大高忍のレビュー一覧

  • マギ 30

    Posted by ブクログ

    私の好きなキャラクタ、紅玉と紅明の大活躍巻です。
    特に紅玉が元兵士たちを鼓舞するシーンは、力強さが紙面越しにも伝わってきて読み手もぞくぞくする。もともと、こういう大将が演説して士気を高める描写は大好きだけど、この紅玉は特にマギの世界の中でも成長著しいので、余計に思い入れがあるというか。
    あと夏黄文の紅玉に対する姿勢も、なんだかんだ権力と言いつつ、ずっとお守りしてきた愛情のようなものが表れていていい主従だなあとほっこりする。
    紅明の才に対する見開きページもいい。マギはこういう見せ方が上手だ。

    0
    2016年07月16日
  • マギ 29

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    帰ってきましたアリババ君!様変わりしてしまった世界でこれからアリババがどう動いていくのか楽しみ。

    社会主義から民主主義へ、技術の発達、格差の拡大など政治的な話もどんどん濃くなっていく。

    白龍、アラジン、モルジアナはどうなったのか。なにげにブーデルさんが癒しキャラみたいになってる(笑)

    0
    2016年04月17日
  • マギ 29

    Posted by ブクログ

    ダビデとかイルイラーとかきちんと理解せず読んでたからわけわからん。どんどん複雑になっていく中アリババくんが唯一の癒し…
    ジャーファルが今のシンドバッドに何を思ってるのか知りたい。それでもついて行くんだろうけど

    0
    2016年04月16日
  • マギ 29

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    煌帝国決戦の後始末と、そしてアリババくんの復活巻です!

    前の巻までが重苦しく救いのない展開だったのと対照的に、
    この巻では登場人物のそれぞれが進むべき道を定めているせいか、妙に清々しいですね。
    白龍は、紅炎を殺さないという決断を。
    アラジンは「ただ一人違和感を持つマギとして生きていたい」という決断を。
    モルジアナは「アリババを殺した白龍を見ている」という決断を。

    正直、白龍くんは、恨みをいだいて飲みこまれているうちに変質してしまっているということも気付いてるんだろうなあと思っていましたが、気付いてませんでしたね。
    皇帝になってどう変わったのか、そしてなぜ失踪したのか、ここが空白の二年間。

    0
    2016年04月16日
  • マギ 29

    Posted by ブクログ

     煌帝国編の後始末が行われて、物語はとうとう最終章に突入している。様々な因縁を抱えながら展開する物語は、2年後を舞台にしてどの方向へ進むのか、定かでない。
     注目すべきは、ついにその姿を見せたアルバと、復讐の道に囚われた練紅玉。物語は彼女らを舞台に引き上げており、最終章においても重要な役割を与えることだろう。
     それにしても、最終章の主役はアリババが務めることになるのだろうが、引きが「友達として紅玉と正面から会う」というのだから、本当に心憎いところだ。

     練白瑛の活かし方や脇役極まりないブーデルなんてキャラの使いどころも含めて、本当に無駄がなく、展開に無理もない。それは社会の図式の描写におい

    0
    2016年04月15日
  • マギ 28

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    正直話が複雑になってきて頭が追いつかなくなってる。
    シンドバッド…
    しかし堕天してるのは半分だけということでまだ諦めないぞ。要はアンパンマンでいうメロンパンナちゃんなんだろ…?ダビデとは違うということで希望を持ちたい

    0
    2016年04月17日
  • マギ 26

    Posted by ブクログ

    いま最もハマっている漫画。
    MXのマグノシュタット編からアニメから入ってコミックで復習して今に至る。

    作者の、伏線張りつつも後ほどきちんと回収していく姿は非常に好感が持てる。どんどん広がる重層的な物語、そして展開が速い速い!アニメだとカラーで躍動感とスケール感すごいし緊迫感のあるBGMも相まって一話一話が濃厚なんだけど、コミックだとあんな大事なシーンがサラッとしていて無念。

