櫻いいよのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
主人公の香月は、祖母が亡くなったことをきっかけに、三重県の海の近くの田舎から奈良県の町中に引っ越してきて、父親、中学生の弟との3人暮らしを始めた女子高校生です。転校先の高校のクラスに馴染めず、孤独な毎日を送っていて、友達ができないことを父親にも弟にも隠しています。そんなある日、隣の席の人気者の男子生徒、間宮立海のノートを間違えて持って帰ってしまいます。中を開くと、スイーツのレシピがたくさん書いてありました。立海は夜だけ開いている喫茶店でスイーツを作っていることを内緒にしていました。立海の秘密を知った香月は、立海にスイーツの作り方を教えて欲しいとお願いします。祖母が作ってくれいていたおやつの思い
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Posted by ブクログ
久しぶりに櫻いいよの大人の恋愛小説読めて嬉しいよおおおお
(なにせわたしは大の乳メス好きだし)
高崎のけしからんおじさん具合が最後までぶれなくて大変よろしい。
男も女もある程度の年齢まで生きてきたら、そう簡単に変わらないからね。そのリアリティがなかなか小説には生かされないことが多いなかで、この作品はたいへんよろしい(二回目
藍ちゃんのぶっ飛び具合に、好みが分かれそうな作品ではあるけれど、これは藍がこういう女の子でないと成り立たないからね。
愛が欲しいのに恋ばかりを繰り返してしんどい思いをする女が世に溢れてるなかで、恋を知らずに愛を成立させようとする藍はある意味狂っててたいへんよろしい(三 -
Posted by ブクログ
一足お先に読ませていただいたのです。
(相変わらずサイン付きだぜ!羨しかろう!)
今までの櫻作品のなかでいちばん穏やかで、ある意味ではいちばんリアリティがあるかも。
茜みたいな子、たくさん知ってるし、そういえばかつて茜みたいなこと自分も言ってたかも。
さして目的も目標もなく進学したし、そつなくすべてをこなしていたような気もする。誰もが劇的な1095日を過ごすわけじゃない。ゆるゆると目には見えない程度の小さな変化の中で生きていく。
でも、1095日後には確実に何かが変わる。
茜の器用貧乏さが愛しいです。
そして瀬戸山くんと希美ちゃんに久々に会えてむふふふふとなりました(・∀・)
夢な -
購入済み
ソク読み
気づいたら一気に読んでました。
王道の恋愛小説ですが、ずっと読んでて飽きないし、キュンキュンするし、悲しくもなる!
キュンキュンを求めてる人には間違いなし! -
Posted by ブクログ
ネタバレ櫻いいよさんというと中学生、高校生向けの作品を書かれている印象でしたので今まで読んだことがありませんでした。
しかし読んでみると、本格的なファンタジーで驚きました。登場人物が多くないため子供でも読みやすい 。児童向けと、いわゆる大人向け(?)の間のような物語。この本をきっかけに大人向けのファンタジーも読んでみようかな…!と思えるような作品だと思いました。
正義感の強さが異世界では思いっきり裏目に出てしまっている冥。冥を助けてくれたアオイの過去とは。グレドやアルモニのような異種族たちはなぜ忌み嫌われてるのか。異種族であっても地と天に暮らすものではまた違ってくる世界。この先に未来はあるのか。
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Posted by ブクログ
片道数時間の旅で人生が変わるなんてことはないけれど、変わるきっかけになることはある。
過去の自分と向き合うために、今の自分を見つめ直すために、過去の約束を消化するために…
それぞれ何かを抱えて出会った四人が少しだけ旅をするお話。
夏休み最後の日じゃなくて、終業式(夏休みが始まろうとしてるところ)というのがいいよさんらしいなと思うなど。
正直どの四人も未完成な大人予備軍の年齢だけあって幼くて危なっかしくて(時折ため息出ちゃいそうなことも)おいおい大丈夫か?おばちゃんついていこうか?とお節介したくなるのだけれど、10代ってこうだよなぁと遠い昔を思い出してしみじみする。
四人がめちゃくちゃ成