柞刈湯葉のレビュー一覧

  • まず牛を球とします。

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    現実をベースにifの世界を描いた短編集だった。
    科学であろうが倫理であろうが、結局は個々の事象をその枠組みで勝手に捉えているだけであると感じられて面白かった。

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    2026年04月12日
  • 幽霊を信じない理系大学生、霊媒師のバイトをする(新潮文庫nex)

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    霊媒師さんの供養のやり方が斬新で面白く、また優しさに溢れていて心が温かくなるような物語でした。

    一冊完結になっていましたが、もっとこの物語に浸っていたいと感じました。

    登場人物の人となりが魅力的に描かれていて物語に没頭できました。

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    2026年04月15日
  • 横浜駅SF【電子特典付き】

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    謎が謎のまま終わっているけど、それもそれでよい感じの世界観。
    手軽に読めて、知ってる地名が出てくるので親近感も増し増しのジャパニーズSF。
    普段SF読まない人にもおすすめできる。

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    2026年03月19日
  • 幽霊を信じない理系大学生、霊媒師のバイトをする(新潮文庫nex)

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    ミステリー要素のある話だった。
    幽霊なのかそうではない何かなのか。というのがこの話の本筋に1本あるが、その中で過ごす1人の理系大学生の日常が読めて面白かった。

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    2026年02月04日
  • 横浜駅SF【電子特典付き】

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    ネタバレ

    自己増殖する横浜駅は2026年現在なら原著通りAIとかアルゴリズムとかの象徴として捉えられるだろうが、個人的には崩壊時の影響的に貨幣や市場の肥大化を連想した。まぁ今や両者の差異はほとんど無いのかもしれないけれど。
    最後トシルがタイムリーに来るあたりは仕方ないのはわかるけどご都合主義に感じて、その動機をもうちょっと肉付けしてほしかったなぁと思った。
    でも人間が数百キロも東進し続ける理由なんてそんなモン、という著者のメッセージなのかな。

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    2026年02月01日
  • まず牛を球とします。

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    柞刈湯葉の三冊目。人を食ったような中身をひょうひょうと書いてあるのが面白い。タイトルはよく物理学で使う言葉だが、そこからこういう落ちに持っていくのがすごいです。そして、センス・オブ・ワンダーの後からじんわり社会性がにじみ出てきて2度美味しい。

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    2026年01月31日
  • 横浜駅SF【電子特典付き】

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    ものすごく突飛な設定の上に、少年冒険譚を乗せたお話。でもなかなか読ませる。鉄道好きや生物学好きには、散りばめられたアイディアにニンマリさせられるはず。
    これを読んで面白いと思ったら、番外編(全国版)を読むとさらに楽しめます。

    また、カクヨムの連載とも少しずつ違っていて、読み比べると楽しいです。

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    2026年01月31日
  • まず牛を球とします。

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    科学、物理、SF、歴史と盛り沢山。
    短編なのに濃厚!
    面白かったり
    考えさせられたり、
    タイトルが物語る
    ただ柞刈湯葉さんの著書の作品が書店に少ない(泣)

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    2026年01月10日
  • まず牛を球とします。

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    ネタバレ

    この人の本二冊目だけどやっぱり好きだ。
    淡々としてて、でも冷たすぎず、普遍的なような感じがして好き。もうちょっと考えると、もしかしたら私の中のアカデミックなものに対するコンプレックスが良い具合に刺激されるのかもしれない。
    でもそんな嫌な見方は置いといても、"令和二年の箱男"は良い話だと思う。

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    2025年12月31日
  • まず牛を球とします。

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    さらっとしたユーモアとインテリの配合加減が好みだった。
    短編なのもあるけどいつまでも疲れず読んでいられそうな湿り気のない文章で、スルスル読んできたらたまにギクっとさせられる人間味がある。

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    2025年12月24日
  • 横浜駅SF 全国版

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    横浜駅SFの続編。前作の続きではなくスピンオフ短編集。JR北日本のユキエさんの謎や冬戦争の詳細が明らかになる事は期待しないで読むのが吉。まったく明らかになりません…が、それはそれとて面白かったです。

    横浜駅SFの世界で生きるいろんな人(と、アンドロイド)のエピソードを中心に、「やっぱり生き物の目的って、自分自身が生存し続けることなんだよな」という当たり前な事を思い出させてくれる一冊だと思います。

    数日前まで國分功一郎先生の『暇と退屈の倫理学』を読んでたので、よいタイミングでした(笑)。

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    2025年11月24日
  • 横浜駅SF【電子特典付き】

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    自己増殖する横浜駅と、エキナカの住民と、改札外の住民と、横浜駅に侵食されていない地域の住民。
    発想があまりにも突飛でありながら、自己増殖の論理そのものだったり、エキナカの統治システムだったり、なるほどと思わせる。
    おもしろくて夜中に一気読みしてしまった。

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    2025年11月23日
  • 横浜駅SF 全国版

