櫻いいよのレビュー一覧
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主人公の千夏は20歳の大学生で、同棲している恋人の幸登がいますが、最近はすれ違ってばかりで、不満が募ります。15歳の時に好きだったのに告白できなかった男の子の今坂くんと心の中で比較してしまいます。そんな中学時代に告白できなかったことや、それが原因で喧嘩してしまった親友のセイちゃんとのことが、後悔やわだかまりとなって心に残っています。そして、その親友だったセイちゃんと初恋の今坂くんが幹事の同窓会の案内が届きます。同窓会に参加するかどうか悩む千夏ですが、実家に戻った時に、後悔の15歳に戻ってしまいます。今度は失敗しないようにと中学校卒業式までの1週間をやり直します。物語の最後にじんわりと涙する恋愛
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ネタバレ読後にまず思ったのは「小説の神様」であって「小説家の神様」じゃないんだ、ということ。小説に関わる人――書く人、読む人、売る人、評する人――すべての人の神様なんですね。だから、小説家以外の人達にも「小説の神様」と関わる物語があって、それぞれの人たちが小説と真摯に向き合って……というお話が生まれ、小説好きな私はそうしたところで本作が気にいったんだろうな、と思いました。
個別の作品で言えば、収録作群の中では異色に映りますが「モモちゃん」が一番気に入りました。ラノベテイストに最初は違和感を覚えましたが、自作の世界に入り込んで自分の描写力の無さや知識の浅さを身をもって痛感するところなど、それこそ宮沢賢 -
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繭も湊人も、すごくいいよさんらしいなぁ。
このほどよい苦さと微妙な拗らせ具合は、彼女にしか表現できないものだなといつもおもう。
繭を受け止めるには湊人はまだ早いかなと感じたけれど、18歳でこんな恋を二度経験した彼はきっといい男になるんだろうね。
5年くらい経って、どこかで話をする繭と湊人を想像して頬が緩みました。
若い頃の恋愛って、持久力がないから瞬発力なんだよね。
だからこそ永続性を求めてしまうけれど、刹那の愛おしさを噛み締めることも大事だから。
叶絵ちゃんはずるかったね。わたしはそういう女のずるさは大好きだけど、なかなか罪なことをする。
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主人公の高校1年の茉莉は、ある朝、自転車で登校中に逃げたいと思います。初めて学校をさぼり、遠く姫路のおばあちゃんの家を目指します。学校と逆方向にしばらく進むと、不思議な喋る黒猫と出会います。忘れてしまいたい過去の記憶を黒猫の言葉て忘れてしまう茉莉。そして、同じ学校の制服を着た、頑張ることが無意味という少年の壱とも出会います。これまでの人生を頑張ってきた茉莉と、人の心を見透かしたようなことを言う生意気な黒猫と、サッカーを諦めた壱と共に、茉莉のおばあちゃんの家に向かいます。茉莉、壱、黒猫の、1日の心の旅が始まります。
何度も頑張ると言う言葉が出てくる、頑張りすぎて疲れてしまった人のためのお話です。 -
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ネタバレ自分では絶対に体験できない恋愛を体験させていただきました。
それも一つの愛の形なんでしょうけど、多分普通じゃない。
高崎さんも、藍さんも、普通の人から見ると多分異常者で、二人の関係性もやはり異常で異端。
理解は多分自分ではできない。
普通の枠に囚われたままの自分では、そういう愛もあると知り得ても、心の中では理解できず目を逸らすかもしれない。
でも、だからこそ惹かれてしまうんですよね。
そんな異常な二人が、どんな日々を過ごし、どんな最後を迎えるのか、気になって仕方がない。
普段は読まない系統の話ということもあり、中毒的惹かれ方をして一気読みしてしまいました。
いやあ、自分では絶対想像できない世界 -
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あぁ、これはまさに櫻いいよの手によるものだな、と思える作品。
誰もが未完成で、なりたい自分がどんなものか、また理想に程遠い自分を知って、あがいている。
10代の若者達にぜひ読んで、彼らなりの『さふいうもの』を見つけてほしいなと思いました、
宮沢賢治の詩をモチーフにした作品の構成も素敵。(もちろん黒猫のパラパラ漫画もかんわいいいい)
登場人物達の連作短編を通じて明らかになる澄香の本心と本音をぜひ見届けてください。
ちなみにわたし自身はあまりにも特殊な人となりで高校時代を過ごしたのでどのキャラにも自身を投影できなかったけれど、過去の自分をこの中に見つけられたらもっと楽しめたのかな。
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Posted by ブクログ
登場人物ひとりひとりの気持ちが胸に響いた。
人生の中で何度も出会う"自分ではどうしようもない状況"…友達に合わせてしまい自分の意見を言えなかったり、誤解をされたり、噂話に振り回されたり…日々の中の小さな出来事で済むこともあれば、一歩も動けなくなるほど重大な事件になることもある。
そして、同じくらいたくさん、自分で出来ることもある。自分で考えて決めること、相手の立場になり別の角度から見てみること、自分は毒を吐かないようにすること、人を信じるのをやめないこと。
自分が周りの人に対して思ったり感じたりしていることと、周りの人が私に対して思ったり感じたりしていることは、同じとは