岡田憲治のレビュー一覧

  • 言いたいことが言えないひとの政治学

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    PTAの話題が目次にあり、こういった話題でPTAのことって珍しいなと思って手に取ったが

    読んだことある、
    「政治学者、PTA会長になる」の方ではないか!

    言いたいことは、
    勇気を出して
    言い方変えたり
    黙ったり
    してみる

    そして
    対話する。

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    2025年01月27日
  • 半径5メートルのフェイク論「これ、全部フェイクです」

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    ネタバレ

    陰謀論をささやく人たちの共通点は、善意はともかく「世界を変えなくてはならない」という気持ちと、「私は世界を知り尽くすことができる」という傲慢さである。最適解といういかがわしいものが常にこの世に存在すると過信するもの、それがないと「知が成立しない」と不安になる者たちを「可能な限り育てない」ために(大学)教育がこの世に存在する。

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    2025年01月02日
  • 政治学者、PTA会長になる

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    今の個や多様性が尊重される時代の裏側では、
    暗黙の了解、空気を読まないといけない、周りに配慮しないと悪者になる…。
    だから意見なんて言えない状況だし、
    本当は嫌だけど、
    間違えることのほうが不安だから
    周りに合わせたり、今までの繰り返しをしていれば無難。安心。
    衝突を避けるためにあえて関わらないから
    人と人との距離は昔よりだいぶ遠い。
    ネットもあるから物理的にも遠い。

    加えて時代の流れはものすごく早くなっているから、
    いろんな年代の人が集うPTAは
    お互いの価値観は理解できなくて当たり前。
    さらにPTA活動に正解はないし、実態はモヤモヤとして不透明だから
    懐疑的にもなるし、めんどくさいし
    P

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    2024年09月24日
  • 教室を生きのびる政治学

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    政治家たちの不祥事が取り沙汰される昨今、教室を生きのびる政治学とは面白いタイトルだな、と思って手にした一冊。

    扱う内容はいいけれど、クセの強い口語文体で、読むのに苦労した。中高生だとこうした文体の方が読みやすいのかな……。
    政治学というのは身近に存在している。そのことを学校生活の一部を切り取って説明してくれるので、なるほどなと思う点は多かった。
    ただ、教室を生きのびるために政治学が役に立つとうたっている点に関しては、うまく理解できなかった。政治学の知恵というより、筆者の知恵は役に立つので、読んで損はしないけれど。

    まとめると、筆者からの中高生への熱いメッセージがつづられた本、という感じだ。

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    2024年04月07日
  • 教室を生きのびる政治学

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    『政治学者、PTA会長になる』が面白かった(著者 オカケンの吠える声が今でも耳に残っている…)ので、同じ学校現場関連で本書をチョイス。

    PTAでは親御さん世代が対象であったのに対し、今回は(一応)中高生向けに執筆されている。「自分の身の安全を確保し、学校生活をサバイブしてほしい」というのが本書におけるメッセージだ。
    学校はいわば社会の縮図。政治学をその小さな社会に当てはめることで、身の回り半径5メートル以内の「安全保障」につながる、というわけだ。

    中高生対象なだけあって、今回のオカケンは超ノリノリ!
    ほぼ話し言葉だし、まるで階段教室に全国の中高生を集めた臨場感たっぷりの講義を行なっているみ

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    2024年03月03日
  • 教室を生きのびる政治学

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    学校での誰が決めたか、なんの理由か分からん校則、クラスでの文化祭の提案や多数決やその後のモヤモヤ。口に出さないけど皆、感じている。直接的な解決策ということが書いてあるわけではないけれど、個々やら群衆やらのパワーやバランスが現実的に俯瞰されている内容だった。

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    2023年08月11日
  • 教室を生きのびる政治学

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    すこし読みづらいが、読んで良かった。
    自己決定と自己責任は別。
    無力な自分を理解して正しく助けを求めることができるのが、自立。

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    2023年07月22日
  • 教室を生きのびる政治学

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    もし、私が中高校生の立場で読むならば、この本みたいに若者言葉でタメ口&「俺は大学教授」という上から目線、
    もぉ絶対「ムーーーーリーーーー」なんだけど、、、

    同じ大人として、筆者が中高校生へ、人間は皆完全じゃない、それをわかって、なんとしてでも生き延びろよ、というメッセージを送りたくて書いたんだなということは、よくわかった。

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    2023年07月09日
  • 教室を生きのびる政治学

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    堅苦しい『政治』と苦手意識を持つ人にこそ読んでほしい本。学生向けに書かれているから、日常生活に落とし込めるレベルまで具体例が挙げられていて飽きずに読める。
    学校、職場、人がカタマリになるとルールも社会も政治も存在していると思う。根本的な考え方や仕組みが見えて、自分がどう向き合うべきかが見えてくる。どこにいっても人は集団で社会の中に生きることになるから、生きづらさを感じたら仕組みから分解するといいかも。

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    2023年06月30日
  • 政治学者、PTA会長になる

