フライのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ前巻終盤で日南が行った裁きを契機として日南の内面に踏み込む内容になるかと思いきやそうはならなかったのは少し意外だった。
やはり日南はいずれラスボスになるから、今の段階ではその内面には踏み込む描写はしないということだろうか?
日南からの新しい課題としてこれまで関わった少女達の誰と付き合いたいかを決めることになった友崎。当初から二年生が終わるまでに誰かと付き合うと中目標で定められていたわけだから、そろそろ決めなきゃいけない時期か
しかし、友崎はその場で決められず代わりにもっと難しい課題を出されることに。正直、Instagramを撮るために試行錯誤して空回りする友崎の様子には過去のアレな記憶が疼いてしまう程に痛々しいものがあったよ……
文化祭実行委員としてクラスの意見を纏めつつも自分の意見を通すことになった友崎。そういや日南の指導で様々な場数を踏んできた友崎だけど、一対一やグループに対してではなく多数に向けて話すのって初めてか。
しかし、これまでに学んできた姿勢や口調のスキルを駆使して難なくクリア。むしろその意見交換の中に漫画喫茶をしたい、オリジナル脚本の演劇をしたい、それどころかその脚本には風香の書いた小説を採用したいという自分の意見を混ぜ込んだのは流石と言いたくなる。
又、風香が私的に書いた小説を演劇の脚本に採用するなんて案は、以前のクラスと関わる姿勢が消極的だった風香であれば断った筈の提案。その風香が友崎の提案を受け入れたのは、5巻でチーム友崎の一人としてたま支援に参加したことや、変わり続ける友崎を目の前にしたこと、何よりも友崎の提案だったから受け入れたのだろうね
あの図書室の妖精のようだった風香が友崎の影響で変化したことが伝わってくる良いシーンだった
途中では水沢に連れられて女子校の文化祭に赴きナンパするシーンも。友崎にあそこまで丁寧に優しくナンパ指南してくれる水沢ってどれだけ優しいんだ。ていうか諸々の発言も格好良すぎだ。
友崎は普段日南にリア充指導を受けているわけだけど、日南は学友などの前では友崎との絡みは最低限になってしまうし、そもそも男女の違いも有る。日南が男子である友崎に教えられることにはそもそも限界が有った。
それをこのような形でフォローされるとはちょっと予想外の展開。もしかして今後も今回のように水沢によって指南を受ける展開もあるのだろうか?
6巻でも5巻に引き続き友崎の成長を感じられる場面が幾つも有った。しかし、成長した分だけ目立ってしまったのがふとした瞬間に見えてくる弱キャラとしての素の部分。この巻の終盤ではそれが友崎の改善しなければならない点として突き付けられる
この弱キャラとして根底に有った感覚は風香やみみみとの仲が進展するもっと早い段階で修正されていなければならなかった点。けれど、その心の奥底に染み付いた無能感は奥底に有ったために日南だけでなく友崎自身も気付くのが遅れたもの。それは一朝一夕で治るものではない。しかし、それを無視していては友崎は何度だって風香やみみみに対して誠実になれない
水沢の鋭い指摘で自分の弱さと向き合うことになった友崎。次巻は遂に友崎が弱キャラを脱する時か? -
Posted by ブクログ
ネタバレ友崎の成長、そして努力の意味がこのような形で示されるとは。
虐めの対象となってしまった花火を守るために、花火と二人で作戦会議を始めた友崎。当たり前だけど、花火は多少人間関係は上手くいってなくても友崎ほど対人スキルが酷いというわけでもない。だから二人だけの作戦会議が早々に暗礁に乗り上げるのは仕方ない
そこに元々花火を守るために行動するみみみ、水沢、竹井、更に風香も加わってまさしくチーム友崎と呼ぶべき集団になっていき、友崎だけでは見つけられなかった花火の改善点も水沢と協議する中で見出され、竹井や風香との会話練習によって会話スキルがブラッシュアップされる。
友崎がリア充になるために培ってきた技術が花火にも教えられ、友崎の行動によって生まれた繋がりが花火を助けるための力となっていく流れは見ていて胸が熱くなるようなものだった。本当にこのチーム友崎は数々の課題をクリアすることによって成長した友崎が居なかったら成立しない集団だよなぁ。
