フライのレビュー一覧
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きつい
原作だとみみみ推しなので、ありがたいですが、やっぱりみみみはきつそう。運動や勉強など、日南には一歩届かない。届きそうで届かない。
実力に大きな差があれば諦めがついても、少しの差なら諦めがつかない。
しかも性格もいい(ようにみせている)。
そんな関係はキツイ -
Posted by ブクログ
上下2冊完結。
クロアと«貪食の君»の一人称語りが交互に切り替わって話が進む形態が、クロアの中のリリアンが語り、«貪食の君»=ガファルであるが三百年前のガファルの過去語りを、クロア≠リリアンは夢として共有して語り、同じことを«貪食の君»∩ガファルもして語るようになる。世界の説明はほぼしないで進む。よくワカラナイ世界での過去と現在と他者と他者の認識がシームレスに混じり合うラブロマンス。読解力と想像力が高ければより楽しめるでしょう。ダラダラ読んでも見た目12歳中身17歳のクロアちゃんとの合法ロリシーンを楽しめば良いと思う、フライさんの絵だし。«天子»との第2戦でのクロアの撤退戦は痺れた。そして本作 -
無料版購入済み
まだなんとも…
取りあえず、絵は抜群にキレイ。
女性キャラのかわいさは人気作に匹敵するレベル。
一方、展開はちょっと意味不明。
言葉の掛け合いがウリの1つなんだろうけど、それもちょっとズレている感もする。
設定も、やや読者を置いてきぼりにしている感。
系としては、「五等分の花嫁」のような「真に自分を好きでいてくれる人を探し当てる」という感じなんだろうか?
この先、どう展開していくのか全く読めないけど、ちょっと危険(つまり、「絵はキレイなんだけどなあ…」的な)なにおいのする作品。 -
Posted by ブクログ
「流行の余命要素」というおすすめコメントを見て、正直、命を軽々しく扱うお話だったら嫌だなぁ…と懸念しながら読み始めた。
けれど、これは健康な野球少年が、誰かのために頑張ることで失敗を乗り越える物語だった。そして、その原動力となるのは、病弱な栞里という少女。彼女は病気で寝たきりの状態になっており、一時は両親でさえ、延命治療を諦めかけていた。
でも、そんな一見何もできない彼女でも、1人の少年に、挫折を乗り越えて前進するための力を与えられるのだ、ということを、この物語は教えてくれる。
人間はたった1人で生きているわけではないし、たった一度の失敗で全てを失うわけではない。
誰にだって、誰かを助ける力は -
Posted by ブクログ
青春恋愛小説タイムスリップもの。
過去を変えたい瑞希。
池田先生がグッジョブ。
先生は一度タイムスリップを経験していて、
過去を変えることは代償が大きいと警告した。
先生の彼女は世界に羽ばたき、先生は不幸になったという。
危険。そう思う。過去は変えたらいかん。
それを心配しながら読んだが、、、。
プールに飛び込む。→過去に行ける。
同級生の夏帆のことが好きな瑞希は、
毎年、兄の千尋と3人で花火へ行くことにモヤモヤしていた。
兄の死により、母親が悲しみから逃れるため、瑞希のことをいつも千尋と呼ぶ。
そのことにもモヤモヤしていた。
喜怒哀楽がハッキリしている主人公に共感。
応援したくなる。
野球部 -
Posted by ブクログ
ネタバレ大学生になって帰る郷里。
過去の後悔を抱えたまま戻った郷里で、早瀬瑞希は幼馴染の夏帆、大好きだった兄を守るために過去に遡る。
タイムリープ、タイムトラベル物を何冊も読んでいる人には、舞台設定や過去に戻りたい理由など、どこかで見た(読んだ)ような既視感があって少し物足りなく感じるかもしれません。
それでもアイスキャンディの当たり棒、プールに映える花火の光、池田先生との妙な味のある会話など、読んでいると物語の端々に浮かぶ景色の美しさに気持ちよくなってしまいます。
そして、先生として接する海斗との会話の描き方などはニヤニヤとしてしまいます。素敵な作品でした。 -
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フライ先生サイコー
フライ先生のイラストに騙されて読み始めたら、ちょっとだけ不思議な世界のラブコメ?でした。多少人生訓的な側面(自分から踏み出していかないと新しい世界は開けない)も強いのですが、3回来るモテ期、とか、モテ期は無敵みたいなところに、ちょっとつまらなさを感じてしまいました。恋の駆け引き的な部分や一人で空回りして悶々とするようなところが、その設定のため省略されてしまったような感じがします。
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Posted by ブクログ
ネタバレ禁断×百合というお題は、さすが。
カバーイラストが絵柄・構図ともにすばらしいフライさん。
私はタカハシマコ目当てに読んだが、たった8ページでガックリ。
引き換えに、いけだたかしの「Slit」における「ほとんど関わらない百合の思い」がすんばらしかった。
「女の子って何でできてる? お砂糖やスパイスや」というマザーグースを導入して。(確か萩尾望都だか誰だかも)
たった数ページでその後数年を想像させる、いや凄い。
写真を見て泣く姿を写真に収めるという、枠の多層性と美しさよ。
検索したら、長らく気になっていた「ささめきこと」の作者だ! これは背中を推してくれるアンソロジーになったか。