雨瀬シオリのレビュー一覧
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吉田松陰と松下村塾をめぐる後の偉人たちの物語です。こちらの作者様の描く松陰の妖艶な雰囲気がなんとも美しいです。一方で松陰の哲学的な思想も学べる、いい作品でした。
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高校生に読んで欲しい
倫理は難解で字数が多めだけど…
授業でしゃべるのを聞くよりも、字を読んだ方が何度も読めて理解しやすい。
顔は辛気くさいし表情に乏しいけど、倫理の先生だけあって筋が通ってるっぽい。
こんな先生もいるのかもしれない。
いて欲しい。
でも現実は忙し過ぎて、悩む生徒の前に偶然現れるようなヒマな先生はいない。
コマの中にしょっちゅう出てくる「ゴッ」って文字、何の音? -
ネタバレ 無料版購入済み
倫理…を読んで作家さんのファンのなりまして、こちらもチェックしていたところ、今回無料でしたので読ませていただきました。
幕末は大体のところだけで詳しく読んだことがなく、でもこれほど混迷し、またこれほど面白い時代、こんなに面白い人達が一挙に現れた時代もないのではと今回改めて思いました。
迫力が…圧倒されました…。構成が時系列になっていないのもまた、その時その時の出来事がより引き立つ感じで引き込まれますし、松蔭先生が生き生きとしてる姿をずっと見ていける感じがしますよね。
狂うた男は美しいぞ…。もうこの言葉に惚れましたね。牢獄での姿も胸を打つ。
そしてなんて可愛らしい表情をされるのか。
読み進めるの -
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2巻も素晴らしい!事故にあった生徒の話、先生の笑った顔に安心感を感じました。
全話素敵です!
読んでると「もっと若い時に勉強すればよかったなぁ」と思う作品です。 -
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倫理、学生のころにちゃんと学んでおけばよかったなぁ…というかこんな先生に出会いたかった。
人生観を変えてくれるお話です!!
高校生の多感で抱えているものやプライドや色んなものを倫理を通して見せてくれる作品です。
面白い! -
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笑顔って…
笑顔って…何でだろう? ホッとする。 高柳先生もそうだけど、いつもどちらかといえば無表情や、への字に口を閉ざしている脱力感極まりない様子の人々に囲まれているからか。…自分も含めて。 忘れてしまったみたい。いつからだろう。心の底から笑っていた頃。
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私自身は哲学が普通に好きなのですが、まさにこういう、哲学で生徒を救う作品というのがあったら面白いだろうなといつも思っていました。現代の学校と、哲学という学問がよく絡められたオリジナリティ溢れるいい作品だと思います。
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Posted by ブクログ
一見「他者理解」をテーマとしているように見えるのだが、より本質的には「自己理解」の方がそれなのかもしれない。
「倫理は人の心に触れ/自分の心に触れてもらう授業です」
倫理教師の高柳が生徒のあれこれを解決していく話なのだが、生徒が自分で自分の心に触れるよう促していく過程は、まさに「対話」。
こういう純なプロセスを見せられると、倫理の実践には鍛錬が要るなあと感じる。人付き合いをしてても/難しい本を読んでいても、それが倫理の実践であるとは限らない。後者は酒井の回のテーマか。
こうやって感想を書いていくのも、自分の心に触れるための実践といえる。