柞刈湯葉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ自己増殖を続ける横浜駅に本州が覆われ、人類はエキナカとエキソトの生活圏に分かれて暮らしている世界。エキソトの住人であったヒロトは、いくつかの勢力に後押しされて横浜駅のエキナカに入り込み、真実にたどり着くことになる。こう書くと実に意味が分からなくて良い。おおよそあってるはず。
自動改札、アナウンス、エスカレーターなど、ごくありふれたものが異常な状態で存在しているのが魅力。横浜駅自体も生物的に書かれており、粘菌のようなイメージを受ける。そうなると自動改札は免疫機構だろうか。
ヒロト自身に強い意志があったわけでもないので、問題が解消された後も謎が色々残ったままだったり、関わった人物たちとの交流も -
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購入済み
「幽霊存在を信じない理系大学生」というと、単純に信じていないように思われるのですが、所謂「幽霊と考えられること」を論理的に捉えることで、幽霊でないと思っている大学生を主人公とする小説です。
オカルトでもないし、単純な青春小説でもなく、心理小説的なもので、楽しく一気に読みました。
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Posted by ブクログ
ネタバレ「幽霊」を信じない理系大学生の主人公が、幽霊は普通に存在するという価値観を持つ霊媒師と出会い、「幽霊」について考えるなかで、人というものの存在、人と人の社会的関係について考えを巡らせる物語。
真面目で勉強はできるけれど、そのせいもあってか自分の世界観や思考の軸がハッキリとしている主人公は、どこか他者の心情を読み取るのが下手で、「人の気持ちの分からないやつ」と友人に言われてしまうほど、、、
そんな主人公が「霊媒師のバイト」として雇われるなかで、亡くなった人と今生きる人との関係に考えを巡らせ、
『人はみんな、誰かとの関係、会話の中で、自分の存在を社会に刻み込んできたのだ。』
と腹落ちしてい -
Posted by ブクログ
面白かった!!
いま一番好きな日本人作家は、と聞かれたらこの人かも。
旅行記はそんなに好きなジャンルじゃないけど、ご本人にとても興味があるので読んでみた。
予想をはるかに上回って面白かった。普通の日常エッセイも読みたい。ものすごく読みたい。有料でそういうのを配信されているらしいけれどできれば本でまとめて読みたい。
全部おもしろかったけど、やっぱりカナダ編、モンゴル編の海外ものが特におもしろかったな。
旅先でユニークな体験をした、とかいうことよりも、その体験についての考察がコテコテの理系目線なので、私には思いもよらない方向に深掘りされていて楽しい。一緒に旅行して、延々と喋りを聞けたらいいのに -