柞刈湯葉のレビュー一覧

  • 人間たちの話

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    SF短編集、完全にジャケ買い。

    以前読んだハードな(硬派ではなく難解な)SF短編集と比べてしまうのは申し訳ないが、読みやすく、登場人物の思考や人物像も明確で、没入して読むことができた。キャラクターがいきいきしている物語は読んでいて楽しい。

    得体の知れない事物が物語の最後にどうなってしまうのか、気になって読み進めることができるのがこの短編のいいところで、短編だからこそ長すぎずこのワクワク感が適度に持続した状態で結末を迎えてくれるのが好み。

    柞刈湯葉 他の作品も読んでみたい。

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    2025年05月06日
  • 幽霊を信じない理系大学生、霊媒師のバイトをする(新潮文庫nex)

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    あらすじを書いてしまうと、理系の大学生が、霊媒師の女性と出会って、その手伝いをし、その街に過去にあった出来事を吐き出すと言う、タイトル通りの話なのだが、軽い筆致の割に、予想外の展開が続き、この作家の本領発揮と言うところだと思う。

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    2025年04月29日
  • 人間たちの話

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    ネタバレ

    SF短編だけど面白かった。

    「たのしい超監視社会」みたいな作品を読むたびにジョージオーウェルの1984を読んでて良かったなって思う。他の作品もなかなか良かったように思いました。作者の名前覚えとこ。

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    2025年04月28日
  • 横浜駅SF【電子特典付き】

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    ネタバレ

    着想と設定がすごい
    リアルタイムで読んだ時はピンと来なかったところが、現在の技術に照らし合わせるとなるほどとなった。
    回収して欲しい伏線が多い。
    エキナカにいられる5日間だけで数百年の真相に辿り着けちゃう主人公の運が良過ぎる。

    今回のオチ:
    本州全土に増殖したAI横浜駅だったけど、元々自己崩壊プログラムを用意していた。主人公は幻の42番出口に辿り着きそのスイッチを押す。日本はもう横浜駅なしでは生きられない状態だったが、行末には触れず終了。

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    2025年04月28日
  • SF作家の地球旅行記

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    ネタバレ

    SFの嗜みがないのでどんなもんだろうと思っていたけれど、過度にSF的なところはなく、淡々としていて読みやすい。
    ところどころに挟まれる「笑い所」も自分的には許容範囲だ。
    元々旅行が好きという作家さんのようなので、続刊が出るようなら読んでみたい。

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    2025年04月13日
  • 幽霊を信じない理系大学生、霊媒師のバイトをする(新潮文庫nex)

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    タイトルからしてよくわからないまま読み始めて、ああ、青春小説かなと思っていたら、さらに知らないところに連れて行かれる。そんな読書でした。

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    2025年02月09日
  • 横浜駅SF【電子特典付き】

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    無限に自己増殖する横浜駅に支配された日本列島。
    エキソトで生きてきた少年はエキナカで何を見るのか。
    地方民なので横浜駅の実態は知りませんが、無限自己増殖の発想は面白いですね。
    馴染みのある用語が異なる使われ方をしていて、これぞSFといったところでしょうか。
    でも最後の展開はちょっと強引だった気がw

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    2025年01月17日
  • 幽霊を信じない理系大学生、霊媒師のバイトをする(新潮文庫nex)

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    柞刈湯葉大先生の最新作、今更ながら、遅ればせながら、読みました。軽やかに、でも面白く、しっかりとの作風にいつものように安心して楽しみながら読んだ。やっぱ好きだなあ

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    2024年12月30日
  • 横浜駅SF 全国版

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    横浜駅sfを再読したくなりました。
    個人的にはこちらの方が世界観がある程度わかっていたので、話がわかりやすかったです。

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    2024年12月17日
  • 幽霊を信じない理系大学生、霊媒師のバイトをする(新潮文庫nex)

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    初めて読む作家さん。面白かった。終盤失速気味だったのは残念だが途中までは文句無し。会話の内容が、主人公の理屈っぽくて少し醒めたキャラを反映して、良い感じなのだ。

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    2024年12月03日
  • 幽霊を信じない理系大学生、霊媒師のバイトをする(新潮文庫nex)

    H

    購入済み

    「幽霊存在を信じない理系大学生」というと、単純に信じていないように思われるのですが、所謂「幽霊と考えられること」を論理的に捉えることで、幽霊でないと思っている大学生を主人公とする小説です。
    オカルトでもないし、単純な青春小説でもなく、心理小説的なもので、楽しく一気に読みました。

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    2024年10月12日
  • 幽霊を信じない理系大学生、霊媒師のバイトをする(新潮文庫nex)

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    柞刈湯葉マラソン三冊目。
    今作もおもしろかった!
    最後まで幽霊がいるいないではなく、"ハルさんを信じている"、で紡がれるのがいい。ジェントル・ゴースト・ストーリーという紹介文が素敵で、かつゴーストの本質が死者そのものでなく街の記憶、人の記憶、人と人のあいだで蓄積される記憶、として現れているのが良かった。
    幼なじみとのエピソードのひとつひとつが愛らしく、子ども時代の思い出でしかなかった"埋蔵金"が物語に絡み訪れる終幕のなんとも爽やかなこと。
    柞刈湯葉は男と男書くの上手いですね。