    また、価値観の違いや正義の定義など至極真っ当なテーマ設定でグサッとくる場面もある。汚れちまった大人向きだなあと。

    あとは単純にジュダル×白龍、アリババ×アラジンを妄想しています。ほんと最低。汚れちまった悲しみに。

    0
    2015年11月07日
  • マギ 27

    Posted by ブクログ

     凄惨な一騎打ちにピリオドが打たれた27巻である。詳細は伏せておくが、互いに痛み分けと言ったところだろうか。だが、あまりに酷い痛みが物語を苛んでいる。
     この辺の容赦のなさは、さすが大高さんと唸るしかない。ちょっとカバーにネタバレが含まれているが、そちらでの展開にしても、別の意味で容赦しない大高さん。いや、うん、好きですけどね、そういうの。
     物語は東西に分裂した煌帝国が全面的に衝突する、その開戦の模様でクローズされている。この展開も、マグノシュタット編のようにかなり巻数を取られることが予想されるが、さてどのような凄惨な戦いが描かれるのやら。恐ろしいような、楽しみなような。

     今回も楽しませ

    0
    2015年10月29日
  • マギ 27

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アリババくんやっぱり大変な事になってましたね…

    でもアリババとジュダルが二人っきりになる機会は珍しいのでどんなふうになるか楽しみ。

    そして白龍の言葉によって、本当に堕転は悪いことなのか、考え始めたアラジンの行動も気になります。

    0
    2015年10月17日
  • マギ 25

    Posted by ブクログ

    24巻に続けて…
    世界は綺麗事だけじゃ済まないってことを実感させられる… ジュダルと白龍が葛藤するのも、怒りで堕天の道を歩むのも悪いことだと一概に言えなくなった。みんな平和でいてほしいけど、そんな単純にいかないことがひしひしと実感させられる… アルマトラン編もなんだか綺麗には終わらなかったし、本当にマギの世界観すごい。大高先生の頭の中どうなっているんだ?

    0
    2015年07月22日
  • マギ 25

    Posted by ブクログ

     ついに立った練白龍の物語である。すでに報せにあるように、練玉艶は討ち取られる(あるいは敗走させられる)ことが確定した物語であるが、それにしても玉艶の強いのなんの。
     こんな化け物をどう打ち倒したのか、次の巻が待たれるところである。おそらく、アラジンたちとは違ったベクトルにせよ、仲間の力によって勝ったのだろうと予測されるところであるが。
     アル・サーメンとは違った勢力として、世界を破壊しようという練白龍。彼を助け出すと言ったアラジンたちが、果たして壊れてしまった彼とどう対峙するのか、楽しみだ。

     ここでは星五つと評価したい。憎しみにまみれながら前へと進もうとする彼らは、アラジンたちと対比する

    0
    2015年06月29日
  • マギ 24

    Posted by ブクログ

     アルマトラン編の終幕である。なんと恐ろしい規模で物語るのだろうか。ソロモンの決断と、対立したアルバ。どちらが正しいかは、答えの出しようがない。
     こうしてようやく、煌帝国を(そして世界を)蝕むアル・サーメンという組織が何を狙っているのかが見えた。アルマトランでの失敗を糧に、世界に黒いルフを満たそうとしている姿は、本当に恐るべきものである。
     そうした世界の濁りについての物語もあるが、ウーゴが決めた世界の形と、そのことに従った金属器の守護神らの決断の気高さは特筆に値するものだった。素直に星五つと評価したい。

    0
    2015年06月29日
  • マギ 22

    Posted by ブクログ

     難しい立場に追いやられたアリババはさておき、アラジンの魔法によるアルマトランの真実編開幕である。
     三千世界の存在、それも上位の階層の存在を明言するなど設定上重要な部分が多く含まれながら、ソロモン王の物語は始まったばかりだ。
     人間以外の知的生命体が多数存在しながら、その存在を抑圧しながら世界を統一していた人間らへと反旗を翻したソロモン王という構成は、大高さんらしい物語だろう。

     これからへの期待も込めて星五つ。
     それにしても、一冊という限られたスペースの中でこれだけ動的に物語を展開させているのだから、大高さんは本当に凄まじいなと思う。

