岡田憲治のレビュー一覧

  • 政治学者、PTA会長になる
    政治学者のPTA会長の奮闘記。
    ときおりPTAの意義や歴史にも触れてくれるため、PTAの現状を理解するのに非常に参考になる。

    しかし、リーダー気質の大学教授とオペレーター気質の保護者たちの対立が、日本の縮図のようでおもしろかった。
  • 政治学者、PTA会長になる
    管理職としてしんどいときに読んだせいですごいなあという感想しかない

    面白いのはときどき反省するところ

    ベルマークの切り取りなど無駄の極みと僕も思っていたが、なるほどと思わせる

    政治学者が、というところも面白い
    政治学者が政治家にではなく、PTA会長なのがよい
  • 政治学者、PTA会長になる
    この学校のPTAって本当に大変、、、と思った。
    うちの子供の学校はかなりスリム化されていたんだなーと実感。(PTAの活動内容に関しては)
    PTA会長の役割って見えないところで、たくさんあるのだな、頭が下がります。

    共感したのは、PTAの役員会に出るために、小さいを祖父母を預けたりするのは本末転倒だ...続きを読む
  • 政治学者、PTA会長になる
    PTAの本がなかなか出てこない中、この本はすぐ読めるので、教員となる学生がPTAについて知るには役立つと思われる。
  • 政治学者、PTA会長になる
    稀有で、エモい。エッセイの豊穣さを感じた。

    ここに書かれていることはPTAに限らず(会社さえも)似たような事は起きていて、色々と応用が利きそうな気がする。日本社会に存在する様々な組織への処方として、汎用性は相当高いんじゃないかと思った。

    あと仕事できない底辺社員・オペレーターとしては、既得権益層...続きを読む
  • 政治学者、PTA会長になる
    タイトルに惹かれて手に取りました。
    学校に勤めていながら、参加する保護者の動機がいまいちつかみにくい「PTA」という組織。
    クラスから何人ださなければならない、という「義務」に対して嫌悪感を隠さない保護者の声も耳にする一方で、思わず目を疑うくらい(失礼)生き生きとした表情でPTA活動に精力を注いでい...続きを読む
  • 政治学者、PTA会長になる
    今でも変わってないところ結構あるんだなあ。ベルマークが壮大なガス抜き機構であったのを思い出しましたよ。殿方はいいなあ。
  • 言葉が足りないとサルになる――現代ニッポンと言語力
    ひとつの事実に対して人それぞれの真実が宿る。マスメディアによって踊らされる情報は受け手側の真実へと洗脳する。それほどメディアの力は強く、私たちが峻別するリテラシーの熟練度は学校教育にまで遡る。"真実はいつもひとつ" と豪語するコナン少年はホラ吹きの第一人者であり、初めの関門としてここから現実を見定め...続きを読む
  • なぜリベラルは敗け続けるのか
    利権優先の思考が肌に合わない、教育・福祉・人権の平等を訴えて弱き立場の人々との助け合いを求めるならば、現在の社会を望む境地へどうすれば近づけるのか。政治を理念を貫く手法でなく、泥臭いゼニカネの話で運営しようではないかと説く。飯食うのだからカッコつけないで徒党を組む、"持続可能" は "自然に優しい"...続きを読む
  • なぜリベラルは敗け続けるのか
    これは身につまされる1冊だったなぁ。

    選挙の際にどんな理由であれ投票しないという行動が結果的に与党にとってプラスに働く、そっかぁ。

    ある種の高潔さ(ナイーブさ)に魅力を感じてはいるがそこに縛られることで物事が前に進まずに、数の理論で押しきられることが果たして望んでいる未来に繋がるのか、それならば...続きを読む
  • 言葉が足りないとサルになる――現代ニッポンと言語力
    サッカー選手のパフォーマンスと言葉の関係を結びつけて論じたあたり、わかりやすくて面白かったな。なるほど、と思う。言葉にするって、実生活をふりかえってもたいへんなことで、ナチュラルなままでそんなに豊富な言葉がでるわけじゃないんだよね。訓練とか知識が必要、というかね。それをただ単にインテリの繰り言とする...続きを読む
  • 転換期を生きるきみたちへ
    中高生にとって必読の書であるのはもちろん、私たち大人も読んでおくべき1冊。
    以下、印象に残ったフレーズを。

    「この世に『最低の学校』というのがあるとすれば、それは教員全員が同じ教育理念を信じ、同じ教育方法で、同じ教育目標のために授業をしている学校だと思います(独裁者が支配している国の学校はたぶんそ...続きを読む
  • なぜリベラルは敗け続けるのか
    すっぱりと単純化して書かれているおかげで分かりやすい。政治の世界に必要なのは満点を狙うことではなくて及第点をとることなんだと訴える。その通りなんだけど、日本人は100点でなければ0点と同じとする心性なんだよね。純粋というか気っぷがいいのかもしれないけど、粘り強さとふてぶてしさに欠けるわけだ。外交が下...続きを読む
  • 転換期を生きるきみたちへ
    結構難しい本。これを読む中高生はすごい。
    いじめはあるけど、いじめはない。
    本当に何でもそうなんだ。ちゃんと見ないと、
    何にも見えない。
  • 転換期を生きるきみたちへ
     中学生、あるいは高校生ぐらいの読者を対象にしているシリーズの一冊。ほかの出版社の、ぼくは気に入っている「よりみちパンセ」のシリーズより少し年上の読者が想定読者か?
     内容は、あれこれあるのだけれど、高橋源一郎の、アメリカの大統領だった、オバマの広島訪問演説に対する解説(?)が俊逸、さすが「ゲンちゃ...続きを読む
  • 転換期を生きるきみたちへ
    このレベルの本が一番わかりやすい。厭世的な世の中で、誰も意思決定をしない状態が続いている。日本を正常な形に戻すべきだね。その方法論は今国会で審議されている改憲論ではないことだけはわかってる。頑張れるかな、戦争も安保も知らない世代が。問われてるね。この世代の役割が。
  • デモクラシーは、仁義である
    通勤の電車でちょっとずつ読み進めること、三度。
    三度読むと、著者の言わんとしていることが、じわ~っと理解できる(ような気がしてきた)。噛めば噛むほど…。
    これからも繰り返し読みたい、良書。
  • デモクラシーは、仁義である
    デタラメな政府に嫌悪感と諦観を感じていたところだったが、読み終わって少し元気が出た。

    平等について、選挙について、忖度のシステムについてなど知っているはずの知識や、いま何が問題で何を為すべきなのかなどを再確認できた。

    知識を消化するだけじゃなくて自分の言葉で説明できるようになるまで、何度でも読み...続きを読む
  • 転換期を生きるきみたちへ
    2016年夏は執筆活動に大忙しだったらしいウチダ先生が解き放つ憂国のオムニバス。『街場の憂国会議』『日本の反知性主義』に続く第三弾。中でも、岡田憲治の「空気」に関する一筆は必読。あるのにない、とはこういうことか。
  • 転換期を生きるきみたちへ
    中高生ではないが読んだ。
    白井聡さんが書かれていたが、もう今の私たち大人はダメなので、若い人たちに頑張って欲しい。
    この本をどれだけの中高生が読んでくれるのか、自分の中高時代を考えると疑問だが、私たちが読んで、若い人にできるだけ伝えるということはできるかも。