柞刈湯葉のレビュー一覧

  • 横浜駅SF【電子特典付き】

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    めちゃくちゃ面白かったです! デビュー作じゃないかと思うのだけれど、それでこの筆力!
    ”横浜駅が増殖してる”という前情報だけで想像していた(私はアニメのAKIRAみたいなのだと思ってた)のとは若干違ったけれど、細部までよく考えられていて。

    あとがきで、カクヨムWeb小説コンテストSF部門大賞の方向性を決定づけてしまったかも? と言及されていましたが、
    それならば、今後はカクヨム〜もチェックせねば。

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    2024年09月02日
  • 横浜駅SF【電子特典付き】

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    横浜駅が自己増植するなら、渋谷駅なんかもっと凄まじい感じがしますけど、個人的には、横浜は地元と言ってもよい馴染みの駅なので、妄想しながら読みやすかったです。
    これが、大宮駅、とか北千住とか、はたまた京都やなんば、博多だったらまた違う話になるのか?どうせならパラレルワールド的にジャンジャン書いて欲しいかな。
    地理的な事が好きな人や、乗り鉄的な人にはウケるかも。
    そして、もし映像化するならどうするかな?と勝手に思い描いてます。皆さんの中で浮かんでいる情景はどんなものなのでしょう。

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    2023年12月01日
  • 紙魚の手帖Vol.12

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    ネタバレ

    書籍のSFアンソロジー「Genesis」が雑誌になったようです。今後は書籍のアンソロジーは出ないのは少し寂しくもあるが、代わりに雑誌を購入するいいきっかけになるのかもしれない。収録作品はどれも面白かった。話が止まっていそうで進んでいる「ローラのオリジナル」(円城塔)、なんとも切ないSFラブストーリー「扉人」(小田雅久仁)と「英語をください」(アイ・ジアン)、リアルさに慄く「冬にあらがう」(宮西建礼)といったところが、印象に残った作品。創元SF短編賞を受賞した「竜と沈黙する銀河」を読めるのもよい。

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    2023年09月29日
  • 横浜駅SF【電子特典付き】

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    久しぶりに読みごたえのあるSF小説を読みました。とても満足感。作者さんは生物研究員さんとのこと。すごく現実的なわけでもなく、かと言ってあり得なくもないような未来を少し納得…の怖さを感じました。

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    2023年05月07日
  • 横浜駅SF 全国版

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    面白かった!横浜駅SFのサイドストーリー的な全部繋がってる短編集。「京都」「群馬」「熊本」「岩手」。
    ヒロトに影響を与えた二条ケイジンの娘、ケイハがキセル同盟を立ち上げていく経過が面白かった。キセル同盟はてっきり、両端区間だけ払って、中間運賃を払わない不正乗車のキセルからきてると思っていたが、本書内に出てくる煙草密売業から由来していることになっている(もともと、語源はタバコのキセルで正解なんだが)。多分全部つながっているんだろうが、こういう設定や仕様がとても面白い。JR北海道のアンドロイド工作員のところも面白かったが、結局ユキエさんは話にしか出てこず、ユキエさんが主役の作品も読みたい。あと、サ

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    2022年01月22日
  • 未来職安

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    唐突ですが近未来が舞台の話です。
    あくまで個人の主観ですが、小説で「近未来」というとパッと思いつくのは、ディストピアとか、機械やコンピュータに支配されてるとか、荒廃した社会だとか(どんな小説を読んできたんやという話ですが)、ネガティブなイメージです。
    この小説の近未来は、なんて言うんでしょう、ほんとこのまま10年もすれば普通にこんな感じになってるかもって思えるほどの「身近さ」を感じさせられる近未来です。

    とはいえ、「暮らしの中の物事はほぼ自動化され、人間がやるべき仕事も激減した結果、国民の99%は〈消費者〉として、働かなくても国から支給される生活基本金で暮らしていける。残り1%が〈生産者〉と

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    2021年02月08日
  • オートマン(1)

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    横浜駅SFで物語設定のツマミを思いきり振り切った世界を書き出した著者が原作を書いた、ゾンビやフランケンシュタインの原理が産業として成立している世界線の現代の話。ストーリーの面白さだけでなく、設定の細かさにうなることしきり。超名作漫画の予感。

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    2021年01月31日
  • 横浜駅SF 全国版

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    増殖した横浜駅が本州を覆い尽くして170年が経過した未来の話。あまりにも突飛な設定なのだが、緻密に組み立て立てられた話なっている。発表された順番としては2作目だが、前作の20-30年前の時代の札幌、和歌山、四国、岩手、京都、群馬、博多の話。オーディブルで散歩/ドライブしながら聴くのにちょうど良いお話だった。

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    2021年01月03日
  • 横浜駅SF 全国版

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    横浜駅SF2巻。(と言っていいと思う。1冊目のスピンオフっていうよりは、横浜駅オデッセイの2冊目という感じ)

    またまたおもしろかった!
    そして、3巻も(書く気になってくれさえすれば)きっとある! この人ネタは絶対作ってる! っていうか仕込んでたし!と思った。

    この著者の描く人物がとても好きだなぁ、と思う。
    いや、人物の描き方が好き、の方が正しいかも。
    みんな自分に嘘がつけない人たちばかり(含アンドロイド)。

