あらすじ
【『安達としまむら』著者がおくるガールズストーリー、第2幕】
水池さん。突然部屋に転がり込んできて、無口だけどやたら顔だけはよくて……そして、恐らくは私の初恋相手になった人。
彼女はお金で買われていた。
目の前で怪しい和服の女とキスをしていた。
思考する間もなく、チキと名乗るその女は告げてくる。
「じゃあ三人でホテル行く? 女子会しましょう」
私が?
水池さんと、彼女と付き合っている女と?
…………地獄か?
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Posted by ブクログ
1巻の水池海の「で、その正しさはあたしに何をくれるん?なんもくれんのなら、あたしは間違ってる方に行くわ」ってセリフに対して、2巻の星高空の「善意じゃない。良心じゃない。前向きじゃない。でもそれを的確に言ってくれるなら、もう、それ以上の善意なんてあるのだろうか?心地よさが本物なら、それは答えにならないのだろうか?」での答え合わせがめちゃくちゃすき。
彼女たちに必要なのは「正しさ」ではなく、善意ではないものだとしても「優しさ」「愛情」なんだろうな。
そこから地平潮をファンタジーと結論づけて水池海は正しいと評価する"答え合わせ"の私の初恋相手がキスしてた2巻が狂わしいほど好き。
ずっと頭がよくなりたいと教科書を眺めていた水池海の気持ちが3巻になって分かるかもしれない。となっているのがものすごく好き。