櫻いいよのレビュー一覧
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人の「ウワサ」と人間関係を巡るYA
狭い環境では、人のウワサはあっという間に知れ渡り、時に真実を覆い隠す。
過去に暴力沙汰を起こしたとウワサされ、孤立している悠真。彼と幼馴染の由加は、それが事実でないことを理解するが、周囲の人間はそうではない。悠真と距離を置こうとしたり、悠真と親しくする由加を心配したりする。
そしてウワサは由加自身にも及ぶ。親友の嘘と裏切りがきっかけで、由加が親友を利用して恋愛の手伝いを強要したというウワサが広まり、友人関係が崩壊していく。
本作では、ウワサ、誤解、許しといった、悩ましい人間関係が描かれる。そういった物事への折り合いのつけ方を身につけていく物語だ。八方美 -
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原作『小説の神様』の世界を8人の作家が描く、豪華なアンソロジー。作家、編集者、読者など、様々な視点から紡がれる「小説の神様」の物語は、どれも個性的で一気に引き込まれた。
特に心に響いたのは、相沢沙呼さんの『神様の探索』だ。帆舞こまにの誕生秘話、シリーズでは語られなかった余白の部分をスピンオフならではの面白さがある。
一也と詩凪を見守る編集者・河埜が、若い才能の居場所を守るために戦う姿が最高に格好いい。神崎部長を熱い思いで説き伏せる場面や、「帆舞こまに」の傑作が誕生した瞬間の喜びは、読んでいるこちらまで胸が熱くなった。
一方、紅玉いづきさんの作品は、まるで私小説のような『小説の神様』誕生秘 -
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ネタバレ「いつだって誰だって簡単にひとりになる」
やさしい家族、友達に囲まれていたはずが、親友の嘘ひとつでわたしの世界は壊れて一人きりに。
女子中学生の本当はわからないけど、あまりにリアルな展開になって、悲しいというか…「知ってる…」という既視感でつらくなる。
そう、「その痛み、通り過ぎてきたことがある」という感じ。
でも、主人公の由加は幼馴染の悠真と交流するうちにいろんな考え方を知る。そして、自分から離れてしまった友達や悠真、家族とも対話をする。
こういう対話が、のちのち自分が押し殺して見ないふりをしてきた気持ちが「毒」になるのを防ぐんだろう。
おそらく中学生向けだと思う。文章もわかりやすいし、 -
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ネタバレ櫻いいよさんというと中学生、高校生向けの作品を書かれている印象でしたので今まで読んだことがありませんでした。
しかし読んでみると、本格的なファンタジーで驚きました。登場人物が多くないため子供でも読みやすい 。児童向けと、いわゆる大人向け(?)の間のような物語。この本をきっかけに大人向けのファンタジーも読んでみようかな…!と思えるような作品だと思いました。
正義感の強さが異世界では思いっきり裏目に出てしまっている冥。冥を助けてくれたアオイの過去とは。グレドやアルモニのような異種族たちはなぜ忌み嫌われてるのか。異種族であっても地と天に暮らすものではまた違ってくる世界。この先に未来はあるのか。
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片道数時間の旅で人生が変わるなんてことはないけれど、変わるきっかけになることはある。
過去の自分と向き合うために、今の自分を見つめ直すために、過去の約束を消化するために…
それぞれ何かを抱えて出会った四人が少しだけ旅をするお話。
夏休み最後の日じゃなくて、終業式(夏休みが始まろうとしてるところ)というのがいいよさんらしいなと思うなど。
正直どの四人も未完成な大人予備軍の年齢だけあって幼くて危なっかしくて(時折ため息出ちゃいそうなことも)おいおい大丈夫か?おばちゃんついていこうか?とお節介したくなるのだけれど、10代ってこうだよなぁと遠い昔を思い出してしみじみする。
四人がめちゃくちゃ成