岡田憲治のレビュー一覧

  • 転換期を生きるきみたちへ

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    数年前に1度読んだが、内容を忘れてしまったので再読。
    様々な立場の方々が、先の見えない転換期にあたり、中高生に向けて「根元的に物事を考える」ために書かれた本。

    刺さるメッセージはたくさんあったが、特に刺さったのは「13歳のハードワーク」だった。
    たしかに「夢=職業」にしてる人が圧倒的だなー、と思った。

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    2021年12月11日
  • なぜリベラルは敗け続けるのか

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    野党からの予算委員会の開催要求を徹底的に拒否し、国会が閉幕間近だった先週末のこと。Twitterでは採決を棄権した山本太郎議員を巡り、激しい意見の応酬。いくつかを辿ってみるだけでも『なぜリベラルは敗け続けるのか』その具体的なケースを目のあたりにして、まるでデジャブのようなふしぎな感覚をおぼえた。
    みなさんひとりずつの言いたいことは間違ってない。だけど…それだけでは来月に控えた参議院選挙で勝てる気がしない。
    本書にはわれわれ有権者が今度こそ敗けないためのヒントがたくさん詰まってる。
    合言葉は「オトナになろう!」野党陣営の候補者本人はもちろんのこと、選挙対策の責任者だとか、支援者、ボランティアをす

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    2019年06月29日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    中高生に『ミライの授業』と併せ読んで欲しい。

    本書は、大人が読んでも考えさせらえるものである。
    「転換期を若い人が生き延びるための知恵と技術」について、親子で一緒に考えてみてはどうだろうか?

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    2018年10月12日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    『日本の反知性主義』の続編。うんうんうん、と頷きながら読んでました。そしてしみじみ、今は時代の転換期なんだなぁと思いました。

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    2018年05月18日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    まさに今、日本は転換期を迎えている。今こそ一度立ち止まって考えるべきときが来ている。中高生だけでなく大人にも、言葉そして考えることの大切さを問いている。超高齢化、少子化、貧困、格差社会、どれをとっても、その解決策は成長戦略では、ない。と。

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    2016年10月08日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    ネタバレ

    尊敬する内田先生が依頼した方々の中高生に伝えたい事の寄稿文。
    まさに言いたいことや、常日頃モヤモヤしてることが分かりやすく書いてあって、中高生に是非読んでもらいたいと思いました。
    平和を享受して大人(中年)になった私は子ども達や次の世代にも絶対残したい!

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    2016年09月27日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    鷲田清一氏の章を読んでいたら、涙が止まらなくなりました。白井聡氏の文章は痛快で、内容にも共感しました。中高生には、この二つの章は難しいかな。でも、読んでほしいなと思う本でした。大人にもおすすめです。

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    2016年09月13日
  • デモクラシーは、仁義である

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    「デモクラシー」と「仁義」
    意外な言葉を組み合わせたタイトルが良い。
    そしてオビをみれば、「安倍さん、それは“筋”が通らねぇ」と。
    思わず手に取り、裏返して見るとそこには民主主義へのダメ出し!
    たしかに民主主義は出来が悪い。あなたの不満はもっともなのです、例えばこのように、と民主主義の出来の悪さを語る著者の語り口は時にユーモラスで滑らかだ(悪口で一冊本が書けるほどだし)そこまで読めば、術中にハマる。読み終える頃には、なぜデモクラシーが必要なのか?具体的にはどうすれば良いのか、読者自身が自分のこととして考え、はたと気が付く仕組みになっている。
    民主主義は出来が悪くて手がかかる。でも「手がかかる子