    0
    2015年06月29日
  • マギ 21

    Posted by ブクログ

     一巻丸々アリババ回である。煌帝国とシンドリアの会見に先立つ、アリババによるバルバッド訪問回と言ってもいいだろう。
     相変わらず徹底したアリババの非モテネタには腹を抱えて笑ったのだけど、その笑いが吹っ飛ぶくらいの後半はさすがとしか言えない。同化政策をここまで正面から批判的に書いた漫画は初めて見た。
     その落差の大きさも含めて、間の巻としては申し分なく面白かった。物語としては大きな動きがないが、それでも星五つとして評価せざるを得ないだろう。いや、もう、本当にアリババが可哀想で。第200夜なんて、もう本当に笑ってしまったよ。

    0
    2015年06月29日
  • マギ 20

    Posted by ブクログ

     20巻ではマグノシュタット編から引き続く、各勢力が一堂に揃ってのアル・サーメンとの総力戦。ひとまず勝利に終わったものの、力では押し切れなかったという恐るべき戦いが披露された次第である。
     その中で、学長が最後に遺した言葉は、もしかすると大きな意味を持つかもしれないところだ。相手が無尽蔵にエネルギーを吸収する化物である以上、その力の無効化は大きく意味を持つところだろう。
     と、まあそんな風にこれからの展開を想像するところであるが、このマグノシュタット編完結巻は非常に美しく締められた。練紅炎とシンドバッドの両雄邂逅もあり、時代は大きく展開している途上にある。物語のダイナミズムが大きく描かれている

    0
    2015年06月19日
  • マギ 19

    Posted by ブクログ

     戦争という局面から、より大きな戦いへと局面を移すこの19巻は、学長とティトスの悲しい対決を挟みながら大いに展開している。
     この重要な局面においてシンドバッド王が関与していないのは意外なところだが(ヤムライハが見ているはずなのだが)、煌帝国の練氏兄弟の参入により戦いの道筋は立った。
     ただ、穴の向こう側に居るという存在の強大さは未知数であり、読者としては次の巻が予測しがたい状況である。この辺はやはり、上手い引っ張りだなと。

     ティトスの決断もあり、徐々に深められる練紅覇のこともある。星五つという評価は動かしがたい巻だろう。

    0
    2015年06月19日
  • マギ シンドバッドの冒険 5

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    イムチャック編終了!で、お次はレーム帝国!!いよいよシンドリア商会スタート。いい出会いがあったな~。
    シンドバッドがとってもカッコ可愛かった巻。

    0
    2015年06月18日
  • マギ 25

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いろいろと急展開。とりあえず最初にシンドバッドのあざとさに萌えて、最後にアルバさんのチートさに慄いたwそしておまけまんがのティトスの純粋っぷりカワイイによによ^^

    0
    2015年06月08日
  • マギ 15

    Posted by ブクログ

     立て続けに物語が展開する15巻は、三人の進捗がするりとわかる恐るべき手並みであった。ここに煌帝国の崩御により姿を見せた玉艶と、レーム帝国のマギ・シェヘラザード、謎めいたマギ・ユナンの顔見せまでやってのけるのだから、本当に恐ろしいほどの手並みである。
     三人の活躍を分割しながら描く手法はよくよく見かけるが、そうするとどうしても物語のテンポが乱れるし、それぞれの文脈ごとに物語が分断してしまって一つの物語として描きづらくなる。
     それを、全体的な流れを加えながら物語を受け渡しながら物語るのだから、本当に恐れ入る。元々達者な方だとは思っていたが、この巻では特に感じ入った。物語とはこうあるべきだろう。

    0
    2015年06月08日
  • マギ 13

    Posted by ブクログ

     今回は、それぞれが旅立つ直前の対海賊戦。またタチの悪い敵が出たものである。この辺の厭らしさと、そこに登場人物の過去を組み合わせる手並みはさすがのところだろう。
     一冊を丸々使って、これからの魔法を中心とした物語(となるだろう)マグノシュタット編の下ごしらえをする辺りは、人気作の余裕だろうか。もっと多くの作品がこれくらい丁寧に物語を進行させられれば、とも思ったが、大高さんくらいに構成力がある方でなければどのみち意味はないか。

     今回はギャグの切れ味を評価して、星五つと評価した。それにしても、アリババの童貞キャラはどこまで続くのだろうか。たぶん、どこまでも続くんだろうなあ。

    0
    2015年06月08日