柞刈湯葉のレビュー一覧

  • SF作家の地球旅行記

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    こういう旅のエッセイものってなかなか手が伸びないのだけど、一風変わったチョイスの旅先で面白く読めた。(ゆる言語学ラジオか積読チャンネルで堀元さんが紹介していたので読んだ)

    千葉の鋸山に最近行ったのだけど、あそこをマインクラフトと表現するセンスいいなぁと思う。

    ・私が知らなかったこと
    人が住んでいる琵琶湖内の島!
    沖島
     
    新幹線と在来線の線路の幅が違う!
    三線軌条

    日本でもオイルが採れる!
    相良油田

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    2026年06月13日
  • まず牛を球とします。

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    内容が全く想像つかないタイトルに惹かれて読み始めた。
    ほぼ近未来をテーマにした短編集、この前に村田沙耶香の世界99を読んだけど、世の中が発展して便利になればなるほど、そこでは人間の思考が、陳腐になっていく。陳腐になっていくさまが割と納得できるのが、かえって怖い。

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    2026年06月06日
  • 幽霊を信じない理系大学生、霊媒師のバイトをする(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    タイトルを見て面白そうだなと思って読みました。
    幽霊を信じない主人公だが、アルバイトの雇い主のハルさんが実はハルさんの娘のモモコがハルさん自身の身体にを降霊させていただけで、本当のハルさんは30年前に亡くなっていたことが分かった時に涙が出てきたシーンが印象的だった。

    ほんとうのハルさんに主人公は会ったこともないし、主人公は幽霊を信じないので、主人公があっていたハルさんという人は、結局娘のモモコがハルさんのようにうまく演技をしているか、精神病で多重人格になっているだけ。と頭では思っているのに、ほんとうのハルさんがもうこの世にはいないとわかって悲しんでいる。

    理系の理屈っぽい性格の人であっても

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    2026年05月31日
  • 人間たちの話

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    84点。

    面白かった。こういうSFってどう読んだらいいんだろうな。愉快だったなあという感じ。それと着眼点いいなあと。オチがハマったわけではないけど発想面白いなあというのは何個もあった。どちらかというと同作者の似たような短編集の『まずは牛を球とします』の方が好みであった。

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    2026年05月19日
  • 重力アルケミック(新潮文庫nex)

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    SF 設定と物語の芯が綺麗に噛み合っていて素敵。

    五十路の自分には青春が眩しすぎるという事実は事実として受け入れたうえで。飛んで落ちたあとの主人公が、友人、家族、研究室の人々に受け入れられていくところでボロボロ泣いてしまいました。青春万歳。満足。

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    2026年05月17日
  • 未来職安

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    近未来の職安の話。ほとんどの人が消費者に転じたのにそれでも働く意味とは?という小難しい話かと思ったら、そんなことなかった。働かなくていい時代にあえて働くのにはもちろんそれぞれ理由があるけど、結局は"人"の話なんだなと。大塚さんクセが強くておもしろいけど、目黒さんもちょっと変な人でおもしろかった。"生猫"の所長かわいい。これからものんびりダラダラと存続してほしい職安。設定や未来の人たちの考え方がやけにリアリティがあっておもしろかったです。

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    2026年05月17日
  • 重力アルケミック(新潮文庫nex)

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    特殊設定SFキャンパス青春もの。重素とものが発見されていて、その処理により浮力(反重)が得られていること、重素の掘りすぎで地球が膨張していて、都市間、国家間の距離が延び続けていることを除けば、ごく普通のやや拗らせ気味な大学生の回顧録といった感じになってます。設定というか発想がぶっ飛んでるのに、ごくごく普通な感じに落とし込んでるのがすごい。よく練られてる。

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    2026年05月13日
  • 未来職安

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    軽い読後感でサクサク読めました。それでいて、新たな価値観も与えてくれる良い小説でした。ところどころに未来から見た今の時代への批評が散りばめられています。当たり前で常識のようになっていることだけど、よく考えるとおかしいというようなことを指摘されていて、ハッとさせられることが度々ありました。

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    2026年05月10日
  • まず牛を球とします。

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    小川哲さんの帯に面白い!と書いてあり半信半疑で購入し、読んだが間違いなく面白かった。
    表題作はじめ、柞刈湯葉さんの頭の構造の異次元的な着想力に驚愕とした。
    そもそも地頭が良いのかもしれないが、科学とフィクションが組み合わさり、SFなのだが日常的な問いの深みを突き詰めると、物語はこうも面白くなるのかと感じた。
    令和2年の箱男という安部公房の現代版の話もあったり、まさにそういう系統が好きな人には刺さるし、頓珍漢の中に物事の本質が隠れているような複雑な面白さを体感したい人にはおすすめ。
    柞刈湯葉さんの他作品も必ず読みたい。
    そして小川哲さんに感謝を述べたい。