チーム友崎が出来たことは花火だけでなく、友崎にとってもプラスに動いているのが印象的。友崎の人間関係がより明確になっていくだけでなく、一線を越えた紺野に対して第1巻の時のように啖呵を切ろうとしてしまった友崎を水沢が静かに止めたのは良い描写だった。そうだよね、あの啖呵は友崎がまだまだキモキャラとして認識されていたから成立した技で、ある程度人間関係を動かせる今の立場で啖呵を軽々と切ってしまうのは宜しくないよね
又、友崎の恋愛関係がようやく動き出しそうでワクワクしている自分が居る。水沢と風香を会わせた事でふわふわしてしまい、友崎の格好良さを知っているよとみみみから伝えられ、そして最後には水沢から日南をどう思っているのかと問われる
そろそろ次巻ではその辺りが動き出しそうな予感
一方、花火への虐めが始まってからおかしな調子になってしまった日南。「花火が変わったら、なにも意味がない」とか「私は、変わってほしくないって、思う」など花火の気持ちよりも他の何かを優先するかのような言葉は本当に日南らしくないものだった。5巻ではチーム友崎があまりにも上手く改善策を見出していくからこのまま日南はポンコツのまま終わってしまうのかと思いきや……
まさかの魔王降臨のクライマックスには怖気が走ったぞ。それまでに密かに積み上げられた布石、さりげない発言、仕草によってあっという間に「空気」をひっくり返し紺野へ致命的な悪意のナイフを突きつけた日南の手腕には驚かされる。特に一度友崎に注意されたのに、それでも尚ナイフを突きつけた日南の悪意には背筋が凍りそうだった。
だからこそ、その悪意によって「空気」が確定した空間をお茶目な言葉も添えて一喝した花火の胆力には感動のような驚きの気持ちを抱いてしまった。花火の成長はこの時のためだったのかと。
第5巻は終盤へ向けての展開があまりに美しすぎて本当に感動できる内容だった
問題が一段落し、日南の恐ろしさが改めて提示された5巻。次の巻では日南が抱えている事情に切り込んでいく内容になるのだろうか? -
Posted by ブクログ
ネタバレそもそもリア充とは、「人生」を楽しむとは何なのか?という点が問い直された巻だったように思う
既に充分リア充な水沢がまだまだリア充にはなれていない友崎を羨むような描写が度々登場する。そんな水沢の中に有ったのは自分は本気になっていない、一歩引いた視点に居て上手く回るようにこなしているという感覚。
だからバカみたいに、それでいて様々な事に楽しそうに取り組む中村や泉、友崎を羨んでしまう。そういった彼らにキャンプの中で接し、更に自分が本音を話しても仮面を被り続ける日南を前にして水沢も無理だと判っていてるのにバカみたいに告白してしまう
そのように「自分のしたいことに向き合って、本気でなにかした」水沢の心はとても充実しているように思えた。
この流れから「人生」を上手く攻略できている人が「人生」を楽しめているのではなく、「自分のしたいことをしている人」が「人生」を楽しめているのではないかという視点が登場したことは驚きの展開だった
そもそも第2巻から少しずつ感るようになり、更に第3巻でより強く感じるようになった点が有る。それは友崎が水沢や中村と上手い感じに会話できるようになればなるほど、友崎が無理をしているとか、実力以上のトークスキルを機械的に出しているのでは?という印象。
それでも日南に従って課題をこなし続けるなら、その内友崎が無理をしているなんて思わなくなるだろうと思っていたのだけど……。
現時点で最も友崎との関係性が上手くいっているのは風香。そんな風香から喋りづらい時があると告げられた友崎。そんな事を言われたら「人生」を攻略すべく日々研鑽している友崎としては日南が指摘した自身のスキル不足という理由を受け入れるのは当たり前。
でも、よくよく思い出せばこれまでも日南は風香の行動を読み間違えるような場面が幾つかあったし、友崎の人間性の全てを把握している訳ではない。だから日南が考える喋りづらい原因が間違っている可能性なんて元々幾らでもあった
「スキルで話している」時よりも「自分のしたい話をしている」時の方が話しやすいかもしれない。これを友崎が認めてしまえば、必然的に「スキルで話している」日南を否定することになってしまう
そこからの展開は何もかもが凄まじい。日南が友崎を突き放すのが驚愕の展開だし、一度沈んでしまった友崎を風香が引き上げてくれる流れがあまりに美しすぎて何と表現して良いのか判らなかった
そして前の巻で気になった日南が友崎に全く勝てない現状をどのように捉えているのだろうと気になっていた点を、このように逆転の一手として使っているとは思わなかった!
