柞刈湯葉のレビュー一覧

  • 横浜駅SF【電子特典付き】
    SFという世界の中で、ヒロトの葛藤する姿が面白かった。
    世界の構造がフィクションなのにリアル。
    今度横浜駅に行く用事があるので、ちょっと見方が関わりそう。
    トシルの旅のシーンが好き。
    殺伐とした日常って感じ。
    章の初めにあるイラストも雰囲気があって良い。
    まだ気になることがあるので、続編を読みたいと...続きを読む
  • 横浜駅SF 全国版
    面白かった!横浜駅SFのサイドストーリー的な全部繋がってる短編集。「京都」「群馬」「熊本」「岩手」。
    ヒロトに影響を与えた二条ケイジンの娘、ケイハがキセル同盟を立ち上げていく経過が面白かった。キセル同盟はてっきり、両端区間だけ払って、中間運賃を払わない不正乗車のキセルからきてると思っていたが、本書内...続きを読む
  • 横浜駅SF【電子特典付き】
    面白かった。作者のペンネームが良いですね。二葉亭四迷的な駄洒落名は好物です、ただ、ちょいチョイスがダークにアイロニックな印象はある。先日、某買い物サイトにて、本作が”あなたにおすすめ”と出てきたので、ちょっと気になり始め、その後、古書屋で超激安叩き売りだったので、回収してきた。
    これは、ラノベという...続きを読む
  • 横浜駅SF【電子特典付き】
    久しぶりにsfの本を読んだ。中学生の時、星新一の本を読んで結構はまったが、その時の感覚がまたよみがえってきた。Sfの小説、めっちゃおもしろい
  • 紙魚の手帖Vol.01
    近藤史恵さんのパ・マルシリーズは、コロナ禍のパ・マルを描いた、今を感じる作品。今回は志村さんが主役かな?
    蝉かえるで数々の賞を受賞した、櫻田智也さんのエリサワシリーズは相変わらず丁寧な表現で、狩猟について何も知らない私でも、情景を思い浮かべつつ、なるほどなるほど…と細かい知識を得ることができた。ただ...続きを読む
  • 人間たちの話
    普段はあまりSF小説は読まないけど、この本はそんな私でもとても楽しめました。
    短編集ということでどれもテンポよく、異世界を見ることで自分の世界を見つめ直すきっかけになりました。
    楽しい監視社会、人間たちの話、ラーメンの話、no reactionが特にお気に入りです。
  • 紙魚の手帖Vol.01
    こちらは、創刊第1号に敬意を表して購入。
    今月は財布のひもがゆるゆる。
    なんといっても、ビストロ・パ・マルの最新作が読めるのが楽しみ♪
  • カクヨムマガジン VOL.3 第2回カクヨムWeb小説コンテスト特集

