【感想・ネタバレ】半径5メートルのフェイク論「これ、全部フェイクです」のレビュー

あらすじ

渡る世間はフェイクばかり!?
「青少年の刑法犯罪は増加の一途」
「生活保護費の不正受給が蔓延し財政が逼迫」
「競争社会の勝敗は『自己責任』」
「不登校の主原因は子ども本人と親の育て方」
「戦争の反対語は『平和』」
これらは、全部フェイクです。
気がつけば、日本の政治や社会を考えるための基本認識に、大中小のフェイクとデマがあふれかえっています。
デタラメに対して「嘘つき!」と言っても意味がない世界が到来しているわけです。

ここで、著者・岡田憲治氏は力強く、こう述べています。
「『世界は狂っている』という大雑把で切り分けの足りないペシミズムに陥らないことが大切」
「そういうペシミズムは、私たちの社会が依然として保持している、各種の優れた政治的、社会的リーダーたちの力を引き出すことにつながらない」

「世界はこのままでよいはずがない」と考える方を本書の読者として、この世界で起こっているフェイクの問題を考えていきます。大中小のフェイクについて考えることをスイッチにして、この世界を1ミリでも改善するための言葉を共有する道を探そうと企んだ1冊です。

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Posted by ブクログ

何度でも言いますが、言葉というのはただの「道具」です。道具であるからには、使い方を学ばねばならないし、手入れも怠れない。その使命が終わったのなら、潔く手放す。この本には40の「フェイクな言葉」が紹介されています。手癖に塗れ、なんとなく、もともとの位置付けを忘れられた言葉たち。私たちはともすれば、考えるエネルギーを使うことを意識的にも無意識的にも忌避して、現状に甘んじてしまいます。そうやって慣れ親しんだ環境に居着くことに払うコストの大きさを、この本は示唆してくれました。各項目は独立しているので、少しずつ読み進めるのもいいですし、気になったところから始めるのもいいと思います。「よりマシ」な未来を選ぶことができるよう、考え、学び続けなければならないですね。

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2025年07月27日

Posted by ブクログ

当たり前のこと、ニュースで流れること、誇張されている事が多いと改めて実感させられました。一歩引いて考えることが大事ですね。統計的にも下がっているのに。
昔は些細なこともニュースにならず世の中の末端の人までは伝わらなかったことが今では調べればSNSを使えば知ることが出来る。そのために人の意見に騙されやすい気がしてます。
フェイクなのかフェイクじゃないのかしっかり見極めて世論を捉えていこうと思いました。

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2024年09月29日

Posted by ブクログ

信じていたことや、額面通りに受け取ったことの中にフェイクがあることを知り、自分の無知さや平和ボケさを再認識しました。

これからはニュースを垂れ流しにするのではなく、自分の頭で考え、調べていきます。

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2024年09月22日

Posted by ブクログ

「これ、全部フェイクです」
言いたいことをギュッと凝縮したキャッチーなサブタイトルと真っ赤な表紙に目を引かれ、目次にパラパラ目を通せば身近なことから世界のことまでテーマはいろいろ幅広い。著者の本を読むのは9冊目だから少しは慣れているつもりだけれど、「全部フェイク」がどこに着地するのか?と思っていたらそう来ましたか!そうですよね!
安易に着地せず、宙ぶらりんで行きましょう!
色分けなど各所に読みやすい工夫がされているのも良き。

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2024年08月25日

Posted by ブクログ

フェイクであることは、間違いないのだか、政治、社会の仕組みの根本の話。
選挙権を得て数十年経ったが、何も知らなかったこと、知ろうとしなかったことが恥ずかしい。

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2026年04月19日

Posted by ブクログ

ここに書かれている事が真実なのだ、と思うこともまた著者の想いとは違うのだろうと思いながら読んだ。

周りの動きをみてそういうものと思い込んだり、習慣やSNSで同じようなニュースに触れているとそれが自分の中で真実になることはあるな、と考えさせられる本だった。

数ページで1つの〝フェイク〟について述べられている形式で、トピックは日本政府から小学校のPTAまで幅広く取り上げられている。
特に日本は小さい政府である、教育機関のあり方に関する話は、納得感があり印象に残った。

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2026年04月03日

Posted by ブクログ

自分の頭で考える。でも、頑なになること、過度な批判、人を蔑むことはいけない。柔軟でしなやかでありたいと気付かされた。

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2026年03月03日

Posted by ブクログ

2025.04.20
日々のモヤモヤしている世情について言語化してもらいありがとうございました。
というのが感想。
考え方に同意できるかどうかは全く別のテーマだと思う。

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2025年04月20日

Posted by ブクログ

日常は淡々と営まれている。ルーティンで行動する中で微かに変化する空間の肌触りを感じる。だからなのか、人は常に供給される情報の中から劇的や刺激的なものを好んでしまいがち、そこには多分に野次馬根性も見え隠れして愚痴や悪口を叩いてしまう。これが対面する井戸端会議の範疇なら許容できるが、匿名のSNS界隈に及んでしまうとそこにフェイクや捏造が混入してしまいがち、そこから陰謀論などタチの悪さが芽生えてしまう。そこを見抜く術を筆者・岡田憲治は低姿勢な言葉で紡ぎ上げていく。真面目で茶化す。その対象は権力者や常識と称される偏見や差別であり、本当のデモクラシー精神を私たちの心にそっと添えてくれる。このざわざわする信念が私たちの日常を活性させていく。