どれだけ努力しても「アタファミ」において日南は友崎に届かない。ならそこには理由があるはず。その理由を「本当にしたいこと」をしているからという展開に持っていく構成には本当に驚いてしまうと共に何故か納得できてしまった
期せずして友崎が一方的に教えられる関係から、相手に足りないもの互いにを教え合う対等な関係になった友崎と日南。次の巻から一体何が始まるのか全く予想できなくて、とてもワクワクした気分になってしまう終わり方だった -
購入済み
楽しめます
citrusが読みたくて購買したけど 他の作品も読めて百合に興味が湧きました。 綺麗な画やら可愛らしいのやら キュンとする内容など‥ 楽しめました!次回も楽しみ😊
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Posted by ブクログ
日本一のゲーマーにして非リア充の男子高校生が、日本二位のゲーマーにしてスーパーリア充の女子高校生からリア充になるための指南を受ける話の第三弾。
今回はリア充および青春の代名詞的イベントである泊りがけBBQがメインになる話で。
そこでの目的は友崎くんが「男友達を作る」ことにあるのですが……よくよく考えなくても順番が逆のような。ガールフレンドの前に男友達ですよね普通。まあ、男性向けラノベですし、その辺はお察しですか。
にしても、友崎くんは自分も他人も誠実に当ろうとする姿勢に好感が持てますね。変に誤魔化そうとしないところがいいです。
この巻で完結といってもいいような終わり方でしたが、できれば続きが読みたいところです。菊池さんが泣くような展開にさえならなければ、ですが。 -
ネタバレ 購入済み
オタリアとは違いました。
1巻から3巻までを読んだ感想です。私もいけていない男子がリア充になるために・・・という意味ではオタリアに最初にているかと思いましたが、オタリアがオタクが考えたリア充、そしてチーレム無双のラブコメと考えるとこちらの方が骨太な話だと思います。決してオタリアの方が劣っているわけではなく、エンターテイメントとしてライトでそして面白いのですが、表面的なところが多いのに対し、人生そんなに棚ぼたなんてないよね(笑)という話になっていると思います。主人公とヒロインの人生奮闘記ここから始まりです。
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ネタバレ 購入済み
ヒューバート一家のたちの悪さ!浮気もいびりも。
にしても、キスだけで子どもができると思っていたり、主人公があまりにも無知すぎて貧乏貴族だとしてもあんまりでは?w
ラクスはかわいい!! -
ネタバレ 購入済み
受け入れがたい現実を、タイムリープによる過去改編で覆す物語。
端的に言ってしまえばそれまでなれど、代償としての深い傷を負う者も表面上おらず、夏休みのお盆の時期、4年分の遡行があったとしても表現されるのは花火大会に纏わる部分を中心に…、読後に清涼感のある作品でした。