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    2016年09月11日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    本書は『街場の憂国会議』、『日本の反知性主義』に続くシリーズの3冊目。なぜ本作が編まれたかについては「まえがき」を読めば一目瞭然、これまでと違うのは「中高生を読み手に想定」したこと。
    若い人たちに向けた「贈り物」であるところのこの本を、「中年の危機」当事者である私も読ませていただいた。伝えなければならない「たいせつなこと」の多さに、平和を享受してきた世代としては焦りの気持ちを感じる。申し訳なく、そしておとなこそ読むべき、とも思う。
    「転換期」だからこそ伝えたい、たいせつなこと。
    この本が次世代への福音となりますように。

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    2016年08月26日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    内田樹『身体に訊く』-言葉を伝えるということはどういういことか
    加藤典洋『僕の夢』-中高生のための「戦後入門」
    高橋源一郎『表と裏と表』-政治の言葉について考える
    平川克美『人口減少社会について根源的に考えてみる』
    小田嶋隆『13歳のハードワーク』
    岡田憲治『空気ではなく言葉を読み、書き残すことについて』
    仲野徹『科学者の考え方』-生命科学からの私見
    白井聡『消費社会とは何か』-「お買い物」の論理を超えて
    山崎雅弘『「国を愛する」ってなんだろう?』
    想田和弘『「中年の危機」にある国で生き延びるために』
    鷲田清一『社会に力がついたと言えるとき』
    以上11人の寄稿文
    内田樹氏の以下の呼びかけに対応

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    2016年08月17日
  • 言葉が足りないとサルになる――現代ニッポンと言語力

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    言葉で丁寧に伝えることを放棄し出すと、途端に人間関係は薄っぺらいものになっていくと日々感じる。

    でも、言葉を紡ぐ訓練って大人になってからなかなか身に着くもんじゃないよな〜とも思う。一生懸命こちらが言葉を紡ごうと努力した時に、それにに対して反応が薄くて言葉が返ってこないとがっかりすることも多いけど、信念を持って、言葉と、言葉が導いてくれる思考に向き合っていきたいと思った。

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    2016年05月18日
  • 言葉が足りないとサルになる――現代ニッポンと言語力

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    「ウザい」「びみょー」などの説明不十分な"幼児語"を捨てて、自分の意見を"たくさんの言葉を用いて"説明するべきだ、と著者は説く。
    第一章では、今日の大学生、大人がいかに言葉を操れていないかを指摘する。この時点の話はレベルが低すぎて笑ってしまった。これほんまかい、と。
    しかし第二章では、思っていても自分の意見を言えないOLの話が出てくる。「あれ、これ僕のことかも…」と不安になり、
    第三章では「僕も変わらないと!言葉を他者に届けないと、自分のことはわかってもらえない。たくさん言葉をしゃべろう。」と決意をさせてくれる。

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    2013年04月10日
  • 言葉が足りないとサルになる――現代ニッポンと言語力

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    体験から得られる感覚の素晴らしさに興奮し没頭していた幼少期。小中学生の頃は、特別イベントがない限り地元で日々を過ごし、友達と話すにも多くの前提環境を共有して少しの言葉で話した。感覚を言葉にして共有する必要性も薄く、言葉より感覚だ!と極論に達していた日々。ごめんなさい、言葉さん...私が間違っていました。

    「言葉が足りないと、サルになる」
    本能がこの本を引き寄せてくれた気すらします。
    導入の学生の話、他人事で笑いながら読んでいました。そして、OLにサッカーに政治。・・・まさに自分事じゃないのか??笑えなくなりました。OLの話もサッカーの話(水泳とかバスケとかグライダーとかだけど)も政治の話も、

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    2012年10月28日
  • 言葉が足りないとサルになる――現代ニッポンと言語力

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    この本素晴らしい。言葉が足りない事はなんと危険で世の中を緊縮させているという事に気付かされる。ブログやツィッターでなんと語彙の足りない文章を垂れ流している事が多い現代ニッポンの愚か者よ、この本を読んで態度を改めよう。

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    2012年10月20日
  • 言葉が足りないとサルになる――現代ニッポンと言語力

