櫻いいよのレビュー一覧

  • きみと、もう一度

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    主人公の千夏は20歳の大学生で、同棲している恋人の幸登がいますが、最近はすれ違ってばかりで、不満が募ります。15歳の時に好きだったのに告白できなかった男の子の今坂くんと心の中で比較してしまいます。そんな中学時代に告白できなかったことや、それが原因で喧嘩してしまった親友のセイちゃんとのことが、後悔やわだかまりとなって心に残っています。そして、その親友だったセイちゃんと初恋の今坂くんが幹事の同窓会の案内が届きます。同窓会に参加するかどうか悩む千夏ですが、実家に戻った時に、後悔の15歳に戻ってしまいます。今度は失敗しないようにと中学校卒業式までの1週間をやり直します。物語の最後にじんわりと涙する恋愛

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    2020年11月21日
  • 小説の神様 わたしたちの物語 小説の神様アンソロジー

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    ネタバレ

    読後にまず思ったのは「小説の神様」であって「小説家の神様」じゃないんだ、ということ。小説に関わる人――書く人、読む人、売る人、評する人――すべての人の神様なんですね。だから、小説家以外の人達にも「小説の神様」と関わる物語があって、それぞれの人たちが小説と真摯に向き合って……というお話が生まれ、小説好きな私はそうしたところで本作が気にいったんだろうな、と思いました。

    個別の作品で言えば、収録作群の中では異色に映りますが「モモちゃん」が一番気に入りました。ラノベテイストに最初は違和感を覚えましたが、自作の世界に入り込んで自分の描写力の無さや知識の浅さを身をもって痛感するところなど、それこそ宮沢賢

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    2020年11月20日
  • きみに、涙。~スターツ出版文庫 7つのアンソロジー①~

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    知らない著者もいたがなかなか楽しめたかな。
    短編だから、少し考えさせられる。
    短編を書くってやはり難しいのだろう。

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    2020年11月12日
  • そういふものに わたしはなりたい

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    高校2年のクラスの優等生で人気もある学級委員長の睦月澄香は、雨で増水した川で溺れて昏睡状態にとなり入院します。澄香は自殺未遂との噂が流れる中、澄香に関係する5人の同級生、クラスで当たり障りなく過ごす浅田佳織、何かと佳織にちょっかいを出す小森真也、派手な安藤知里、図書室で本を読む友の友達の高田純平、澄香の彼氏の楠山友、そして学校に出入りして澄香にエサをもらっていた猫、それぞれが知る澄香のイメージが違っています。順番に語り手が変わっていき、本当の澄香が明らかになっていきます。不器用で未完成な高校生たちの葛藤や痛みが心に刻まれていきます。

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    2020年10月21日
  • 近くて遠くて、甘くて苦い 咲月の場合

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    あまいいいいいいいいいい!!
    かわいいいいいいいい!!
    と、全わたしが叫んでます。

    わたしが小学生の頃の青い鳥文庫にこんなにかんわいいお話なかったよ…
    今の子どもはこんなに素敵な恋物語を青い鳥で読めるの??うらやましい…

    挿絵もかわいいしポストカードは撫でたいし、とにかくかわいいが詰まった一冊です。

    シリーズということで次回作もた!の!し!み!

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    2020年09月14日
  • イイズナくんは今日も、

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    人と人、人と物の縁が視える主人公。
    登場人物のキャラクターが最高にぐっ!とくる。
    心が温まる青春物語。

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    2020年09月07日
  • 真夜中だけの十七歳

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    翠は駅前の繁華街から少し離れた夜の公園で5人から7人の高校生の仲間たちと集まって過ごしています。そんなある日、女子高生の桃子と出会います。桃子も土曜日だけこの高校生の集まりに参加するようになり、次第に翠と惹かれ合うようになります。実は23歳のOLの桃子が制服を着て街に出たのは、ほんの息抜きのつもりでした。そして、学校にも家族にも孤独を感じていた翠にも秘密がありました。
    嘘から始まる本当の恋の物語です。ほんわかしました。

