フライのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ラスボス日南との戦い第一ラウンドといったところかな。ラスボスだけあってさすがに勝利とはならず。原因と結果を重視する日南には文也の言葉は届かず、アタファミでも敗北。
どんなことでも全肯定してくれる家庭は、一見自己肯定感は保たれるし理想には見えるだろうけど、流石に妹の渚の死でさえも仕方のないこととして肯定されたことで、葵の価値観は総崩れ。そこから執念のパーフェクトヒロイン物語が始まってしまう。確かに何が正しいのかの明確な答えはないよな。
選挙の時をモチーフにした物語や、聞いた情報を頼りに日南家の秘密を暴いたことから、菊池さんの文章表現能力や物事の本質を見抜く力には驚かされるばかり。 -
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Posted by ブクログ
ラノベ書評
読書レベル 初級
ボリューム 307頁
ストーリー ★★★★★★!
読みやすさ ★★★★★
ハマリ度 ★★★★★★!
世界観 ★★★★★
知識・教養 ★★★★
読後の余韻 ★★★★★★!
一言感想:ラノベ好きな方、ラノベを読んだ事がない方、ちょっと息抜きしたい方、数学が好きな方、SF好きな方、ラブコメ好きな方にオススメの作品です。
私自身、これまでラノベは食わず嫌いで読んできませんでしたが、本作品は『第12回講談社ラノベ文庫新人賞<優秀賞>を受賞』し、『YouTuberヨビノリたくみさん激推し』と言う事で、気楽な気持ちで手に取ってみました…が!!!事件が起きました。とにかく -
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Posted by ブクログ
作者の数学への愛が伝わってくる美しい作品。
数学が苦手な関数馬が、高木環との偶然の出会いを通じ、自身の将来を定めてゆく青春モノ。
数馬が徐々に数学への情熱を持つ様が魅力的であると共に、有理や圏との不思議な距離感のラブコメも楽しめる一作でした。
一般的に、青春系の話はスポーツやイベントが題材として扱われることが多いと思うけれども、数学をこれらの題材と同等に扱って作品を仕上げている点がとても新鮮に感じました。
なお、昔々受験数学に実際に触れていたので、色々わかりみな点が多く、個人的により一層楽しめました。いや、懐かしい。
あと、本文中に言及はなかったけど、主要登場人物の名前は、著名な数学者の名字+ -
購入済み
面白かった
数学は全く分からなくても面白く読める。
展開が早くてサクサク読めるのがいいところでもあるけど、もう少し寄り道というか、登場人物同士の絡みが読みたかったという物足りない感はある。
それでも最後まで読んでスッキリと面白い作品で良かった。 -
ネタバレ 購入済み
悲しい
終わっちゃった悲しみもあるけれど前を向いて歩いていく強さもかんじました。
4巻と巻数は少なめですが満足感ある内容で読んでよかった作品です。彼女たちの今後も気になるのでアナザーストーリーとかあれば読んでみたいです。ありがとうございました。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ前巻の衝撃から一年が経った今巻。
日南は自分の根幹とも言える部分を言い当てられたことで友崎を避ける。しかし日南の誕生日で本音を聞きたい友崎。
9巻がヘヴィだったので覚悟して10巻を読んだけど、基本的に屋久先生が楽しそうに書いていた印象だった。誕生日のプレゼント決めから、旅行に行く流れは本当に楽しそう。友崎や水沢、日南に菊池さんと、色々な思惑が渦巻いているけど「日南に喜んでもらいたい」というひとつの目的をもとにみんなが結束していてアツい。日南にとってその交流は「形式」かもしれないが、それが今後の日南自身を助けてくれるといいなと思った。
日南の家族の話はなかなかに重たい。あのラストは読者にとっては -
購入済み
ひとくぎり(前編)?
個人的には前巻までの流れが右肩下がりだったのであまり期待していなかったのですが、今巻はヤマ場的なストーリーで続きが気になります。
ただ誤字(誤用)が多少気になったのが残念でした。昼の十九時ってなんやねん。