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Posted by ブクログ
体験から得られる感覚の素晴らしさに興奮し没頭していた幼少期。小中学生の頃は、特別イベントがない限り地元で日々を過ごし、友達と話すにも多くの前提環境を共有して少しの言葉で話した。感覚を言葉にして共有する必要性も薄く、言葉より感覚だ!と極論に達していた日々。ごめんなさい、言葉さん...私が間違っていました。
「言葉が足りないと、サルになる」
本能がこの本を引き寄せてくれた気すらします。
導入の学生の話、他人事で笑いながら読んでいました。そして、OLにサッカーに政治。・・・まさに自分事じゃないのか??笑えなくなりました。OLの話もサッカーの話(水泳とかバスケとかグライダーとかだけど)も政治の話も、全部体験してるじゃないか。
この本を電車内で読んでいたら、広告が主張してきてびっくり。
「世界は言葉でできている」
そう、世界は言葉でできている。
そして、「たくさんの言葉が世界を変える」のですね。岡田さん。
言葉は人類に与えられた特権。
言葉を使う素晴らしさをもっともっと堪能したいとおもいます。
Posted by ブクログ
日本人にしかできない〜 からのリファレンス。
話が長くてウゼェと思われたり、周りを巻き込めなくてダサいと思われるの、嫌だから黙って過ごして疲れますよね。でも、抑えるのに疲れるのではなく、正反対に「何でそう思うか」お互い徹底的に知ろうとして疲れようという一冊。多分、上期トップ。
色んな例が取り上げられますが、一番端的だったのは以下のオシム監督インタビューで、サッカーしてるんだからサッカーの話をしようというもの。
「今日の試合の感想をお願いします」という、典型的な日本の記者の質問に対して、「なにをお願いするのですか。ここは教会ではないので何かをお願いするのはやめてほしい。私が何かいうのを待つのではなく、まずは記者の皆さんが考えて欲しい。私が逆に聞きたいぐらいだ。私は何が起こったか全部知っている」と答えました。
Posted by ブクログ
ひとつの事実に対して人それぞれの真実が宿る。マスメディアによって踊らされる情報は受け手側の真実へと洗脳する。それほどメディアの力は強く、私たちが峻別するリテラシーの熟練度は学校教育にまで遡る。"真実はいつもひとつ" と豪語するコナン少年はホラ吹きの第一人者であり、初めの関門としてここから現実を見定める鍛練を必要とする。テストに出る言葉だけを鵜呑みにするのではなく、言葉を出来うる限り漫遊することが大切であり、見誤っても良いから発声すると知らなかった世界を体感できる。自らの言葉を己の耳で聞くとわかる瞬間に出会う。そこで知ることがその人の真実なのだ。あらかじめ梱包された真実(もどき)はすぐに飽きる。それが消費社会の真実に気付く。世界はそんな小さな範疇ではないし、言葉は複雑に絡み合っている。"ウケる" "ヤバい" で終えると世界も終わる。
Posted by ブクログ
サッカー選手のパフォーマンスと言葉の関係を結びつけて論じたあたり、わかりやすくて面白かったな。なるほど、と思う。言葉にするって、実生活をふりかえってもたいへんなことで、ナチュラルなままでそんなに豊富な言葉がでるわけじゃないんだよね。訓練とか知識が必要、というかね。それをただ単にインテリの繰り言とするのではなく、言葉があってこその現実生活、スポーツのパフォーマンス、芸術の達成なのだ、というつながりが、トントントン、と入ってきて面白かった。
全体的にやや冗長、というか著者の人がノリノリで書いたんだろうなぁというあたりもみられたけど、それはご愛敬だろうね。もっと読まれていい本だと思うけど、そのあたりの削り方かなぁ、なんて、偉そうだね。
いろいろ参考になった。また読み返したいね。
Posted by ブクログ
確かに最近、言葉が粗末にされているように感じる。
それには学校教育のまずさも原因のようである。
そして、著者も言う通り、最近の日本語の歌の歌詞の酷さ。
それは私も以前から思っていたことである。
最近の歌の「そのまま」を歌った情緒ゼロの歌詞の多いこと。
薄っぺらくて仕方がない。
それが分かる人には、言葉の重要性が分かるのだろうけれど、あのような歌詞で育った若者達は、なかなかそれには気付かないだろう。
やはり小さいころから豊かな言葉に囲まれた環境が大切なのだと思う。
言葉が気持ちを作り、
バカなしゃべりを続けるとバカになる
ということを肝に銘じて、言葉と向き合っていきたいと思う。
あまり集中して読めなかったので、本書は再読したいと思う。
Posted by ブクログ
若者同士の会話で登場する「マジで」「ヤバイ」「っていうか」から、インタビューの際によく耳にする「いかがでしたか?」「どんな気持ちですか?」「一言お願いします」といったような画一的な言い回しや言葉のパターン化。こうした現代社会の言語状況に警鐘を鳴らした現代言語論。
中身の無いなぁなぁな意見でその場を片づけてしまったり、お決まりのフレーズで質問をしお決まりの回答を得て仕事をした気になったり・・・大学生、OL、政治家などたくさんの具体的な例が挙がっているため読めば読むほど耳が痛くなります。そして自分の言葉足らずを思い切り自覚した後は、言葉を幅広く活用することのメリットが綴られています。
”現代言語論”と紹介しつつも、本文は終始口語的に書かれているため堅苦しさはなく、まるで岡田氏のぼやきを聞いているかのようにスルスルと内容が頭に入っていきました。
言わなければ伝わらない。具体的な質問は有益な回答を生む。
読んだ後は、誰かととことん会話をしたくなります。
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