    前作を読んだ時から思っていたけど、ある人物について、もう一人の人間があれ?と思う瞬間、の描写にたまにドキっとすることがある。人間が二人以上いて初めて起こるある種の化学反応とか感情の動

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    2020年09月13日
  • 横浜駅SF【電子特典付き】

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    大変におもしろうございました。
    好きだなぁ、この人のセンス。

    まず、「18きっぷ」にクスッときてしまった。
    青春18きっぷって、確かにアングラ非常用アイテムっぽいよね、やたら安いけど自動改札通らないし日常使いしづらいあたりが。
    何にも知らない無垢な主人公が胡散臭いレジスタンス活動家から託される、という設定が説得力あって、おもしろい。

    エキナカやICoCarシステムもそうだけど、この著者はこういう言葉遊びが実に巧みで、読んでいて楽しかった。
    非常に高度な理科系知識に裏打ちされたパロディ。

    遊び心は言葉だけじゃなくて、些細な描写にも生かされていて、なんでもないところでニヤニヤしてしまう。

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    2020年09月05日
  • 横浜駅SF(2)

    購入済み

    面白かった

    サクラダファミリア状態の横浜駅をネタにしただけの色物と思いきや、なかなか面白かった

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    2018年05月11日
  • 人間たちの話

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    あらゐけいいち先生の表紙が可愛すぎて可愛すぎて好きすぎる!内容もとても好み。この本ずっと読みたくて気になってたけど直感に従って本当良かった。全体的に話がポップでかわいい。もっとSFを読みたくなる一冊!

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    2026年03月09日
  • 人間たちの話

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    柞刈湯葉の短編集。ジャンルはSFだけど、読んでみるとこれはまさに「人間たちの話」だった。
    最初は正直、抽象画を前にしているみたいでよく分からなかった。でも読み進めるうちに、少しずつ何かが見え始めて、ある瞬間に鳥肌が立った。ああ、これは遠い未来の話じゃなくて、今ここにいる私たちの話なんだ、と。
    表題作「人間たちの話」は特に印象的。淡々としているのに、じわじわと人間の可笑しさや切なさが浮かび上がってくる。「宇宙ラーメン重油味」はタイトルのインパクトとは裏腹に、読み終わる頃には妙に人間くさい余韻が残ったし、「記念日」は静かで優しくて、胸の奥をそっと撫でられる感じがした。
    大きな事件が起きるわけではな

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    2026年02月17日
  • 幽霊を信じない理系大学生、霊媒師のバイトをする(新潮文庫nex)

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    ミステリー要素のある話だった。
    幽霊なのかそうではない何かなのか。というのがこの話の本筋に1本あるが、その中で過ごす1人の理系大学生の日常が読めて面白かった。

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    2026年02月04日
  • 横浜駅SF【電子特典付き】

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    ネタバレ

    自己増殖する横浜駅は2026年現在なら原著通りAIとかアルゴリズムとかの象徴として捉えられるだろうが、個人的には崩壊時の影響的に貨幣や市場の肥大化を連想した。まぁ今や両者の差異はほとんど無いのかもしれないけれど。
    最後トシルがタイムリーに来るあたりは仕方ないのはわかるけどご都合主義に感じて、その動機をもうちょっと肉付けしてほしかったなぁと思った。
    でも人間が数百キロも東進し続ける理由なんてそんなモン、という著者のメッセージなのかな。

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    2026年02月01日
  • まず牛を球とします。

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    柞刈湯葉の三冊目。人を食ったような中身をひょうひょうと書いてあるのが面白い。タイトルはよく物理学で使う言葉だが、そこからこういう落ちに持っていくのがすごいです。そして、センス・オブ・ワンダーの後からじんわり社会性がにじみ出てきて2度美味しい。

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    2026年01月31日
  • 横浜駅SF【電子特典付き】

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    ものすごく突飛な設定の上に、少年冒険譚を乗せたお話。でもなかなか読ませる。鉄道好きや生物学好きには、散りばめられたアイディアにニンマリさせられるはず。
    これを読んで面白いと思ったら、番外編(全国版)を読むとさらに楽しめます。

    また、カクヨムの連載とも少しずつ違っていて、読み比べると楽しいです。

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    2026年01月31日
  • 人間たちの話

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    ディストピア(⇔ユートピア)の世界観を面白可笑しく書かれてる短編集です。ちなみに私、生まれてこの方、SFとはスペース・ファンタジーの略だと思ってましたが違うのですね⋯⋯。正しくは、サイエンス・フィクションらしいです。

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    2026年01月17日
  • まず牛を球とします。

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    科学、物理、SF、歴史と盛り沢山。
    短編なのに濃厚!
    面白かったり
    考えさせられたり、
    タイトルが物語る
    ただ柞刈湯葉さんの著書の作品が書店に少ない(泣)

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    2026年01月10日
  • 人間たちの話

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    久しぶりSF作品を読んだ
    突拍子の無さ、の中にきちんとリアリティがあって面白かった

    『冬の時代』と『記念日』がお気に入り

    表題作の主人公の様にマクロな視点(主人公はマクロ過ぎる気もするけど笑)を持てれば
    もう少し日常の細々した悩みから解放されるかも?と感じたり

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    2026年01月06日