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2025年01月18日

Posted by ブクログ

「PTAは任意団体です」「戦争の反対語は対話です」「民主主義と多数決はあまり関係がない」その他、もやもやした事象に対して明確な視点が書かれている。政治的な話になると抽象的な箇所で付いていけなくなる箇所があったが、それは私の知識経験不足から来るものか。日々の生活で政治のハテナにも目を向けて考える、自分が腑に落ちることを心掛けて行きたい

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2024年09月25日

Posted by ブクログ

『地面師たち」が流行りましたが、詐欺の世界では1.5流のレベルと言われています。
一流の詐欺師と言うのは当然逮捕もされず、事件にもならず、むしろ被害者に感謝されてしまうと言うレベルで世の中にあまり出てこない存在だそうです。
最近は政治の世界に二流や三流の詐欺師が、自分のシノギ(儲け)のために嘘や陰謀論、振りまいて、それに騙されるような人たち(選挙民)がいるわけですが、まさに書籍『嘘みたいな本の話はだいたい嘘』(ロマン優光)同様、陰謀が世の中にはないとは言いませんが、基本的に表に出ている話の大半は嘘なんですよね。
それをネットなどで発信して住民をだますという話ですが、二流三流レベルでも騙される人が多くいます。
考えてみれば、振り込め詐欺で毎年何十億と騙される人がいるんですから、ある意味簡単なんでしょうね。
しかし結果は選挙ですから住民の生活に繋がってきます。
政治家になるのは自分のシノギ(儲け)や政治家になればその後辞めてからのシノギ (儲け)のためにと自己実現に利用する流れは10年位前からありました。
さて、この本は、日常生活や社会に溢れる「フェイク(偽情報)」をテーマにした本です。
フェイクとは単なる嘘や誤情報だけでなく、事実の一部を切り取ったり、誤解を招くような情報も含まれます。
大中小のフェイクがあり、それぞれの影響力や悪質さが異なります。
具体的なフェイクの例:
「青少年の刑法犯罪は増加している」
「生活保護費の不正受給が蔓延している」
これらはすべてフェイクであり、実際のデータや事実とは異なることが説明されています。また前述しましたがSNSやメディアの影響で、情報が簡単に拡散される現代社会では、フエイクが広がりやすくなっています。
フェイクニュースにだまされてしまう主な原因は「錯誤帰属」
と呼ばれるものです。
錯誤帰属とは、それを「どこかで」見知ったことは覚えているものの、「どこで」見知ったのかは覚えていないという現象です。
一番簡単なものは「コマーシャル」です。
そのやり方をとっているからじやすくなってしまうわけです。
この本は情報を鵜呑みにせず、複数の情報源を確認することの重要性が強調されています。
しかし、これだと弱い気がします。
もう少し私の経験を言わしていただくと
(もちろん私だってバイアスもあるし、なんらかの陰謀論に乗っかっている可能性は否定しません)
客観性と普通に考えるという事です。

Aという話をしている時にBの話になってしまう。特に重要なのはAなのに些末なBに焦点をもっていこうとする意図を感じる場合は怪しい。
とか、根拠のない話が基準になっている、つまり前提条件がおかしい。
とか、反権威的な姿勢があってもその根拠は別の権威を利用する態度とかは怪しい陰謀論が多いと感じます。
論文の話をすれば査読されているかどうかという話ですね。
あと二流以上の詐欺師は見た目が(関西でいうところの)シュ
ッとして物腰丁寧ですね。

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2026年07月13日

Posted by ブクログ

政治学者であり教授でもある著者があらゆる事柄について世間で蔓延しているフェイクについて自身の知見などを交えて書いた一冊。

自身が専門とする政治はもちろんのこと、選挙や人間関係やPTA活動やスポーツに至るまで様々なことについて真実を見極めるべき情報を本書で知ることが出来ました。

不登校についての考え方や男性と女性の提出物の違い、政治学者の著者が言う民主主義の目的や教授として今の教育に必要なものなど専門家としての著者ならではの目線や指摘は参考になりました。
また、諸外国と比べて公職選挙法を軸とした日本の選挙制度の問題点や問題と課題のことばの違い、民主主義の目的や責任を取ることの本当の意味なども示唆に富むもので興味深いものだと感じました。

また政治学者としての知見として政治家を評価する基準や憲法や法律が政治家優位に解釈されているとも感じるとともに選挙に行くことによって自分の意思を政治に反映させることやヒトラーの独裁政権が生まれた事実などを知ることが出来ました。

本書を読んで情報を鵜呑みにするのではなく情報を入手して自身で考えることがフェイクに騙されないために重要なことだと感じた一冊でした。

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2025年07月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

陰謀論をささやく人たちの共通点は、善意はともかく「世界を変えなくてはならない」という気持ちと、「私は世界を知り尽くすことができる」という傲慢さである。最適解といういかがわしいものが常にこの世に存在すると過信するもの、それがないと「知が成立しない」と不安になる者たちを「可能な限り育てない」ために(大学)教育がこの世に存在する。

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2025年01月02日

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