櫻いいよのレビュー一覧
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ハッピーエンド
瀬戸山くんがめちゃくちゃ男の子!男らしく引っ張ってくれました。
主人公のような人から見たら八方美人な人もいるだろうけど、その人なりに考えての処世術なんだろうな。
上巻の終わりで気付いてたっぽいけどやっぱりかーと。それでも交換日記を続けた理由も納得です。
満足しました。 -
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ドキドキハラハラします
学校の人気者から告白されたと思ったら勘違いで実は友人への手紙だったってせつない!初めは何も思わなかったのに、手紙やノートを交換し、本人に触れるうちに好きになっていく過程がよく描かれてました。
ただ上巻のラストでヒーローがノートをやり取りしていたのが主人公だと気付いたっぽいので今後どうなるかハラハラします。 -
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久々に。
久々にまっすぐな小説を読みました。複雑な小説ではなくて、主人公の女の子が環境の変化に悩みながら成長していくお話でした。主人公の真っ直ぐさに自分が子供のころも純粋に真っ直ぐに過ごしていたのになって懐かしさを感じました。内容的には読みやすくて大人向けではないのかなと思いましたが、読んでみてよかったです。
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由加の言動・出来事に自分の中学時代が重なったこともあり、必要以上に感情移入したところもあった。許せないなら許さなくてもいい、この言葉に自分の心が救われた気がする。知らず知らずに自分が毒に侵されることも、自分次第で解毒できることも、そういう考え方って素敵。正義感も勢いも良いけれど、突っ走るだけでなく相手の話を聞くこと、聞いた上で判断すること、今は判断できず曖昧でも時間をかけて判断する方法もあること。どれも私に必要。あの頃の私に戻れるなら、もう一度色々なことや人に向き合ってみたい。そうしたら何か違う関わりができたかも。とはいえ、もう戻ることは難しいので、この読後のエネルギーを今日からの人生の糧にす
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切ない。でも青春だなぁ
瀬戸山くん、そりゃぁないよ〜。まさか別の子の名前だなんて…。あんなに毎日ドキドキ期待していたのがバカみたいに思えてしまう。でも青春だなぁ。
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ドキドキ緊張
机に入っていたラブレターにドキドキ。同じ紙に交換日記形式でつづっていく。宛名が書いていないだけに、まだまだ不安ながらも期待。ドキドキの緊張が伝わってきます。
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ネタバレ高校生の次女から借りた本。
家族で引越し、転校余儀なくされた主人公・香月。新しい学校に馴染めず、授業もついていけず、友だちも作れない。
お父さんには家事なんかしなくていい。自分のことをしなさい。と言われる。
私にもできるんだ!と見せたくて、おばあちゃんが作ってくれたおやつ以上のものを作りたいと、同級生の立海にアドバイスをもらいながら奮闘する。
が、うまくいかない。
ここには居場所がない。前にいた場所に戻りたい。と願う。
だけど、前の学校の友だちと会っても、時は流れていて話が合わない。自分の居場所はここにはもうなかったと泣きながら立海に電話する。
「香月は強いよ。1人でがんばろうとする。」そう励 -
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主人公の千夏は20歳の大学生で、同棲している恋人の幸登がいますが、最近はすれ違ってばかりで、不満が募ります。15歳の時に好きだったのに告白できなかった男の子の今坂くんと心の中で比較してしまいます。そんな中学時代に告白できなかったことや、それが原因で喧嘩してしまった親友のセイちゃんとのことが、後悔やわだかまりとなって心に残っています。そして、その親友だったセイちゃんと初恋の今坂くんが幹事の同窓会の案内が届きます。同窓会に参加するかどうか悩む千夏ですが、実家に戻った時に、後悔の15歳に戻ってしまいます。今度は失敗しないようにと中学校卒業式までの1週間をやり直します。物語の最後にじんわりと涙する恋愛
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ネタバレ読後にまず思ったのは「小説の神様」であって「小説家の神様」じゃないんだ、ということ。小説に関わる人――書く人、読む人、売る人、評する人――すべての人の神様なんですね。だから、小説家以外の人達にも「小説の神様」と関わる物語があって、それぞれの人たちが小説と真摯に向き合って……というお話が生まれ、小説好きな私はそうしたところで本作が気にいったんだろうな、と思いました。
個別の作品で言えば、収録作群の中では異色に映りますが「モモちゃん」が一番気に入りました。ラノベテイストに最初は違和感を覚えましたが、自作の世界に入り込んで自分の描写力の無さや知識の浅さを身をもって痛感するところなど、それこそ宮沢賢 -
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繭も湊人も、すごくいいよさんらしいなぁ。
このほどよい苦さと微妙な拗らせ具合は、彼女にしか表現できないものだなといつもおもう。
繭を受け止めるには湊人はまだ早いかなと感じたけれど、18歳でこんな恋を二度経験した彼はきっといい男になるんだろうね。
5年くらい経って、どこかで話をする繭と湊人を想像して頬が緩みました。
若い頃の恋愛って、持久力がないから瞬発力なんだよね。
だからこそ永続性を求めてしまうけれど、刹那の愛おしさを噛み締めることも大事だから。
叶絵ちゃんはずるかったね。わたしはそういう女のずるさは大好きだけど、なかなか罪なことをする。
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主人公の高校1年の茉莉は、ある朝、自転車で登校中に逃げたいと思います。初めて学校をさぼり、遠く姫路のおばあちゃんの家を目指します。学校と逆方向にしばらく進むと、不思議な喋る黒猫と出会います。忘れてしまいたい過去の記憶を黒猫の言葉て忘れてしまう茉莉。そして、同じ学校の制服を着た、頑張ることが無意味という少年の壱とも出会います。これまでの人生を頑張ってきた茉莉と、人の心を見透かしたようなことを言う生意気な黒猫と、サッカーを諦めた壱と共に、茉莉のおばあちゃんの家に向かいます。茉莉、壱、黒猫の、1日の心の旅が始まります。
何度も頑張ると言う言葉が出てくる、頑張りすぎて疲れてしまった人のためのお話です。