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    2026年05月03日
  • まず牛を球とします。

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    どうやったらそんな発想が生まれるのかと思うような面白い短編が多数収録されたSF短編集。
    「ルナティック・オン・ザ・ヒル」と「大正電気女学生 ~ハイカラ・メカニック娘~」が好き。

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    2026年04月29日
  • まず牛を球とします。

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    現実をベースにifの世界を描いた短編集だった。
    科学であろうが倫理であろうが、結局は個々の事象をその枠組みで勝手に捉えているだけであると感じられて面白かった。

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    2026年04月12日
  • 幽霊を信じない理系大学生、霊媒師のバイトをする(新潮文庫nex)

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    霊媒師さんの供養のやり方が斬新で面白く、また優しさに溢れていて心が温かくなるような物語でした。

    一冊完結になっていましたが、もっとこの物語に浸っていたいと感じました。

    登場人物の人となりが魅力的に描かれていて物語に没頭できました。

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    2026年04月15日
  • 人間たちの話

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    おもしろかったです、
    めっちゃ読みやすかったです。
    ラーメン屋の話がめっちゃおもしろかったです。
    生物系のアカデミックな話が多くて、自分の好きな作家さんはちょくちょくそっち方面に明るい人多いなって思いました

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    2026年04月01日
  • 横浜駅SF【電子特典付き】

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    謎が謎のまま終わっているけど、それもそれでよい感じの世界観。
    手軽に読めて、知ってる地名が出てくるので親近感も増し増しのジャパニーズSF。
    普段SF読まない人にもおすすめできる。

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    2026年03月19日
  • 人間たちの話

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    あらゐけいいち先生の表紙が可愛すぎて可愛すぎて好きすぎる!内容もとても好み。この本ずっと読みたくて気になってたけど直感に従って本当良かった。全体的に話がポップでかわいい。もっとSFを読みたくなる一冊!

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    2026年03月09日
  • 人間たちの話

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    柞刈湯葉の短編集。ジャンルはSFだけど、読んでみるとこれはまさに「人間たちの話」だった。
    最初は正直、抽象画を前にしているみたいでよく分からなかった。でも読み進めるうちに、少しずつ何かが見え始めて、ある瞬間に鳥肌が立った。ああ、これは遠い未来の話じゃなくて、今ここにいる私たちの話なんだ、と。
    表題作「人間たちの話」は特に印象的。淡々としているのに、じわじわと人間の可笑しさや切なさが浮かび上がってくる。「宇宙ラーメン重油味」はタイトルのインパクトとは裏腹に、読み終わる頃には妙に人間くさい余韻が残ったし、「記念日」は静かで優しくて、胸の奥をそっと撫でられる感じがした。
    大きな事件が起きるわけではな

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    2026年02月17日
  • 幽霊を信じない理系大学生、霊媒師のバイトをする(新潮文庫nex)

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    ミステリー要素のある話だった。
    幽霊なのかそうではない何かなのか。というのがこの話の本筋に1本あるが、その中で過ごす1人の理系大学生の日常が読めて面白かった。

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    2026年02月04日
  • 横浜駅SF【電子特典付き】

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    ネタバレ

    自己増殖する横浜駅は2026年現在なら原著通りAIとかアルゴリズムとかの象徴として捉えられるだろうが、個人的には崩壊時の影響的に貨幣や市場の肥大化を連想した。まぁ今や両者の差異はほとんど無いのかもしれないけれど。
    最後トシルがタイムリーに来るあたりは仕方ないのはわかるけどご都合主義に感じて、その動機をもうちょっと肉付けしてほしかったなぁと思った。
    でも人間が数百キロも東進し続ける理由なんてそんなモン、という著者のメッセージなのかな。

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    2026年02月01日
  • まず牛を球とします。

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    柞刈湯葉の三冊目。人を食ったような中身をひょうひょうと書いてあるのが面白い。タイトルはよく物理学で使う言葉だが、そこからこういう落ちに持っていくのがすごいです。そして、センス・オブ・ワンダーの後からじんわり社会性がにじみ出てきて2度美味しい。

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    2026年01月31日
  • 横浜駅SF【電子特典付き】

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    ものすごく突飛な設定の上に、少年冒険譚を乗せたお話。でもなかなか読ませる。鉄道好きや生物学好きには、散りばめられたアイディアにニンマリさせられるはず。
    これを読んで面白いと思ったら、番外編(全国版)を読むとさらに楽しめます。

    また、カクヨムの連載とも少しずつ違っていて、読み比べると楽しいです。

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    2026年01月31日