大高忍のレビュー一覧

  • マギ 36

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    ネタバレ

     偽りの歓喜に満ちた世界の滅びが始まった36巻である。いよいよこの長大なシリーズのクライマックスだ。
     シンドバッドを含めた聖宮に集う彼らの中で「別次元の神々との同盟」というプランが本格化する中、そうした運命を認めないダビデの反撃から世界はルフへの回帰に向かう。
     ここでの描写は、おそらくはキリスト教における黙示録などを模したものだろうが、偽りの歓喜に踊らされる人々と、そんな人々の魂を刈り取る天使と、その両者と対峙せざるを得ないアリババとアラジン。聖宮ではシンドバッドとダビデが相争う中、アラジンをダビデの本体へと送り出したアリババは国際同盟の金属器使いに包囲される。
     そんな佳境で物語はクロー

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    2018年03月14日
  • マギ 35

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    ネタバレ

     物語の核心を突く35巻である。対立する考えを持つアラジンとシンドバッド、異質な考えを持つアルバ、そしてそれらの考えに意見できるウーゴが論を争い、世界をどうすべきか論議する物語となっている。
     ゼパル、フルフルと進みゆく迷宮攻略は、かつて死んでいたアリババの体験告白によって様相を様替えし、主役はシンドバッドからアリババへと移行する。
     現状をつまらない茶番だと思い「早く終わんないかなあ、これ」(P.83)とこぼすアルバも、アルマトランの人々と復活を試みたアリババの体験には耳を惹き、どのような結果であれその結末は「うんざりだ」と断ずる彼女へとアリババは希望を提示している。
     まさしく主人公の振る

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    2018年03月14日
  • マギ 34

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     シンドバッドが支配する聖宮へと突入する34巻である。
     シンドバッドによるルフの変換により、世界の人々はルフへと還ることを熱狂的に支持している。「今から逃げるな!」と諌言したジャーファルでさえ例外ではない。
     その狂気に染まらないアリババとアラジンは聖宮の攻略を決意した流れだ。
     ここでは主人公勢の男組というべき、アリババ、アラジン、白龍、ジュダルの四人(と拠点防御担当のネルヴァ)が聖宮へと突入しているが、ここに来ての「七つの迷宮を攻略せよ!」という本領へと立ち返る物語構成は見事の一言である。
     シンドバッドの支配下にある玉艶の誘導に従い、かつてシンドバッドが体験した過去が模られた迷宮世界を

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    2018年03月14日
  • マギ 33

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     世界を次なるステージへと導こうとシンドバッドが聖宮を目指す33巻である。
     前巻の引きである国際同盟からの離脱を宣言する煌帝国の紅玉の姿から始まった物語は、レーム帝国や鬼倭の同調を経て、シンドバッドに決断を迫っている。
     力を失ったアルバの誘いと、その誘いを断つべく諌言するジャーファルの言葉を得て、シンドバッドは聖宮行きを決断している。
     そこでの一幕は、シンドバッド、その陰に隠れていたダビデ老、そして聖宮の番人であるウーゴによる丁々発止の争いだが、そこでの勝利を経てシンドバッドは世界を変革することに成功する。
     突如として同盟からの離脱を中止する紅玉やムーの振る舞いに違和感を覚えたアリババ

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    2018年03月14日
  • マギ 1

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    A-1 Picturesでアニメ化されたのを見ており、キャラデが良いなと思っていました。漫画を見てみたら元々がA-1 Picturesっぽい絵柄で忠実に仕事した結果だったようです。冒険ファンタジーは全く読まないのですがこれは面白いと思います。

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    2018年02月11日
  • マギ 37

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    ネタバレ

    ついにおわってしまった;;とりあえず、
    「アリババくん…後は頼んだぞ!(コクッ)」
    「(コクッ)イヤです!」
    『んん!!?』
    からの「だから君は…アリババくんなんだよね!」の流れ最高。子供たちの成長最高。最終夜もマギっぽくて良かった。
    ラストのこの舞台にあの人が居ない事だけが寂しいけど;
    寄せ書きのジャーファル切ない;;
    そしてマスルールは…何の一言も…;;

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    2017年12月18日
  • マギ 37

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    やっと読みましたぁ~前作からの作家さんファンなのでずっと楽しく読めましたっ。

    少年マンガは最後にゆかりあるキャラクターが勢揃いする!!やっぱりいいですね!

    モルジアナちゃんが大好きなので、もっと活躍してほしかったけど、最後も可愛かったので★5つ!1から読み返したいなぁ~(*´ω`*)

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    2017年11月27日
  • マギ 35

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    最終章。これは、もう次巻完結だろうか。
    読み始めた当初は冒険ファンタジーだったのに、いつの間にか人間の永遠の課題がテーマに。

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    2017年09月17日
  • マギ 35

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    ネタバレ

    ついにアラジンとアリババも、シンドバッドと激突!
    ここでアリババの死んだ後のお話も明らかになって、また一つ話のスケールが大きくなった。縦横の壁を全部壊して死後の世界も繋げる…すごいな…。

    アリババはまた一皮剥けたというか、自分の強みをはっきり認識してシンドバッドと対等以上に話をしているのがすごい。確かに、古今東西探しても死んでから生き返った人間はいないよね(笑)
    ただそんな中で思いついた作戦を話しつつ、アラジン、シンドバッド、アルバ、ウーゴを巻き込んで議論を展開し、より良い作戦を生み出しているのが本当に出来る男だなと。