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    文章が好き ◯
    作品全体の雰囲気が好き ◯
    内容結末に納得がいった ◯
    また読みたい
    その他

    一年間、クラス役員の長を経験しました。
    私の心身にしつこくまとわりついて溶けなかった不安と戸惑いが、この一冊で見事に言語化されています。
    読み出したら止まらない。

    PTAを経験する前の予習として読むか、経験してから「あれはこういうことだったのか」とあらためて歯ぎしりするか、どちらをとるかはアナタ次第。

    「PTA」はやらなくてすむのならやらないほうがいいです。
    どうしたって何かを犠牲にしなければやっていけない。
    でも、そのおかげで絶対に話すことはなかっただろうなぁ、という先生方とお話できたし

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    2023年05月23日
  • 政治学者、PTA会長になる

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    ポイント制、恐ろしいなと思ったら、元々は事故で亡くなった子どもを悼んで、子どものために何かしたいという親がPTAに集まりすぎた結果生まれたものらしい。

    新入生歓迎プログラムが素晴らしい。親がプログラムをしている間に、子どもたちは即興劇を練習して、最後に発表するという取り組み。

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    2023年03月23日
  • 言葉が足りないとサルになる――現代ニッポンと言語力

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    10年も前の本なのか。最近の本かと思った。自分自身の言葉が足らないことを見つめ直したい。もっと豊穣な言葉で子供に語りかけないと、と反省。

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    2022年01月24日
  • なぜリベラルは敗け続けるのか

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    衆院選がある今年読まれるべきタイムリーな一冊。朝日新聞のオピニオン記事で、かねてからリベラル勢に募っていた思いがほぼそのまま述べられていて、本書も是非読んでみたいということになった。
    わずか2年とはいえ時間が空いてしまったことと、現状総裁選の前に書かれたことで文脈が先鋭化してるせいもあってか短いながらも記事の方が伝わったように思う。
    本書で述べられているのは結局考えの違いを述べるのは上から目線ではなく相手のことも慮って言葉を選ぶべきだということと、選挙に票を投じないのはそのまま多数派へのメリットを与えるだけだとする、それほど目新しくないオピニオンで終始してしまった。
    生地のテイストはそのままな

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    2021年09月14日
  • 言葉が足りないとサルになる――現代ニッポンと言語力

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    3章の「言葉が感情を形成している」とい文章には非常に強い印象を受けました。感情が先で、その中で言葉を選ぶものだと思っていました。

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    2020年09月08日
  • 言葉が足りないとサルになる――現代ニッポンと言語力

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    「言葉が足りないとサルになる」かどうかは分からないが、言葉を話そうして使わないと使えなくなってしまう。

    普段からの言葉の使い方しかり、話し方聞き方などを改めるべきかと考えさせる本。

    ゆず(歌手)を好きな人は読まないほうがいいです。笑

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    2019年05月19日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    もうこういった言説にほとんど共感を感じなくなってしまったなー。「現状は危機的だ」「政府はこんなにあくどい」みたいなのって、「ほんとにそうなの?それを示す証拠は?」とまず思ってしまう。

    まあ内田センセイの七色のロジックを楽しめるという点では面白い。

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    2017年09月08日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    ネタバレ

    これからを生きていく人へ贈るメッセージ。

    日本の現状に危機感を抱いた内田樹が,中高生へとメッセージを送るために様々な人へ文章を書いてくれるよう依頼をした。統一感はあるような,ないような。しかし,皆,日本の現状に(というか,現政権に)危機感を覚えている人たちである。出版されたのは2016年7月なので,書かれたのはその少し前とすると,その後,イギリスEU離脱が国民投票で決まり,トランプ大統領が誕生し,また日本は重要法案を急いで通そうとしている。危機は加速しているのでは。

    戦後の,戦後すぐの平和主義がそろそろ機能しなくなっている,そう感じる。軍隊を持たない,平和を守る国でありたい,でも,他国に攻

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    2017年05月28日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    目もくらむようなスーパー秀才エリートだった人たちが、声をそろえてもはや反対することができない空気があったと言っている。ドイツ語で日記を書けるような、言葉を自由自在にあやつることができるエリートたちが、一億人の運命を左右するような決めごとを、最後には言葉でなく空気を読んで身を委ねたと語っている。

    福島の原発事故直後の危機を回避するための政府首脳の重大会議、40年以上も続いた政府の憲法解釈を内閣の形式的合議だけで大きく変えてしまった経緯、いずれも議事録が残っていない。それが僕たちの国の致命的な欠陥だ。これはもう病気と呼んでもさしつかえないと思う。かつて有名な政治学者はこれを壮大なる無責任体制と呼

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    2016年10月11日
  • 言葉が足りないとサルになる――現代ニッポンと言語力

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    ヤベェ!マジ、チョーヤバくね?などという言葉でしか世界を語らなければ、直ぐに馬鹿になる。言葉で様々な想いや状況を言葉で伝える練習をしなくては。

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    2015年09月01日