柞刈湯葉のレビュー一覧

  • 横浜駅SF【電子特典付き】

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    大変におもしろうございました。
    好きだなぁ、この人のセンス。

    まず、「18きっぷ」にクスッときてしまった。
    青春18きっぷって、確かにアングラ非常用アイテムっぽいよね、やたら安いけど自動改札通らないし日常使いしづらいあたりが。
    何にも知らない無垢な主人公が胡散臭いレジスタンス活動家から託される、という設定が説得力あって、おもしろい。

    エキナカやICoCarシステムもそうだけど、この著者はこういう言葉遊びが実に巧みで、読んでいて楽しかった。
    非常に高度な理科系知識に裏打ちされたパロディ。

    遊び心は言葉だけじゃなくて、些細な描写にも生かされていて、なんでもないところでニヤニヤしてしまう。

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    2020年09月05日
  • 横浜駅SF(2)

    購入済み

    面白かった

    サクラダファミリア状態の横浜駅をネタにしただけの色物と思いきや、なかなか面白かった

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    2018年05月11日
  • まず牛を球とします。

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    とても面白かった。哲学的であり文学的であり、世の中の事象に対してユーモラスにメスを入れていってる感じがとても良い。表題作も面白かったが、数を食べるがかなり好き。日常と非日常の融合度合いは唯一無二

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    2026年08月26日
  • 人間たちの話

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    それぞれの世界観が独特でした。
    なるほど〜、もしこういう世界だったらこうかもね。と頷けることもあり楽しかった。
    透明人間の話やラーメンが好みでした

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    2026年08月26日
  • まず牛を球とします。

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    現代にも星新一さんみたいなSF短編書かれる方が居たんですね〜
    短編集好きな自分には嬉しかったです。
    SFというか、作者さんの興味の幅が手広いとこの一冊で感じ取れました。巻末には各作品の
    解説があるのがとっても嬉しい。

    個人的には前半に収録されている作品がより好きでした。

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    2026年08月23日
  • SF作家の地球旅行記

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    語り手がユニークで終始読みやすい。
    最後のページに、自分探しに何故旅行へ行くのかが書かれていて、とても本質的だと思った。
    内容が気になる方は、是非読んでみてほしい。
    本書自体はサラッと読めるのが良いところである。

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    2026年08月20日
  • 横浜駅SF【電子特典付き】

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    横浜駅が本州を覆い尽くすってなんだろうと思って読み始めて、主人公の冒険とともになんとなくわかって来る。全体的に読みやすい構成でスイカネット、イコカ、N700系などネタも盛り込まれているのでツッコみながらあっという間に読み終わった。

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    2026年07月24日
  • 幽霊を信じない理系大学生、霊媒師のバイトをする(新潮文庫nex)

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    私も幽霊を信じたことがない。
    何なら「幽霊を見た」と話す人を、どこか信用できないと思ってしまうタイプだった。

    でも母が亡くなってから少し変わった。
    幽霊を信じるようになったわけではない。
    夢に母が出てきたら「何かを伝えに来てくれたのかな」と思ってしまうし、お墓参りには行くけど、母はお墓ではなく今までどおり母の部屋にいるような気がする。

    霊は信じていないのに、母のことは信じているという、なんとも矛盾しているような感覚がずっと私の中にある。
    この本の主人公もまた、幽霊を信じない理系大学生。彼が霊媒師のバイトを通して「信じてはいないけど…」というグラデーションのような感覚に共感した。
    随所に笑え

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    2026年07月20日
  • 人間たちの話

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    初めてのSF小説でした
    特に途中で何か起こったりどんでん返し的な展開は全くなかったけど、なかなかおもしろかった。
    よくもまあこんなにありもしないフィクションを思いつくことだよ
    褒めてます

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    2026年07月18日
  • 重力アルケミック(新潮文庫nex)

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    文庫版あとがきを含めて物語なので、読み飛ばさないように気をつけて。という感想です。
    理系ではないので、細かいところの理論はわからないが、重素工学という学問はたぶんないんだと思って読みました。

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    2026年07月15日
  • 幽霊を信じない理系大学生、霊媒師のバイトをする(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    タイトルからして面白そうだった。

    この話の最も面白い点は
    「幽霊を信じていないまま、物語が進んでいく」
    というところではなかろうか。

    こういった類の話だと、
    『類まれな霊媒の実力をまざまざと見せつけられて、
    科学的には到底あり得ない話だけれども、
    どうしたって納得する他ない』みたいになって、
    バディ感が生まれる…というのがセオリーな気がするが、
    この話に限っては最初から最後まで彼の主張が一貫していて
    全くぶれることがない。
    途中一般人ならやっぱいるんじゃない?となりそうなところも
    華麗にスルーしていたまま、かといって斜に構えるでもなく、
    物語が進行していくので、読み手としては
    どっちのスタ

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    2026年07月12日
  • 横浜駅SF【電子特典付き】