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    2020年08月15日
  • 偽りの君と、十四日間の恋をした

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    繭も湊人も、すごくいいよさんらしいなぁ。

    このほどよい苦さと微妙な拗らせ具合は、彼女にしか表現できないものだなといつもおもう。

    繭を受け止めるには湊人はまだ早いかなと感じたけれど、18歳でこんな恋を二度経験した彼はきっといい男になるんだろうね。
    5年くらい経って、どこかで話をする繭と湊人を想像して頬が緩みました。

    若い頃の恋愛って、持久力がないから瞬発力なんだよね。
    だからこそ永続性を求めてしまうけれど、刹那の愛おしさを噛み締めることも大事だから。

    叶絵ちゃんはずるかったね。わたしはそういう女のずるさは大好きだけど、なかなか罪なことをする。

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    2020年07月26日
  • 黒猫とさよならの旅

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    主人公の高校1年の茉莉は、ある朝、自転車で登校中に逃げたいと思います。初めて学校をさぼり、遠く姫路のおばあちゃんの家を目指します。学校と逆方向にしばらく進むと、不思議な喋る黒猫と出会います。忘れてしまいたい過去の記憶を黒猫の言葉て忘れてしまう茉莉。そして、同じ学校の制服を着た、頑張ることが無意味という少年の壱とも出会います。これまでの人生を頑張ってきた茉莉と、人の心を見透かしたようなことを言う生意気な黒猫と、サッカーを諦めた壱と共に、茉莉のおばあちゃんの家に向かいます。茉莉、壱、黒猫の、1日の心の旅が始まります。
    何度も頑張ると言う言葉が出てくる、頑張りすぎて疲れてしまった人のためのお話です。

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    2020年07月09日
  • 図書室の神様たち

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    正直、あまり期待せずに中身の確認程度に読み始めた一冊だった。

    ところがところが。

    主人公の爽風も、その仲良しの真由子も、クラスでハブられてる増田さんも、昔笹木誠をいじめていた如月さんも。
    それぞれの気持ち、思い、葛藤が、自分も少なからず経験をしているもので、なんとも言えない苦しい気持ちになった。

    けれど、彼らのほとんどは、強く健かに成長していく。爽風も、時を止めかけた笹木誠をこの世に留めるぐらいに、強くなっていく。

    乙一さんの「きみにしか聞こえない」と対にして読むといいかなと思った作品。

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    2020年04月15日
  • 僕らに月は見えなくていい

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    ネタバレ

    自分では絶対に体験できない恋愛を体験させていただきました。
    それも一つの愛の形なんでしょうけど、多分普通じゃない。
    高崎さんも、藍さんも、普通の人から見ると多分異常者で、二人の関係性もやはり異常で異端。
    理解は多分自分ではできない。
    普通の枠に囚われたままの自分では、そういう愛もあると知り得ても、心の中では理解できず目を逸らすかもしれない。
    でも、だからこそ惹かれてしまうんですよね。
    そんな異常な二人が、どんな日々を過ごし、どんな最後を迎えるのか、気になって仕方がない。
    普段は読まない系統の話ということもあり、中毒的惹かれ方をして一気読みしてしまいました。
    いやあ、自分では絶対想像できない世界

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    2019年11月18日
  • そういふものに わたしはなりたい

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    あぁ、これはまさに櫻いいよの手によるものだな、と思える作品。

    誰もが未完成で、なりたい自分がどんなものか、また理想に程遠い自分を知って、あがいている。
    10代の若者達にぜひ読んで、彼らなりの『さふいうもの』を見つけてほしいなと思いました、

    宮沢賢治の詩をモチーフにした作品の構成も素敵。(もちろん黒猫のパラパラ漫画もかんわいいいい)

