樋口裕一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
第一部「実読」の方法
第二部「楽読」の方法
第一章「楽読」の心得
1.「楽読」とは
2.「楽読」とは知ってはならない世界を覗く冒険である
3.「正しい楽読」とは
4.「楽読」であるからこそ、本は人生を変える
じわじわと人間そのものの根本にまで影響を及ぼす
5.精読よりも繰り返し読み
6.一人の作家を追いかけよ
7.だんだんと守備範囲を広げる
8.評論も読む
第二章小説、エッセイはただ楽しめ
1.ストーリーを楽しむ
2.人生観に共感する
3.文体を楽しむ
4.新しい世界を知る
5.テクニックを楽しむ
6.作家の込めようとした思想を読み解く
7.作者の込めようとしていない意味を読み解く
8.時代を読む
9.自己発見する
10.謎を楽しむ
11.語りの制度を考える
12.制度をどのように守り、どのように違反しているかを考える(伏線とか)
13.文学史的な意味を考える
第三章小説、エッセイも発信につながる
1.(読んだものが)にじみ出るようにせよ
2.(作家ではなく、文学そのものに)愛情を示せ
3.名言を口にする
4.文学めぐりをしてみる
5.読後感をまとめる
第三部私の読んできた百冊 -
Posted by ブクログ
確かにな。
本を読めなくなってる若者が、コミュニケーションがうまく取れなくなっている。
これは、本とかで読解力をつけることで、周りの空気や、流れ、わずかな表情で、相手が本心から言ってるのか、冗談か、皮肉なのか、はたまた流れで言葉にしただけで、特に本人は何にも考えていないのか。
と、いう相手の心境を思いやることができないために起きているのでは?
また、自分がこうだから相手もこう考えて普通。
っていう考え方。
友達や周りの人間もそうだし、なんなら子どもだって自分とは違う考えの持ち主。
これを、自分もわかってる必要があるし、相手もわかっていれば、何のことないコミュニケーションが成り立つのにな。
頭いいなぁ。
って思うヒト。
確かに。なるほどな、そういう風に考えられるんだね。って新たな視点をくれたり、頭が整理されたような発言をしたりするよね。
そんなことも、相手の話をしっかり理解したうえでの解答なわけだから、ヘンテコな返答で来る人や、とんでもない玉投げてくるやつもいて、いやそうじゃないよね。
っていう。
クレーマーもある種の読解力のなさから発生しているのでは?
と、著者は読み解く。
本を読んだからって読解力はつきません、本読んで自分で書いて、アウトプットしてこそチカラがつくので、そういう練習をしてほしいと。
心に刻みこんで、子どもたちにも。今後はAIに取って代わられようがない、人と人とのコミュニケーション能力はどんどん上げてほしいな。
と、なんならこれだけで世の中渡っていけるからね。
その一つの技として、読解力。
これはあった方がいいな。と、改めてもう武器でした!
#読解力
#低下
#樋口裕一 -
Posted by ブクログ
私自身の指導理論と合致する内容。とても納得がいった。
まず、この複雑な世界を理解するには、読解力が必要だ。読解力がないと、いつも入口で躓いて、悪くすると「クレーマー」=孤独な攻撃者になってしまう。(そしてSNSの世界で怒りを発散する)
じゃあどうするか。読解力向上には、書くのがいい。サッカー観戦よりもサッカーをしよう!である。
書く力の向上には、言い換え力を鍛える、文の連結・分離を考える、平易な言い換えなどなど、特定の訓練を意識してやるといい。そして何より、「型」を意識して書くことだ。というよりも、「型」に事実をおとしこんでいくイメージだろう。自由に書いてはいけない。
こうして、書くことができると、自身の思考を明確にすることができる。もやもやが形になる。その通り! -
Posted by ブクログ
読書を「実読」と「楽読」の2つに分けて説明している。
「実読」は、情報や知識を得るための読書で、主な対象は実用書。紹介されているテクニックは、精読の本と多読の本を分ける、飛ばし読み、斜め読み、などである。
「楽読」は、ただ楽しむための読書で、主な対象は小説やエッセイである。紹介されているテクニックは、精読よりも繰り返し読み、だんだんと守備範囲を広げる、評論も読む、などである。
著者は下記のように、この両方の読みかたが必要だと説く。
この二つの読書の両方があってこそ、人生は豊かになる。片方だけでは、情報を追いかけるだけの味気ない人生になるか、それとも、浮き世離れした趣味人で終わってしまう。(p12)
全体は3部構成で、第1部が実読の方法。第2部が楽読の方法。第3部は、「私の読んできた百冊」と題した読書案内となっている。
私は、読書術の本を何十冊も読んでいる。
読書術の本によく書かれているのは、以下の4点である。
1.読書の効用(読書のすすめ)
2.何を読むか(本の選択)
3.どう読むか(読書術)
4.アウトプット(情報発信)
このうちで、本書では、どう読むか(読書術)が主体である。アウトプット(情報発信)についても書かれている。
読書術の本を、たくさん読んでいくと、初めて見るような考え方やテクニックに出会うことは稀になっていく。説明の仕方や、呼び名は異なっても、ほとんどがどこかで読んだ内容となっていく。このような理由で、私は本書から新たに得るようなものはなかった。
だからといって悪い本とは言わない。内容は悪くないし、樋口氏の文章はいつもながら読みやすい。読書入門者にお勧めの内容だ。