柞刈湯葉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレタイトルを見て面白そうだなと思って読みました。
幽霊を信じない主人公だが、アルバイトの雇い主のハルさんが実はハルさんの娘のモモコがハルさん自身の身体にを降霊させていただけで、本当のハルさんは30年前に亡くなっていたことが分かった時に涙が出てきたシーンが印象的だった。
ほんとうのハルさんに主人公は会ったこともないし、主人公は幽霊を信じないので、主人公があっていたハルさんという人は、結局娘のモモコがハルさんのようにうまく演技をしているか、精神病で多重人格になっているだけ。と頭では思っているのに、ほんとうのハルさんがもうこの世にはいないとわかって悲しんでいる。
理系の理屈っぽい性格の人であっても -
Posted by ブクログ
小川哲さんの帯に面白い!と書いてあり半信半疑で購入し、読んだが間違いなく面白かった。
表題作はじめ、柞刈湯葉さんの頭の構造の異次元的な着想力に驚愕とした。
そもそも地頭が良いのかもしれないが、科学とフィクションが組み合わさり、SFなのだが日常的な問いの深みを突き詰めると、物語はこうも面白くなるのかと感じた。
令和2年の箱男という安部公房の現代版の話もあったり、まさにそういう系統が好きな人には刺さるし、頓珍漢の中に物事の本質が隠れているような複雑な面白さを体感したい人にはおすすめ。
柞刈湯葉さんの他作品も必ず読みたい。
そして小川哲さんに感謝を述べたい。 -
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Posted by ブクログ
柞刈湯葉の短編集。ジャンルはSFだけど、読んでみるとこれはまさに「人間たちの話」だった。
最初は正直、抽象画を前にしているみたいでよく分からなかった。でも読み進めるうちに、少しずつ何かが見え始めて、ある瞬間に鳥肌が立った。ああ、これは遠い未来の話じゃなくて、今ここにいる私たちの話なんだ、と。
表題作「人間たちの話」は特に印象的。淡々としているのに、じわじわと人間の可笑しさや切なさが浮かび上がってくる。「宇宙ラーメン重油味」はタイトルのインパクトとは裏腹に、読み終わる頃には妙に人間くさい余韻が残ったし、「記念日」は静かで優しくて、胸の奥をそっと撫でられる感じがした。
大きな事件が起きるわけではな -
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