    結局シンドバッドもアリババのペースに巻き込まれつつあり、これからどうな

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    2017年08月26日
  • マギ 33

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    この漫画を読んでいると、何か正しくて何が間違っているのかが分からなくなる。
    勧善懲悪というものが存在しないので、アラジンの主張が正しいと思うものの、シンドバッドの理想も結局行き着く所は同じ訳で…

    ルフの書き換えでも、アリババ君は影響受けないのね。
    ジュダルとみんなが仲良く(?)なっていて微笑ましいです。

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    2017年06月18日
  • マギ 32

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    アラジン様お強い^^4人再会してワイワイしてるの可愛いよぉぉおお!!!ご結婚おめでとうございますぅう!!!師匠たちも早よ結婚しろ^^^^紅玉ちゃんカッコかわいいよぉ!そして何よりシンドバッドおじさんの行く末が怖いぃ><

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    2017年04月22日
  • マギ 32

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    なんだこの幸せ展開!
    まさかマギにこんな恋愛展開があるとは驚きだったけど、
    みんな幸せになって欲しい。

    まさかのアラジンも?ついこの間まで子供の姿だったから、成長早すぎるよ(笑)
    紅玉の成長した姿にも涙腺が緩む。

    シンドバッドの独裁にもそろそろ陰りが見え始めて…
    かつての仲間達がちゃんと元の彼の姿に引き戻してくれることを願うばかり。

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    2017年02月26日
  • マギ 31

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    アラジン、成長したなぁ!
    そしてモルジアナや白龍と再会できて嬉しい限り。
    ちょっと鬱々とした展開が続いていたから、今回みたいな明るい巻は大歓迎。

    シンドバッドのやり方も決して間違いではないと思うけど、
    個人の選択もできないような世界は果たして幸せなんだろうか。

    アラジンのアリババに対する評価
    「アリババくんはね、すごくないところがすごいんだ!」が、
    2人の信頼関係を物語っているようでウルッときてしまう。

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    2017年02月26日
  • マギ 32

    ネタバレ 購入済み

    再会(≧∀≦)

    成長したアラジンとアリババくんの再会やら、アリババくんがモルジアナにプロポーズやら、見どころいっぱいの巻♪

    再会の時に二人が出会った頃の回想シーンがあって懐かしかったです。また最初から読んで見たくなりました!

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    2017年02月12日
  • マギ 32

    Aaa

    購入済み

    紅玉が可愛くてかっこよくて素敵な巻でした!

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    2017年02月05日
  • マギ 30

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    29巻からの展開にポカンとしてたけど、30巻読んだらなんとなく落ち着いた。アリババが急成長していて活躍するのを見てるのは楽しい。
    紅玉かわいいです。
    シンドリア元六神将にも吃驚……。

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    2016年07月31日
  • マギ 30

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    ネタバレ

    帯の謳い文句である「商人アリババ、新世界を大冒険」という一文が実しやかにハマる巻。
    読んでいて大変爽快感を得られた。
    懐かしい面子も多数出てきて、なんだか同窓会のような気分にもなって嬉しい。
    オマケ漫画が美味し過ぎて、頰が綻んだ。

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    2016年07月25日
  • マギ 30

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    ネタバレ

    アリババのはったりじゃないけど、言い返すんじゃなくて、相手の意表をつくような言い回しが好きなので、今回めっちゃ良かった。紅玉も好きで、また頑張ってる姿を見られて嬉しい。シンドバッドはこの先どうなるの。こういう展開だとシンドバッドは立ち位置的に死ぬかもしれないと考えてしまうけど、アリババたちの画策?でそういうことにはならないかな? マギシリーズ、だいぶ長く続いているけど、最終回がほんとわかんない。ハッピーエンドを願う。ソロモンやシバにまた出番があるといいな!

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    2025年02月19日
  • マギ 30

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     最終章・二年後編の本格的な始まりとなる30巻である。アリババを主人公とした物語は、まずは二年後の世界を見て回ることから始まる。煌帝国からバルバッド共和国へ、マグノシュタット、エリオハプト王国を経て、レーム帝国へと辿り着いたところで物語は閉じられている。
     ここでのテンポ感の良さはさすがの手並みだろう。バルバッドでの因縁を晴らし、マグノシュタットでヤムライハと、エリオハプトでシャルルカンと再会を果たし、レーム帝国でマスルールとティトスとの再会。その対話の中で二年後の世界を少しずつ描いている。
     またその物語の軸となっているのが「煌帝国復興のために交易路を構築する」という展開であり、あくまで煌帝

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    2016年07月21日
  • マギ 30

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    ネタバレ

    数年の時を経てパワーアップして帰ってきたアリババが新世界を飛び回る!という展開が楽しい。

    マスルールさん二人の妻に四人の子ども⁉ヤムライハさんとシャルルカンさんは新しい王様⁉紅覇君が超美人⁉など3年の変化にびっくりするの巻。

    紅覇君があれだけ成長したということはアラジンは…❓

    何はともあれアリババのお陰で紅玉ちゃんが元気になったのが一番良かった。

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    2016年07月19日