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    キセル同盟の成立と瓦解が語られる「瀬戸内・京都編」、工作員アンドロイドの思索を巡る「岩手編」などを含む「横浜駅SF」前日譚。

    各地で独自に構築された社会システムや工作員アンドロイドの内面などが語られ、より世界観がクリアになった一作。明晰な文章や緻密な設定も相まって個人的にかなり好みの作風。

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    2025年11月18日
  • 横浜駅SF【電子特典付き】

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    横浜駅が無限増殖を始め人類を支配した世界を、駅ソト育ちの主人公が「18きっぷ」で5日間の旅をする、なんとも不思議なSF。横浜駅にはちょいちょい行くので、「あの横浜駅がねぇ〜」と感慨深いものが…別にないですが、世界観が面白くて結構ハマりました(笑)。

    「私、今、横浜駅が無限増殖して人間を支配する話、読んでるんだよ〜」と人に話すのが、まず楽しいです。

    カクヨムからうまれたライトノベル…になるのですかね?主人公のキャラクター性がそこまで強くなくて、かわりに世界観の構成が秀逸で、読み味としては星新一さんの小説に似てる気がします。ラノベのノリを期待すると裏切られるかも。…偏見?

    細かい謎が明らかにされないまま終わってしまったので、今度は続編の全国版を読みます!

    ※カクヨムの原稿をメインストーリーだけ切り出して本書に、メインストーリーに入れられなかったエピソードは全国版にサイドストーリー的にまとめたらしいです。

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    2025年11月01日
  • 横浜駅SF【電子特典付き】

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    自己増殖を繰り返し本州を覆い尽くした横浜駅。生体認証システムSuikaを用いて部外者を排除する自動改札。入手した18きっぷを使ってエキナカへの進入を試みる青年。密かに潜入しているJR北日本の工作員たち。横浜駅との攻防を続けているJR福岡。
    などなど、魅力的なガジェットに満ちたディストピアSF。

    作者自身が言及しているように椎名誠の「アド・バード」の影響が感じられるが、ロードムービー的な「アド・バード」に対して、より正攻法なエンターテイメント作品に仕上がっている。
    SFに抵抗が無いなら一読に値する傑作。

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    2025年08月30日
  • SF作家の地球旅行記

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    ずっと気になってた作家さん
    言葉選びが巧みで旅行記なのに小説を読んでいるかのような読みごたえ
    伏線があったり、へぇ、と思うような豆知識もあったり。
    真似したい旅行もたくさんあったしモンゴルとか楽しそうでいつか行ってみたい
    ラスト2編の架空編は未来のこうなったらいいなとifの世界線でどっちも好きだった。
    SFなんとなく苦手意識あるけど挑戦してみたい。

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    2025年08月16日
  • SF作家の地球旅行記

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    エッセイってこんなに伏線張っていいのか。気を張らない旅行をしているので文体も全体的にゆるくて読みやすいし、クスッと笑えるユーモアや比喩が多くておもしろい。個人的に好きだったのは石川県の垂水の滝を「滝というのは水が垂れるものなので、「音速のソニック」のような冗長性がある」というところや、牛久大仏を「超大型巨人が2人分」と例えた部分で、SF作家のエッセイだけど身近さを感じた。自分が旅行する時も作者のような視点で旅行してみたいなと思った。
    海外編ももちろん全ておもしろかったけど、意外と一番近場の千葉編が短編としてよくまとまっていて一番好きかもしれない。

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    2025年08月15日
  • SF作家の地球旅行記

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    とても楽しい旅行記!
    作者さんが行った場所や妄想の場所のお話!モンゴルの馬なんかはやってみたいな〜と思いながら読んでました!

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    2025年08月12日
  • 横浜駅SF【電子特典付き】

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    ネタバレ

    自己増殖を続ける横浜駅に本州が覆われ、人類はエキナカとエキソトの生活圏に分かれて暮らしている世界。エキソトの住人であったヒロトは、いくつかの勢力に後押しされて横浜駅のエキナカに入り込み、真実にたどり着くことになる。こう書くと実に意味が分からなくて良い。おおよそあってるはず。

    自動改札、アナウンス、エスカレーターなど、ごくありふれたものが異常な状態で存在しているのが魅力。横浜駅自体も生物的に書かれており、粘菌のようなイメージを受ける。そうなると自動改札は免疫機構だろうか。

    ヒロト自身に強い意志があったわけでもないので、問題が解消された後も謎が色々残ったままだったり、関わった人物たちとの交流もさっぱりしたものだったが、交信手段があまりない世界であればそれがリアルなのかもなと思った。

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    2025年07月18日
  • 横浜駅SF【電子特典付き】

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    世界観がすごい!
    増殖する横浜駅という構想がすごい。jr北日本のアンドロイド達がどうなったか気になるし、jr福岡や北日本の動きも気になる。続編も読みたい。

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    2025年06月15日