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    2024年09月11日
  • 幽霊を信じない理系大学生、霊媒師のバイトをする(新潮文庫nex)

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    面白かった。推定100歳以上だけど40歳くらいにしか見えない霊媒師のハルさんと、その仕事を手伝う理系大学生の話。主人公は幽霊については全く信じてないんだけど、ハルさんを真っ向から否定するわけではなく、自分なりにロジックに落とし込もうとする。その過程が面白い。
    途中霊媒の仕事を目撃された女性が登場するんだけど、その彼女と主人公の会話が抜群に面白かったです。

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    2024年09月07日
  • 幽霊を信じない理系大学生、霊媒師のバイトをする(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    「幽霊」を信じない理系大学生の主人公が、幽霊は普通に存在するという価値観を持つ霊媒師と出会い、「幽霊」について考えるなかで、人というものの存在、人と人の社会的関係について考えを巡らせる物語。

    真面目で勉強はできるけれど、そのせいもあってか自分の世界観や思考の軸がハッキリとしている主人公は、どこか他者の心情を読み取るのが下手で、「人の気持ちの分からないやつ」と友人に言われてしまうほど、、、

    そんな主人公が「霊媒師のバイト」として雇われるなかで、亡くなった人と今生きる人との関係に考えを巡らせ、

    『人はみんな、誰かとの関係、会話の中で、自分の存在を社会に刻み込んできたのだ。』

    と腹落ちしてい

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    2024年09月02日
  • 幽霊を信じない理系大学生、霊媒師のバイトをする(新潮文庫nex)

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    さて、豊とハルさん、どっちが実数軸でどっちが虚数軸なのか、と思ったりした。
    普通ならハルさんが虚数、なんだろうけど、人情が判らない豊が虚数という見方も無くはない、かな、と。
    で、続編があるなら、90度回転したりするのかな、と。(回転させるマトリクスがサクラになるのか、それとも、高野さんになるのか)

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    2024年08月30日
  • SF作家の地球旅行記

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    面白かった!!
    いま一番好きな日本人作家は、と聞かれたらこの人かも。
    旅行記はそんなに好きなジャンルじゃないけど、ご本人にとても興味があるので読んでみた。

    予想をはるかに上回って面白かった。普通の日常エッセイも読みたい。ものすごく読みたい。有料でそういうのを配信されているらしいけれどできれば本でまとめて読みたい。

    全部おもしろかったけど、やっぱりカナダ編、モンゴル編の海外ものが特におもしろかったな。
    旅先でユニークな体験をした、とかいうことよりも、その体験についての考察がコテコテの理系目線なので、私には思いもよらない方向に深掘りされていて楽しい。一緒に旅行して、延々と喋りを聞けたらいいのに

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    2024年08月11日
  • SF作家の地球旅行記

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    SF作家、柞刈湯葉の旅行記。

    国内、海外問わず、さまざまな場所を旅行するエッセイ集。というとよくある旅行記に聞こえるが、そこはSF作家。

    目的は観光地化された遺跡でも美食でもなく、国境だったり地磁気逆転の記録された地層だったり、電車に乗ること自体だったりと常軌を逸している。鉄道だけに。
    氏の小説と同じ軽妙な語り口でのあてのない旅の記録をみていると、自分も特に無意味にアイスランド行ってトナカイでも食べるか…とか、思えてくる。たぶんいかないけど。インドア派なので。

    インドア派だけど旅には憧れる、けど観光地にはそんな興味無いあなたへの一冊。

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    2024年08月06日
  • 横浜駅SF【電子特典付き】

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    無限に広がる横浜駅。管理される人間。駅の外からエキナカに侵入したヒロトは、ある使命を託される。
    面白い。あれがこうだったらどうなるか。そんな思考の実験遊戯が、SFの面白さなのだろう。
    あちこちに物語の種を残したままなので、そこから想像の芽も伸びます。

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    2024年06月23日
  • 横浜駅SF 全国版

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    ネタバレ

    前作と作りは同じ、話の補完がメインなので目新しい感じが少ないのが残念。
    でも面白い。
    1つだけものすごく期待したけどガッカリしたのは岩手編、ネップシャマイがサマユンクルとヤイエユカルの捜索をしていると遂に見つけ出し…という話。これがもし仲間のボディをツギハギし、話し方までコピーしてなりすましていたなんて話だったら最高なのに!と思っちゃった、途中までそう思ってたけど案外普通。
    期待通りというか、普通です

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    2024年06月17日
  • 横浜駅SF【電子特典付き】

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    ネタバレ

    いやー!面白い!
    ラノベ枠なのが信じられない、キャラの性格とかがそうなのかな。
    キノの旅っぽいなと感じる部分もあるし、バイクに銃も出てくるし。
    主人公以外の行きつく先を終わりまで描かないのもよかった。全部にオチをつけられても困るというか、先が広がってていい。
    続編の全国版もあるのでそっちも楽しみ

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    2024年06月11日