櫻いいよのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「いつだって誰だって簡単にひとりになる」
やさしい家族、友達に囲まれていたはずが、親友の嘘ひとつでわたしの世界は壊れて一人きりに。
女子中学生の本当はわからないけど、あまりにリアルな展開になって、悲しいというか…「知ってる…」という既視感でつらくなる。
そう、「その痛み、通り過ぎてきたことがある」という感じ。
でも、主人公の由加は幼馴染の悠真と交流するうちにいろんな考え方を知る。そして、自分から離れてしまった友達や悠真、家族とも対話をする。
こういう対話が、のちのち自分が押し殺して見ないふりをしてきた気持ちが「毒」になるのを防ぐんだろう。
おそらく中学生向けだと思う。文章もわかりやすいし、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ櫻いいよさんというと中学生、高校生向けの作品を書かれている印象でしたので今まで読んだことがありませんでした。
しかし読んでみると、本格的なファンタジーで驚きました。登場人物が多くないため子供でも読みやすい 。児童向けと、いわゆる大人向け(?)の間のような物語。この本をきっかけに大人向けのファンタジーも読んでみようかな…!と思えるような作品だと思いました。
正義感の強さが異世界では思いっきり裏目に出てしまっている冥。冥を助けてくれたアオイの過去とは。グレドやアルモニのような異種族たちはなぜ忌み嫌われてるのか。異種族であっても地と天に暮らすものではまた違ってくる世界。この先に未来はあるのか。
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Posted by ブクログ
片道数時間の旅で人生が変わるなんてことはないけれど、変わるきっかけになることはある。
過去の自分と向き合うために、今の自分を見つめ直すために、過去の約束を消化するために…
それぞれ何かを抱えて出会った四人が少しだけ旅をするお話。
夏休み最後の日じゃなくて、終業式(夏休みが始まろうとしてるところ)というのがいいよさんらしいなと思うなど。
正直どの四人も未完成な大人予備軍の年齢だけあって幼くて危なっかしくて(時折ため息出ちゃいそうなことも)おいおい大丈夫か?おばちゃんついていこうか?とお節介したくなるのだけれど、10代ってこうだよなぁと遠い昔を思い出してしみじみする。
四人がめちゃくちゃ成 -
Posted by ブクログ
余命ものを読みながら、ニヤニヤ笑ってしまうことなんてきっとこの一冊だけだろうな。
なんて不謹慎なやつだと思われてしまいそうな感想だけれど、そこは著者の友人であることを免罪符にお許しいただきたい。
これはわたしのよく知る友人が書いた、果し状とも道場破りにも思えるし、真摯な意見申立書のようにも感じる。
世が世なら、屋上で叫ぶ主張とも言えるかもしれない。(あの番組も元ネタのドラマも好きだったな。世代ばれまくりですけども。わたしもいいよさんもグランドでケタケタ笑いながら揶揄する側だっただろうけども)
作家には筆という剣にも勝る武器があるってこういうことだと思うんですよね。
後悔しないように生きる