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不幸だからと
ずっと語られてきた、堕転とは不幸なものであると。しかし誰もが気高く高潔に生きていけるだろうか。苦悩し諦め、そんな自分と葛藤し、周りを呪う。これは果たして悪なのか。感情を持って生まれた人間であるがゆえに、この堕転を悪と論ずることはできない。痛みを知っている人間ほどその辛さを知っているから。だからアリババには白龍を説得することができなかった。痛みを知ってなお、前を向いて生きていける人間とそうでない人間は相容れるはずがないのだから。
Posted by ブクログ
凄惨な一騎打ちにピリオドが打たれた27巻である。詳細は伏せておくが、互いに痛み分けと言ったところだろうか。だが、あまりに酷い痛みが物語を苛んでいる。
この辺の容赦のなさは、さすが大高さんと唸るしかない。ちょっとカバーにネタバレが含まれているが、そちらでの展開にしても、別の意味で容赦しない大高さん。いや、うん、好きですけどね、そういうの。
物語は東西に分裂した煌帝国が全面的に衝突する、その開戦の模様でクローズされている。この展開も、マグノシュタット編のようにかなり巻数を取られることが予想されるが、さてどのような凄惨な戦いが描かれるのやら。恐ろしいような、楽しみなような。
今回も楽しませていただいた。本当に、大高さんの描くドラマは質が高い。星五つで評価したい。
Posted by ブクログ
アリババVS白龍。白龍はジュダルを失って、アリババは心を失ってほぼ相打ちということなのか。どっちも相容れないよなあ。
白龍の「不幸だからってあなたに生き方を決められたくない」ってのが心に響く。堕天してもそれを望んだことなら、アラジンに強制的に幸福にさせられるのは強制的に不幸にさせるアルサーメンとやっていることと変わらないものな。
それが今後のアラジンを変えていくんだろうか。
白龍VS紅炎が勃発。これは次巻で展開
とばされたジュダルとアリババが出会う。この出会いが相容れなかった二人を理解することになるといいな。
そして最後の三男坊の紅覇くん。
これが一番切なくなった。本編ではページの都合上なかなか割けられないけど、紅覇くん好きです。
変人と言われながらも部下にめっちゃ慕われているし、巻末の漫画に泣きそうになった。
本当に優しい子だな。
Posted by ブクログ
えぇー!白龍がやられたと思ってたのに、まさかアリババがあんながっつりやられてたとは。ショック。アラジンはジュダルを止めるために残酷な魔法を。ジュダルがいなくなり、アリババが死に。アリババを助けるために必死で方法を探すアラジンにグッときた。アリババとの思い出が出てくるところとか、アラジンが泣いてるの見てつられて泣きそうになった。どこかに吹っ飛ばされたジュダルとハニワになった精神のみのアリババが一緒にいるの新鮮でしかも面白かった。わりと深刻そうな場面なのに笑える。元の世界では煌帝国の内戦が始まる。アリババが好きな私としてはアリババを早く元に戻してほしいところ。
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