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    無秩序に自己増殖する横浜駅に本州がほぼ飲み込まれて数世紀。ひょんなことからヒロトは横浜駅が秘匿する「42番出口」へと赴く。
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    先に「全国版」を読んでしまっていた本作なので、読んでいて先に答えを見てから問題を解くような気持ちになってしまった。その点はちょっと残念だったのだけど、十分に面白かった。特に最後に畳み掛けるように謎が解かれていく部分はなかなかのカタルシスだった。
    しかし横浜駅ば無限に増殖していくとかいうぶっ飛んだ設定をよく考えてくれたもので、そこから広がる世界観にはどっぷりとハマらせてもらった。楽しい時間だった。

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    2026年07月09日
  • まず牛を球とします。

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    SF短編小説。その中でも「令和二年の箱男」と「沈黙のリトルボーイ」に心惹かれた。

    「令和二年の箱男」…箱男という文言を見て、真っ先にイメージしたのは安部公房先生の「箱男」。まさしく題名通りのストーリーで、現代のSNS事情と織り混ぜて描かれているところに魅力を感じた。

    「沈黙のリトルボーイ」…終戦前のアメリカが広島へ落とした原爆。その中でも爆発しなかった「リトルボーイ」という原爆を主人公テッドが解体しに行くというあらすじ。主人公が味わった挫折や苦悩と共に淡々と描かれるストーリーにあっという間に読み終わってしまう感覚を覚えた。

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    2026年07月04日
  • まず牛を球とします。

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    現実味のあるSF好きかも
    犯罪者には田中が多い、沈黙のリトルボーイ、スコットランドの黒羊、東京都交通安全責任課、大正電気女学生が特に好き

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    2026年06月29日
  • 横浜駅SF【電子特典付き】

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    様々な用語は出てくるが、元々分からなくても何となくイメージが出来るような説明があったり、そういった文脈で使われていたので戸惑うことはあまりなかった。確固たる目的が見えないままひたすらに拡大を続ける横浜駅。手強さと不気味さがとても魅力的だった。都会に出てくる前の自分に読ませてみたい本

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    2026年06月29日
  • 重力アルケミック(新潮文庫nex)

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    飛行機をつくる大学生の物語
    地球が膨張して移動が困難になった世界で、そこそこ頭のいい大学生が、1冊の古本をきっかけに飛行機を作ろうとする話
    学問的なところはほぼ分からなかったけど、自分を平凡だと思っている主人公が目標に向かって試行錯誤する姿勢がよかった
    語りは軽い感じで読みやすい
    理系っぽい会話も面白かった
    若干展開はゆっくりだと思った 後半が速い
    遠くに行きたいとか、憧れとか無謀でも進もうとする主人公がよかった
    悔しさを受け入れて、向き合って成長していく展開がすごく良かったと思う

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    2026年06月23日
  • SF作家の地球旅行記

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    こういう旅のエッセイものってなかなか手が伸びないのだけど、一風変わったチョイスの旅先で面白く読めた。(ゆる言語学ラジオか積読チャンネルで堀元さんが紹介していたので読んだ)

    千葉の鋸山に最近行ったのだけど、あそこをマインクラフトと表現するセンスいいなぁと思う。

    ・私が知らなかったこと
    人が住んでいる琵琶湖内の島!
    沖島
     
    新幹線と在来線の線路の幅が違う!
    三線軌条

    日本でもオイルが採れる!
    相良油田

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    2026年06月13日
  • まず牛を球とします。

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    内容が全く想像つかないタイトルに惹かれて読み始めた。
    ほぼ近未来をテーマにした短編集、この前に村田沙耶香の世界99を読んだけど、世の中が発展して便利になればなるほど、そこでは人間の思考が、陳腐になっていく。陳腐になっていくさまが割と納得できるのが、かえって怖い。

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    2026年06月06日
  • 幽霊を信じない理系大学生、霊媒師のバイトをする(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    タイトルを見て面白そうだなと思って読みました。
    幽霊を信じない主人公だが、アルバイトの雇い主のハルさんが実はハルさんの娘のモモコがハルさん自身の身体にを降霊させていただけで、本当のハルさんは30年前に亡くなっていたことが分かった時に涙が出てきたシーンが印象的だった。

    ほんとうのハルさんに主人公は会ったこともないし、主人公は幽霊を信じないので、主人公があっていたハルさんという人は、結局娘のモモコがハルさんのようにうまく演技をしているか、精神病で多重人格になっているだけ。と頭では思っているのに、ほんとうのハルさんがもうこの世にはいないとわかって悲しんでいる。

    理系の理屈っぽい性格の人であっても

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    2026年05月31日
  • 人間たちの話

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    84点。

    面白かった。こういうSFってどう読んだらいいんだろうな。愉快だったなあという感じ。それと着眼点いいなあと。オチがハマったわけではないけど発想面白いなあというのは何個もあった。どちらかというと同作者の似たような短編集の『まずは牛を球とします』の方が好みであった。

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    2026年05月19日