樋口裕一のレビュー一覧
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“教養”、最近では“地頭”なんて言葉でも表現されますが、
具体的にはどういうことなのでしょう。
一言でいえば「価値観の多様性を認識すること」だと、個人的には思います。
“教養があるからこそ、幅広くものを考え、
他人の要望も理解したうえで判断できる。”
教養はたくさんの価値に触れることで育まれる、
それではその“多様な価値”に触れるための近道はというと、
やはり“読書”だと、思います。
多種多様に存在する“本”への触れ方を知り、
推測し、そして許容することが大事ですよと。
読書が知の座標軸を創るとは、ストンと落ちてきました。
“教養を身につける読書の基本として勧めたいのは、 -
Posted by ブクログ
読書は好きだけどジャンルが偏ってしまう・・・日頃から感じていた自分の弱点に刺さった一冊。
ノンフィクションが好きな人は結果を重視した表面的なものの見方をして、過程を軽んじる傾向にある、という言葉が心に刺さりました。
もっと深く思考できる人になりたい。他の価値観を認められる人・ちょっとした情報から他人の考え方を想像できる人になりたい。そんな思いがありました。
この本では読書を12のジャンルに分けていて、各ジャンルの入門書と「なぜそのジャンルを学ぶとメリットなのか?」を説いています。
自分の持っていない知識がほしい、新しい領域に挑戦したい、そんな人にはぴったりの作品だと思います。 -
Posted by ブクログ
P35 相手の意見は〈3WHAT3W1H〉を頭に入れて聞け
他人の意見は鵜呑みにするのではなく、批判的に聞かねばならない。
「頭のいい人」に見せるたまに考えるべきは、5W1Hではなくて3WHAT、3W、1Hなのだ。
3WHATとは、「それは何か(定義)」「何が起こっているか(現象)」「何がその結果起こるか(結果)」だ。3Wとは、WHY(理由、背景)、WHEN(いつからそうなのか、それ以前はどうだったのか)、WHERE(どこでそうなのか、他の場所ではどうなのか)。そしてもう一つ、HOW(どうすればいいか(対策)。
まず、相手の言葉の定義から疑ってみる。
次に考えるべきは、そのせいで -
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ネタバレ・なぜ読んだか
読書に娯楽の側面だけではなく、読解力や語彙力を養う効果も期待しているので、本書のタイトルから興味を持ち手に取った。
・要約
★読解力について
言葉を自分のものをすることで、本当に文章を理解できる
そのために、本を読むことによって読解力を養うことも有用である。ただ、本書では実際に言葉を使うことや自分で書いて言葉を扱うことにより自分の血肉とすることを推している。
「書けない人は読むこともできない」
・まとめ、感想
受動的に言葉のシャワーを浴びることにより、自然と読解力が上がるものであると期待し本書もそのようなことが論じられていると考えていた。
読んでみると文章を書き能動的に語彙 -
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あっぱれな奥様だったのだと思う。
年取って病を得たりして身近になってきた死について考えたり、無くなった奥様が同年代だったりしたこともあったので、久々に小説以外のものを読んでみた。
国、時代、宗教、哲学…色々な考え方、結局、生き方に対する考えや思いが、そのまま死の受け止め方に繋がる、まあ、当たり前といえば当たり前だけど、そんなことを思った本だった。
さて、私はどんなふうに生き、筆者の奥様のようにあっぱれに死にたいのか?
ちょっと考えるきっかけにはなった。
そして、後書きにもあったけど、奥様、ぷんぷん怒ってそうですねwww
私とは友達になれそうにない性格の奥様、でも家族みんなにはとても愛されてたん