    登場人物達の連作短編を通じて明らかになる澄香の本心と本音をぜひ見届けてください。


    ちなみにわたし自身はあまりにも特殊な人となりで高校時代を過ごしたのでどのキャラにも自身を投影できなかったけれど、過去の自分をこの中に見つけられたらもっと楽しめたのかな。

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    2019年10月30日
  • 世界は「 」で満ちている

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    登場人物ひとりひとりの気持ちが胸に響いた。
    人生の中で何度も出会う"自分ではどうしようもない状況"…友達に合わせてしまい自分の意見を言えなかったり、誤解をされたり、噂話に振り回されたり…日々の中の小さな出来事で済むこともあれば、一歩も動けなくなるほど重大な事件になることもある。

    そして、同じくらいたくさん、自分で出来ることもある。自分で考えて決めること、相手の立場になり別の角度から見てみること、自分は毒を吐かないようにすること、人を信じるのをやめないこと。

    自分が周りの人に対して思ったり感じたりしていることと、周りの人が私に対して思ったり感じたりしていることは、同じとは

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    2019年10月25日
  • 世界は「 」で満ちている

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    ある日を境にあっさり変わってしまう「友達とは」的な物語。心理描写がリアルで主人公にも好感がもてたし、人を見かけや評判で判断しないことに気づいていく軸もよかった。最終的に恋愛で終わったところも中学生にはうけそうかな。

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    2019年09月19日
  • きみに、涙。~スターツ出版文庫 7つのアンソロジー①~

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    七名の著者が贈る涙の物語。
    同じ涙がテーマでも、それぞれ違う物語があるのが面白い。

    個人的には、麻沢奏さんのウソツキアイと菊川あすかさんの君想うキセキの先にが好き。

    麻沢さんはこれぞ麻沢さん!と嬉しくなった。最後が好き。

    菊川さんの物語はとても素敵だった。

    汐見さんはやっぱり空気感が素敵で綺麗。そして他とはひと味違う。

    いいよさんはさすがといったところ。

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    2019年05月12日
  • 世界は「 」で満ちている

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    すごくいいよさんらしい物語でした。
    全国の中学生諸君にぜひとも読んで欲しい。

    誰だっていつだってひとりになる瞬間はある。
    でも、ふたりになれる瞬間もあるから。

    せまい教室のなかで息苦しく感じることもあるだろうけど、毒が充満していくこともあるけれど、解毒剤もちゃんとあるから。

    そして、いつか、教室の世界は終わりがくるから。

    世界に満ちる自分なりの「」を見つけてほしい。
    そしてこの作品はその小さなきっかけをくれるとおもう。

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    2019年04月27日
  • たちまちクライマックス! キミに会えてよかった

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    あたたかい心の交流を描いているお話が多い。
    自分が決めた枠や周りの目を乗り越えて、
    本当の自分の気持ちに素直に行動するようになる
    登場人物たちがとても爽やかだなと思った。

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    2019年01月31日
  • 図書室の神様たち

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    ネタバレ

    放課後初めて足を踏み入れた古い図書室。そこで見知らぬ男子生徒の誠に出会い、たびたび話すように。
    しかし彼は数年前に卒業していた…

    学生時代はいじめとかいやがらせとか
    こういう問題や悩みってつきものだよね…(._.)

    爽風の“彼を助けたい”って想い
    未来の誠が幸せでありますように… ・

    爽風の「わたしは、わたしの為に行動する。」って一文に私自身が勇気をもらいました(*´-`)

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    2019年01月03日
  • 君が落とした青空

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    若い頃のほろ苦い恋愛を思い出します。
    相手が自分の事をどう思ったりとか不安になったなぁ。
    若く切ない話です。
    やはり話してみることって大切

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    2017年08月17日
  • 結婚共犯者

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    それぞれのカップルにそれぞれの夫婦の形がある。最初は読みにくいかな?と思ったけど読んでるうちに引き込まれした。

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    2026年05月08日