    本編を買いたくなる構成

    無料版なので仕方ないですが、数々の収録作品の本編を購入してでも続きを読みたくなる構成になっています。具体的な感想として、収録作品のうちクオンタム先生のストーリーでは、現代風に言えば「転職」とでもいうべき大変な節を迎えた主人公の奮闘が描かれており、読者として彼を応援したい気持ちが芽生えてくるように思え...続きを読む
  • 人間たちの話
    どの話もとても面白かったけど、一番好きなのは「宇宙ラーメン重油味」かな。ラーメン好きとしてはたまらない。「人間たちの話」は今まで読んだ中で一番リアリティのあるファースト・コンタクトものだった。主人公の物事の捉え方に、幼少期の環境に恵まれなかった身としてはグッときた。人類が「個」ではなく「全」だと信じ...続きを読む
  • 人間たちの話
    作者の稲刈氏は、インターネットミームから着想を得た長編「横浜駅SF」でデビューしたことからもわかるとおり、どこかクスリと笑わせるようなジョークと皮肉が効いた舞台設定が持ち味の作家だと思う。今回の収録作だと「たのしい監視社会」はその持ち味が十二分に現れていると感じた。他方で、表題作の「人間たちの話」は...続きを読む
  • 未来職安
    唐突ですが近未来が舞台の話です。
    あくまで個人の主観ですが、小説で「近未来」というとパッと思いつくのは、ディストピアとか、機械やコンピュータに支配されてるとか、荒廃した社会だとか(どんな小説を読んできたんやという話ですが)、ネガティブなイメージです。
    この小説の近未来は、なんて言うんでしょう、ほんと...続きを読む
  • オートマン(1)
    横浜駅SFで物語設定のツマミを思いきり振り切った世界を書き出した著者が原作を書いた、ゾンビやフランケンシュタインの原理が産業として成立している世界線の現代の話。ストーリーの面白さだけでなく、設定の細かさにうなることしきり。超名作漫画の予感。
  • 横浜駅SF 全国版
    増殖した横浜駅が本州を覆い尽くして170年が経過した未来の話。あまりにも突飛な設定なのだが、緻密に組み立て立てられた話なっている。発表された順番としては2作目だが、前作の20-30年前の時代の札幌、和歌山、四国、岩手、京都、群馬、博多の話。オーディブルで散歩/ドライブしながら聴くのにちょうど良いお話...続きを読む
  • 横浜駅SF 全国版
    横浜駅SF2巻。(と言っていいと思う。1冊目のスピンオフっていうよりは、横浜駅オデッセイの2冊目という感じ)

    またまたおもしろかった!
    そして、3巻も(書く気になってくれさえすれば)きっとある! この人ネタは絶対作ってる! っていうか仕込んでたし!と思った。

    この著者の描く人物がとても好きだなぁ...続きを読む
  • 横浜駅SF【電子特典付き】
    大変におもしろうございました。
    好きだなぁ、この人のセンス。

    まず、「18きっぷ」にクスッときてしまった。
    青春18きっぷって、確かにアングラ非常用アイテムっぽいよね、やたら安いけど自動改札通らないし日常使いしづらいあたりが。
    何にも知らない無垢な主人公が胡散臭いレジスタンス活動家から託される、と...続きを読む
  • 人間たちの話
    著者については何も知らず、「名前の読み方がワカラナイ・・・」と思いながら、分からないまま、表紙がかわいかったのと、最初の作品の1ページ目を試しに読んで、すごく気に入ったのとで、そのまま読んでみることにした。

    あまりにおもしろくてビックリした。
    まず最初の「冬の時代」を読んで、こんなに短く、かるーい...続きを読む
  • 横浜駅SF(2)

    面白かった

    サクラダファミリア状態の横浜駅をネタにしただけの色物と思いきや、なかなか面白かった
  • 紙魚の手帖Vol.12
     全部は読んでいない。GENESISが雑誌になって、ノリの良さが前面に出た感じ。これもまた良いな。
     ゲラゲラ笑った青崎有吾さんのメカくらりは別枠として、高山羽根子さん、笹原千波さん、の作品が特に好きだった。

    ■笹原千波『手のなかに花なんて』
    肉体を捨てて情報人格として生きることを選べる世界。花と...続きを読む
  • 横浜駅SF【電子特典付き】
    面白かった。Wikipedia ではこの作品はライトノベルとされているけどそうなのかな。普通にロードムービー的SFとして楽しめた。設定の緻密な馬鹿馬鹿しさの面白さとなんとなく寂しさを感じる文体というか雰囲気が好き。短編集の人間たちの話の中の「冬の時代」と通じる人気のない荒野(この場合はそれがエキナカ...続きを読む
  • まず牛を球とします。
    私好みでした。

    もしこの先、月を描くことがあったら、ちゃんとクレーターのある月にしよう思う。(まず牛を球とします。)

    神様の代行者。サンタクロース代行業より楽そう。(東京都交通安全責任課)

    男がどうこう言うべきではない。(家に帰ると妻が必ず人間のふりをしています。)

    ちょっと感動した後に悲し...続きを読む