樋口裕一のレビュー一覧
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読書を実毒と楽読に分ける。実になる、役立つ読書と、楽しむ読書。そして実読後は⇒発信、読んで理解したら⇒伝える、をしなければ意味がない。と説く。精読するもの、多読のための方法が示される。それに比して、楽しむための読書(ミステリーなどは)繰り返し読むことで、面白さが増すものがある。と説く。そして、楽しむためのテクニックや知識が披露される。
最後に百冊のブックリスト。
すべてを読まない、アリバイつくりの読みのテクニック
1前書きを読む
2後書きを読む
3目次を見る
4まとめになっているところを探す
5著者は何者かを考える
6著者はその本で何を言いたいと思っているのか
裏づけ、不都合なデータにつ -
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「論理力」とは、基本的には「相手を説得し、自分が得たいものを得るための手段」まず直感で、これが正しい、これがよいと思ったら、その意見を言ってしまうことが大切なのだ。そう言ってしまってから、なぜ正しいと思ったのか、良いと思ったのかを後で理屈つければよい。そういう訓練から頭の整理ができ、論理力がついてくる。
上記のテクニックとして
♦二項対立
♦3What =「定義」「現象」「結果」
♦3W+1H=Where, When, Why,How
♦「四分構成」論述法
第一部「問題提起」
第二部「意思表示」
第三部「展開」
第四部「結論」
一から論理を築き上げるのではなく、直感から出発しても良 -
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ネタバレまず、「実読」と「楽読」への分類。
分かっているようで意識したことがなかったな。
そして、
「実読は発信しなければ意味がない」(17頁)
というのは、納得だった。
勉強と一緒ですぐに復習しないと自分のもの、自分の意見にできない。
自分が何かを得ようとしている実読なら尚の事だ。
読み方のテクニックについては、流石予備校教員と言うべきか
大学受験時に聴いたようなテクニックだった。
その辺りは私みたいに苦手な方は苦手かもしれない。
様々な読み方が紹介されているが、この本こそ「必要な部分だけ飛ばし読み」するべき本かもしれない。
そういう読み方をする時にもう一度開けば良い。
基本的に実読ばかりの -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
「文章のプロ」が初めて教える無駄のない効率的な本の読み方。
[ 目次 ]
第1部 「実読」の方法(「実読」と「楽読」 「実読」とは 「実読」は発信しなければ意味がない ほか)
第2部 「楽読」の方法(「楽読」の心得 小説、エッセイはただ楽しめ 小説・エッセイも発信につながる)
第3部 私の読んできた百冊(若いころに読んで、胸をときめかした書物 大人になってから読んで大きな影響を受けた本)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ -
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ネタバレ《内容》
筆者は仕事上の成功のためには、うまく自慢することが必要であると述べている。
著書では失敗談と自慢の仕方が列挙されている。
少し謙遜し過ぎていると普段から感じている方、それにより損をしていると感じられる方は読んでみては。
日本人は謙遜する方が美徳であるとされ、自慢は悪いことだと考えられがちである。著書は評価こそ低いがその意識を変えるには良い本だと思う。
謙遜しがちな人は能力に応じた適切なポストを得ていないと感じる、損をしているのではないかという著者の意見は、いささか主観的過ぎるとは感じた。人それぞれ適材適所であるし、本人が満足しているのなら良いのではないかと。