柞刈湯葉のレビュー一覧

  • まず牛を球とします。
    作者さんの発想がユニークすぎて理解できる範囲を超えましたってのが印象なんですが、若い頃に消去法を用いて人生選択したことがまずかった気がしたりなので、理数系の思考には苦手意識の方が先行してしまうんです。
    インパクト強くって面白いとか思える余裕もなかったのですが3話目ぐらいからようやく慣れてきました。
    ...続きを読む
  • 横浜駅SF【電子特典付き】
     pp.278-9の「補遺」による語彙解説を参照しつつ物語を紹介すると、西暦末期に大国間の連続的な戦争「冬戦争」が起き、その結果日本も「JR統合知性隊」という政治機能を委託された企業によって統治される社会になった(JRはJapan Rulerの略)。「横浜駅」はまるで生命体のように自己増殖を開始し(...続きを読む
  • 人間たちの話
    ほとんどの登場人物がさらりとしていて、だから余計かろやかに感じられたのかもしれない。
    (くよくよしない)人間たちの話。
  • まず牛を球とします。
    ほんタメ!から。ハマれるかも。いやハマれないの波があった。面白い設定SFなのでタイトルから推測しつつもどんな設定なのかを探って想像しながら読むことになる。そして理解した途端終わり次の世界に。淡々としている感じが私に少し合わなかったのかだからこそ完読できたのかわからない。

    ただもう少し情緒を感じたい...続きを読む
  • SF作家の地球旅行記
    モンゴルで馬乗ってみい。
    最後の2話の架空話は謎で、私は今なにを読んでんだろう...ってなったけど面白かった。
  • まず牛を球とします。
    SF短編集。いちいち目の付け所が面白い。牛を球と仮定する物理ジョークがあるなんて知らなかった。知っていたらニヤリとできたのに。悔しい。こういう小ネタが他にもありそう。
  • 横浜駅SF 全国版
    シリーズ1の前段階のストーリーがほとんど。
    続いて読まなかったので、思い出せず消化不良感もあり。1を再読したい感。
  • 人間たちの話
    軽く読める短編ですぐ読み終わった。
    人間たちの話と宇宙ラーメン重油味が好きだった。
    あらゐけいいちさんの装丁がとても可愛い。
  • まず牛を球とします。
    感想
    平熱の狂気。あくまで冷静。向いている方向は明後日。現実世界での科学は人々を導き高めるもの。しかしその裏には人間の偏愛が見え隠れする。
  • SF作家の地球旅行記
    普通なんだけどなんか言い回しが面白いので、読んでしまう不思議な旅行記。
    気負わずに旅をすると書かれていたが、まさにノンストレスで読めた。
  • 横浜駅SF【電子特典付き】
    横浜駅から着想を得たSFという、誰でも納得のいくテーマでつくられた小説。
    無機質な駅構造体が自己増殖するという話ながら、気味の悪さはなく何もかもが人間的に感じられるのが不思議でした。
    SFとはいえ、もうちょっと横浜駅進化の過程を掘り下げてリアリティを上げてほしいとも感じました。
  • まず牛を球とします。
    帯に "『まず牛を球とします。』は別の出版社で「倫理的にダメ」とボツになった" とあったことを読後に気が付き、そこまでダメな要素があったかな、と不思議に思いました。私は倫理的ではないのかもしれませんが、他の話も面白く読めました。
  • まず牛を球とします。
    のっけから自分の話で恐縮だが、SFがあまり得意でない。
    読んで読めないこともないのだが、読みながらどうしても結局嘘話じゃん、と思ってしまう。そんなことをいったらフィクションはすべて嘘話ともいえるのだが、特にSF(サイエンス・フィクション)となると、それなら実際、今どういうことになっているのか、サイエ...続きを読む
  • 横浜駅SF 全国版
    アンドロイドたちどうなったん?
    いろんな謎が謎のまま解決しないけれど、そのせいでリアリティが増している。読み終わるのがもったいない気持ちになる。
  • 横浜駅SF 全国版
    横浜駅の全国化、さらにスケールアップして・・・
    期待が高まります。
    あいかわらず、設定が絶妙です。津軽海峡で反横浜駅勢力が北海道進出は阻み、南では・・・。
    一作目の面白さに比べると・・・という感じで星は3つです。
  • 人間たちの話
    6篇のSF短編集。日本中氷に閉ざされた未来、今の中国の様なITを駆使した相互管理社会、といった舞台設定や、地球上の生命とは異なり増殖能力もなく有機物を生み出す機構を持った火星岩石を生命体と見做すのかといったテーマや、宇宙ラーメン重油味、という題名そのままの世界だったり。あと、マグリットの絵画「記念日...続きを読む
  • 横浜駅SF【電子特典付き】
    ストーリーとして、没頭できる所と
    そうでない部分の振れ幅がすごい。
    言葉の意味を全て理解できなくても、
    SFと割り切れば、読み切れる!
    もう少し続きが読みたいような。
    なんだか読みたくないような。
  • 横浜駅SF【電子特典付き】
    世界観と、設定の面白さを味わうSF。
    序盤から中盤は世界観の説明に終始するため、この突飛な設定自体を楽しめるようでないとかなりツラい。終盤はようやくストーリーを収束させるべく主人公のアクションを交えたミッションクリアの展開になるので、楽しめた。
    好き嫌いの分かれる作品でしょうな。
  • まず牛を球とします。
    短編集。
    最初の、「まず牛を~」が強烈に面白かったので買ってしまったのですが、
    なかなか読めないです。
    8割方読んだのですが、断念かも~
  • SF作家の地球旅行記
    屁理屈三昧のカナダ編が面白く、そばにいて欲しくはないけど、この人最高だなーって思ったら、
    冒頭のカナダ編が一番面白かったかな。
    最後の方はコロナにもなって海外にも行けないし、本人も少し飽きてきた感。