竹宮ゆゆこのレビュー一覧

  • 砕け散るところを見せてあげる(新潮文庫nex)
    誰かが自分を大事に思ってくれることは、全然当たり前ではない。
    『ある』のが『難しい』から『ありがたい』のだ。
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    ヒーローに憧れる真っ直ぐな清澄は、いじめられているところを助けたきっかけで、玻璃(はり)と心を通わせるようになる。
    一度チャンネルが合えばよく喋る素直な可愛...続きを読む
  • 砕け散るところを見せてあげる(新潮文庫nex)
    【孤独、そして終わらない愛】娘のレビュー

     物語の本編は、高校生(3年)の濱田清澄と(1年)蔵本玻璃の出会いから始まります。学年一の嫌われ者である玻璃に対するいじめをみた清澄は、彼女を救い出そうとあらゆることをします。

     共に時間を過ごしていくうちに、互いの優しさや美しさの魅力に気づき、2人の距...続きを読む
  • 砕け散るところを見せてあげる(新潮文庫nex)
    2度読んで、あぁ!そう言うことか!と腑に落ちた。
    切ないけれど、ドキドキする。
    主人公の人を想う気持ちが真っ直ぐで、何度も読みたくなります。
  • 砕け散るところを見せてあげる(新潮文庫nex)
    思いっきりラノベっぽい文体の本を読み切ったのは初めて。すごい読みやすくて、1時間ちょっとで読破した。集中が切れず、走り抜けた!という感じで爽快にすら思った。
    こういう叙述トリックはよくあるんでしょうか。初めてだったのでまんまと騙されたけれど、変に疑い深くなるのはいやなので、たまにでいいな。
  • 知らない映画のサントラを聴く(新潮文庫nex)
    相変わらず愉快なモノローグと流麗な情景描写が健在な竹宮マジックにぐいぐいと引き込まれましたが、タイトルは今一つ内容とそぐわない感じが拭えませんでした。読後の清涼感はあるものの「砕け散るところを~」超えはしなかったような。
  • 砕け散るところを見せてあげる(新潮文庫nex)
    映画化されるということで購入。

    読み終わった直後は、頭の中の情報が整理できませんでした。一度読んだだけでは理解できないので、読めば読むほど、発見が増し理解度が増します。

    最初はラノベのような雰囲気を醸し出していて、青春小説や恋愛小説なのかなと思っていましたが、後半になると、急な展開に。今までの色...続きを読む
  • ゴールデンタイム1 春にしてブラックアウト
    可愛い!!
    久々のラノベ!!めっちゃ可愛い。
    万里も香子も二次元君も!!出てくるキャラがほんっまみんな素敵!!リンダ先輩との過去も気になるし!!
    二巻も読むの楽しみ!!
  • 知らない映画のサントラを聴く(新潮文庫nex)
    23歳、無職。
    大切な大切な存在を失い
    後悔にまみれた(でも自堕落な)生活を送っている

    そこに現れたのが、親友の元カレ。しかもセーラー服のコスプレつき!

    軽快な文章で一気読み。
    お互いの傷を舐め合うような関係って
    しんどくないのかなぁと思いつつ。。。

    昴のキャラがいい。
  • 応えろ生きてる星
    2020/1/8
    いきなり衝撃的な展開からスタートして、スピード感に乗って一気に読んでしまいました。
    とらドラ!の作者ということで以前から小説が気になっていました。読んでみると感情の起伏が激しい人たちが織りなす物語だけどそれぞれのキャラの憎めなさというかそれぞれが持ち合わせている面白さがいい感じにミ...続きを読む
  • 応えろ生きてる星
    相変わらず、ゆゆ子さんの書くキャラクターは、喜怒哀楽の激しい、エキセントリックな性格だなあ。
    そして怒涛の力業展開。
    正直所々置いてきぼりを食らった。
    うーん、自分が年をとったと言うことなのかなあ。それはそれでちょっと悲しい。

    クライマックスの主人公の咆哮から再会場面までは、これぞゆゆ子節という感...続きを読む
  • おまえのすべてが燃え上がる(新潮文庫nex)