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    日本人にしかできない〜 からのリファレンス。

    話が長くてウゼェと思われたり、周りを巻き込めなくてダサいと思われるの、嫌だから黙って過ごして疲れますよね。でも、抑えるのに疲れるのではなく、正反対に「何でそう思うか」お互い徹底的に知ろうとして疲れようという一冊。多分、上期トップ。

    色んな例が取り上げられますが、一番端的だったのは以下のオシム監督インタビューで、サッカーしてるんだからサッカーの話をしようというもの。

    「今日の試合の感想をお願いします」という、典型的な日本の記者の質問に対して、「なにをお願いするのですか。ここは教会ではないので何かをお願いするのはやめてほしい。私が何かいうのを待つ

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    2012年08月28日
  • 政治学者、PTA会長になる

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    PTAの内情は全然知らなかったけど、語り口調だからか楽しくスラスラ読めました。

    ・人は、人の言葉を受け入れる基盤が異なると、それが聞こえない。
    ・ボランティアは本来不平等なもの。
    ボランティアにおける「一人一役」は、ボランティアで最も価値がある「見返りはいらない、ただ何かをしてあげたい」と言う気持ちを台無しにする。ここでもまた、人間の嫉妬が問題になる。一人一役、全員が負担しているのだから、していない人を見ると不快に思う。これはボランティアとは言えない。
    ・スリム化は贅肉をカットするだけではない、大事なところは筋肉を付ける。その通りだなぁ。
    ・任意団体なのに強制と義務があるのって面白いね
    ・「

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    2025年11月13日
  • 言いたいことが言えないひとの政治学

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    学校や社会で「言いたいことが言えないひと」の状況を例に挙げて説明した本。哲学的でもありますが現実的な落としどころが何かを理解させられる本でもあります。
    労組の話(p187)「使う側の理屈と市場の都合で「あんたは⚪︎⚪︎円ね」などと値段をつけられたくありません。‥我々は物ではなく人間だからです」や選挙の話(p241)「綱領の公約の違い」で一致できるところを探るという考えにハッとさせられました。

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    2025年11月02日
  • 政治学者、PTA会長になる

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    まだ見ぬPTAの世界を口語調の本音を交えわかりやすく語り、時にはさすが政治学者!という分析を挟んでくるので、飽きずに読めました。
    世の中の大半のPTAはこの本のような前向きなケミストリーは起きてなく、闇が深いなぁと思いました。

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    2025年10月14日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    『13歳のハードワーク』がいちばん興味深くわかりやすい内容。これを最初の章に持ってくるべきでした。本当に中学生に読んでほしいと思うなら、まず読みやすい文章から載せるのがいいと思います。「こんな難しいこと書いてるオレってすごいでしょ、みんなついてこれる?」って思ってる大人の文章から始められると読もうとする気持ちがなくなります。
    中学生は小説以外の文章を読む機会が少ないし、意外とまじめなので本は常に最初から読もうとします。興味のあるところから読もうとは思いません。

    そしてこれを書いているおじさんたち、子どもがいるなら精一杯育児に関わったでしょうか?中学生、高校生の息子、娘にしっかり向き合ったとい

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    2025年09月20日
  • 教室を生きのびる政治学

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    「おじさん」なのに教室の感じ、中高生の感情をよく表してるなぁと思う。クラスで文化祭で何をやるか決める際は確かにあんな雰囲気だったし、感情があったと思い起こした。中高生の気持ちを想像しながら汲み取りながら中高生が飽きないような文体で政治について易しく書かれている。読み終わった後で結局のところ政治って何なのよ?と言われると説明は難しいが、筆者の「学校は命をかけて行く場所ではない」というメッセージは強く伝わった。自分ファーストにしてセカンドチャンスがある世の中に、サードプレイスが必要。最後の章に「自決」してくれるなと何度も書かれており、実は筆者が若者に1番伝えたい思いなのかなと思った。

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    2025年08月27日