樋口裕一のレビュー一覧
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マイブーム「読書とは何ぞや」を知るための読書、第五弾。
解説付きの良書のカタログ、といった感じ。
読めば読むほど、読書欲が湧いてきます。
そもそも、何で読書が必要なのかというと、本書には次のように書いてあります。
「本を読み、著者の考えを知り、小説の登場人物の価値観を知ることによって、多様な価値観を理性的に理解できるようになる。書物の中の言葉を使って、自分の考えを発信できるようにもなる。つまり、芸術、文化に触れることも大事だが、読書をすることは教養には不可欠なのだ。」(p.21)
読書に関する本を読んでいて、度々登場する言葉「教養」。
教養を身に付けることで、多様な価値観を理解できるよ -
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ネタバレコミュニケーションの中でも、「聞く」ことに焦点をおいた一冊。
コミュニケーションの本といえば、「話し方」についての本が多く、「聞く」ことに焦点をおいた一冊というのはなかなか出会うことがない。
そういう意味で、この本は、数あるコミュニケーションの本の中でも、貴重な一冊といえるだろう。
内容についても、「聞く」技術の必要性から実践的なテクニックまで幅広く、単に「聞く」ことだけにとどまらない内容となっている。
コミュニケーション・人間関係の基本に「聞く」力があるのは言うまでもない。だが、なかなかそのことに気付いている人は少ないのではないかと思うし、自分自身も「話す」に比べ「聞く」は重要視してい -
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以前よりは読書をする機会が多くなったが、なかなか自分自身の身になっている気がしない、なんとなく読んでいるという気がしていた時に目についたのがこの本。
最近、雑誌などで読書に関する記事を何度か目にし、改めて、読書に関するプロの方の読書法というのを見てみようと思った。
この本では、読書を「楽読」「実読」と分けているが、それは自分にも当てはまる気がした。 仕事柄、パソコン関連の書籍を実用書を読む機会が多いが、やはりこれは楽しむためではなく、知識を身につけるために読んでいるわけで、しっかり内容を理解しながら読む(結局、半分くらいは忘れているが・・・)
最近、あまり小説は読んでいないが、小説を読む -
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著者は樋口 裕一さん。
本書で紹介するのは日常でもっとも頻繁に使う、「400字」という字数に限定した文章術です。
同著の「ホンモノの思考力」と同様、型を持つということの重要性を説いています。ちなみにこの型は長い文章にも応用できるとのこと。
文章を書くことが苦手な人のための文章術入門書です。
以下、備忘録
◆反対意見の人を頭に思い浮かべながら、その人を説き伏せるように書けば、説得力のある文章になる
◆四部構成で考える癖をつける
◆具体的な説明をする場合、説得力の弱い十bンに登場させる
◆一文は短く、コンパクトに。
◆文末や接続詞には特に気を使うこと。同じ表現の繰り返しす -
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この本の著者は
「頭がいい人、悪い人の話し方」で有名な樋口裕一さん。
樋口さんの本は初めて読んだのですが、
クセの無い文体で非常に読みやすい&わかりやすかったです。
特に接続詞の使い方がウマイ!
さすが、小論文のセンセイですな。。。
内容はというと…。
読書好きの自分にとってはこれはかなりのヒット!
共感できる部分が多かったです。
筆者は第一部・第二部で、
読書には「実読」と「楽読」の二種類の読書法があると説いています。(ちなみに、実読とは、情報や知識を得て、
何らかの行動を起こすために本を読む行為、
楽読とは、ただ楽しみのためだけに本を読む行為のことを指します。)