    「お前の全てが燃え上がる。」

    表紙の透明感あふれるイラストに惹かれて
    きっと繊細な家族愛や恋を綴った作品なのだろうと
    購入しました。

    内容を読み進めてまず思ったこと、

    「表紙詐欺!!」

    冒頭で不倫相手の妻に刃物で襲われ
    命からがら逃げながらもギャグ調。

    絶縁した初恋の男性、
    醍醐と偶然再...続きを読む
  • 知らない映画のサントラを聴く(新潮文庫nex)
    派手な要素はないのに、ダメダメな人間しか出てこないのに、
    なんだか分からないけれど、
    妙に惹かれる。
    人に説明しようとするとうまく言葉にできなくてもどかしいけれど、
    なぜか、読み終わってもずっと忘れられず胸に残る一冊というのが
    年に数回ある。
    それは本読みには幸福な出会いであり、
    読書の醍醐味と言え...続きを読む
  • 応えろ生きてる星
    衝撃的な場面から始まり最後まで一気読み。ふとした瞬間に気付く。こういう恋の始まりも良いものだ。
    あらすじ(背表紙より)
    結婚直前の会社員・廉次の前に現れた女は、突然のキスと、謎の言葉を残して消える。直後に、婚約者に目の前で別の男と駆け落ちをされた廉次は謎の女と再会。婚約者の行方をある手段で探し出そう...続きを読む
  • とらドラ8!
    クリスマスに実乃梨に告白することさえもしりぞけられた竜児は、新しい年を迎えてまもないうちに、2年生最後の一大イヴェントである修学旅行がはじまります。

    大河は、実乃梨が竜児を拒んだのは、実乃梨が親友である自分と竜児との仲を誤解しているためだと考え、あくまでも竜児の恋を応援しようとします。一方、北村に...続きを読む
  • おまえのすべてが燃え上がる(新潮文庫nex)
    「俺はそんなことでおまえに対する見方を変えたりしねえよ。おまえは誰かの奥さんにとっちゃ殺したいほど憎い相手だったんだろうが、それは俺には関係ねえ。俺とお前の関係には、他の誰も関係ねえ。」

    『そんな私を誰がどう思ってるいるかなんてことも、心の底からどうでもよかった。なにを言われたって相手にしなけりゃ...続きを読む
  • 応えろ生きてる星
    結婚式の前日に、見ず知らずの女性にバーで、突然のキス。そして結婚式で花嫁に逃げられと言う展開。

    「間違ってみなければ、わたしにはその大きさすら、きっと永遠にわからなかった。」

    出会いと別れは表裏一体。別れがあるから、出会いがある。大切なのは前を向いて歩けるかどうか。自分は絶対に幸せになる。夢を叶...続きを読む
  • おまえのすべてが燃え上がる(新潮文庫nex)
    軽快過ぎる会話と青葉さんとのやり取りは好きだったし、青葉さんと昼飯に行く時の会話はぐっときた。そして最後はあれよあれよとこうなるのかという驚きもあったけど、睦月については結構最初の頃から想像がついたし、似たような設定の小説も読んだ記憶がある。なので面白かったけど☆4つです。
  • あしたはひとりにしてくれ
    新作が出たら追いかけようと決めている作者の一人、竹宮ゆゆこ氏の作品。私的には久し振りに「当たり」。瑛人がアイスに出会い、幼いころから持っていた鬱屈とした気持ちを解きほぐしていく、そんなやりとりが文章を読んでいてなんか温かい気分にさせてくれた。やっぱり人と人との触れ合いは大切なんだな。ラノベチックな設...続きを読む
  • あしたはひとりにしてくれ
    「あしたはひとりにしてくれ」
    読み終わったあとタイトルを見返すと、瑛人が思っいきり笑いながら叫んでるのが頭に浮かんできた。
    アベコベでシュールな展開に、冒頭の猟奇的な描写は何だったのか?と思いながら読んでいましたが、あのシーンのお陰で、瑛人の言動に常に冒頭のシーンがチラついて不安定な精神状態が体感で...続きを読む
  • ゴールデンタイム2 答えはYES
    読み始めてから読み終わるまでに2ヶ月以上の時が流れた……仕事が忙しかったなんてのは言い訳で、修羅場を脱してからひと月半ひたすら腑抜けていた。昔放送してたアニメを見てたから話の流れは把握できてるけど、この二ヶ月まともに本を読んでいないことが問題なわけで。つーかこれ、本の感想ですらないわけで。
    来月から...続きを読む