吉田秋生のレビュー一覧
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背後から玲瓏たる声が響く ブルグマンシア(キダチチョウセンアサガオ)の突然変異株 『毒殺』は我民族の伝統ですからね ジェイド(翡翠) 目を瞑る 淫らな行為にふける 遺骸 身も世もなく縋るほどに 恭しく 貞淑な妻にな 側仕え 弾を装填してレバーを引く しんそう深窓のこ令息の手に負える代物ではありません 爆発的な感情の発露だった ブルックリンブリッジが朝霧で霞んでいる 酷薄そうな笑みが浮かんでいた 隔壁シャッター 跪いていた じゅうしょう銃床 保身と皮算用がマナーハイムの中で鬩ぎ合う 賑やかに手を振っている 僕の魂は、いつも君と共にある 天窓を仰いだ
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じゅうは銃把 いしどこ石床 弾は過ぎたずショーターの胸を貫通する 磔刑のような姿になった それがオーサーを益々愉しませた 居間の豪奢なソファ じゅうしょう銃床を上げてガードし 「メジャー・リーグ復帰おめでとう、アッシュ」 しなやかな肢体したい アフガニスタンは全世界に出回るヘロインの九〇%を生産している 永遠に消えない縄目の恥となったのだ コニーアイランドの橋上 「そうさ。お前が望んだわけじゃねぇだろう。だが、だからこそ俺はお前を憎む。俺の魂をかけて、お前を憎む」 崇拝と反発か 恭しく頭を下げて そこには明確な敵意と憎悪があった 庇護欲を掻き立てられるか 『理屈抜きの悪意』というのは存在するん
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オードリー・ヘプバーンを意識してみたの 由比若宮?うん八幡様の元の神社 孤立と孤独は別のものだ。あの人は孤独を好んではいるけれど、孤立しているわけじゃないからね。 あたしに「叔母さん」になる未来が来るなんて思ってもみなかった 茶畑駅 緩和ケア病棟 とまとちゃんつぶし りんごちゃんすりすり 真夏に新巻ジャケ 氷頭なます 家族の絆って言葉が嫌いだっておばちゃんよく言ってた ちっちゃい手の妹と ひぐらし鳴きだした 蟬時雨 人の精神状態って月齢に影響されることが多いって 言葉は時に思わぬ力を持つ。時には怒りや不安を予感させ、ある時は月のように闇を照らす光になる。 甘縄神明宮 鶴岡八幡宮 2010年、強
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すげーなノンストップ妄想特急 由比ヶ浜 コロッケパン 極楽寺駅 老婆の心と書いて老婆心 根掘り葉掘り 小笠原の海 ロナウジーニョ ジーコ 何より傲慢にならずにすみます 胸に痼り 乳腺外来 良性だった 経過観察中 相変わらず分かり易くて宜しい 梅雨明け宣言 ある意味社会の縮図? 女子的格付け 水は低いところに流れるってアレ! ネパールは米文化圏だからね 亡くなったシェルパの遺族に挨拶して見舞金渡すだけだよ 鶴が遥かな空を渡っていく氷と風の8千mの世界へ ルクラ エベレスト街道 きよみず清水寺 口を挟む余地なし 祇園 舞妓はん 完ムシだし 嵐山 鴨川に沈めるからね 自然葬 月命日 海猫食堂 外回り
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(01)
およそ4人の女子高(*02)の高校生それぞれの,4章からなる物語で,家庭と社会の間にある学校,そして友人や恋人の関係が描かれる.ゆえに描かれる時間は,ある寸前でもある.
重要な演劇の寸前でもあるし,それは高校2年生から3年生へと,開き,散り,実る寸前でもある.主要な人物たちには,高校生なりのそれぞれの時間間隔がある.小学生という過去の自分,姉や年上の彼に重ねられる未来の自分,作品の中では短い時を取り上げているようでいて,過去や未来を含んだより長い時間,やや言い過ぎであるかもしれないが,永遠という無時間の中で,自分の時間が相対化されており,その引きの感覚が,作品に情動を与えている.