あらすじ
結婚って一筋縄でいかない! 結婚ってなんでこんなにめんどくさいの! 人生ってどうしてこんなにままならないの! 改めて己の幸せを考えさせられる人生の節目、それが「結婚」。一組の夫婦の結婚式を舞台に、様々な結婚の形を写し出す。『交換ウソ日記』で人気を博した著者の、新境地!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
言われてみれば、たしかに我が伴侶も共犯者かもしれない!
そしてこれはたとえ著者名が伏せられていてもわたしは彼女が書いたものだとわかる自信があるぞ。
登場人物が、彼や彼女の言動が、その葛藤が、まさに『櫻いいよ』だなと理屈ではなくわかる。
愛してるから結婚するなんて単純明快な関係こそ簡単に破綻することもあるし、そもそも愛の定義も形も多種多様すぎて明確な正解すらわからない。
結婚が尊いものだなんてだれが決めたのか。
結婚はゴールでもなければ通過儀礼でもないしまして一人前を証明するものでもない。
結婚はただの選択肢のひとつだとおもう(私的な意見です)
個人的には結婚式が嫌いだけど、結婚式とお葬式って物語にすると最高におもしろいよねえええ(不謹慎でごめんなさい)
冠婚葬祭にはドラマがある。
そしてそれをこんなに面白く仕上げられるのが我が友なんだよなぁ。しみじみ。
結婚式のくそじじいでこんなに笑わせてくれるのはいいよさんだけだよ。
麻琴と純生はきっと最高の共犯者で、末長くほどよい距離感で生きていけるんだろうな。
麻琴ちゃんよかったねえええ。檻から抜け出して、のびのび野生で生きてくれ。
よくよく考えてみれば、私自身もひとりでもふたりでも生きていける人がいいと思っていたし、独身時代終盤は周囲の人間にあれこれ言われるのもうんざりしてたし、一度くらい結婚したことあるほうが生きやすい世の中だしなとも思っていたし、そもそも我々は似たもの同士だし、やっぱり共犯者なのかも???
そしてなにより帯も含めて最高の一冊ですよね。
ふたりの大好きな友人の名前が著者名にも帯にも載ってるなんてわたし得過ぎる。えへへ。
15年前のわたしに教えてあげたい。
このふたつの名前がこんなふうに載って本屋さんに並ぶんだよって。
飲んだくれだった26歳のわたしはきっとウェーイって死ぬほどビール飲んだとおもう。(真顔