櫻いいよのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ええええええ!!?
美久ちゃんもう高校生なの!!??
と、親戚のおばちゃん丸出しで冒頭に驚く。
小学生だった美久ちゃんが!
女子高生になって、しかもなんかいい感じに拗れてますけど!!??とまた部屋でジタバタ(本読んでバタ足は通常運転です)
美久よ、景よ。
読後のおばちゃんから言えることはひとつだけだ。
君たちは!!!!一回のデートで人生決めるつもりか!!(爆
今日がどっちかの趣味に合わせたデートから、次のデートに相手の趣味に合わせたものにすればいいんだよ。
そうやってバランスとって、互いの好きを知って、シェアするものとしないものを決めればいいのだよ。
なぜ、零か百なのだ。
間の五十が抜け -
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Posted by ブクログ
両親の離婚で、母親の故郷に引っ越してきた高校一年生の奈苗。1学年に1クラスしかない高校で、周りは地元の生徒ばかりだが、なんとか周りと仲良く過ごしている。そんな時、体育祭の打ち上げで飲酒が発覚し、参加した生徒らは3日間自宅謹慎することになった。その反面、奈苗を含め参加しなかった五人は、学校で自習することになった。
3日間に休み2日間を合わせた5日間の中で、バラバラだった五人は共に繋がっていき、相手の知らなかった一面がわかってくる。
爽やかな表紙、アオハルらしい雰囲気など青春の要素がいっぱい詰まっていました。高校生でしか味わえない友情や恋、はたまた苦い思い出も加わっていましたが、終始心地よい余 -
Posted by ブクログ
久しぶりにこの物語に会えて、懐かしいような、かつての地元の友人たちに再会したような気分です。
櫻いいよは、世界に優しいというより切り取られた世界の一部に優しいんですよ。
見過ごされてしまいそうな小さな世界を見過ごさず、かといってその世界を変えるような一方的な暴力もなく、ただそこにいていいと言ってくれるのです。
答えがなくてもいい。そう言ってもらえるほうがラクな時もある。変わらなくてもいいし、変えなくてもいい。答えが見つからないなら見つからないまま生きていってもいい。
そう言われて、呼吸がラクになる人がいる。
彼女の物語は、そういう人達のためにある。
無理矢理仲間にならなくてもいいし、無 -
Posted by ブクログ
小学生の舞香は、母が飲酒運転により事故で亡くなったため、母の同級生だったかおりに引き取られる。舞香だけでなく、かおりやかおりの夫・遊の視点から見えてくる現在の心情や母との因縁。三人は幸せになっていくのか?
全5章の構成で、それぞれの章では一人ずつ異なった人物が主人公となっています。舞香、遊、実の母・葛葉、かおり、そして最後は舞香の視点で、場面場面の心情が描かれています。
同じ場面でも、人物の視点が変わることによって、「あっ、そういう思いだったんだ」といった楽しみ方や新たな発見ができるので、奥行き感がありました。ただ、相手から見た印象と自分自身の思いとのズレが生じているため、場面場面での心 -