • 紙魚の手帖Vol.12

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     全部は読んでいない。GENESISが雑誌になって、ノリの良さが前面に出た感じ。これもまた良いな。
     ゲラゲラ笑った青崎有吾さんのメカくらりは別枠として、高山羽根子さん、笹原千波さん、の作品が特に好きだった。

    ■笹原千波『手のなかに花なんて』
    肉体を捨てて情報人格として生きることを選べる世界。花と料理と。
    ■柞刈湯葉『記憶人シィーの最後の記憶』
    あれ、なんかいまいちだった。
    ■宮西建礼『冬にあらがう』
    いつもの宮西さんの、高校生が静かに世界を救うモノなのだが、AIが絡んできた。私いまいちまだ人工知能なるもののすごさがわかってなくて。やっぱ人間その程度のことも考えるのやめちゃだめじゃない?検索エンジンと電卓だけでじゅうぶんだよと、思う今日。
    ■熊倉献『空中楼閣』(まんが)
    ラストかっけー。
    ■高山羽根子『その場所の名前を』
    ラスト直前シーン起こったことの解釈がまだできていないが、気になる要素たくさん(場所当てゲーム、これまたAIなど)。
    ■宮澤伊織『ときときチャンネル#6【登録者数完全破壊してみた】』
    数学?理論?
    ■アイ・ジアン『英語をください』
    言語を単語単位で取引できるようになった近未来。初めて見たアイデア。
    ■青崎有吾『くらり vs メカくらり』
    遊び過ぎ!東京創元社IZAMファン多過ぎ!(面白かった)

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    2024年05月18日
  • 未来職安

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    ▼近未来の「職安」を舞台にしたSF連作短編。「働く」ということの意味合いが「エリートであること」になってしまっているなど、格差社会が突き抜けた設定で、一方で生活保護的セーフティーネットは「一応行き届いている」という設定なので、それほど胃液が逆流せずに読めます。

    ▼目黒さん、というのが「普通の常識」を持っている女性で語り部で、言ってみればワトソンさん。副所長の大塚さんというのが奇妙奇天烈な変人、中年男性キャラクターで、言ってみればホームズ役。

    ▼読み終わってしばらくすると、細部はともかくこのふたりのやりとりがとにかくほのぼのと面白かった、という後味だけがはっきり残っています。とっても好印象で、面白かったんです。設定のSF的な苦みを追求しすぎない「ゆるさ」が持ち味だと思います。続編あったら読んでもいいかな、という好ましさ。

    ▼妻のすすめで気楽に読んだんですが、なかなか自分だけの守備範囲だとこういうのは読まないから、ありがたいですね。

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    2024年04月14日
  • 横浜駅SF(2)

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    横浜駅が増殖し日本全体を覆った世界の小説、のコミック版

    主人公がレジスタンスの女性と出会い今後の対策をする
    そして九州側の対抗組織から出てきた単独行動のキャラの活躍
    ハイクンテレケとの出会い

    ほんと最高な作品なので映画化して欲しい…

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    2023年11月06日
  • SF作家の地球旅行記

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    「行ったことのない場所に、特に理由もなく行きたくなる」
    なんとなく移動したい人、および、そういう人の思考過程に興味がある人のためのエッセイである。

    と、“はじめに”に書かれている。
    もうここから笑えるんだけどwww
    読者を面白がらせる文章ではなく、むしろ淡々としているのだけど、それがいちいち面白い。

    青春18きっぷを使った「大人の18きっぷ旅行」が楽しそう。
    コンセプトは「単なる正月の帰省」らしい。
    貧乏学生ではなく大人だから、必要に応じて新幹線や飛行機も使うし、駅ナカで地ビールを飲んだりもする。
    このゆるい感じが好きだなぁ。

    湯葉さんは県境マニアらしい事や、バイク移動が好きな事も分かった。
    おそらく体力もあるのだろう、歩くのも好き。
    そして頭も良い。
    (ロシアとモンゴルでキリル文字を読んでいた)
    ますます柞刈湯葉という人に興味が湧く。


    この本は、1Q8401さん、ほん3さんのレビューから興味を持ち、手に取りました。
    ありがとうございます♪

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    2023年10月29日