雨瀬シオリのレビュー一覧
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一人一人を救う
倫理という大きなテーマをもとに、登場人物の一人一人を丁寧に救う。そんな描写に心を打たれました。きっと人が関わる仕事の全てに通ずるものがあると思います。まだ1巻しか読んでいませんが、先生がどんな言葉や行動で人を救うのか、少し自分も投影させながら、ワクワクして読んでいきたいと思います。
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悩むことは人間にしかできない
高柳先生の中には芯のようなものがあるのだと思う。だから自分が正しいと思うことには堂々として、他の人なら動揺してしまうようなことにも眉にひとつ動かさない。
だけどそんなクールな先生もとても人間味があるのがこの作品のいいところだと思いました。タバコも吸ってるし、笑ったり、照れたりもする。
中でも善とは何か、という葛藤をするシーンはすごく響いた。
制約のなかで人々を救うことの難しさ、ただ目の前の人を救うだけでは皆を平等に救うことにはならない。それは偽善になってしまう。つまり善とはなんなのか、色々と考えさせられる作品でした。
こうやって私が今考えることができるのも、人間という生物に生まれたからだと思う -
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グラグラするのは弱さと強さ
してはいけない事、しなくてはならない事。
それに対話してくれるは、先人たちの言葉や周囲にいる人達、そして己の中にいる“神さま”。
そうやって悩む心があるのは、人としての弱みでもあるし強みでもある。
ドラマをきっかけに読み始めた本ですが、様々な見方、考え方を示唆してくれます。 -
ネタバレ 購入済み
なぜ
1度は考えたことあるものが多い倫理の時間だった。特にどうして人を殺してはいけないの?という前半後半タイトルは見てて多くのことを考えたりしてしまった。それくらい物語に引き込まれるこの作品ならではの雰囲気はついつい読み返して考えたくなってしまう